麻里邑圭人
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- 現在地 涅槃
- 自己紹介 ミステリ初心者。非実在探偵小説研究会所属。 【好きな作家】飛鳥部勝則/梶龍雄/殊能将之/早坂吝/麻耶雄嵩 【好きな作品】「カルロッツァの翼」「殉教カテリナ車輪」「竹馬男の犯罪」「翼ある闇」「魍魎の匣」 【好きな映画】「キルビルVol.1」「サスペリア」「サンタ・サングレ/聖なる血」「ダークナイト」「リベリオン」
2022年10月07日(金)
しかしながらそれらの愉快なハプニングの中で描かれたさりげない出来事が後に意外な伏線となって思いがけない展開を引き起こしていく点はある種のミステリ的面白さと言ってもいいかもしれない。その一方で本編の内容をより深く掘り下げるサイドストーリー集としても良くできた作品である。
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posted at 22:06:10
最強の引きこもり天才魔女が正体を隠し王子に迫る悪を密かに裁く学園ファンタジーシリーズの番外編。四巻と五巻の間の日常エピソードを描いた本作は事件簿と銘打たれてはいるものの、その殆どはミステリと言うには他愛もない愉快なハプニングであり、それに巻き込まれるモニカたちの姿が普通に楽しい。
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posted at 22:05:26
依空まつり「サイレント・ウィッチIV -after- 沈黙の魔女の事件簿」読了。学園祭を終え冬休みが迫るセレンディア学園。しかしモニカは盗み食い事件や迷子騒動、正体不明の火の玉、怪しいおまじないなど次々と難事件(?)に遭遇。モニカと探偵小説にハマり中の黒猫が事件の謎を解き明かす。
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posted at 22:05:08
2022年10月01日(土)
他にも「呪わしい波」が怪異をミステリ的手法で描いた点も興味深いが、それ以上に火村物の連作短編集「怪しい店」を彷彿とさせる古物商の日常描写がいい。また「囚われて」はオカルトをまるで信じていないからこそ成立する物語とタイトルが実にユニーク。
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posted at 16:01:14
その一方で本作ならではの特徴として全編コロナ禍という状況を何らかの形で物語に活かしている点が挙げられる。中でも頭と手首のない霊に端を発する殺人事件の謎を描いた「戸口で招くもの」は、前述したコロナ禍ならではのロジックの飛躍が楽しい一編である。
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posted at 16:00:36
心霊探偵・濱地健三郎が探偵役を務める連作ホラーミステリシリーズの三作目。怪談のようでもありミステリのようでもあり……というのが作者の目指すこのシリーズのコンセプトだが、一作目はミステリ寄り、二作目は怪談寄りときて今回の三作目ではそのバランス配分が最も巧くいっているように思う。
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posted at 16:00:04
有栖川有栖「濱地健三郎の呪える事件簿」読了。リモート飲み会で現れた「小さな手」の正体。廃屋で手招きする「頭と手首のない霊」に隠された真実。歴史家志望の美男子を襲った心霊は古い邸宅のどこに巣食っていたのか……年齢不詳の探偵・濱地健三郎が助手のユリエと共に六つの謎と怪異に挑む。
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posted at 15:59:37