麻里邑圭人

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  • 自己紹介 ミステリ初心者。非実在探偵小説研究会所属。 【好きな作家】飛鳥部勝則/梶龍雄/殊能将之/早坂吝/麻耶雄嵩 【好きな作品】「カルロッツァの翼」「殉教カテリナ車輪」「竹馬男の犯罪」「翼ある闇」「魍魎の匣」 【好きな映画】「キルビルVol.1」「サスペリア」「サンタ・サングレ/聖なる血」「ダークナイト」「リベリオン」
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2019年12月01日(日)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

19年12月1日

「ドクター・スリープ」観了。「シャイニング」の続編。150分を超える長尺にも拘わらず長いとは感じさせないストーリー展開がまず秀逸。そして何よりあの館を登場させた豪腕ぶりに痺れた。また異能バトルにさりげなく社会派要素を溶け込ませている点も巧く、続編として申し分ない出来と言えるだろう。

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posted at 22:53:34

2019年12月04日(水)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

19年12月4日

マツキタツヤ/宇佐崎しろ「アクタージュ act-age」9巻読了。役者としての千世子の焦りや夜凪の封印されし過去がこれまでの展開と絶妙に結び付いて舞台本番に向けて盛り上がっていく感じが堪らない。言うならば前夜祭特有の高揚感に満ちており、次巻への布石としては申し分ないだろう。

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posted at 09:47:21

麻里邑圭人 @mysteryEQ

19年12月4日

法月綸太郎「赤い部屋異聞」読了。日常に退屈した者が集い、世に秘められた珍奇な話や猟奇譚を披露する「赤い部屋」。そこで新会員のT氏が語る殺人遊戯の内容と彼を待ち受ける仰天の結末とは? 表題作ほか、決して最後まで読めない本”の怪異譚「だまし舟」などマニアであれば二度おいしい全九編収録。

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posted at 19:34:07

麻里邑圭人 @mysteryEQ

19年12月4日

作者が偏愛する名作九編を基にしたオマージュ短編集。帯には「研ぎ澄まされたロジック」とあるが本格ミステリというより捻りの効いた広義のミステリ作品集であり、各編の最後に挿入される作者のあとがきもとい詳細な解説によって元ネタに対する興味が湧いてくる作りになっているのが何とも心憎い。

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posted at 19:34:21

麻里邑圭人 @mysteryEQ

19年12月4日

ただその反面、収録作の幾つかはプロットをこねくり回し過ぎて短編の切れ味が鈍くなってしまっているのが気になる。収録作で個人的に気に入ったのはこの作者にしては珍しい幻想ホラー風味の「だまし舟」、「ノックス・マシン」を思わせる名探偵テーマにSF要素を絡めた「迷探偵誕生」あたりだろうか。

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posted at 19:34:33

麻里邑圭人 @mysteryEQ

19年12月4日

また「9の扉」にも収録されている「まよい猫」のあとがきで殊能センセー(まんまそう書かれている)の思い出話が語られているのが殊能ファン的に感慨深かった。

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posted at 19:34:56

2019年12月05日(木)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

19年12月5日

トーマス・オーウェン「黒い玉」読了。夕暮れどきの宿で彼がつけた明かりに驚いたかのように椅子の下へ跳び込んだ〈黒い玉〉。その正体を探ろうと、そこを覗き込んだ彼を待ち受けるのは底知れぬ恐怖とおぞましい運命だった――。ありふれた日常に潜む深い闇。怖い話、気味の悪い話など14の物語を収録。

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posted at 23:09:12

麻里邑圭人 @mysteryEQ

19年12月5日

ベルギーを代表する幻想派作家による怪奇幻想短編集。収録された十四編はきちんとオチがついているものから何が何だかよくわからないものまで様々だが、いずれも共通しているのは不気味な雰囲気を作り上げる語りの妙だろう。

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posted at 23:09:23

麻里邑圭人 @mysteryEQ

19年12月5日

個人的に気に入ったものでいえば夕暮れどきの公園に潜む魔と少女の危うい魅力を描いた「公園」、奇妙な犬との死闘が後に親子の悲哀を際立たせる「父と娘」、過去と現在が交錯する幻想と郷愁の物語「旅の男」あたりだろうか。とまれ、本作は文体さえ合うならその仄暗い魅力にどっぷり浸れる作品である。

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posted at 23:09:32

2019年12月07日(土)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

19年12月7日

吉田恭教「捜査一課ドラキュラ分室 大阪刑務所襲撃計画」読了。荒川河川敷に遺棄されていた性転換者の変死体と三人のテロリストによる大阪刑務所ジャック事件。なぜ彼らは大阪刑務所を選んだのか? 奇病を発症して日光に当たれなくなったキャリア警視・堂安一花と新任刑事の舟木亮太が捜査に乗り出す。

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posted at 11:38:13

麻里邑圭人 @mysteryEQ

19年12月7日

安楽椅子探偵物と警察小説を融合させた意欲的な作品。作者は過去にホラー要素を盛り込むことで警察小説に新たなバリエーションを与えようとしたが、本作では一転、警察小説にその対極とも言える安楽椅子探偵形式を導入、そのために生み出されたタイトルにもある〈ドラキュラ分室〉という設定が面白い。

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posted at 11:38:26

麻里邑圭人 @mysteryEQ

19年12月7日

また扱う事件も荒川河川敷に遺棄されていた性転換者の変死体と三人のテロリストによる大阪刑務所ジャック事件という不可解かつ一見何の繋がりもなさそうな二つの謎で読者の興味を惹き付けつつ、更にそこに密室殺人の謎も加わるという大盤振る舞いを見せてくれるのだから堪らない。

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posted at 11:38:44

麻里邑圭人 @mysteryEQ

19年12月7日

しかしながら最初の二つの事件に関してはさすがに結びつけ方が強引で必然性に乏しいと言わざるを得ないし、作者の作品を読み慣れているとストーリー展開が最終的にいつものパターンになってしまっているのも気になる。

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posted at 11:39:02

麻里邑圭人 @mysteryEQ

19年12月7日

とはいえ一部でオエッとなる(読めば分かる)殺害トリックや解説でも指摘されているいつもとは異なる手掛かりの配置など見るべきところも多く、何より一作だけとは言わず続きが読みたいと思わせてくれる作品である。

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posted at 11:39:16

2019年12月09日(月)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

19年12月9日

高柳芳夫「影を裁く日」読了。東京サミットが終了した晩、ホテル・ニューオークラのパーティー会場から朝倉外務省欧州局長の姿が消え、ほどなくして中庭にある滝つぼから他殺体となって発見された。彼が残したと思われる新聞の切り抜きがやがて、悲しい権力による悲劇を浮き彫りにしていく――。

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posted at 00:15:42

麻里邑圭人 @mysteryEQ

19年12月9日

第25回江戸川乱歩賞受賞作「プラハからの道化たち」に続く長編ミステリ。本作をミステリとしてみた場合、事件の構図はそこまで意外性はないだろう、どちらかというと外務省の病理とそれに付随する動機こそがメインであり、そこを際立たせるための人間ドラマ部分が実に秀逸。

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posted at 00:15:55

麻里邑圭人 @mysteryEQ

19年12月9日

そして終盤あえて犯人をぼかし読者に考えさせる余地を与えることで犯人とそれに関わるある人物の悲哀を描いている点もいい。本作は社会派テーマを巧くプロットに落とし込んだ良作である。

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posted at 00:16:08

2019年12月11日(水)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

19年12月11日

黒田研二「家族パズル」読了。父が亡くなる直前に雨降る病院の庭を靴を脱ぎ歩いた理由、殺人者として逮捕された優しきホームレス、借金を母を騙して父の形見である絵画を狙う青年、迷い犬に隠された謎、ずっと男を苦しめた母の一言と記憶の違和感。謎を解くことで家族の本当の姿が見えてくる五編収録。

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posted at 23:26:15

麻里邑圭人 @mysteryEQ

19年12月11日

家族に纏わる謎をテーマにした短編集。一応断っておくと作者の過去作である「嘘つきパズル」とは何の関連性もなかったりする(爆)。基本的には全編、謎が解かれることで見えてくる家族愛が見所であり、中には真相が途中で読めるものもあるが、それでも一貫して心温まる物語に仕上げている点がいい。

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posted at 23:26:43

麻里邑圭人 @mysteryEQ

19年12月11日

ベストをあげるなら一編目の「はだしの親父」で、メインの謎以外にも兄や弟の思い出話の中に父に纏わる幾つかの謎を散りばめ、それを有機的に結びつけることで主人公の知らなかった亡き父の人間像を描ききっている点が実に秀逸。

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posted at 23:27:10

麻里邑圭人 @mysteryEQ

19年12月11日

次点は本作のトリを飾る書き下ろしの「言霊の亡霊」で、収録作中最もトリッキーな構成でかつ、この作者らしい仕掛けが炸裂した好編であると共に「はだしの親父」の良い対比として見ることもできるだろう。とまれ、本作が久々に作者の本領が発揮されている良作なのは間違いない。

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posted at 23:27:29

2019年12月13日(金)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

19年12月13日

宇佐美まこと「黒鳥の湖」読了。世間を騒がす、拉致した女性の体の一部を家族に送り付け楽しむ殺人者の手口に不動産会社社長・財前彰太は既視感を覚える。それから間もなくして一人娘の美華の様子がおかしくなり、彼は否応なしに自らが過去に犯した罪と向き合うことになる――。

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posted at 00:33:22

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19年12月13日

連続猟奇殺人と家族の物語がリンクする長編ミステリ。以前にも作者は似た趣向の「聖者が街にやって来た」という作品を書いているが、本作はそれに加えて「愚者の毒」同様、登場人物たちの裏と表を実に効果的に描いているのが興味深い。

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posted at 00:33:49

麻里邑圭人 @mysteryEQ

19年12月13日

尤も「愚者の毒」と比べると本作の途中までの展開はありきたりと思う人もいるだろう。しかしながら、そのありきたりな部分があるからこそ、終盤の予想を裏切る怒濤の展開が際立ち、登場人物たちの裏の顔をくっきりと浮き彫りにする。

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posted at 00:33:59

麻里邑圭人 @mysteryEQ

19年12月13日

特にある人物の正体に関しては分かっていても衝撃的で、更にそれを隠れ蓑にしただけではなくメタ的仕掛けまで盛り込んだ二段構えの真相には少なからず驚かされることだろう。くれぐれも途中でありふれた物語と見限ることなく最後まで読んでほしい佳作である。

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posted at 00:35:11

2019年12月15日(日)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

19年12月15日

「屍人荘の殺人」観了。本格ミステリの映像作品としてみると出来はかなりいい。伏線はちゃんと絵として印象に残るようにしてるし原作の冗長な部分を端折りつつ冒頭の盗難事件のようなオリジナル要素で名探偵ぶりを補強しているのが○。所々感じる安っぽさとギャグは好みが分かれるが概ね良作だと思う。

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posted at 00:17:38

麻里邑圭人 @mysteryEQ

19年12月15日

「トールマン」観了。子取り鬼“トールマン”の正体とは? 序盤はホラー的雰囲気が濃厚だが、中盤の見方が反転する仕掛けや真相は正にミステリそのもの(実際、監督のパスカル・ロジェもそう言っている)。ただ本作をホラーと思ってみた人の大半はこの真相に戸惑うと思うw

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posted at 21:45:16

2019年12月20日(金)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

19年12月20日

西澤保彦「逢魔が刻 腕貫探偵リブート」読了。美貌の女子大生・住吉ユリエは同級生の小泊瀬海人から「親族が関わった殺人事件を題材にミステリ小説を書いてみたい」と相談され、大乗り気でストーリー作りに着手するが――「ユリエの本格ミステリ講座」を含む四編を収録。

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posted at 21:44:58

麻里邑圭人 @mysteryEQ

19年12月20日

腕貫探偵シリーズの一作。といっても腕貫探偵本人が登場するのは四編目「ユリエの本格ミステリ講座」だけだったりする。ベストを挙げるなら表題作であり、何が謎なのかいまいちはっきりしない展開が続いたかと思えば最後になっていきなりぶちまけられるこの作者らしいどす黒い真相がなかなかに衝撃的。

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posted at 21:45:14

麻里邑圭人 @mysteryEQ

19年12月20日

惜しむらくは最後の真相を成立させるためのある関係性がやや描写不足な点であり、もう少しページ数を増やしてそこを丁寧に掘り下げればもっと良くなったのではないだろうか。次点は「ユリエの本格ミステリ講座」で、真相そのものよりも作者のミステリ手法が窺える感じが興味深い一編である。

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posted at 21:45:24

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