麻里邑圭人

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  • 自己紹介 ミステリ初心者。非実在探偵小説研究会所属。 【好きな作家】飛鳥部勝則/梶龍雄/殊能将之/早坂吝/麻耶雄嵩 【好きな作品】「カルロッツァの翼」「殉教カテリナ車輪」「竹馬男の犯罪」「翼ある闇」「魍魎の匣」 【好きな映画】「キルビルVol.1」「サスペリア」「サンタ・サングレ/聖なる血」「ダークナイト」「リベリオン」
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2018年05月30日(水)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

18年5月30日

その一方で本作はサラリーマン小説としてもよく出来ており、最後に待ち受ける痛快かつ夢のある結末に気持ちよく読み終えることができる良作である。

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posted at 09:45:21

麻里邑圭人 @mysteryEQ

18年5月30日

一見するとそれは本筋の物語に必要ない描写のように思えるが、読者にそういった主人公の境遇を追体験させることで終盤における真相及びコンゲーム展開が際立つように設計されている点が実に周到だ。

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posted at 09:44:55

麻里邑圭人 @mysteryEQ

18年5月30日

あらすじを見るとかなり早い段階で事件が起きて人事課の主人公が調査に乗り出すように思えるがさにあらず。本作はそれまで大企業に勤めていた主人公がリストラの憂き目に遭うところからスタートしそこからハローワークを経て中小電機メーカーの人事課に再就職するまでの過程が驚くほど丁寧に描かれる。

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posted at 09:44:42

麻里邑圭人 @mysteryEQ

18年5月30日

河合莞爾「燃える水」読了。中小電機メーカー「ソルケイア」の技術者曽根が自宅で謎の感電死を遂げた。中途採用で人事課に配属された平原は社長から命を受けて調査に乗り出す。平原は曽根が商品開発の過程で「水が燃えた」と呟いていたことを掴むが……。果たして曾根の死は単なる事故死なのか?

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posted at 09:44:25

2018年05月28日(月)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

18年5月28日

そして極めつけは監禁された探偵コンビにある問題が突き付けられる第五話で連作ならではの仕掛けとロジックの融合が実に秀逸。その後日談に本格好きがニヤリとする要素があるのも○で、これは是非とも続編が読んでみたいと思うと同時に作者の作品では最も人に勧めやすい(?)傑作と言っていいだろう。

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posted at 22:29:03

麻里邑圭人 @mysteryEQ

18年5月28日

また学園で怪事件が連続する第三話は所謂不気味の谷現象の活かし方とこの設定ならではの意表を突いた動機で唸らされてくれし、かと思えば主人公の母親の死の謎に迫る第四話ではまさかの島田荘司的謎の提示と解決で唖然とさせてくれる。

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posted at 22:28:53

麻里邑圭人 @mysteryEQ

18年5月28日

例えば密室放火殺人の謎を扱った第一話はオリジナリティのあるトリックとシンプルながら切れ味のあるロジックもさることながら本格ミステリではお馴染みのあのテーマと人工知能の絡め方が面白いし、シマウマが殺人事件の凶器(!)となる第二話は予想外のところからくる異形のロジックが素晴らしい。

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posted at 22:28:30

麻里邑圭人 @mysteryEQ

18年5月28日

探偵と犯人、双子のAIの対決を主軸にした全五話構成の連作ミステリ。といっても物語としてはシリーズ化を視野にいれているためかあくまで前哨戦に過ぎない印象だが、それでも個々の事件は全編ハズレなしと言うべきハイレベルな出来で満足度はかなり高い。

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posted at 22:27:59

麻里邑圭人 @mysteryEQ

18年5月28日

早坂吝「探偵AIのリアル・ディープラーニング」読了。人工知能の研究者だった父が密室で謎の死を遂げた。探偵と犯人、双子のAIを遺して――。高校生の息子・輔(たすく)は探偵のAI・相以(あい)と共に犯人のAI・以相(いあ)を奪い悪用するテロリスト集団と本格推理対決をすることになる。

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posted at 22:27:43

2018年05月26日(土)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

18年5月26日

加えて各キャラクター設定が何気に真相の補強に一役買っている点もいい。サスペンス小説としてのツボを押さえた作りもさることながら、みすずの視点だけではなくあえてみすずの母・美由紀の視点を導入したことにより見えてくる母親と娘のそれぞれのドラマがしみじみと心に沁みる良作である。

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posted at 17:19:31

麻里邑圭人 @mysteryEQ

18年5月26日

代理母をテーマにしたサスペンス作品。二人の代理母と受精卵に隠された秘密をミステリとしての軸としつつ、一方で女同士の友情と崩壊した家族の再生を描いており、真相が二転三転する度にスリリングに変化していく家族像が実に巧みだ。

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posted at 17:19:07

麻里邑圭人 @mysteryEQ

18年5月26日

山崎洋子「熟れすぎた林檎」読了。作家志望でフリーターのみすずは親友である毬子の母に頼まれて謎の女・千加子を探ることになる。その結果、千加子の正体が毬子の父・明が雇った代理母であることが分かるが、やがてもう一人代理母を名乗る女が現れ、更に千加子の家に火炎瓶を投げ込まれる事件が……。

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posted at 17:18:41

麻里邑圭人 @mysteryEQ

18年5月26日

そして極めつけは「黒い仏」のラストにも似た、謎の爽快感に満ちた結末――。本作はキワモノ好きは勿論、ひねくれたミステリが好きな人には是非お勧めしたい快作である。

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posted at 00:05:16

麻里邑圭人 @mysteryEQ

18年5月26日

しかもその調査もイマイチ順調とはいえずこれはミステリとしてあまり期待しない方がいいかな……と思っていたらいきなりの極限状況&予想外の所から怒濤の謎解きが始まったので思わず吹いてしまったw 言うなればこれは物凄くひねくれた探偵ミステリであり擦れたミステリ読みほど楽しめるに違いない。

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posted at 00:04:42

麻里邑圭人 @mysteryEQ

18年5月26日

戦時下の架空日本を舞台にした粘膜シリーズの五作目。これまではたまにミステリ的仕掛けはあっても徹頭徹尾ホラーだったこのシリーズだが、今回はタイトルに探偵とあるのでかなりミステリ寄りなのかなと思いきや、事件の調査が始まるのは物語が半分も過ぎた頃というノンビリ展開にまず驚かされる。

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posted at 00:04:25

麻里邑圭人 @mysteryEQ

18年5月26日

飴村行「粘膜探偵」読了。戦時下の帝都。憧れの特別少年警邏隊に入隊したのも束の間、ある事情で謹慎処分となってしまった鉄児は汚名返上のため巷で噂の保険金殺人事件の解決に乗り出すが……。軍部の思惑、昏々と眠る老女、温室の謎の植物、行方不明の少女。それらが繋がる時、明らかになる真実とは?

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posted at 00:03:48

2018年05月23日(水)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

18年5月23日

いかにもトラベルミステリっぽいタイトルからは想像がつかないかもしれないが(そういう意味では深谷忠記「南房総・殺人ライン」を彷彿とさせる)、騙されたと思って是非読んでほしい傑作である。

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posted at 21:49:13

麻里邑圭人 @mysteryEQ

18年5月23日

そして終盤、意外な裁判の結果と共に明かされる真相はびっくりするほど哀愁に満ちたものであり、思わず前のページを読み返さずにはいられなくなる絶妙な構成には脱帽と言わざるを得ない。何よりこの内容を文庫本にして約360頁ほどの長さで纏めあげた手腕は驚愕の一言に尽きる。

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posted at 21:48:58

麻里邑圭人 @mysteryEQ

18年5月23日

それだけでも充分満足度は高いのだが、驚いたことにやっとアリバイが崩れたと思ったら次は法廷でまさかの第二ラウンドの始まりである。しかも凄いのは裁判が進むにつれて何が真実なのか分からなくなってくるところであり、ここでも読者はいいように翻弄されることとなる。

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posted at 21:48:33

麻里邑圭人 @mysteryEQ

18年5月23日

前半はアリバイ崩し、後半は法廷ミステリという異色作。解説によると本作で作者は初めてアリバイ崩しに挑んだとのことだが、そうとはとても思えない二重三重に考え抜かれたトリックが事件を追う刑事の沢月と共に読者をこれでもかと翻弄してくれる。

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posted at 21:48:17

麻里邑圭人 @mysteryEQ

18年5月23日

小杉健治「東京‐岐阜Σ0秒の罠」読了。詐欺商法でのし上がった悪徳会社の会長が殺された。捜査陣は対立していた専務・工藤をマーク。しかし彼には鉄壁のアリバイがあった。工藤有罪を信じる刑事の沢月は執念の捜査の末、アリバイを崩し工藤を逮捕するが、その後の法廷で思わぬ展開が待っていた。

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posted at 21:47:58

2018年05月21日(月)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

18年5月21日

加えて作者の遊び心を感じさせてくれる結末も○で、やや粗削りなところもあるが、それ以上に盛り込まれたアイディアの面白さが光る異世界本格ミステリの良作と言っていいだろう。

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posted at 22:18:30

麻里邑圭人 @mysteryEQ

18年5月21日

本作のミステリ的な見所としては「誰が裏切り者なのか?」というフーダニットと「どうやって裏切り者が狼に情報を伝えていたのか?」というハウダニットの二点であり、どちらも読者の思い込みを巧く逆手にとった発想であっと驚かせてくれる。

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posted at 22:18:19

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18年5月21日

第12回小学館ライトノベル大賞優秀賞受賞作。童話の赤ずきんをベースに人狼ゲームの要素を盛り込んだ今時の作品ながら、なかなかどうして異世界本格ミステリとしてもきちんと成立しているのがいい。但し冒頭にある塔の見取り図からその手のトリックを期待すると、やや拍子抜けを覚えるかもしれない。

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posted at 22:18:01

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18年5月21日

氷桃甘雪「六人の赤ずきんは今夜食べられる」読了。森に住む「赤ずきん」と呼ばれる少女たちは赤い月の夜、狼の化け物に喰い殺される運命にあった。彼女たちを守り抜くと決意した猟師の私は森の外れの塔に六人の「赤ずきん」と共に朝まで籠城することになるが、彼女たちの中には裏切り者がいた――。

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posted at 22:17:27

麻里邑圭人 @mysteryEQ

18年5月21日

本作は作者のデビュー作である「花園の迷宮」が好きな人なら間違いなく気に入るであろう傑作である。

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posted at 00:10:54

麻里邑圭人 @mysteryEQ

18年5月21日

ミステリとしてみると真相よりもむしろ犯人を示す伏線や手掛かりの出し方に見るべきところがあり特に構成を巧く利用してある登場人物の特徴をさりげなく描いている点が秀逸。また最後まで読んで何故こういう構成にしたのか納得がいくと同時にそこから恐ろしくも悲しい人間性が見えてくるところもいい。

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posted at 00:10:34

麻里邑圭人 @mysteryEQ

18年5月21日

編集者の許に送られてきた老婆の手紙から始まる、ロマンに満ちた歴史ミステリ。大正期の横浜を舞台に繰り広げる登場人物たちの愛と毒の宴は鮮やかの一言であり、それに加えて不可解な装飾が施された死体という魅力的な謎と世界史におけるある有名なテーマが実にいいアクセントとして機能している。

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posted at 00:10:04

麻里邑圭人 @mysteryEQ

18年5月21日

山崎洋子「横浜秘色歌留多」読了。頽廃に酔う高級娼館、悪魔主義の大作家、灰青色の瞳の美少女を巡る男達の死闘、そして蓄音機から「黒い瞳」が流れる中、自動人形に囲まれたベッドに横たわるピンク色に染められたロシア人の毒殺死体――横浜の町で失踪した父親を探す娘が巻き込まれた惨劇の真相とは?

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posted at 00:09:32

2018年05月20日(日)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

18年5月20日

前作がホップだとするなら今回はステップであり、ゴジラという固定観念を見事に打ち崩してくれる。また主人公に突き付けられる究極の選択から浮き彫りになる人間性が実に虚淵らしく、この内容だけでも充分過ぎるのに虚淵によると三作目は更に無茶しているとのことなので思わずニヤリとしてしまったw

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posted at 22:56:29

麻里邑圭人 @mysteryEQ

18年5月20日

「GODZILLA 決戦機動増殖都市」観了。アニメ版ゴジラ三部作の二作目。前作の話はまだ想像の範囲内だったが、二作目の今回は正に奇想炸裂という内容でタイトルの意味が分かった瞬間は鳥肌ものだった。前作もアニメでしかできないゴジラだと思ったが、今回はそれ以上と言っていいだろう。

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posted at 22:55:49

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