麻里邑圭人
- いいね数 9,797/10,375
- フォロー 1,028 フォロワー 1,647 ツイート 91,937
- 現在地 涅槃
- 自己紹介 ミステリ初心者。非実在探偵小説研究会所属。 【好きな作家】飛鳥部勝則/梶龍雄/殊能将之/早坂吝/麻耶雄嵩 【好きな作品】「カルロッツァの翼」「殉教カテリナ車輪」「竹馬男の犯罪」「翼ある闇」「魍魎の匣」 【好きな映画】「キルビルVol.1」「サスペリア」「サンタ・サングレ/聖なる血」「ダークナイト」「リベリオン」
2022年08月10日(水)
巧くミスディレクションしつつ最後にサプライズを用意する手腕から、かつて「失恋探偵ももせ」シリーズで見せていた作者のミステリセンスが窺えて嬉しくなると共に、全8巻にわたる不思議な三角関係恋物語にこれ以上ない綺麗な着地を見せてくれた作者に対し惜しみない拍手を送りたい。
タグ:
posted at 10:10:41
そして迎える選択の時――。ちなみに本作に対する唯一の不満は二重人格になった理由が結局最後まで具体的に明かされなかった点だが、これに関してはあくまで恋愛主軸で描きたかったというのもあるかもしれないが、それ以上に最後の選択のサプライズを成立させるためには致し方ないところだったのだろう。
タグ:
posted at 10:10:25
二重人格の少女と僕の恋愛模様を描いたシリーズの完結編。いよいよ始まった「秋玻」と「春珂」の人格統合へのカウントダウン。残り少ない時間の中、それでも何とか二人との触れ合いを大切にしつつ、どちらを選ぶべきか必死に考える主人公の健気さが胸を打つ。
タグ:
posted at 10:10:08
岬鷺宮「三角の距離は限りないゼロ8」読了。二重人格の終わり。それは「秋玻」と「春珂」、どちらかの人格の消滅を意味していた。いよいよ境界を失いつつある二人と僕は彼女のルーツを探る旅へと出る。その果てに明らかになる二重人格の真実とは? そして僕らが見つけた『答え』とは?
タグ:
posted at 10:09:30
そしてその賑やかな物語のいいアクセントとして機能しているのが様々な恋の鞘当てであり、それが更なる事件の火種になりそうな気配をひしひしと感じさせてくれる。また主人公であるモニカの人間としての成長が好ましい反面、逆にモニカの弱点となってくる点は何とも悩ましいものがある。
タグ:
posted at 02:02:41
気弱で臆病だけど最強の引きこもり天才魔女が正体を隠し王子に迫る悪を密かに裁く学園ファンタジーシリーズの四作目は学園祭編。本作について作者は「沢山の登場人物がワイワイしている、お祭り騒ぎみたいに賑やかなお話が好きです」と語っているが、本作はその言葉通りの内容に仕上がっている。
タグ:
posted at 02:02:18
依空まつり「サイレント・ウィッチIV 沈黙の魔女の隠しごと」読了。第二王子のお披露目のため強行された学園祭当日の朝、七賢人〈深淵の呪術師〉から学園に呪具が紛れ込んだと報せが舞い込む。殿下の護衛、呪具の回収、正体の秘匿――果たしてモニカは学園祭を無事に乗り切ることはできるのか?
タグ:
posted at 02:01:29