麻里邑圭人

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  • 自己紹介 ミステリ初心者。非実在探偵小説研究会所属。 【好きな作家】飛鳥部勝則/梶龍雄/殊能将之/早坂吝/麻耶雄嵩 【好きな作品】「カルロッツァの翼」「殉教カテリナ車輪」「竹馬男の犯罪」「翼ある闇」「魍魎の匣」 【好きな映画】「キルビルVol.1」「サスペリア」「サンタ・サングレ/聖なる血」「ダークナイト」「リベリオン」
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2015年11月05日(木)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

15年11月5日

辻真先「ガラスの仮面殺人事件」読了。東西大学の演劇サークル・バブル座が風変わりな推理劇「ブリキの仮面」を演目として選んでから不可解な事件が続発する。密室殺人、事故に見せかけた殺人未遂、そして本番中に起きた殺人……たまたま事件に遭遇した推理作家の牧薩次と相棒のキリコの推理やいかに?

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posted at 22:03:46

麻里邑圭人 @mysteryEQ

15年11月5日

ポテト(牧薩次)とスーパー(キリコ)のコンビが活躍するシリーズの一作。タイトルとは裏腹に「ガラスの仮面」との関係はあまりなく、ただ劇団を舞台にしただけなのが少々残念。ミステリとしてみるとあるものを使った手掛かりの出し方は面白いと思うものの、全体的にどうしても小粒な印象が否めない。

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posted at 22:04:10

麻里邑圭人 @mysteryEQ

15年11月5日

むしろメインの事件よりも推理劇の方が凝っており、そちらをメインにした方がまだ面白かったような気がする。

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posted at 22:05:25

2015年11月07日(土)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

15年11月7日

笹沢左保「お百度に心で詫びた紋次郎 木枯し紋次郎(十一)」読了。首に二十五両の賞金がかけられた凄腕剣術使いの渡世人・稲妻の音右衛門と紋次郎が対決することになる「賽を二度振る急ぎ旅」、紋次郎の姉の墓から掘り出された若い女の他殺体を巡る「年に一度の手向草」など五編収録。

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posted at 13:45:30

麻里邑圭人 @mysteryEQ

15年11月7日

渡世人・木枯し紋次郎シリーズの十一作目。収録作五編のうち、ミステリとして優れているのは「賽を二度振る急ぎ旅」と「年に一度の手向草」の二編で、前者は次々と明らかになる登場人物たちの意外な正体もさることながら、何よりホワイダニットからの皮肉なオチが何とも言えない気分にさせてくれる。

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posted at 13:45:42

麻里邑圭人 @mysteryEQ

15年11月7日

一方、後者は謎が謎を呼ぶ展開の面白さと死んだ姉の面影を被害者に重ね合わせる紋次郎の姿が絶妙で、さりげない伏線の巧さも光っている。その他「雷神が二度吠えた」や表題作も油断していると意外な人間関係にあっと驚かされる良作である。

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posted at 13:46:15

麻里邑圭人 @mysteryEQ

15年11月7日

なお「年に一度の手向草」には「川留めの水は濁った」(「女人講の闇を裂く 木枯し紋次郎(二)」収録)のネタバレがあるので要注意。

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posted at 13:52:15

2015年11月08日(日)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

15年11月8日

幾瀬勝彬「死を呼ぶクイズ」読了。東都新報記者の白方真紀子が書いた暴露記事により元セントラル・テレビの制作部長・疋田が自殺した。彼の死に真紀子が疑問を抱いた矢先に、今度はかつて真紀子にあるクイズ番組の八百長を証言した青年が秩父山中で謎の転落死を遂げる。二つの死に隠された真相とは?

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posted at 18:15:30

麻里邑圭人 @mysteryEQ

15年11月8日

第十七回江戸川乱歩賞の最終候補作「ベネトナーシュの矢」を改題改稿した、作者の長編デビュー作。完全犯罪をテーマにしている作品の性質上、前半の展開こそ地味だが、徐々に犯罪の構図が明らかになっていくにつれ、アリバイトリックに密室、暗号の謎が次々とぶちこまれていく後半の展開が実に圧巻。

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posted at 18:15:38

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15年11月8日

また終盤、記者たちが様々な推理を巡らせる場面は後の推理実験室シリーズを彷彿とさせるものがある。一部、推理だけでは解けないトリックもあるが、張り巡らされた伏線の妙と緻密な構図がそれを補っている。全体的にかなり詰め込まれた作品だが、そうとは感じさせないプロットが魅力の秀作である。

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posted at 18:15:50

2015年11月11日(水)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

15年11月11日

中町信「萩・津和野殺人事件」読了。サラ金から三千万円が強奪され、逃走中に犯人が交通事故死した。だが三千万円は車中から発見されなかった。事故現場を目撃した三人の男女に横取りの嫌疑がかかるが容疑者たちは無実を主張。しかも次々と容疑者たちが殺されて……。

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posted at 23:41:15

麻里邑圭人 @mysteryEQ

15年11月11日

色々とネタは詰め込まれているものの、その全てが小粒すぎて真相が明かされても「ふーん」で終わってしまう。作者が得意のミスディレクションは不発気味だし、探偵役に関するいつもとは異なる構成にしてもやる意味があったのかと言われると甚だ疑問。正直、凡作としか言いようがない作品である。

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posted at 23:41:23

2015年11月12日(木)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

15年11月12日

笹沢左保「孤独な彼らの恐しさ」読了。三木秀彦が密かに心惹かれている婚約者の姉・水森今日子が戦死した筈の従兄の啓介と偶然出会った。その際、彼女の元夫がかつて自分を殺害しようとした兵隊仲間と知った啓介は「殺してやる」と叫んだという。そして、それこそが一連の連続殺人の始まりだった――。

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posted at 22:52:12

麻里邑圭人 @mysteryEQ

15年11月12日

戦争の影響が未だ残る時代設定を活かした良作。特にそれが発揮されているのが気付きの部分であり、そこから事件の様相がガラリと一変する点が素晴らしい。一部解釈が強引だったり、伏線が不十分だったりするものの、この作者にしか書けないタイトルに象徴されるラストの展開がそれを補って余りある。

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posted at 22:52:43

麻里邑圭人 @mysteryEQ

15年11月12日

必読とまでは言わないが、作者の目指す本格とロマンの融合を感じさせてくれる一作である。

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posted at 22:53:00

2015年11月13日(金)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

15年11月13日

滝田務雄「ポンコツ探偵の名推理」読了。宿敵からの奇妙な依頼、有名ラーメン店の後継者争いが招いた殺人、雑木林での宝捜し、消えたペンションオーナー、ある人捜しについて語る探偵……探偵派遣組織『3D』に所属する元スリと元刑事のコンビが五つの不可解な事件の謎を解く連作ミステリ。

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posted at 20:30:26

麻里邑圭人 @mysteryEQ

15年11月13日

相変わらず安定した出来の良作短編集。それでいて一編目はコンゲーム、二編目は倒叙、三編目は宝捜しといった具合に、毎回違った趣向で楽しませてくれるのがいい。ベストを挙げるなら探偵がある依頼についてひたすら語る五編目「ポンコツ探偵、語る」で定番の構成を活かした仕掛けの妙に唸らされる。

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posted at 20:30:36

麻里邑圭人 @mysteryEQ

15年11月13日

次点は刑事時代の宿敵と対決する一編目「ポンコツ探偵、吠える」で、短い頁数の中に張り巡らされた伏線の量と人間関係を逆手にとった計画が秀逸。その他、倒叙ミステリの二編目「ポンコツ探偵、食べる」も衝動的犯行だからできる意外性を盛り込んだ好編である。

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posted at 20:31:04

2015年11月14日(土)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

15年11月14日

鳥飼否宇「樹霊」読了。犯人はなぜ木々を移動させるのか? 植物写真家の猫田夏海は北海道日高地方最奥部にある古冠村で街路樹のナナカマドが謎の移動をする怪事件に遭遇する。やがて三十メートルの巨樹までが移動し、更には墜落死体が発見されるに至り、夏海は旧知の〈観察者〉鳶山に助けを求めた。

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posted at 15:43:52

麻里邑圭人 @mysteryEQ

15年11月14日

傑作。本作でまず目を惹くのが大胆な発想と隠蔽の巧さで、前者は消えたトラックに、後者は第四章における事件に活かされている。だがそれ以上に秀逸なのは木々の移動に隠された意図と最後に明かされる犯人の動機だろう。

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posted at 15:49:03

麻里邑圭人 @mysteryEQ

15年11月14日

木々の移動に隠された意図に関しては作者が得意とする逆説が遺憾なく発揮されていて唸らされるし、犯人の動機の方は一見すると国内作家Kの某作を思わせるが、そちらよりも遥かに説得力を持っている(加えてこの探偵役だからこそ際立つ点も○)。本格ミステリ大賞の候補になったのも納得の作品である。

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posted at 15:49:12

2015年11月15日(日)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

15年11月15日

岡嶋二人「七年目の脅迫状」読了。「十月二日、中山第10レース1番の馬を勝たせよ。この要求を受け入れなかった場合は……」中央競馬会に届いたこの脅迫状を無視した結果、二億円のサラブレッドは治療法のない伝染病の犠牲になった。密命を帯び北海道へ飛んだ中央競馬会保安課員・八坂が見たものは?

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posted at 15:51:48

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15年11月15日

乱歩賞受賞後第一作にして、受賞作「焦茶色のパステル」に続く競馬ミステリ。「焦茶色~」もなかなかの秀作だったが、本作もまたそれに引けを取らない作品に仕上がっている。前代未聞の脅迫事件や巧妙な保険金詐欺の手口もよく練られているが、本作が何より凄いのはそれを煙幕に使っている点だろう。

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posted at 15:52:04

麻里邑圭人 @mysteryEQ

15年11月15日

そのおかげで最後に明かされる動機と犯人は充分意外性のあるものだし、更にこれにある捻りを加えることで容易に真相に到達できないよう工夫を凝らしているのには恐れ入る。また読み返してみると実に細かく伏線が張ってあるので、フェアな犯人当てとして読むこともできる作品である。

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posted at 15:52:20

2015年11月21日(土)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

15年11月21日

大谷羊太郎「真面目すぎた男」読了。亡父から真面目だけを取り柄に育てられた西並玄一郎はある日、父の友人であった資産家の赤堀養治から旅行バッグを託される。数日後、赤堀の他殺体が自宅で発見され、驚いた西並が預かっていたバッグを確認するも何者かに盗まれていたことが判明し……。

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posted at 18:34:05

麻里邑圭人 @mysteryEQ

15年11月21日

タイトルにもなっている主人公の真面目すぎる性格が災いして警察に疑われてしまう展開と次々と起こる不可解な出来事が興味を惹く作品。特に主人公が今の性格になったきっかけが真相と密接な繋がりがある点は○だがその反面、不可解な出来事の中には別になくてもいいものも見受けられるのが気になる。

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posted at 18:34:24

麻里邑圭人 @mysteryEQ

15年11月21日

また手掛かりはあからさまだったにも拘わらず、まさかこんな使い方をするとは思わなかったバカミス的トリックは嫌いではない。とはいえどちらかといえばミステリ部分よりも主人公の心境の変化が物語にどのような影響を齎すかが見所の作品である。

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posted at 18:34:36

麻里邑圭人 @mysteryEQ

15年11月21日

幾瀬勝彬「幻の魚殺人事件」読了。秘密の釣り場での殺人を巡るアリバイ崩しを扱った表題作を始め、知り合いが巻き込まれた殺人事件を「推理実験室」のメンバーが鮮やかに解決する「夏風邪をひく女」、目張り密室で死んだ女性歌手の事件に記者たちが挑む「密封された寝室」など七編収録。

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posted at 18:34:45

麻里邑圭人 @mysteryEQ

15年11月21日

「推理実験室」シリーズの作者による短編集第二弾。収録作の幾つかはただのトリビアの域を出なかったり、今となってはネタが古びてしまって評価できなかったりするのが残念だが、中には「夏風邪をひく女」のような、おっと思わせる作品もあるので油断できない。

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posted at 18:35:09

麻里邑圭人 @mysteryEQ

15年11月21日

決め手となるものが些かバッチい(爆)点を除けば、犯人の仕掛けたトリックと動機に見るべきところがある。また「密封された寝室」は盲点をついた密室トリックが○。その他「撃墜作戦」が当時の営業マンの苦労を描きつつ、どんでん返しを盛り込んだ意欲作である。

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posted at 18:35:18

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