麻里邑圭人
- いいね数 9,797/10,375
- フォロー 1,028 フォロワー 1,647 ツイート 91,937
- 現在地 涅槃
- 自己紹介 ミステリ初心者。非実在探偵小説研究会所属。 【好きな作家】飛鳥部勝則/梶龍雄/殊能将之/早坂吝/麻耶雄嵩 【好きな作品】「カルロッツァの翼」「殉教カテリナ車輪」「竹馬男の犯罪」「翼ある闇」「魍魎の匣」 【好きな映画】「キルビルVol.1」「サスペリア」「サンタ・サングレ/聖なる血」「ダークナイト」「リベリオン」
2023年03月16日(木)
また所々原作のキン肉マンに詳しくないとピンとこないネタがあるのが良くも悪くも同人誌っぽい。とはいえ四話目で使われた殺人トリックに限って言えば良い意味で悪魔的なイヤらしさがあり、総じてキン肉マン好きでミステリファンなら一読の価値はあるかもしれない。
タグ:
posted at 21:56:26
意外にも(?)ミステリの定番を押さえたトリックだったり東川作品のようにギャグの中に重要な伏線を隠したりしている点は悪くないものの奇想というには程遠く、そこに期待しすぎると間違いなく肩透かしを覚えることになるだろう。
タグ:
posted at 21:56:26
あの「キン肉マン」がまさかの推理小説になった全四話構成の連作ミステリ。容疑者は全て様々な異能力を持つ超人ばかりということで、さぞ物理法則を無視したトンデモトリックばかりなんだろうな……と思いきや、個人的にはそこまで突き抜けた印象は受けなかった。
タグ:
posted at 21:56:25
ゆでたまご/おぎぬまX「キン肉マン 四次元殺法殺人事件」読了。キン肉マンが失踪した!重臣・ミートはキン肉マンへのリベンジに燃えるキン骨マンを相棒に捜索へ繰り出すが、二人が行く先々ではなぜか超人による殺人事件――超人殺人が続発。様々な異能力を持つ容疑者たちに名探偵ミートが挑む。
タグ:
posted at 21:56:25
「7つの事実」は冒頭に不可解な謎を提示し何故こうなったのか時を遡ってみせる構成で終盤に浮かび上がる「7つの事実」をロジックによって矛盾なく繋げると犯人の正体が明らかになる趣向がまず秀逸。それと同時に前述した構成が実はミスディレクションも兼ねていたと分かる点も実に技巧的な秀作。
タグ:
posted at 09:32:11
「ナッシュ均衡と球技大会」は作者が得意とする数学物。タイトルにもなっているナッシュ均衡を現在抱えている問題――球技大会を巡る諍いや仮面の怪人による騒動に当て嵌めて鮮やかに解決してみせる手腕が絶妙でオチも気が利いている。また何気に仮面の怪人の不気味さに一役買っている消失トリックも○。
タグ:
posted at 09:31:23
加藤元浩「Q.E.D.Iff ―証明終了―」24巻読了。初の球技大会開催にあたり練習場使用を巡り実行委員と運動部が揉める中、仮面の怪人が騒ぎを起こす「ナッシュ均衡と球技大会」、業績回復を目論む建設会社が政治家への贈賄工作を進めるも計画当日に金は消え死傷事件が勃発する「7つの事実」の二編収録。
タグ:
posted at 09:31:23