麻里邑圭人
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- 現在地 涅槃
- 自己紹介 ミステリ初心者。非実在探偵小説研究会所属。 【好きな作家】飛鳥部勝則/梶龍雄/殊能将之/早坂吝/麻耶雄嵩 【好きな作品】「カルロッツァの翼」「殉教カテリナ車輪」「竹馬男の犯罪」「翼ある闇」「魍魎の匣」 【好きな映画】「キルビルVol.1」「サスペリア」「サンタ・サングレ/聖なる血」「ダークナイト」「リベリオン」
2011年08月03日(水)
具体的な言及は避けるが国内の某作品を彷彿とさせるその真相は、書き方によってはそれなりの破壊力があるはずなのに、これもまたいつも通りあっさりと済ませてしまっているのが何とも惜しいところ。色々詰め込みたいのは分かるが、次回作ではもう少し謎解き部分もじっくりとやってほしいと思う。
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posted at 23:13:29
謎解きの前に武人同士のバトルが控えている構成もまたいつも通りと言えばいつも通りだが、今回は前二作よりも趣向を凝らしているように思う。個人的にはそれだけでも充分満足だったのだけど(爆)今回はその後の謎解きでも一部であっと驚かされた。
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posted at 23:09:10
丸山天寿「咸陽の闇」読了。密室状況下から忽然と消え失せた人食い女と死体、若い娘の連続失踪、屋敷に残された皮だけが残った大量の死体、人造人間の研究等々、これでもかとばかりに不可解な謎を積み上げる作風は従来と変わらないが、本作は何と言ってもバトルパートが面白い。
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posted at 23:08:38
「GOTH」のヒロインが完全な巻き込まれ型だったのに対し、本作のヒロインは自ら進んで事件に首を突っ込んでいく。連作を活かした仕掛けがないなど幾つか不満はあるものの、異常犯罪者ならではのホワイダニット物としてはなかなかの秀作が揃っている。個人的なベストは「インベイジョン」。
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posted at 12:50:37
一言で言えば、ファンタジー設定のハルチカシリーズ。文庫にして六百頁を超える作品だが、連作形式で進んでいくため、それほど大作感はない。ノリとしては一話完結のアニメシリーズに近い印象か。本作を読んで自分が思い出したのは、乙一「GOTH」だ。
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posted at 12:50:10
初野晴「1/2の騎士」読了。好きになった人は女装癖のある美少年幽霊だった――。アーチェリー部主将でレズビアンの女子高生・マドカは幽霊のサファイアと共に「ドッグキラー」「インベイジョン」「ラフレシア」「グレイマン」という異名を持つ四人の異常犯罪者と対決することになる。
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posted at 12:49:56
2011年08月01日(月)
まずファンタジックな設定ありきでミステリ要素は後付けにしか過ぎない。そのためミステリとして期待して読むと、どうにも物足りなさを覚えてしまう。しかしながらトリックのしがらみから離れた、ファンタジックな物語を楽しみたい読者であれば、その期待には充分応えてくれるだろう。
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posted at 21:25:40
初野晴「トワイライト・ミュージアム」読了。脳死と診断された患者。だが実は魂が過去を彷徨っているだけだとしたら? 「新感覚タイムトラベル・ミステリ」と銘打たれた本作はこの作者の作品の中では最も異色である。というのも本作はこれまでの作品とは違い、ミステリが軸にある物語ではないからだ。
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posted at 21:25:05