麻里邑圭人
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- 現在地 涅槃
- 自己紹介 ミステリ初心者。非実在探偵小説研究会所属。 【好きな作家】飛鳥部勝則/梶龍雄/殊能将之/早坂吝/麻耶雄嵩 【好きな作品】「カルロッツァの翼」「殉教カテリナ車輪」「竹馬男の犯罪」「翼ある闇」「魍魎の匣」 【好きな映画】「キルビルVol.1」「サスペリア」「サンタ・サングレ/聖なる血」「ダークナイト」「リベリオン」
2021年09月22日(水)
それぞれの書き手の持ち味が活かされた独立したホラーミステリとしても楽しめるが、やはりここはリレー小説として怪談の連鎖が一体どんな結末を迎えるか、是非その目で確かめてほしいと思う。
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posted at 20:08:01
その他トリを飾る陳浩基「魯魚亥豕」はこの作者らしからぬラブコメ展開に戸惑う人もいるかもしれないが(なぜそうなったかはあとがきを読んで納得)さりげなく盛り込まれた伝奇要素を活かしたミステリ的仕掛けとリレー小説の集大成とも言うべき大団円が何とも心地いい。
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posted at 20:07:44
次点は三話目の夜透紫「呪網の肴」で、衆人環視の毒殺事件という収録作中最もミステリ色の強い内容もさることながら、異色の「毒」だからこその盲点をついたトリックとインフルエンサーという設定を巧みに活かした悪意と怪談風幕引きが○。
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posted at 20:07:23
ベストは四話目の瀟湘神「鰐の夢」で、作中の娼婦の謎めいたエピソードも魅力的だが、何よりも冒頭の三津田信三の短編を踏襲した実話怪談風語りをやることがミステリ的仕掛けの絶妙なミスディレクションとなっている点が秀逸(後にあとがきで作者が某作を挙げているのを見て大いに納得した次第)。
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posted at 20:07:08
ホラーミステリの書き手として知られる三津田信三の短編を基に香港・台湾のホラー&ミステリ作家四人(薛西斯、夜透紫、瀟湘神、陳浩基)が競演したリレー怪談小説。タイトル通りリレー小説ならではの怪談の連鎖が齎す面白さは勿論、全編に盛り込まれた何らかのミステリ的仕掛けも見所になっている。
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posted at 20:06:49
三津田信三他「おはしさま 連鎖する怪談」読了。夢の中で一人ずつ死んでいく小学生。珊瑚の箸に宿る霊神。都市伝説に殺された動画配信者。壮絶な過去を告白する娼婦。決して離れない異形の怪物――恐怖小説の匠・三津田信三が描いた箸(おはしさま)の怪異が海を超え伝染しやがて驚愕の真相に辿り着く。
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posted at 20:06:26