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麻里邑圭人

@mysteryEQ

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  • 自己紹介 ミステリ初心者。非実在探偵小説研究会所属。 【好きな作家】飛鳥部勝則/梶龍雄/殊能将之/早坂吝/麻耶雄嵩 【好きな作品】「カルロッツァの翼」「殉教カテリナ車輪」「竹馬男の犯罪」「翼ある闇」「魍魎の匣」 【好きな映画】「キルビルVol.1」「サスペリア」「サンタ・サングレ/聖なる血」「ダークナイト」「リベリオン」
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2018年03月09日(金)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

18年3月9日

またミステリとしてもよく練られていて、特に見立てにおけるある逆転の発想とも言うべき使い方と、予想外のところからくる犯人の決め手が素晴らしい。本作は隠れた見立てミステリの秀作であると同時に、シリーズ読者にとってもシリーズ屈指の難事件として見逃せない作品である。

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posted at 20:16:59

麻里邑圭人 @mysteryEQ

18年3月9日

名探偵チビーシリーズの六作目。本作は見立てというテーマもさることながら、シリーズ中最も容疑者候補が多い点、そして何より名探偵が初めて敗北を余儀なくされる物語であるところが実に熱い。

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posted at 20:16:47

麻里邑圭人 @mysteryEQ

18年3月9日

新庄節美「名探偵チビー 一角ナマズの謎」読了。町外れにあるネコネ家で門や彫刻、インテリアに使われている一角ナマズが次々とイタズラされる奇怪な出来事がおこった。チビーは一連の事件はこの地方に伝わる童謡の見立てであることに気付く。だが犯人の目的はまるでわからないまま新たな事件が……。

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posted at 20:16:28

2018年03月08日(木)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

18年3月8日

そして何より犯人がしぶといのが好印象で、最終的に探偵が冷静に事件の状況を分析することが犯人を追い詰める最善の策となっているのもいい。全体的にトリックとロジックのバランスがいい佳作と言っていいだろう。

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posted at 20:30:00

麻里邑圭人 @mysteryEQ

18年3月8日

名探偵チビーシリーズの五作目。今回は何故犯人がカボチャを盗んだのかというホワイダニットと容疑者たちの鉄壁のアリバイが同時に攻略されるカタルシスもさることながら、トリックが分かってもおいそれと犯人の正体に繋がらないように一工夫されている点は○。

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posted at 20:29:53

麻里邑圭人 @mysteryEQ

18年3月8日

新庄節美「名探偵チビー 黄金カボチャの謎」読了。「カボチャが一番亭」から消えたカボチャの謎を調査しにチビーたちが黄金カボチャ村へ来た次の日、村の運命を左右する書類が盗まれチビーたちは事件捜査を依頼された。犯人は村の者か、それとも外部の者か? そして二つの事件に繋がりはあるのか?

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posted at 20:29:26

2018年03月07日(水)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

18年3月7日

名探偵チビーシリーズの四作目。大掛かりな物理トリックもさることながら何よりタイトルにもなっている首なし雪だるまという謎の使い方に本格ミステリ作家としての作者のセンスが感じられるのがいい。加えて犯人当てとしても一筋縄ではいかない発想の転換が求められる点がなかなか心憎い佳作である。

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posted at 22:20:14

麻里邑圭人 @mysteryEQ

18年3月7日

新庄節美「名探偵チビー 首なし雪だるまの謎」読了。ケーキコンクールの会場、ウォルナットホテルに脅迫状がとどき、チビーたちの警戒の目をくぐってコンクールに出品するケーキがこわされた。厨房は密室だったのにどうやって? そしてホテルの庭にあった雪だるまの首がなくなっていたのは、なぜ?

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posted at 22:19:51

麻里邑圭人 @mysteryEQ

18年3月7日

名探偵チビーシリーズの三作目。事件が次々と新展開を見せるプロットの転がし方が楽しい一方で、何気に無駄なところがほとんどないのが○。また単純明快なトリックを最後まで隠し通した技巧も素晴らしく、それが解かれると同時に犯人も判明する鮮やかさが実に心地いい良作である。

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posted at 22:19:14

麻里邑圭人 @mysteryEQ

18年3月7日

新庄節美「名探偵チビー 泣き虫せんたく屋の謎」読了。ジブザブクリーニング店の物干し場が荒らされて、せんたくものがばらまかれた夜、近所のオライリー音波エネルギー研究所では軍事機密の設計図が盗まれていた。国家存亡にかかわるスパイ事件を前に、チビーの脳細胞がフル回転しはじめる……。

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posted at 22:18:19

2018年03月02日(金)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

18年3月2日

勿論この二編をセットにした作者の意図は理解できるが、作者のことを何も知らない人が本作を読んだら怒り出すのではないかと他人事ながら心配せずにはいられない(爆)。ある意味、究極の悪ふざけである本作は、作者を知る人ほど混ぜるな危険的スリリング(?)が楽しめる作品である。

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posted at 21:37:48

麻里邑圭人 @mysteryEQ

18年3月2日

バレエをテーマにした芸術探偵シリーズの中篇集。「ドンキホーテ・アラベスク」が派手さはないがそつなく纏まった芸術探偵シリーズらしい一編であるのに対し、「グラン・パ・ド・ドゥ」は……正直、これを「ドンキホーテ・アラベスク」とセットにしてしまった作者の度胸(!)には恐れ入る。

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posted at 21:37:29

麻里邑圭人 @mysteryEQ

18年3月2日

深水黎一郎「虚像のアラベスク」読了。名門バレエ団に届いた創立十五周年記念公演の中止を要求する脅迫状。要人警護に当たる海埜警部補は甥の芸術探偵・神泉寺瞬一郎に協力を求める――「ドンキホーテ・アラベスク」他、不可解な盗難事件と圧死事件の真相に迫る「グラン・パ・ド・ドゥ」を収録。

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posted at 21:37:07

2018年02月27日(火)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

18年2月27日

もっとも最後に明かされる動機に関してはこの手のお約束のようなもので新鮮味はないが、殺伐としたそれまでの展開に対し妙にほのぼのした結末のギャップがなかなかシュールで面白い。ミステリファンはもとよりSFファンにもアピールできる良作と言っていいだろう。

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posted at 23:40:51

麻里邑圭人 @mysteryEQ

18年2月27日

仮想空間でのデスゲームを扱ったSFミステリ。フーダニットの要素を盛り込みつつも、特筆すべきはやはり某SF映画を彷彿とさせる世界の構造をミステリ的手法で描いてみせた点であり、それが明らかになると同時に芋蔓式に解ける盲点をついた真相が素晴らしい。

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posted at 23:40:34

麻里邑圭人 @mysteryEQ

18年2月27日

伽古屋圭市「断片のアリス」読了。人々が生活の殆どをVRシステム―ALiS―の中で過ごしている近未来。その仮想空間で突如、椎葉羽留は痛覚も死も存在する恐怖のVRクラスタに囚われてしまう。そしてログアウト不能の狂気の館で連鎖する殺人。やがて辿りつく世界の真相と「彼女」の正体とは?

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posted at 23:40:21

2018年02月25日(日)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

18年2月25日

ただ一点、作品とは関係ないところでアンフェア気味な部分があるのが気になるが、それさえ目を瞑ればRPGならではの仕掛けが堪能できる本格ミステリの佳作と言っていいだろう。

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posted at 17:33:30

麻里邑圭人 @mysteryEQ

18年2月25日

そして、その特徴が構成に仕掛けられたある罠と結び付いて、思わぬところからあっと驚かせてくれるのがいい。それに加えて畳み掛けるように裏で動いていたコンゲーム的企みを明かすことで何とも言えないカタルシスを生み出すことにも成功している。

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posted at 17:33:15

麻里邑圭人 @mysteryEQ

18年2月25日

王道ファンタジーRPGの設定を使ったクローズド・サークル物の犯人当てミステリ。これまでにもRPGの設定を使ったミステリ作品は幾つかあったが、本作のようにそれぞれの職業の特徴をゲーム的解釈で細かく突き詰めた作品はあまりなかったように思う。

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posted at 17:32:49

麻里邑圭人 @mysteryEQ

18年2月25日

八槻翔「天空城殺人事件」読了。魔王討伐に向かうため、勇者は天空の城に異なる職業の七人を集めた。三人の仲間を選ぶために。だが戦士は城に現れず、その夜に勇者の部屋が荒らされる。そして翌日、法術師の死体が発見された。天空に浮かぶ城で巻き起こる連続殺人事件……果たして犯人とその目的は?

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posted at 17:32:31

2018年02月21日(水)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

18年2月21日

タイトルからも分かるように真の犯行現場を特定するこの短編は、人工的舞台設定と多重推理により真相に迫っていく過程、そして盲点をつく真相が実にバランス良く成立している。できれば収録作全部をこのクオリティーで読みたかった。

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posted at 22:25:10

麻里邑圭人 @mysteryEQ

18年2月21日

一方ミステリとしてみるとテーマは魅力的だが、だからといって完成度が高いとは限らないのが難で、定番のネタを捻ったもののそれが巧くやられた感に繋がらず何とも言えないモヤモヤ感が残る。その中で唯一成功作を挙げるならやはり「ウェアダニット・マリオネット」だろう。

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posted at 22:24:58

麻里邑圭人 @mysteryEQ

18年2月21日

デスゲームにミステリではお馴染みのフーダニット、ホワイダニットといった5W1Hをテーマとして絡めた連作ミステリ。但しデスゲーム物としてみるとキャラや舞台設定の描写がかなりあっさりしているため、命のやり取りをしている緊張感が全くないのが気になる。

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posted at 22:24:41

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18年2月21日

円居挽「語り屋カタリの推理講戯」読了。少女ノゾムが難病の治療法を見つけるために参加したデスゲームの条件はただ一つ――謎を解いて生き残ること。奇妙な青年カタリは彼女に“Who”“Where”“How”などにまつわる事件を推理するためのレクチャーを始める。「君に謎の解き方を教えよう」

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posted at 22:23:22

2018年02月20日(火)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

18年2月20日

また本格ミステリとしてはご法度のネタをやるにしても舞台設定や登場人物の作り込みが甘いせいで全くフォローできておらず、折角の蘊蓄もただの言い訳にしか聞こえないのが痛い。個人的には期待していた作品だっただけに、この結果は非常に残念だった。

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posted at 22:21:04

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18年2月20日

但し百鬼夜行シリーズのパスティーシュである「ヴァルプルギスの火祭」と違ってオリジナルである本作でそれをやったらただの物真似でしか過ぎないのが微妙な所であり、加えてラストに持ってきたネタも作者が好きなもう一つのシリーズであるS&Mシリーズの某作を彷彿とさせるのだから余計タチが悪い。

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posted at 22:20:50

麻里邑圭人 @mysteryEQ

18年2月20日

以前、百鬼夜行シリーズのパスティーシュ企画「薔薇十字叢書」で「ヴァルプルギスの火祭」という良作を送り出した作者による長編ミステリ。一応本作はオリジナルということだが、結論から言うとどうしようもなく百鬼夜行シリーズだった。

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posted at 22:20:24

麻里邑圭人 @mysteryEQ

18年2月20日

三門鉄狼「探偵女王とウロボロスの記憶」読了。聖信光学院の屋上から元生徒会長・美嘉見麻莉が突き落とされ、その直後に衆人環視の中、姿を消した。その彼女が今度は三日後の夜、複数の人物に目撃される。果たして麻莉は学院に伝わる聖女伝説どおりに復活したのか?

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posted at 22:19:50

2018年02月17日(土)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

18年2月17日

「悪女/AKUJO」観了。血煙舞う凄絶なバイオレンスアクションと絵的な分かりやすさより臨場感を優先した超絶技巧カメラワークが実に圧巻。その一方で古臭さすら感じるメロドラマ部分との温度差が気になったが、それがあるからこそ終盤の容赦ない展開が際立つことを考えると致し方ないところか。

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posted at 23:14:43

2018年02月16日(金)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

18年2月16日

それにより生まれるドラマが実に切なく、加えて怪奇作家でもある作者の幻想性が物語に絶妙なアクセントを与えているのもいい。尤もミステリ的仕掛けとしてはありふれているといっていいかもしれないが、それでも職人芸のように作り込まれたプロットには見るべきところがある傑作である。

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posted at 21:13:09

麻里邑圭人 @mysteryEQ

18年2月16日

物語の後半、意外な所から判明するある人物の正体を皮切りに浮き彫りになっていくその繋がりもさることながら、個人的に最も感心したのは、やはり繋がりを明らかにしていく過程で今まで見えていたある事件の構図をもガラリと反転させてしまった点だろう。

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posted at 21:12:54

麻里邑圭人 @mysteryEQ

18年2月16日

「愚者の毒」で日本推理作家協会賞を受賞した作者による群像劇ミステリ。この手の作品の醍醐味というとバラバラに描かれていた登場人物たちの物語がどういう風に繋がっていくかという点だが、本作もまたその期待に充分応えてくれる。

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posted at 21:12:37

麻里邑圭人 @mysteryEQ

18年2月16日

宇佐美まこと「熟れた月」読了。癌で余命半年と宣告されたヤミ金業のマキ子、落ちぶれた取り立て屋の乾、陸上部のエース・阿久津先輩に憧れる高校生の結、生まれてから車椅子の生活しか知らない身体不自由な博……一見無関係な彼らの世界が繋がる時、不思議な縁が浮き彫りになっていく――。

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posted at 21:12:22

麻里邑圭人 @mysteryEQ

18年2月16日

加藤元浩「C.M.B.」37巻読了。今回は何と言ってもロボットと被害者一人しかいない小惑星で起きた殺人事件を扱った「鉱区A-11」が傑作。「ナスカの地上絵」(16巻収録)以来の壮大なトリックが実に素晴らしい。

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posted at 13:16:53

麻里邑圭人 @mysteryEQ

18年2月16日

一方「陰火」は真相よりも事件を引き起こした犯人の動機の方が印象に残った。

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posted at 09:30:45

麻里邑圭人 @mysteryEQ

18年2月16日

今回収録された二編のうち、推すとするなら「美しい絵」の方だろう。「美しい絵」はトリックだけ取り出せば新鮮味はないものの、舞台とタイトルにもなっている絵画という小道具を巧く使うことで滋味深い作品に仕上げている。

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posted at 09:30:32

麻里邑圭人 @mysteryEQ

18年2月16日

加藤元浩「Q.E.D.iff」9巻読了。夫が妻を殺す事件があった家で怪奇番組を撮影中、人魂と共に現れた白い影に出演者が襲われる「陰火」、イギリスでマフィアの手下の車からボスの死体を発見。被害者が直前まで滞在していた貴族の屋敷で容疑者たちのアリバイの壁に挑む「美しい絵」の二編収録。

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posted at 09:30:20

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