Twitter APIの仕様変更のため、「いいね」の新規取得を終了いたしました

麻里邑圭人

@mysteryEQ

  • いいね数 9,797/10,375
  • フォロー 1,028 フォロワー 1,647 ツイート 91,937
  • 現在地 涅槃
  • 自己紹介 ミステリ初心者。非実在探偵小説研究会所属。 【好きな作家】飛鳥部勝則/梶龍雄/殊能将之/早坂吝/麻耶雄嵩 【好きな作品】「カルロッツァの翼」「殉教カテリナ車輪」「竹馬男の犯罪」「翼ある闇」「魍魎の匣」 【好きな映画】「キルビルVol.1」「サスペリア」「サンタ・サングレ/聖なる血」「ダークナイト」「リベリオン」
Favolog ホーム » @mysteryEQ » 2015年11月
«< 前のページ12のページ >»
並び順 : 新→古 | 古→新

2015年11月26日(木)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

15年11月26日

加えて最終的に追い詰められた旭の選択は青春小説特有の苦味を感じさせるものであり、その手の作品が好きな読者には堪らないものがあるだろう。惜しむらくはラストの衝撃を謳った煽り文句で、正直内容に全く則していないこういう宣伝は本気でやめてほしいと思う。

タグ:

posted at 10:59:42

麻里邑圭人 @mysteryEQ

15年11月26日

ゲームシナリオライターとして知られる作者のライトノベルデビュー作は、宗教施設を舞台にした倒叙ミステリ。親友を守るために犯罪計画を企てた少年・旭が探偵役によって追い詰められていく過程は意外性や目新しさはないものの、丁寧に描かれていて好印象。

タグ:

posted at 10:59:19

麻里邑圭人 @mysteryEQ

15年11月26日

るーずぼーい「白蝶記 ―どうやって獄を破り、どうすれば君が笑うのか―」読了。雪に囲まれた北海道にある教団施設。そこで育った旭は親友である樹や陽咲と共に、教団の規則に反発しながらも辛い境遇を乗り越え日々を過ごしてきた。しかし、ある事件をきっかけに旭は完全犯罪を企てることになる。

タグ:

posted at 10:59:05

2015年11月25日(水)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

15年11月25日

だがその反面、犯行方法がいまいちはっきりしなかったり、遺書の意図が最後まで不明のままだったりと気になる部分が幾つか見受けられるのが残念。前作よりもまともにミステリをやっている分、もう少しきっちり作り込んでほしかった。

タグ:

posted at 23:41:32

麻里邑圭人 @mysteryEQ

15年11月25日

死相学探偵シリーズの五作目は遺産相続を巡る連続殺人物。本作が巧いのは物語の大半をミスディレクションに費やしている点であり、終盤の謎解きである事実が明かされた途端、そのことに気付かされる構成が○。

タグ:

posted at 23:41:11

麻里邑圭人 @mysteryEQ

15年11月25日

三津田信三「十二の贄 死相学探偵5」読了。莫大な資産を持つ大面グループの総帥・幸子が遺した遺書が全ての始まりだった。遺産相続人十三人の生死によって遺産の取り分が増減するというその不穏な内容が発表されるや否や、相続人のうちの一人が何者かに誘拐され、一人が謎の死を遂げる事態に――。

タグ:

posted at 23:40:56

2015年11月23日(月)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

15年11月23日

加えてアイヌの血を引く探偵役を設定したことも物語に深みを与えており、そういう意味では徹底した演出の巧さが光る作品である。

タグ:

posted at 02:26:03

麻里邑圭人 @mysteryEQ

15年11月23日

この時代だからこそできたアリバイトリックが目を惹く意欲作。逆を言えばこれしかないというトリックのため意外性はないが、その代わりこのトリックを使った理由が動機のやるせなさを一層際立たせているのは○。

タグ:

posted at 02:25:32

麻里邑圭人 @mysteryEQ

15年11月23日

西村京太郎「ハイビスカス殺人事件」読了。アイヌの血を引く民族学者の若杉は不動産会社社長の大河内から、返還前の沖縄近くにある与論島へ行き愛娘を連れ戻してきてほしいと依頼される。だがその大河内は東京で何者かに殺され、浮かび上がった容疑者には与論島にいたという鉄壁のアリバイが……。

タグ:

posted at 02:24:47

2015年11月22日(日)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

15年11月22日

その他「金塊迷走曲」が草野唯雄イズム(?)を感じさせるバカ短編で、その手のマニアにお勧めしたい。

タグ:

posted at 17:51:24

麻里邑圭人 @mysteryEQ

15年11月22日

ベストはアリバイ崩しと俳句の暗号を扱った「風流鬼殺害事件」でアリバイトリック自体に目新しさはないが、あるものを活かした暗号がよくできている。次点は「緑の毒」で、まかり間違ったら拍子抜けしかねない内容を巧く緊張感ある作品に仕上げているのがいい。

タグ:

posted at 17:51:15

麻里邑圭人 @mysteryEQ

15年11月22日

「推理実験室」シリーズの作者による短編集第一弾。一冊の短編集の中で同じネタを三回も使い回しているなど気になるところもなくはないが、キワモノから正統派までバラエティ豊かな作品が揃っているのは○。

タグ:

posted at 17:50:56

麻里邑圭人 @mysteryEQ

15年11月22日

幾瀬勝彬「女子大生殺害事件」読了。推理作家の郁野が台湾旅行で知り合った中国人青年・兵俊明の推理が冴える表題作と「風流鬼殺害事件」の二編の他、雑木林で見付かった他殺体を巡る発見者の男と刑事の静かな対決を描いた「緑の毒」、読者への挑戦付きハウダニット物「三月が招いた死」など八編収録。

タグ:

posted at 17:50:34

2015年11月21日(土)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

15年11月21日

決め手となるものが些かバッチい(爆)点を除けば、犯人の仕掛けたトリックと動機に見るべきところがある。また「密封された寝室」は盲点をついた密室トリックが○。その他「撃墜作戦」が当時の営業マンの苦労を描きつつ、どんでん返しを盛り込んだ意欲作である。

タグ:

posted at 18:35:18

麻里邑圭人 @mysteryEQ

15年11月21日

「推理実験室」シリーズの作者による短編集第二弾。収録作の幾つかはただのトリビアの域を出なかったり、今となってはネタが古びてしまって評価できなかったりするのが残念だが、中には「夏風邪をひく女」のような、おっと思わせる作品もあるので油断できない。

タグ:

posted at 18:35:09

麻里邑圭人 @mysteryEQ

15年11月21日

幾瀬勝彬「幻の魚殺人事件」読了。秘密の釣り場での殺人を巡るアリバイ崩しを扱った表題作を始め、知り合いが巻き込まれた殺人事件を「推理実験室」のメンバーが鮮やかに解決する「夏風邪をひく女」、目張り密室で死んだ女性歌手の事件に記者たちが挑む「密封された寝室」など七編収録。

タグ:

posted at 18:34:45

麻里邑圭人 @mysteryEQ

15年11月21日

また手掛かりはあからさまだったにも拘わらず、まさかこんな使い方をするとは思わなかったバカミス的トリックは嫌いではない。とはいえどちらかといえばミステリ部分よりも主人公の心境の変化が物語にどのような影響を齎すかが見所の作品である。

タグ:

posted at 18:34:36

麻里邑圭人 @mysteryEQ

15年11月21日

タイトルにもなっている主人公の真面目すぎる性格が災いして警察に疑われてしまう展開と次々と起こる不可解な出来事が興味を惹く作品。特に主人公が今の性格になったきっかけが真相と密接な繋がりがある点は○だがその反面、不可解な出来事の中には別になくてもいいものも見受けられるのが気になる。

タグ:

posted at 18:34:24

麻里邑圭人 @mysteryEQ

15年11月21日

大谷羊太郎「真面目すぎた男」読了。亡父から真面目だけを取り柄に育てられた西並玄一郎はある日、父の友人であった資産家の赤堀養治から旅行バッグを託される。数日後、赤堀の他殺体が自宅で発見され、驚いた西並が預かっていたバッグを確認するも何者かに盗まれていたことが判明し……。

タグ:

posted at 18:34:05

2015年11月15日(日)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

15年11月15日

そのおかげで最後に明かされる動機と犯人は充分意外性のあるものだし、更にこれにある捻りを加えることで容易に真相に到達できないよう工夫を凝らしているのには恐れ入る。また読み返してみると実に細かく伏線が張ってあるので、フェアな犯人当てとして読むこともできる作品である。

タグ:

posted at 15:52:20

麻里邑圭人 @mysteryEQ

15年11月15日

乱歩賞受賞後第一作にして、受賞作「焦茶色のパステル」に続く競馬ミステリ。「焦茶色~」もなかなかの秀作だったが、本作もまたそれに引けを取らない作品に仕上がっている。前代未聞の脅迫事件や巧妙な保険金詐欺の手口もよく練られているが、本作が何より凄いのはそれを煙幕に使っている点だろう。

タグ:

posted at 15:52:04

麻里邑圭人 @mysteryEQ

15年11月15日

岡嶋二人「七年目の脅迫状」読了。「十月二日、中山第10レース1番の馬を勝たせよ。この要求を受け入れなかった場合は……」中央競馬会に届いたこの脅迫状を無視した結果、二億円のサラブレッドは治療法のない伝染病の犠牲になった。密命を帯び北海道へ飛んだ中央競馬会保安課員・八坂が見たものは?

タグ:

posted at 15:51:48

2015年11月14日(土)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

15年11月14日

木々の移動に隠された意図に関しては作者が得意とする逆説が遺憾なく発揮されていて唸らされるし、犯人の動機の方は一見すると国内作家Kの某作を思わせるが、そちらよりも遥かに説得力を持っている(加えてこの探偵役だからこそ際立つ点も○)。本格ミステリ大賞の候補になったのも納得の作品である。

タグ:

posted at 15:49:12

麻里邑圭人 @mysteryEQ

15年11月14日

傑作。本作でまず目を惹くのが大胆な発想と隠蔽の巧さで、前者は消えたトラックに、後者は第四章における事件に活かされている。だがそれ以上に秀逸なのは木々の移動に隠された意図と最後に明かされる犯人の動機だろう。

タグ:

posted at 15:49:03

麻里邑圭人 @mysteryEQ

15年11月14日

鳥飼否宇「樹霊」読了。犯人はなぜ木々を移動させるのか? 植物写真家の猫田夏海は北海道日高地方最奥部にある古冠村で街路樹のナナカマドが謎の移動をする怪事件に遭遇する。やがて三十メートルの巨樹までが移動し、更には墜落死体が発見されるに至り、夏海は旧知の〈観察者〉鳶山に助けを求めた。

タグ:

posted at 15:43:52

2015年11月13日(金)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

15年11月13日

次点は刑事時代の宿敵と対決する一編目「ポンコツ探偵、吠える」で、短い頁数の中に張り巡らされた伏線の量と人間関係を逆手にとった計画が秀逸。その他、倒叙ミステリの二編目「ポンコツ探偵、食べる」も衝動的犯行だからできる意外性を盛り込んだ好編である。

タグ:

posted at 20:31:04

麻里邑圭人 @mysteryEQ

15年11月13日

相変わらず安定した出来の良作短編集。それでいて一編目はコンゲーム、二編目は倒叙、三編目は宝捜しといった具合に、毎回違った趣向で楽しませてくれるのがいい。ベストを挙げるなら探偵がある依頼についてひたすら語る五編目「ポンコツ探偵、語る」で定番の構成を活かした仕掛けの妙に唸らされる。

タグ:

posted at 20:30:36

麻里邑圭人 @mysteryEQ

15年11月13日

滝田務雄「ポンコツ探偵の名推理」読了。宿敵からの奇妙な依頼、有名ラーメン店の後継者争いが招いた殺人、雑木林での宝捜し、消えたペンションオーナー、ある人捜しについて語る探偵……探偵派遣組織『3D』に所属する元スリと元刑事のコンビが五つの不可解な事件の謎を解く連作ミステリ。

タグ:

posted at 20:30:26

2015年11月12日(木)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

15年11月12日

必読とまでは言わないが、作者の目指す本格とロマンの融合を感じさせてくれる一作である。

タグ:

posted at 22:53:00

麻里邑圭人 @mysteryEQ

15年11月12日

戦争の影響が未だ残る時代設定を活かした良作。特にそれが発揮されているのが気付きの部分であり、そこから事件の様相がガラリと一変する点が素晴らしい。一部解釈が強引だったり、伏線が不十分だったりするものの、この作者にしか書けないタイトルに象徴されるラストの展開がそれを補って余りある。

タグ:

posted at 22:52:43

麻里邑圭人 @mysteryEQ

15年11月12日

笹沢左保「孤独な彼らの恐しさ」読了。三木秀彦が密かに心惹かれている婚約者の姉・水森今日子が戦死した筈の従兄の啓介と偶然出会った。その際、彼女の元夫がかつて自分を殺害しようとした兵隊仲間と知った啓介は「殺してやる」と叫んだという。そして、それこそが一連の連続殺人の始まりだった――。

タグ:

posted at 22:52:12

«< 前のページ12のページ >»
@mysteryEQホーム
スポンサーリンク
▲ページの先頭に戻る
ツイート  タグ  ユーザー

User

» More...

Tag

Recent

Archive

» More...

タグの編集

※タグはスペースで区切ってください

送信中

送信に失敗しました

タグを編集しました