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麻里邑圭人

@mysteryEQ

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  • 自己紹介 ミステリ初心者。非実在探偵小説研究会所属。 【好きな作家】飛鳥部勝則/梶龍雄/殊能将之/早坂吝/麻耶雄嵩 【好きな作品】「カルロッツァの翼」「殉教カテリナ車輪」「竹馬男の犯罪」「翼ある闇」「魍魎の匣」 【好きな映画】「キルビルVol.1」「サスペリア」「サンタ・サングレ/聖なる血」「ダークナイト」「リベリオン」
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2017年10月19日(木)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

17年10月19日

またシリーズの見所の一つである仮説のビルド&スクラップに関してはワトソン役である純子のトンデモ推理に拍車がかかっており、読んでいる途中何度も笑わせてもらったw ある意味、本作のまだ見ぬ密室トリックを追求する姿勢は21世紀本格に通じるものがあるかもしれない。

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posted at 23:52:22

麻里邑圭人 @mysteryEQ

17年10月19日

その複数のトリックが具体的には何なのかはここでは伏せるが、緻密にして複雑な仕掛けと大胆なミスディレクション、そしてそれをやってのけた犯人を追い詰める皮肉かつ鮮やかなオチには脱帽と言わざるを得ない。

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posted at 23:52:02

麻里邑圭人 @mysteryEQ

17年10月19日

しかしながらその作り込みは半端ではなく正直ここまで徹底的にやってくれると圧巻の一言に尽きる。中でも凄まじいのは長編と言っても差し支えのない長さの表題作で作中のミステリ作家が語る「これから(のトリック)は、複数のトリックのコンビネーションで勝負」というのを見事に実践してみせている。

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posted at 23:51:43

麻里邑圭人 @mysteryEQ

17年10月19日

防犯探偵シリーズの四作目となる連作ミステリ。今時珍しい密室トリックに拘った内容は前作「鍵のかかった部屋」と同様だが、本作では更にそれを追求した結果、かなりの特殊知識が要求されるトリックばかりになっているのは賛否が大きく分かれるところだろう。

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posted at 23:51:04

麻里邑圭人 @mysteryEQ

17年10月19日

貴志祐介「ミステリークロック」読了。世界でも希少な時計が集められた山荘の晩餐会。主催者の女流作家の怪死は「完璧な事故」で終わるはずだった。そう、居合わせた防犯コンサルタント・榎本径が異議を唱えなければ……。表題作含む、斜め上を行くトリックに彩られた四つの事件を収録。

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posted at 23:50:38

2017年10月18日(水)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

17年10月18日

本作は前作以上に作者らしさが存分に発揮された、本格ミステリの秀作である。

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posted at 22:10:51

麻里邑圭人 @mysteryEQ

17年10月18日

そんな本作のミステリとしての見所はというと連続する不可能犯罪からトリックが凄い作品なのかと思いがちだが、読み終わってみると意外にも(?)ロジカルな犯人当てだったことに驚かされる。勿論個々のトリックもよく練られているが、それ以上に密室への拘りが犯人の正体に直結している点が秀逸。

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posted at 22:10:40

麻里邑圭人 @mysteryEQ

17年10月18日

加えてワールドワイドに展開する事件のスケールの大きさや数学ネタを活かした不可能犯罪の演出は正にこの作者ならではのものであり、作者のファンはもとより作者のファンでなくてもついついページをめくらずにはいられない面白さがある。

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posted at 22:10:06

麻里邑圭人 @mysteryEQ

17年10月18日

本格ミステリ漫画「Q.E.D. 証明終了」の作者による長編ミステリ小説シリーズ第二弾。作者の漫画をそのまま小説化したようなテンポの良い物語は前作と同様だが、今回は事件を一つに絞ったことによりテーマが一段と明確になり、ミステリとしての完成度も格段に上がっているのが好印象。

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posted at 22:09:44

麻里邑圭人 @mysteryEQ

17年10月18日

加藤元浩「捕まえたもん勝ち!2 量子人間からの手紙」読了。元アイドルの捜査一課刑事・七夕菊乃と天才にして壊滅的な変人刑事・アンコウこと深海安公。二人が挑むのは、密閉された倉庫や監視カメラの密林をすりぬけて殺人を犯す「量子人間」事件――FBIもお手上げの連続不可能殺人だった。

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posted at 22:09:17

2017年10月17日(火)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

17年10月17日

また物語が進むにつれて明かされていく一族の暗部に関しては作者らしい漫画的発想や麻耶っぽさ(?)が所々に感じられるのが何とも微笑ましい。総じて本作は御家騒動という本格ミステリではお馴染みのテーマを作者らしいエンタメに昇華させた作品と言えるだろう。

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posted at 23:15:30

麻里邑圭人 @mysteryEQ

17年10月17日

御家騒動に纏わるホワイダニットに比重を置いた全四話構成の連作ミステリ。一応各話ごとに本格ミステリ的見所が用意されてはいるものの、あくまでそれらは「的」なもの――要素でしかなく、最終的には作者が得意とするコンゲームに収束していく点が面白い。

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posted at 23:14:23

麻里邑圭人 @mysteryEQ

17年10月17日

円居挽「誰が死んでも同じこと」読了。一大コンツェルンの中枢・河帝商事の創業者一族が相次いで殺された。相続争いと思いきや、事は一筋縄ではいかないようで……。警察庁から派遣されたキャリア捜査官・十常寺迅は河帝商事の内部事情をよく知る秘書の灰原円と共に一族の暗部に踏み込んでいく。

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posted at 23:14:04

麻里邑圭人 @mysteryEQ

17年10月17日

一方「白いカラス」は作者が得意としているコンゲーム的展開からの鮮やかな反転と共に明らかになるタイトルの意味が素晴らしい。そしてそのタイトルの意味がひいては燈馬と可奈の関係性をも浮き彫りにする結末には思わず胸が熱くなってしまった。総じて二編とも傑作と言っていいだろう。

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posted at 09:15:21

麻里邑圭人 @mysteryEQ

17年10月17日

「海辺の目撃者」は殺人事件の目撃者から見た一人称視点という趣向の時点で何かあると思う人がいるかもしれないが、その上でアレ系とはまた違う盲点の突き方が秀逸。そしてそれ以上に見えているのに見えていないもう一つの盲点――大胆な死体の隠し場所が良かった。

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posted at 09:15:10

麻里邑圭人 @mysteryEQ

17年10月17日

加藤元浩「Q.E.D.iff」8巻読了。瀬戸内海の小島で起きた殺人事件を目撃者から見た一人称視点で描く「海辺の目撃者」、燈馬と大喧嘩した可奈が単独で「故人の愛人と弁護士がお金を隠しているのでは?」と考えた遺族たちと共に弁護士を罠にかける計画を立てる「白いカラス」を収録。

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posted at 09:14:54

2017年10月14日(土)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

17年10月14日

加えて全体的に伏線の張り方が優れており、それらが有機的に結び付くことで浮かび上がる人間ドラマに思わず嘆息すること請け合いの秀作である。

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posted at 19:12:06

麻里邑圭人 @mysteryEQ

17年10月14日

その落差はなかなかのもので、とりわけある人物の正体に至っては巧みに伏せていた技巧と相俟って驚く読者も少なからずいるに違いない。また三つの犯罪に使われた各トリックもよく練られており、特に武蔵野の事件の真相をあるもので告発してみせた点が○。

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posted at 19:11:51

麻里邑圭人 @mysteryEQ

17年10月14日

第70回日本推理作家協会賞受賞作。全三章から成る本作は三つの時間軸において仕組まれた三つの犯罪とそれに関わってしまった二人の男女の破滅を描いているが、特に秀逸なのは何と言っても登場人物たちの裏と表が実に効果的に描かれている点だろう。

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posted at 19:11:36

麻里邑圭人 @mysteryEQ

17年10月14日

宇佐美まこと「愚者の毒」読了。1985年、上野の職安で出会った葉子と希美は互いに後ろ暗い過去を秘めながら友情を深めてゆく。しかし希美の紹介で葉子が家政婦として働き出した旧家の主が不審な死を遂げたのを機に過去の因縁が二人に襲いかかる。絶望が招いた罪と転落。そして裁きの形とは?

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posted at 19:11:24

2017年10月13日(金)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

17年10月13日

しかもその真相はこの手の作品ではよくある部類――しかしながら雰囲気作りや語り口が巧いので不思議とガッカリした気分にはならない。むしろ収まる所に収まったような安心感すら覚えるだろう。とはいえ本作はどちらかと言えば丁寧に作られた予定調和の怪奇小説が好きな読者の方が楽しめる作品である。

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posted at 21:18:52

麻里邑圭人 @mysteryEQ

17年10月13日

「愚者の毒」で日本推理作家協会賞を受賞した作者の長編怪奇ミステリ。ダムの底に沈んだ村でかつて起きた村長の怪死事件とヒロインの忌まわしい過去の記憶が語られる本作は伏線が丁寧に張られ過ぎているせいか、ある程度ミステリを読み慣れている読者なら大半が途中で真相に気付いてしまうだろう。

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posted at 21:18:36

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17年10月13日

宇佐美まこと「死はすぐそこの影の中」読了。ピアノの調律師の一藤麻衣子には秘密があった。愛媛の山奥にある七富利村で過ごした少女時代、村がダムに沈む直前の村長だった伯父の無惨な死体を彼女は目撃したのだ。その肩にはくっきりと十字の印が……。それは村人が噂する隠れキリシタンの祟りなのか?

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posted at 21:18:25

2017年10月11日(水)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

17年10月11日

一部ある人物の行動に説明不足な点が感じられるものの、全体的に見れば完成度は非常に高く、極限状況下の物語としてもツボを押さえた作りなのは好印象。「読んだことのないミステリ」を書きたかったという作者の狙いが十二分に達成された、鮎川賞の中でも屈指の傑作である。

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posted at 22:42:44

麻里邑圭人 @mysteryEQ

17年10月11日

しかもその仕掛けは単純なトリックだけではなく、ホワイダニットや構図にまで及んでおり、そこからはゾンビという設定を使ってどこまで本格ミステリが書けるのかという作者の徹底的な拘りがひしひしと感じることができる。

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posted at 22:42:27

麻里邑圭人 @mysteryEQ

17年10月11日

第27回鮎川哲也賞受賞作。本作は王道のクローズドサークル本格とゾンビホラーを融合させた異色作であり、この特殊状況下だからこそできる仕掛けを次々と打ち出してくれる点がまずもって素晴らしい。

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posted at 22:42:11

麻里邑圭人 @mysteryEQ

17年10月11日

今村昌弘「屍人荘の殺人」読了。神紅大学ミステリ愛好会の葉村譲と明智恭介は映画研究会の夏合宿に参加するため、探偵少女・剣崎比留子と共に紫湛荘を訪ねた。ところが合宿一日目の夜にバイオテロが発生、ゾンビと化した感染者たちに紫湛荘が取り囲まれる中、参加者の一人が密室で惨殺されて……。

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posted at 22:41:59

2017年10月10日(火)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

17年10月10日

加えてどう見ても歪んでいるのに何故か爽やかな、THE 石持浅海的ラストも素晴らしい。少なくともこのシリーズにファンが期待しているものが十二分に詰め込まれている佳作と言っていいだろう。

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posted at 22:48:33

麻里邑圭人 @mysteryEQ

17年10月10日

しかもこの心理戦が恐ろしいのは回りの人物がどんどん巻き込まれていく点であり、その結果、一人ずつ精神的に打ちのめされて脱落していく様は正に壮絶の一言に尽きる。そして関係者のほとんどが死屍累々となった後に明かされる真相はこの心理戦があったからこそ引き立つものであり、思わず唸らされた。

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posted at 22:48:14

麻里邑圭人 @mysteryEQ

17年10月10日

ロジカルターミネーターこと碓氷優佳が探偵役を務める倒叙ミステリシリーズの長編四作目。といっても今回は犯人視点ではなく「わたしたちが少女と呼ばれていた頃」にも登場した小春の視点から殺人事件の背後に潜む黒幕的人物と優佳の息詰まる心理戦が描かれることになる。

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posted at 22:48:06

麻里邑圭人 @mysteryEQ

17年10月10日

石持浅海「賛美せよ、と成功は言った」読了。武田小春は親友・碓氷優佳と共に予備校時代の仲間の一人・湯村がロボット開発で名誉ある賞を受賞したことを祝うために催された会に参加した。だが宴が和やかに進行する中、出席者の一人がワインボトルで恩師を殴り殺してしまい……。

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posted at 22:47:35

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