麻里邑圭人
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- 現在地 涅槃
- 自己紹介 ミステリ初心者。非実在探偵小説研究会所属。 【好きな作家】飛鳥部勝則/梶龍雄/殊能将之/早坂吝/麻耶雄嵩 【好きな作品】「カルロッツァの翼」「殉教カテリナ車輪」「竹馬男の犯罪」「翼ある闇」「魍魎の匣」 【好きな映画】「キルビルVol.1」「サスペリア」「サンタ・サングレ/聖なる血」「ダークナイト」「リベリオン」
2022年02月25日(金)
加えて今回は主人公のアクトが前作以上に主人公らしい活躍を見せてくれる点も○で、やや終盤の展開にくどさを感じる部分もあるが、前作よりもパワーアップしたエンタメとしての裁判が楽しい良作である。
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posted at 21:14:14
その一方で前作では物足りなかったミステリ要素にもテコ入れがされており、特にビル倒壊事件に纏わるハウダニット――特殊設定を活かした人を人とも思わないトリックはミステリ読みにも充分アピールできるだろう。
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posted at 21:12:22
日本の法律でファンタジー世界で起きた事件を裁く異世界最高裁判所ファンタジーシリーズの二作目。前作が統一性のない複数の事件を扱っていたのに対し本作では一貫して一つの事件を描いており、更に前作にはいなかった分かりやすい悪役を登場させることでよりエンタメ度が上がっているのがまず好印象。
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posted at 21:11:53
紅玉ふくろう「チヨダク王国ジャッジメント2 姉と俺とで異世界最高裁判所」読了。チヨダク王国の裁判官になったツカサとその補佐官になったアクトが今回担当したのは王女エクスタシアがかつて召喚したビルの倒壊事件。被害を受けた『教会』の神官長が王女の責任を追及するがその裏にはある陰謀が――。
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posted at 21:11:39
一方「画廊島の殺人―前篇―」は前篇らしくまだ第一の殺人しか起こっていないもののその真相は「人食い観覧車の園」に比べたらまだマシと言える(とはいえ犯人が○○○なのは拍子抜けではあるが)。一応壊滅的だった前作よりは微々たる差ではあるが良くなってはきているので引き続き次巻に期待したい。
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posted at 02:01:00
今回収録されている二つの事件のうち「人食い観覧車の園」は誰もが真っ先に思い付くであろう最もつまらない真相を何の捻りもなく提示してしまっただけでなく、作者がミスディレクションで盛り込んだと思われるもう一つの仕掛けがそもそも仕掛けとして全く成立していないのは大問題。
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posted at 02:00:35
殺されても生き返る高校生探偵・追月朔也が事件の謎を解くシリーズの二作目。本格ミステリーを名乗っているにも拘わらず前作が本格とすら言えない散々な出来だったのに対し本作はまだギリギリ本格と言えるかもしれないが、それでも出来としてはお世辞にも良いとは到底言い難い。
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posted at 01:59:51
てにをは「また殺されてしまったのですね、探偵様2」読了。殺されても生き返る能力を持つ高校生探偵・追月朔也が巻き込まれた二つの事件。観覧車が一周する十分間に十五の密室で起きた不可能犯罪「人食い観覧車の園」、セイレーン伝説の孤島で起こる凄惨な殺人事件「画廊島の殺人―前篇―」を収録。
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posted at 01:59:08