麻里邑圭人
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- 自己紹介 ミステリ初心者。非実在探偵小説研究会所属。 【好きな作家】飛鳥部勝則/梶龍雄/殊能将之/早坂吝/麻耶雄嵩 【好きな作品】「カルロッツァの翼」「殉教カテリナ車輪」「竹馬男の犯罪」「翼ある闇」「魍魎の匣」 【好きな映画】「キルビルVol.1」「サスペリア」「サンタ・サングレ/聖なる血」「ダークナイト」「リベリオン」
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» 2021年08月12日
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2021年08月12日(木)
細音啓「神は遊戯に飢えている。2」読了。元神レーシェに指名された少年フェイは勢いのまま「神々の遊び」を連続攻略し一躍世界最注目の存在となるが、そんな彼の前に一方的にフェイをライバル視する黒衣の男ダークスが登場。フェイたちは親善試合の場を借りた高度な心理戦に巻き込まれることに――。
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posted at 21:51:01
神々が考案した様々なゲームに挑むファンタジー頭脳戦シリーズの二作目。前作はルール当てという異色の趣向だったのに対し、今回収録されている二つのゲームでは一転して、至って正統派な頭脳戦が展開されることとなる(といっても一部ルールが不明なところもあるが)。
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posted at 21:51:16
もっとも二つのゲームのうち前半の親善試合で行われる双六+カードゲームといった趣の「Mind Arena」は肝心のカードの内容が後出しだったりとフェアな頭脳戦としてみるとイマイチな部分もあるが、続く後半の「太陽争奪リレー」ではその不満を帳消しにする駆け引きが楽しめるようになっている。
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posted at 21:51:32
神側が仕掛けるトリックもさることながら特に秀逸なのは味方すらもペテンにかけるフェイの策であり、そこに隠された意図が明かされる終盤ではミステリの謎解きに近いカタルシスが味わえる。更に今回はラストの引きも申し分なく、1巻の時よりも確実に面白くなっている手応えを感じさせてくれるだろう。
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posted at 22:14:11
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