麻里邑圭人
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- 現在地 涅槃
- 自己紹介 ミステリ初心者。非実在探偵小説研究会所属。 【好きな作家】飛鳥部勝則/梶龍雄/殊能将之/早坂吝/麻耶雄嵩 【好きな作品】「カルロッツァの翼」「殉教カテリナ車輪」「竹馬男の犯罪」「翼ある闇」「魍魎の匣」 【好きな映画】「キルビルVol.1」「サスペリア」「サンタ・サングレ/聖なる血」「ダークナイト」「リベリオン」
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» 2022年09月23日
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2022年09月23日(金)
そういう意味では「『樽の木荘』の悲劇」や「ジェフ・マールの追想」も見逃せないがどちらにしろ本作で作者の作品は最後だと思うとやはり寂しさは否めない。これだけ不可能犯罪に拘った作家は昨今では貴重であり、だからこそ巻末の二階堂黎人による解説や帯の文句が読後に胸に沁みてくる作品集である。
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posted at 19:02:00
加えて作者ならではの豪快なトリックも見所で、個人的には「暗号名『マトリョーシュカ』」と「鉄路に消えた断頭吏」がお気に入り。またたとえトリックが微妙だったとしても前述したミステリマニアならではのサービス精神によって巧くフォローされた作品が幾つかあり、充実した読後感を味わえるのが○。
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posted at 19:01:44
2013年に急逝した作者の未収録中短編全十編を収録した作品集。本作を読んで思うのはバラバラの中短編を集めた作品集であるにも拘わらず不思議と連作のような統一感を感じる点だがそれは単にどの作品も作者の拘りであるパスティーシュとミステリマニアならではのサービス精神が貫かれているからだろう。
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posted at 19:01:08
加賀美雅之「加賀美雅之未収録作品集」読了。五階の密室から燃えながら墜落した男、走行中の列車で起きた首切り殺人と三重密室……該博な知識と驚きに満ちたトリック設計、ゴシック・ミステリの香気をたたえた筆致で独自の地位を築いた作者のデビュー20周年に際して未収録だった中短編全十編を収載。
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posted at 19:00:26
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