麻里邑圭人
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- 現在地 涅槃
- 自己紹介 ミステリ初心者。非実在探偵小説研究会所属。 【好きな作家】飛鳥部勝則/梶龍雄/殊能将之/早坂吝/麻耶雄嵩 【好きな作品】「カルロッツァの翼」「殉教カテリナ車輪」「竹馬男の犯罪」「翼ある闇」「魍魎の匣」 【好きな映画】「キルビルVol.1」「サスペリア」「サンタ・サングレ/聖なる血」「ダークナイト」「リベリオン」
2021年09月20日(月)
「ゾンビーバー」観了。タイトル通りゾンビ化したビーバーに襲われる話。手作り感溢れるゾンビーバーが微笑ましい一方でただゾンビ化しただけではなくちゃんとビーバーの特性を活かしているのは○。但し噛まれた人間までゾンビーバー化するのはさすがにやり過ぎな気がしないでもない(あとオチが酷い)
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posted at 23:12:57
二作とも甲乙つけがたい秀作ながら、個人的には特に限られた人間のみ読むことができた「魔術師」が今回ようやく本という形に纏まり、より多くの人の目に留まる機会が与えられたことを素直に喜びたい。
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posted at 19:05:33
一方「魔術師」は神秘学に彩られた孤島の館で起こる連続怪死事件の顛末を回想で振り返る構成となっており、絢爛豪華な事件の展開もさることながらその構成が後にあるミスディレクションとして活きてくる点がいい。加えてタイトルに象徴される事件の真相とある人物の思惑を絡めた寓話的ラストも○。
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posted at 19:05:11
「模像殺人事件」は失踪していた長男を名乗る二人の包帯男の出現という横溝的導入部+クローズド・サークルで殺人事件が起こるいかにもな展開の中に巧妙に隠されたホワットダニットが秀逸である意味現代的とも言える歪な構図と一度終わった事件を見直すきっかけとなる兄妹の逸話の幕引きが実に印象的。
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posted at 19:04:48
作者が2016年にネット上で公開していた長編「魔術師」と2004年に東京創元社より刊行された長編「模像殺人事件」の二作を収録。長編二作に共通して言えるのは古典的探偵小説の設定を使って人工的かつ意外な構図を作り上げている点であり、そこに作者のミステリセンスを見て取ることができる。
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posted at 19:03:16
佐々木俊介「魔術師・模像殺人事件」再読了。神秘学に傾倒する伝説的実業家の住む洋館で独自の英才教育を受けて育った四人の子供達が次々と変死を遂げていく「魔術師」、山奥で暮らす一族の屋敷に失踪していた長男を名乗る二人の包帯男が現れたのを機に起こる殺人事件「模像殺人事件」の長編二編収録。
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posted at 19:02:47