麻里邑圭人
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- 現在地 涅槃
- 自己紹介 ミステリ初心者。非実在探偵小説研究会所属。 【好きな作家】飛鳥部勝則/梶龍雄/殊能将之/早坂吝/麻耶雄嵩 【好きな作品】「カルロッツァの翼」「殉教カテリナ車輪」「竹馬男の犯罪」「翼ある闇」「魍魎の匣」 【好きな映画】「キルビルVol.1」「サスペリア」「サンタ・サングレ/聖なる血」「ダークナイト」「リベリオン」
2014年10月04日(土)
虚無感でいえば紋次郎が何故命を狙われるか分からないホワイダニット「童唄を雨に流せ」もなかなかのもので逆転の発想とも言うべき動機とある対比が醸し出すやるせなさはかなり強烈。また「流れ舟は帰らず」の鮮やかな構図の反転はその手のフェチには堪らないものがある。ベストを選ぶなら「流れ舟」。
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posted at 17:59:40
股旅物の傑作であると同時に秀逸なミステリとしても読める、作者の人気シリーズ一作目。全編何かしらの意外性が用意されているのが特徴で、特に表題作はそれが最も予想外のところからきて、かつシリーズ特有の虚無感を際立たせるのに一役買っているのが素晴らしい。
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posted at 17:58:44
笹沢左保「赦免花は散った 木枯し紋次郎(一)」読了。幼馴染みの兄弟分が起こした殺しの罪を被り島送りの刑に処された渡世人の紋次郎はひょんなことから幼馴染みに騙されていたことを知り以前から誘われていた島抜けの計画に参加することを決意する――表題作の他、四編収録。
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posted at 17:58:34
2014年10月01日(水)
四編目は謎自体は大したものではないが、それを機に始まるコンゲームに作者らしさが出ていて○。そして、その作者らしさは連作のまとめである五編目で更に加速。一部読めるところもあるが、大掛かりなトリックとさりげない伏線が光る犯人当てで魅せてくれる。
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posted at 20:06:49
全五編収録の連作ミステリ。タイトルだけ見ればまんま○ディアワークス文庫だが、その印象はあながち間違いではない。故に三編目まで読んだ時点では「謎解きは丁寧だけど、これといって突出したところがない作品」としか思えなかったが、それも四編目から変わり始める。
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posted at 20:06:33
円居挽「クローバーリーフをもう一杯 今宵、謎解きバー「三号館」へ」読了。時間や場所を問わず、大学構内のどこかで気まぐれに営業を始める神出鬼没のバー・三号館。お代は謎というこの奇妙な店で、妖艶な女マスター・蒼馬美希は今日も持ち込まれる謎を鮮やかに解き明かす。
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posted at 20:06:22