麻里邑圭人
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- 現在地 涅槃
- 自己紹介 ミステリ初心者。非実在探偵小説研究会所属。 【好きな作家】飛鳥部勝則/梶龍雄/殊能将之/早坂吝/麻耶雄嵩 【好きな作品】「カルロッツァの翼」「殉教カテリナ車輪」「竹馬男の犯罪」「翼ある闇」「魍魎の匣」 【好きな映画】「キルビルVol.1」「サスペリア」「サンタ・サングレ/聖なる血」「ダークナイト」「リベリオン」
2018年01月13日(土)
「中二病でも恋がしたい! -Take On Me-」観了。TVシリーズが好きな人間なら絶対観た方がいい素敵なエピローグに仕上がっていた。特に良かったのはやはりタイトルの意味を回収するように構成されたシナリオだろう。あと大塚芳忠の神様は卑怯だと思うw
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2018年01月06日(土)
また中二病感のある設定はゴテゴテしているわりにそれほど物語に活かされてはいないし、ダンジョンの謎にしてもあまり面白いものではない。むしろ本作で見るべきところは誰が味方で誰が刺客なのかという点であり、そこに関しての騙しはかなり徹底していると言っていいだろう。
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美少女ゲームクリエイターとして知られる作者による能力バトルとコンゲームの要素をミックスしたデスゲーム物。但しデスゲーム物と言ってもクローズド・サークルでの殺し合い型ではなくRPGベースのダンジョン探索型なので、サスペンス性を求めると些か肩透かしを覚えるかもしれない。
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すかぢ「幼女さまとゼロ級守護者さま」読了。最高難易度のデスゲーム「天球儀の迷宮」に招待されたのは雨宮羽玖を含む最高位の能力者達だった。 高位の能力者達が集う閉鎖空間で誰かが羽玖を亡き者にしようと狙い誰かが羽玖を守護する切り札となる。様々な思惑が交錯する中、迷宮探索が幕を開けた。
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「スター・ウォーズ/最後のジェダイ」観了。上映時間150分というかなり長い作品ながら、最後までどっちに転ぶか予断を許さない緊張感を維持し続けた点、それでいて合間合間にユーモアを挟む余裕を忘れない点が素晴らしい。またお約束を良い意味で裏切り続けたところも個人的には高く評価したい。
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2017年12月27日(水)
ただその反面、終盤明らかにページ数が足りていない感があり、その慌ただしさが折角の結末の余韻に水を差してしまっているのが勿体ない。とはいえ幾つか見所もあり、個人的には妖魔に対抗する手段としてインターネットなどの現代技術を活用している点が面白かった。
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美帆と圭の高校生コンビが怪異に挑むゾンビ・ウォッチャーシリーズ完結編。タイトルからも察しがつくように今回もまた魔王の復活を巡り光と闇が対決する伝奇バトル物だが、最終巻ということもあって前作以上に過去作に出てきたキャラが多数登場し、最終決戦に彩りを添えてくれる。
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風見潤「妖魔復活」読了。美帆は魔物の動きを感じ始めていた。巷で相次ぐ不可思議な現象は全てが都心に向かっている……。では謎の少年・桂木玄が残した「あと三日」という言葉はまさか魔物の復活!? 美帆と圭は宿敵同士の祖先が競って封じた呪文と印を捜して、それぞれの故郷へ……。
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2017年12月26日(火)
話の展開としては「暗黒からの使者」同様、光と闇の対決を主軸としたよくある伝奇バトル物ではあるものの、最終巻に向けて物語が動き出したこともあってシリーズを追いかけてきた読者にとってはそれなりに先が気になる作品である。
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美帆と圭の高校生コンビが怪異に挑むゾンビ・ウォッチャーシリーズの六作目。今回はシリーズ四作目「暗黒からの使者」で主人公コンビと敵対した黒ずくめの少年・桂木玄が再登場するほか、もう一人、主人公コンビと因縁のある人物が出てきて物語を盛り上げてくれる。
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風見潤「赤い悪魔」読了。二学期の始業式の日、白川美帆は転校生の姿を見て息をのんだ。それは一年前に白川家の故郷の村で対決した、あの黒ずくめの少年だったのだ。これは偶然? それとも復讐? そして息をひそめてこの時を待っていた男がもう一人――。今、その毒牙が美帆と圭に襲いかかる!
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2017年12月25日(月)
美帆と圭の高校生コンビが怪異に挑むゾンビ・ウォッチャーシリーズの五作目。雪に閉ざされたホテルを舞台にしたクトゥルー物で、雰囲気作りは申し分ないが、物語としては終盤の駆け足ぶりとページの関係か色々投げっぱなしで終わってしまっているのが残念。できれば最後まできっちり書いてほしかった。
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風見潤「白銀に眠る妖魔」読了。友人たちと共に真智子と呉羽くんのキューピッド役としてスキーへやって来た美帆と圭。だが評判が良かったはずの宿泊先のホテルは常に不快な臭いがする上に、不可思議な出来事が続発。そして遂に美帆は隠された洞窟の先で恐ろしい儀式を目撃してしまう――。
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2017年12月21日(木)
本作が最も秀逸なのは怪異にある犯罪を組み合わせた点であり、その怪異を絶妙な隠れ蓑にすることでそれを最後まで伏せきった手腕が素晴しい。加えてある人物の正体もさりげなくミスディレクションが効いているし、何より真相が明かされることで生じる落差がいい。
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「禍家」「凶宅」に続く家を舞台にした長編ホラー。主人公が訪れた家で怪異に遭遇する展開はこれまでの家ホラーと同じながら本作はそれらの作品と比べるとどうにも捉えどころのないじれったさがあるがそれもそのはず、全貌が見えた途端、本作は本格ミステリへと鮮やかに変貌を遂げるのだ。
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三津田信三「魔邸」読了。小学六年生の優真は海外赴任が決まった義父の移住先が決まるまでの間、大好きな叔父と暮らすことになる。だが叔父に連れられて訪れたその家は神隠しの伝承がある森に建っていた。果たしてその家での最初の晩、何かが家の中を徘徊し、不気味な出来事が次々と優真に降りかかる。
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2017年12月20日(水)
とはいえシリーズとしてみるとターニングポイント的位置付けの作品ではあるので、今回出てきた新キャラが次回作以降どう関わってくるのかなど今後の展開に期待したい。
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美帆と圭の高校生コンビが怪異に挑むゾンビ・ウォッチャーシリーズの四作目。ミステリとホラーが程よくブレンドされた前作から一転、本作では完全に伝奇ホラーと化したばかりか、肝心の部分は何も語られず次回に続くという何ともモヤモヤする内容になっている。
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風見潤「暗黒からの使者」読了。白川家の故郷にある風韻の滝で台風の夜、滝つぼに転落した男が腹部を食いちぎられて殺される事件が起きた。そして時を同じくして村に現れた黒ずくめの美少年は一体何者なのか? 美帆が白川家の先祖に纏わる七十二年前の謎を追い始めた矢先に新たな惨劇が――。
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2017年12月19日(火)
また前作にも見られた特殊知識依存のロジックと終盤における読者置き去りの中二病展開もいただけない。トンデモ感こそ前作よりも薄れたものの、それでも文句だらけの本格ミステリと言わざるを得ないだろう。
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真相だけ見ればトリッキーなことをやりたかったんだなというのは伝わってくるものの、いかんせんそれを成立させるために必要な描写が色々足りておらず、真相が明かされてもぴんとこないというのが正直なところだったりする。
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女子高生探偵・鋸りり子が謎を解き明かすシリーズの三作目。不慮の事故で離れ離れになったワトソンと名探偵がそれぞれ巻き込まれる事件、それが再会と共に一気に解き明かされる展開はなかなか熱いものがあるが、肝心の真相はというとかなり難がある。
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中村あき「ラスト・ロスト・ジュブナイル 交錯のパラレルワールド」読了。自主制作映画の撮影中、不慮の事故で廃校に生き埋めにされてしまった中村あきたちを襲う連続殺人。一方、山中で遭難中の鋸りり子は地図にない村で監禁されてしまう。分断された彼らが再会を果たす時、明らかになる真実とは?
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posted at 22:24:57
その物語も途中に怪異側の視点を採用するなどして終始緊張感を維持し続けているし終盤の怪異の対処法にしても意外なものが伏線として機能しているのが面白い。あとがきによると本作の執筆はかなり苦労したようだが、その甲斐あってミステリとホラーが程よくブレンドされた良作に仕上がっていると思う。
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美帆と圭の高校生コンビが怪異に挑むゾンビ・ウォッチャーシリーズの三作目。シリーズを重ねるごとにミステリ色は強くなっているが、今回は冒頭に不可解な密室殺人の謎を持ってきて掴みは万全、しかも真相が物語と解離することなくきちんと溶け込んだものになっているのがいい。
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風見潤「水の神話」読了。美帆の父の探偵事務所に浦辺という母娘から調査依頼があった。父親が密室の浴室で死亡、娘にも危険が迫っているという。十日ほど前に福井県の村から埼玉県に引っ越してきたこの一家は何かを隠してる……!? そして美帆の同級生・夏子も父親の転勤でその村へ。夏子が危ない!
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2017年12月18日(月)
そんな収録作の中から強いてベストを挙げるなら小学校の運動会で起きた腕時計盗難事件を扱った第三話「便利屋、運動会でしくじる」で、他の収録作に比べて展開に捻りがある点と地味ながら決め手の演出が○。
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ヘタレ三十男と毒舌美少女のコンビが難事件に挑む連作ミステリシリーズの二作目。相変わらず些細なネタから事件を膨らませる手腕はさすがではあるものの、作者が得意としているはずの伏線の張り方に関しては珍しくあからさまであまり巧く隠蔽できていないように思う。
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posted at 23:49:29
東川篤哉「探偵少女アリサの事件簿 今回は泣かずにやってます」読了。地元・武蔵新城でなんでも屋を始めた俺、橘良太は溝ノ口に住む名探偵一家の一人娘で探偵気取りの美少女・綾羅木有紗の子守役を仰せつかっている。そんなある日、有紗と行った奥多摩のバーベキューで溺死体に遭遇してしまい……。
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posted at 23:49:19
しかしながらホラーミステリというには真相にあまり驚きがないところは物足りないし、オチのためとはいえ主人公たちが完全に傍観者に過ぎないのも気になる。願わくは次回作では主人公たちにもきちんと活躍の場があることを期待したい。
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美帆と圭の高校生コンビが怪異に挑むゾンビ・ウォッチャーシリーズの二作目。一作目よりも一段とミステリ寄りの展開になり、超常現象が起こることさえ除けば謎の演出や伏線の張り方は幽霊事件シリーズとほとんど変わらないと言っていいだろう。
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風見潤「闇の呼び声」読了。修学旅行で京都へやってきた白川美帆は骨董品屋で勾玉を見つけ思わず買ってしまう。翌日、同級生の大江圭と共に京都に住む圭の従姉のお見舞いに出かけたのだが、突然の嵐で屋敷に閉じ込められることに。その夜から美帆の勾玉を巡り、次々と不思議なことが起こり始めて――。
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posted at 20:05:12