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麻里邑圭人

@mysteryEQ

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  • 自己紹介 ミステリ初心者。非実在探偵小説研究会所属。 【好きな作家】飛鳥部勝則/梶龍雄/殊能将之/早坂吝/麻耶雄嵩 【好きな作品】「カルロッツァの翼」「殉教カテリナ車輪」「竹馬男の犯罪」「翼ある闇」「魍魎の匣」 【好きな映画】「キルビルVol.1」「サスペリア」「サンタ・サングレ/聖なる血」「ダークナイト」「リベリオン」
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2018年03月16日(金)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

18年3月16日

新庄節美「マエストロ!MONNA探偵事務所 怪盗ベースボール事件」読了。超大物&大金持ちの門奈弥五郎・104歳。普段は眠っているようにぼーっとしてるけど事件がおこると突然目ざめ、名推理が炸裂! そんな彼の住む町で謎の連続盗難事件発生、解決に乗り出した門奈弥五郎の推理やいかに?

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posted at 09:45:50

麻里邑圭人 @mysteryEQ

18年3月16日

「MONNA探偵事務所」シリーズの一作目。探偵役のキャラは立っているし、読者への挑戦が用意されているところはチビーシリーズを彷彿とさせてワクワクさせてくれるが、肝心のミステリ部分はどれも古典トリックの流用なのが残念。二作目以降に期待したい。

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posted at 09:46:04

麻里邑圭人 @mysteryEQ

18年3月16日

新庄節美「マエストロ!MONNA探偵事務所 青ガエルの密室事件」読了。始まりはカエルの置物が池に投げ込まれるという不可解な事件だった。事件を追う超老探偵・門奈弥五郎らの前に次々と立ちはだかる謎また謎。古書店での盗難、奇妙な書き置き、そして二重の密室……犯人の狙いはどこにあるのか?

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posted at 21:25:42

麻里邑圭人 @mysteryEQ

18年3月16日

「MONNA探偵事務所」シリーズの二作目。ミステリをある程度読み慣れた人間にはすぐ分かってしまうような古典トリックの流用が目立った一作目とは打って変わって、本作は一筋縄ではいかない不可解かつ魅力的な謎を次々と繰り出し、読者をいい意味で翻弄する内容に仕上がっている。

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posted at 21:26:02

麻里邑圭人 @mysteryEQ

18年3月16日

個人的に感心したのはホワイダニットに拘ってみせた点であり、特に「なぜ密室にしなくてはいけなかったのか?」と「なぜ青ガエルが池に飛び込んだのか?」という二つのホワイから見えてくる構図が秀逸。前作で物足りなさを覚えた人にこそ、ぜひ読んでもらいたい良作である。

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posted at 21:26:11

2018年03月20日(火)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

18年3月20日

木元哉多「閻魔堂沙羅の推理奇譚」読了。現世に未練を残した人間の前に現われる閻魔大王の娘・沙羅。彼女は生き返りたいという人間の願いに応じてあるゲームを持ちかける。自分の命を奪った殺人犯を推理することができれば蘇り、わからなければ地獄行き。犯人特定の鍵は死ぬ直前の僅かな記憶のみ――。

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posted at 22:17:22

麻里邑圭人 @mysteryEQ

18年3月20日

第55回メフィスト賞受賞作。全四話の連作形式で展開する本作は推理奇譚というタイトルからミステリ度が高い作品のように思う人もいるかもしれないが、実際はそれほどミステリ部分に比重は置かれておらず、真相はどれもかなり分かりやすい部類と言っていいだろう。

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posted at 22:17:38

麻里邑圭人 @mysteryEQ

18年3月20日

むしろ本作で比重が置かれているのは推理ゲームを経験したことで文字通り生まれ変わり感動的な未来を勝ち取っていく登場人物たちの人間ドラマであり、それを際立たせる為の推理ゲーム構造としてはなかなか巧く機能している。あくまで推理ゲームの形を借りた良い話として読む分には楽しめる作品である。

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posted at 22:17:58

2018年03月23日(金)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

18年3月23日

新庄節美「ゴースト通りの怪人」読了。ゴースト通りでおかしな車を見かけたミックリ。次の朝、目がさめて学校へ行こうとしたら、みんな今日は日曜日だと言う。今日は土曜日のはずなのに。土曜日はどこに消えたの? ミックリはスポーツ万能のベーコン、発明好きのアルバと共に真相解明に乗り出す。

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posted at 09:11:39

麻里邑圭人 @mysteryEQ

18年3月23日

ホラータウン・パニックシリーズの一作目。空白の一日という魅力的な謎を扱っている本作はミステリ色より冒険色の方が強く少年探偵団のようなノリで進んでいく。伏線は分かりやすいが、ちょっとしたSF的発想が楽しく、全体的にワクワクするような構成で作られているのが好印象な作品である。

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posted at 09:12:16

麻里邑圭人 @mysteryEQ

18年3月23日

新庄節美「魔界病院の怪物」読了。赤い流れ星が落ちて以降、廃虚となった馬貝病院の周囲で不審な出来事が相次いだ。ベーコン、アルバ、ミックリたちが調査に出かけたが、そこで彼らは恐るべき怪物と遭遇する。怪物の正体とは? そして、赤い流れ星との関係は?

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posted at 21:12:57

麻里邑圭人 @mysteryEQ

18年3月23日

ホラータウン・パニックシリーズの二作目。前作にも見られた冒険要素のほかに今回はオカルト要素も加わっているが、前作に比べると探索シーンが間延びしている上に怪物の正体が些か強引な感が否めない。一応伏線は張ってあるものの、できれば前作くらい分かりやすくても納得できるものがほしかった。

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posted at 21:13:09

2018年03月24日(土)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

18年3月24日

新庄節美「ホラー公園の怪鳥」読了。アルバがタイムマシンを完成させ、ベーコンとミックリはその実験に立ち会うことになった。だが、実験は失敗。ところがその実験が大きな事件に発展してしまう。クラスメイトが目撃したという謎の怪鳥に纏わる驚くべき事実とは?

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posted at 17:17:49

麻里邑圭人 @mysteryEQ

18年3月24日

ホラータウン・パニックシリーズの三作目。ホラー公園というタイトルとは裏腹に内容は完全にSF物になっており、時おり挿入される謎めいたモノローグが物語を盛り上げてくれる。しかしながらSFとしてみると一連の事件の根幹に関わる肝心な部分をぼかしているのが気になる。

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posted at 17:18:06

麻里邑圭人 @mysteryEQ

18年3月24日

またSF展開を完全に否定するわけではないが、ここまでそちら側に偏ってしまうとどうにもこのシリーズ本来の持ち味から遠ざかってしまった気がしてならない。このシリーズは現状本作が最終作となるが、最後にしては妙にすっきりしないものが残ってしまった。

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posted at 17:18:17

2018年03月27日(火)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

18年3月27日

新庄節美「はじまりは青い月」読了。阿藤愛梨の家は代々「奪うは悪、悪を制するが善、奪うを懲らすは正義」を家訓としてきた義賊の家系だった。二代目・紅蝙蝠としてデビューしたスカーレット・パラソルこと愛梨の前に立ちふさがるは、名探偵・武市大五郎の孫。果たして彼女の初仕事の行方は?

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posted at 09:32:42

麻里邑圭人 @mysteryEQ

18年3月27日

スカーレット・パラソルシリーズの一作目。王道の怪盗物の流れを踏まえつつも怪盗の孫と名探偵の孫、二つの視点で描かれる初仕事の模様は実に初々しく、かつ痛快で往年の赤川次郎作品を彷彿とさせる。怪盗物としては勿論のこと、ボーイミーツガール物としても爽やかな印象を残す快作である。

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posted at 09:33:00

2018年03月28日(水)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

18年3月28日

新庄節美「聖夜は黒いドレス」読了。美少女怪盗〈スカーレット・パラソル〉こと愛梨のもとに日本泥棒競技会からの招待状が届いた。今回のテーマは世界に六部しかないと言われる稀覯書『ネクロノミコン』を栞つきで盗んでくること――参加する第一級の泥棒たちに対し、果たして愛梨に勝ち目はあるのか?

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posted at 10:19:37

麻里邑圭人 @mysteryEQ

18年3月28日

スカーレット・パラソルシリーズの二作目。孤島に建つ絢爛豪華なホテルを舞台に第一級の泥棒たちがクトゥルー物ではお馴染みの『ネクロノミコン』を奪い合うという内容もさることながら、前作よりも逞しくなった愛梨とそのボーイフレンドで名探偵の孫の六平の活躍が読んでいてすこぶる楽しい。

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posted at 10:20:02

麻里邑圭人 @mysteryEQ

18年3月28日

キャラの立った泥棒たちがそれぞれの特性を活かしてどうお宝に迫っていくかという点も見所だが、今回は前作では物足りなかったミステリ要素もきちんと盛り込まれており、意外なところからくる巧みな伏線回収と鮮やかな推理、そしてハッタリのきいた『ネクロノミコン』の秘密が実に秀逸。

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posted at 10:21:50

麻里邑圭人 @mysteryEQ

18年3月28日

怪盗物としては勿論のこと、主人公コンビのラブストーリーとしても前作より盛りだくさんな秀作である。

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posted at 10:22:03

麻里邑圭人 @mysteryEQ

18年3月28日

倉知淳「豆腐の角に頭ぶつけて死んでしまえ事件」読了。戦争末期、帝國陸軍の研究所で若い兵士が倒れていた。屍体の周りの床には、なぜか豆腐の欠片が散らばっていた。どう見ても兵士は豆腐の角に頭をぶつけて死んだ様にしか見えなかったが――? 表題作の他、猫丸先輩シリーズ最新作など全六編収録。

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posted at 22:20:50

麻里邑圭人 @mysteryEQ

18年3月28日

非ミステリ含むバラエティに富んだ五編に作者の看板探偵である猫丸先輩シリーズの中編を加えた、「なぎなた」「こめぐら」を彷彿させる作品集。収録作はいずれも作者の引き出しの多さが窺える語りの妙が堪能できる他、昨今のニュースからヒントを得たと思しき点が見受けられるのが興味深い。

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posted at 22:21:10

麻里邑圭人 @mysteryEQ

18年3月28日

ミステリとしてみるとベストは表題作で、荒唐無稽な推理を成立させるべく考案された舞台設定と、シニカルかつ非情な結末のギャップが何とも味わい深い。また久々の猫丸先輩シリーズの中編「猫丸先輩の出張」は密室のハウダニットよりもむしろ動機部分に見所がある。

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posted at 22:21:28

麻里邑圭人 @mysteryEQ

18年3月28日

その他「薬味と甘味の殺人現場」では不可解な殺人現場のホワイダニットを巡る論理のアクロバットが目を引くし「夜を見る猫」では作者の猫好きっぷりが微笑ましい。総じて作者のファンであれば楽しめる作品集である。

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posted at 22:21:42

2018年03月29日(木)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

18年3月29日

麻耶雄嵩「友達以上探偵未満」読了。探偵好きの女子高生コンビ・ももとあおの周囲には奇妙で不可解な謎がたくさん。伊賀の里の謎解きイベントで起きた見立て殺人、夢うつつで聞いた殺人計画、夏合宿で発生した殺人事件――ももの直観力とあおの論理力を生かし、二人は事件を推理していくが……。

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posted at 22:23:58

麻里邑圭人 @mysteryEQ

18年3月29日

探偵を目指す女子高生コンビが三つの殺人事件の謎を解く連作ミステリ。一編目の「伊賀の里殺人事件」は元々テレビ番組用に作者が考案した犯人当てを小説化したもので、ネタはともかく映像作品だからこそ何とかなっていた情報量を無理やり詰め込んだせいか読み物としてみるとかなりキツい印象を受ける。

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posted at 22:24:15

麻里邑圭人 @mysteryEQ

18年3月29日

逆に二編目以降は最初から小説として考案されたためかだいぶ読みやすく、かつ作者らしいキレッキレのミステリを堪能できる。特に二編目の「夢うつつ殺人事件」はワンアイディアベースの構図の反転と犯人の絞り込みが秀逸で、気持ちよく読者を騙してくれる内容に仕上がっている。

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posted at 22:24:48

麻里邑圭人 @mysteryEQ

18年3月29日

そして三編目の「夏の合宿殺人事件」では探偵コンビの背景を描くと共に麻耶作品ではお馴染みの名探偵とは何か?というテーマに踏み込んでおり、それをベースにした推理対決が実に熱い。もし「伊賀の里殺人事件」で気後れしてしまったとしても最後まで読めばこの作者らしい満足感が得られる佳作である。

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posted at 22:25:00

2018年03月30日(金)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

18年3月30日

新庄節美「修羅の夏 江戸冴富蔵捕物暦」読了。密室状況の御隠居殺し、二転三転する若い母親の首吊り事件、夕立ちの後の後家殺し……南町奉行所同心・門奈弥之助の手先である富蔵が関わった三つの事件の謎をたちどころに解き明かしたのは二歳の時に失明した十六になる弥之助の一人娘・お冴だった。

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posted at 22:04:20

麻里邑圭人 @mysteryEQ

18年3月30日

盲目の娘が話を聞いただけで難事件の真相を見抜く安楽椅子捕物帖連作。ジュブナイル物を主に手掛けてきた作者初の大人向けミステリということで捕物帖という新境地に挑んだのだろうが、その試みは残念ながら成功しているとは言い難い。

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posted at 22:04:41

麻里邑圭人 @mysteryEQ

18年3月30日

作者がこれまで書いてきた作品に比べるとキャラや物語の展開はぎこちないし、ミステリ部分をみても名探偵チビーを書いた作者とは思えぬほど論理の切れ味が鈍い。伏線回収にしても、どうとでも取れる伏線ばかりなのでいまいちやられた感が薄く、個人的には作者の本領を見誤った作品としか思えなかった。

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posted at 22:04:57

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