麻里邑圭人
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- 自己紹介 ミステリ初心者。非実在探偵小説研究会所属。 【好きな作家】飛鳥部勝則/梶龍雄/殊能将之/早坂吝/麻耶雄嵩 【好きな作品】「カルロッツァの翼」「殉教カテリナ車輪」「竹馬男の犯罪」「翼ある闇」「魍魎の匣」 【好きな映画】「キルビルVol.1」「サスペリア」「サンタ・サングレ/聖なる血」「ダークナイト」「リベリオン」
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» 2020年02月17日
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2020年02月17日(月)
加藤元浩「Q.E.D.iff」15巻読了。遺産相続で揉める雷明家で発見された山伏姿の逆さ吊り死体と奇妙な記号が書かれたメモ「その世界」、近未来の日本である日、AIが搭載されたロボットが暴走し新人弁護士の許にAI関係の依頼が殺到する事態に‥‥「人がまだ見ることができない」の二編を収録。
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posted at 10:22:33
「その世界」はミステリでは定番の遺産相続物。次々と起こる不可能犯罪にこの作者らしい数学ネタを絡めており、漫画ならではの視覚効果抜群のトリックもさることながら犯人の計画の盲点をついたシンプルなロジックが巧く決まっている。
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posted at 10:22:46
一方「人がまだ見ることができない」は「鉱区A-11」(「C.M.B.」37巻)でも扱ったロボット三原則ネタを「溺れる鳥」(「Q.E.D.iff」11巻)の世界観を使ってやってみただけでなく、この作者ならではのアプローチで某国内SF作品のテーマと繋げてみせた点が素晴らしい。哀愁感溢れる結末も○。
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posted at 10:23:01
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