麻里邑圭人
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- 現在地 涅槃
- 自己紹介 ミステリ初心者。非実在探偵小説研究会所属。 【好きな作家】飛鳥部勝則/梶龍雄/殊能将之/早坂吝/麻耶雄嵩 【好きな作品】「カルロッツァの翼」「殉教カテリナ車輪」「竹馬男の犯罪」「翼ある闇」「魍魎の匣」 【好きな映画】「キルビルVol.1」「サスペリア」「サンタ・サングレ/聖なる血」「ダークナイト」「リベリオン」
2022年09月21日(水)
とはいえ本作のネタは前例があるものだし、「見えない精霊」に比べると謎の見せ方も巧くいっているとはお世辞にも言い難い。しかしながらタイトルが象徴する結末は作者がこれまで描いてきた風変わりな名探偵譚の一つとして味わい深い作品である。
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posted at 23:01:12
瀕死の名探偵とその相棒が逃げ込んだ古城の隠し部屋で伝説の魔物に襲われる長編ミステリ。前作「オレだけが名探偵を知っている」に引き続き本作もまた相当変な話だがカッパワン第1期20周年に合わせて書かれたためか、どことなく作者のデビュー作である「見えない精霊」を彷彿とさせるものがある。
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posted at 23:00:49
林泰広「魔物が書いた理屈っぽいラヴレター」読了。治療手段のない毒で意識を失った名探偵の君を連れて相棒の俺が数人と共に逃げ込んだのは不死身の魔物が召喚されたという古城の「空中牢獄」だった。その魔物が姿を現し次々に人が殺されていく中、俺は君の命を救うため必死のトリックを仕掛ける。
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posted at 22:58:11
もっとも最終的な真相に関しては途中で読める人もいるかもしれないが、それを差し引いても一体何を読まされているのか分からなくなる展開の連続は一度読んだら忘れられないインパクトがあるだろう。二百頁に満たない短い作品ながらその分作者のヤバさが凝縮された問題作である。
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posted at 22:54:03
しかしながらそんな有り得ない展開こそが石持浅海の真骨頂であり、更にそこから倫理観を置き去りにしてますます加速していくシュールなディスカッションには普通の読者であれば唖然呆然するところだが訓練された(?)石持ファンなら「待ってました!」と拍手喝采すること請け合いである。
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posted at 22:53:17
ツッコミ不可避なシュール過ぎるシチュエーションの長編ミステリ。まず殺人の現場を目撃した人間が多すぎだし(しかも全員目撃したのは別々の場所)その目撃した人間がなぜか全員犯人の殺害を計画し、あろうことか犯人がいる研修所にたまたま全員集結するという展開はもはやコントと言っていいだろう。
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posted at 22:52:36
石持浅海「高島太一を殺したい五人」読了。塾講師の高島太一が人を殺した。偶然その現場を目撃した五人の太一の同僚達はそれぞれの事情から警察には通報せず別々に太一を殺害することを計画。そして五人は太一が研修所で一人になるタイミングを狙って計画を実行に移すがそこでとんでもない事態が……。
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posted at 22:51:55