麻里邑圭人
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- 現在地 涅槃
- 自己紹介 ミステリ初心者。非実在探偵小説研究会所属。 【好きな作家】飛鳥部勝則/梶龍雄/殊能将之/早坂吝/麻耶雄嵩 【好きな作品】「カルロッツァの翼」「殉教カテリナ車輪」「竹馬男の犯罪」「翼ある闇」「魍魎の匣」 【好きな映画】「キルビルVol.1」「サスペリア」「サンタ・サングレ/聖なる血」「ダークナイト」「リベリオン」
2023年02月15日(水)
緻密なロジックが展開された先に待つ真相は実にこの作者らしい人を食ったものであると同時に、この連作の設定を最大限に活かした意外性を演出している点が素晴らしい。ある意味本作で完結しているものの、個人的には続編も読んでみたいと思わせる佳作である。
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むしろ本番は第二の事件である表題作からで、ここでようやく作者の本領である発想の転換が堪能できるのもさることながら、なぜ予告状が大雑把かつあやふやだったのかの理由が秀逸。だがそれ以上に秀逸なのはトリを飾る第三の事件「手間暇かかった判りやすい見立て殺人」だろう。
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しかもどの事件も様々な理由で中途半端というのが何ともユニークだが、正直最初の事件である「古典的にして中途半端な密室」に関してはヒントがあからさまなせいもあってだいたいの人が途中で真相に気付いてしまうのではないだろうか。
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現実に起きたミステリ小説っぽい事件に対処するべく設立された警察庁特殊例外事案専従捜査課に所属するクセの強い探偵たちの活躍を描いた連作ミステリ。本作に収録された三つの事件はそれぞれ密室、怪盗の予告状、見立てといかにもなラインナップでミステリファンなら心惹かれるものがあるだろう。
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倉知淳「大雑把かつあやふやな怪盗の予告状」読了。ミステリ小説っぽい事件がリアルに起きた時になんとかするための部署・警察庁特殊例外事案専従捜査課に配属されることになった新人警察官の木島。彼はクセツヨ探偵たちと共に中途半端な密室、あやふやな予告状、見立てっぽい殺人事件に立ち向かう。
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