麻里邑圭人
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- 現在地 涅槃
- 自己紹介 ミステリ初心者。非実在探偵小説研究会所属。 【好きな作家】飛鳥部勝則/梶龍雄/殊能将之/早坂吝/麻耶雄嵩 【好きな作品】「カルロッツァの翼」「殉教カテリナ車輪」「竹馬男の犯罪」「翼ある闇」「魍魎の匣」 【好きな映画】「キルビルVol.1」「サスペリア」「サンタ・サングレ/聖なる血」「ダークナイト」「リベリオン」
2020年09月07日(月)
一応そこから救いのある謎解きが用意されてはいるものの、その後に前作にもあった物語を更に掘り下げる裏分析のコーナーで明かされるもう一つの隠された事実を知るとやはり何とも言えない気持ちになることだろう。本作は前作以上に緻密なロジックと裏の裏まで考え抜かれた構成が堪能できる傑作である。
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posted at 18:04:33
そしてそれ以上に読者に衝撃を与えるのが予想外のところからくるある事実であり、それと前述した真相をあえて絡ませた作者のどす黒い計算には正直脱帽と言わざるを得ない。
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posted at 18:04:11
しかしながら本作の白眉は何と言っても三編目の「みかんじゃダメなの」であり、タイトルにもなっている謎めいた質問とロジックの積み重ねによって明らかになる真相がそれまでのとぼけたやり取りからの落差と相俟って実に強烈。
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posted at 18:03:48
分析部部長・赤村崎葵子が日常の謎をロジックでこねくりまわす連作ミステリシリーズの二作目。タイトル通りの赤村崎葵子が展開するよくできたデタラメ推理と真の探偵役による謎解きの二重構造は前作を踏襲しつつも、前半二話を読めばロジックの切れが前作以上であることが窺えるだろう。
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posted at 18:02:52
十階堂一系「赤村崎葵子の分析はデタラメ 続」再読了。メイド服とすり替えられたユニフォーム、消えた迷子の少女、見舞いで立ち寄った病院で持ちかけられる奇妙な勝負……日常の中で起きたあらゆる事象を分析部部長・赤村崎葵子が勝手に分析し、驚愕と脱力の結論を導き出す全四話構成の連作ミステリ。
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posted at 18:01:42