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麻里邑圭人

@mysteryEQ

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  • 自己紹介 ミステリ初心者。非実在探偵小説研究会所属。 【好きな作家】飛鳥部勝則/梶龍雄/殊能将之/早坂吝/麻耶雄嵩 【好きな作品】「カルロッツァの翼」「殉教カテリナ車輪」「竹馬男の犯罪」「翼ある闇」「魍魎の匣」 【好きな映画】「キルビルVol.1」「サスペリア」「サンタ・サングレ/聖なる血」「ダークナイト」「リベリオン」
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2017年08月31日(木)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

17年8月31日

加えて展開に関しても最初はまともに事件を追っていたのに後半になるにつれて事件の扱いが雜になっていくのが辛い。一応犯人を特定する手掛かりはあるもののそこだけ妙に浮いてしまっており折角のミスディレクションも全く生きていない。ミステリとしてもキャラ物としても中途半端としか思えなかった。

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posted at 22:44:43

麻里邑圭人 @mysteryEQ

17年8月31日

雰囲気は名探偵っぽいのに必ず推理を外すお嬢様とその後輩が連続猟奇殺人事件の謎に迫る長編ミステリ。全体的に設定やキャラの使い方がこなれておらず、そのほとんどが物語に巧く活かされることなく終わっているのが残念。

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posted at 22:44:05

麻里邑圭人 @mysteryEQ

17年8月31日

御守いちる「霧ノ宮先輩は謎が解けない」読了。華麗な推理で解決する名探偵のように振る舞う財閥のお嬢様・霧ノ宮才華。そんな彼女がある日、女子高生首切り事件に巻き込まれる。「深き闇の中を彷徨いし謎、この私が白日の下に暴いてみせよう」……だが、彼女の推理が閃いても残念ながら謎は解けない。

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posted at 22:43:42

2017年08月26日(土)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

17年8月26日

どうせなら真相だけではなく事件の展開もサスペンス性に満ちた手に汗握るものを読ませてほしかった。

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posted at 16:42:21

麻里邑圭人 @mysteryEQ

17年8月26日

第3回島田荘司推理小説賞受賞作。機密データの誘拐という現代的な内容を扱いつつも最後に明かされる構図が国内作家RやKの某本格ミステリ作品を彷彿とさせるのが面白い。しかしながらそこに至るまでの過程が問題で、悪い意味で現代的な淡々とした事件の展開は正直苦行の一言に尽きる。

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posted at 16:42:05

麻里邑圭人 @mysteryEQ

17年8月26日

文善「逆向誘拐」読了。国際投資銀行A&Bから機密データが誘拐された。データが公開されれば新たな金融危機が起こりかねない。データにアクセスできた大手ソフトウェア会社クインタス担当のアナリストたちと一緒に軟禁されることになった情報システム部の植嶝仁は誘拐犯の正体を暴こうとするが……。

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posted at 16:41:35

2017年08月24日(木)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

17年8月24日

とはいえブラックユーモアとしてみると「被告は無罪」がなかなか面白くタイトルとの合わせ技というべき皮肉なオチがいい。また「冷たいのがお好き」は殺害方法よりもある登場人物が殺人を容認するに至る過程に見るべき所がある。少なくとも前作が気に入った読者であれば問題なく楽しめる作品集である。

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posted at 21:42:09

麻里邑圭人 @mysteryEQ

17年8月24日

「痛みかたみ妬み 小泉喜美子傑作短篇集」に続く増補再編集版第二弾。収録作のうち「またたかない星(スター)」にも収録されている五編は既読なので、それ以外の作品を主に楽しんだ。ミステリ的仕掛けという点では既読の「犯人のお気に入り」と「殺人者と踊れば」が2トップという印象は変わらず。

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posted at 21:41:57

麻里邑圭人 @mysteryEQ

17年8月24日

小泉喜美子「殺さずにはいられない 小泉喜美子傑作短篇集」読了。推理作家が親友に古今東西の殺し方を話したその晩、驚きの方法で人が殺される「冷たいのがお好き」、昔の恋人を消す計画を練っていた男が落ちた陥穽「殺さずにはいられない」など短編十編に加え幻のショートショートやエッセイを収録。

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posted at 21:41:44

2017年08月22日(火)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

17年8月22日

だがその代わりに本作には倒叙形式だからこそ読者が気付きえなかった事件の様相がガラリと反転するような仕掛けが盛り込まれており、その結果見えてくる様々な愛の形が実に秀逸。と同時に本作は探偵役自身の物語としても綺麗に纏まっており、読み終わった後しみじみと良かったと思える秀作である。

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posted at 22:30:48

麻里邑圭人 @mysteryEQ

17年8月22日

罪から解放された女の美しさを描くため一人の絵師が様々な事情で殺人に手を染めた四人の女の犯罪を暴いていく倒叙ミステリ連作。尤も倒叙ミステリの醍醐味の一つである探偵役がどうやって犯人に目星をつけたのかという点に関してはある特殊能力でスルーしているので微妙に思う人もいるかもしれない。

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posted at 22:30:31

麻里邑圭人 @mysteryEQ

17年8月22日

伽古屋圭市「散り行く花」読了。止むに止まれぬ動機から女性たちが犯した犯罪。そんな彼女たちの前に現れたのは美人画で有名な人気絵師だった。彼は「その美を僕の手で永遠に残してみたい」とモデルを頼む一方、幾重にも隠したはずの罪にも巧みに迫っていく――。

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posted at 22:30:10

2017年08月12日(土)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

17年8月12日

山崎京「死刑囚捜査官 芥川介の事件簿」3巻読了。正統派倒叙ミステリから一転、殺人の濡れ衣を着せられたことによる逃亡サスペンスに……かと思ったら再び倒叙ミステリになる急展開は嫌いではないものの、そこへ更に別の人間の思惑まで絡ませるのはさすがにやり過ぎだと思う。

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posted at 16:20:45

2017年08月05日(土)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

17年8月5日

更にラストに明かされるある事実にしても決定的な証拠に欠けるし、オチもシリーズ化を匂わせたかったのかもしれないが本格ミステリとしては失敗しているとしか思えない。見るべきところもなくはないが、それ以上に気になるところが散見される残念な作品である。

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posted at 21:33:04

麻里邑圭人 @mysteryEQ

17年8月5日

また後半でいえば五話が明らかにこの物語っぽくない事件を扱ったが故に真相が予想通り過ぎて拍子抜けだし、六話は多重推理という趣向は魅力的だが仮説が毎回新事実で否定されるのがいただけない。加えて真相より一個前の仮説の方が面白いのも読んでいて物足りなさを覚えてしまう。

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posted at 21:32:16

麻里邑圭人 @mysteryEQ

17年8月5日

全六話構成のユーモアミステリ連作。前半は作者得意の伏線芸を交えつつダミーの解決→真相の趣向を試みているが、肝心の真相が予測の範疇であるダミーの解決をそれほど上回っていないのが気になる。

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posted at 21:31:51

麻里邑圭人 @mysteryEQ

17年8月5日

天祢涼「探偵ファミリーズ」読了。格安家賃のシェアハウスに住むことになった元美少女子役の五月女リオは見返りとして大家の営む「レンタル家族業」を手伝うことに。一筋縄ではいかない依頼と次第に増える「家族」たちが思いもよらない事件を呼び込んで――。

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posted at 21:31:31

2017年08月04日(金)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

17年8月4日

またメインの物理トリックに関しては作品の方向性から見当がつきやすいものの探偵の推理法と絡めて独自性があるのは○。ただ個人的にはせっかく変わった形の館なのだからもう少しそっち方面のトリックも見たかった。とはいえ最近ではあまり見なかったタイプの書き手だと思うので次回作にも期待したい。

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posted at 22:38:53

麻里邑圭人 @mysteryEQ

17年8月4日

「このミステリーがすごい!」大賞の超隠し玉として出版されたこの賞では珍しい真っ当な本格ミステリにしてこれまた今時珍しい物理トリックに真っ向から挑んだ作品。トリックの解明がそのまま犯人の解明に繋がってしまうので犯人当てとしては少々物足りないものの細かい伏線がそれをフォローしている。

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posted at 22:38:39

麻里邑圭人 @mysteryEQ

17年8月4日

村上暢「ホテル・カリフォルニアの殺人」読了。アメリカのモハーベ砂漠に聳え立つホテル・カリフォルニア。そこに迷い込んだトミーこと富井仁はある時、歌姫の一人が密室で殺されているのを発見する。音楽に関する知識で事件解決に乗り出すトミーだったが、やがて不可思議な状況下で新たな惨劇が……。

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posted at 22:38:30

2017年07月31日(月)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

17年7月31日

更に終盤、思わぬところから明かされる真相にはかなりびっくりさせられるが、その一方で本格ミステリとしてみると探偵役がどこで真相に気付いたのか一切語られないので、やや物足りない部分があるのが残念。とはいえサプライズ重視のサスペンス物として読めば充分面白い佳作である。

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posted at 22:36:42

麻里邑圭人 @mysteryEQ

17年7月31日

名探偵・星影龍三シリーズの長編三作目。個人的に鮎川哲也の長編というと結構退屈な印象があったが本作に関しては三百枚前後という短めの作品のせいかテンポ良く人が死んでいくのがいい。加えて一つ一つの殺人方法が凝っているので、次はどんな方法で殺されるのだろうというワクワク感(?)がある。

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posted at 22:36:00

麻里邑圭人 @mysteryEQ

17年7月31日

鮎川哲也「白の恐怖」読了。明治時代にアラスカに移民して億万長者になった高毛礼一の遺産の一部が彼の甥姪たちへと譲渡されることになった。相続の手続きをするために人里離れた山奥にある「白樺荘」に関係者が集まった時、青酸を用いた恐怖の連続殺人の幕が切って落とされる――。

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posted at 22:35:35

2017年07月30日(日)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

17年7月30日

岡田秀文「帝都大捜査網」、何となく草野唯雄が書いた時代ミステリっぽかった。

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posted at 18:15:35

麻里邑圭人 @mysteryEQ

17年7月30日

また最後のサプライズも必要性があったかと言われると微妙なところで、どちらかというと本格ミステリではなくサプライズ重視のサスペンス物として読むのが吉な作品である。

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posted at 18:10:18

麻里邑圭人 @mysteryEQ

17年7月30日

ミッシングリンク物とコンゲーム物を掛け合わせたような本作の構成は帯にある「全体像を最後まで掴ませない」という言葉通りではあるものの、その反面どんでん返しを優先し過ぎてフェアさという点では大いに疑問が残る。

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posted at 18:10:06

麻里邑圭人 @mysteryEQ

17年7月30日

時代ミステリを多く手掛けてきた作者による、昭和11年の東京を舞台にしたノンシリーズ物の長編ミステリ。本作の作中で某古典ミステリの名前が挙げられているが、読み終わってみると本作はその古典ミステリの作者の代表作三つを合体させたような印象を受ける。

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posted at 18:09:49

麻里邑圭人 @mysteryEQ

17年7月30日

岡田秀文「帝都大捜査網」読了。死体が発見される度に何故か刺し傷の数は一つずつ減ってゆく。殺された男たちの間に交友関係などは一切見つからず、共通しているのは全員が多額の借金を背負っていたことのみ。警視庁特別捜査隊は奇妙な連続刺殺事件の謎を追い、帝都全体に捜査の網を広げてゆくが――。

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posted at 18:09:28

麻里邑圭人 @mysteryEQ

17年7月30日

次点はこれまた定番の首切りネタに対し怪異を決め手として持ってきた演出が冴える倒叙物「黒々とした孔」で、読み終わると雑誌掲載時のタイトルから一部改題した理由にも納得がいく。その他の収録作もちょっとしたネタを巧く捻っており、全体的にハズレがない良作と言っていいだろう。

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posted at 14:29:34

麻里邑圭人 @mysteryEQ

17年7月30日

「(前略)今回の事件は、難攻不落の鉄壁のアリバイを崩せって感じですね。ミステリーなら生霊のしわざという結末はあり得ませんけれど」という作中の台詞には苦笑を禁じ得ないが、本作に関してはミステリでは定番のネタを扱いつつも怪異を気付きとして用いることで新鮮な驚きを与えてくれる。

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posted at 14:29:13

麻里邑圭人 @mysteryEQ

17年7月30日

そして収録作の中でそれが最も巧く達成できているのは事件の加害者が同時刻に違う場所にいる謎を扱った「分身とアリバイ」だろう。作者のファンであればその粗筋から国名シリーズの某作を思い出すだろうが、本作はその某作の成功版(爆)と言ってもいいかもしれない。

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posted at 14:28:57

麻里邑圭人 @mysteryEQ

17年7月30日

怪談短編集「幻坂」にも登場した心霊探偵・濱地健三郎が探偵役を務める連作ホラーミステリ。あとがきによると作者が目指したのは「怪談やSFを利用したミステリではなく、ミステリの発想を怪談に移植した上で、両者の境界線において新鮮な面白さを探すこと」だったらしい。

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posted at 14:28:43

麻里邑圭人 @mysteryEQ

17年7月30日

有栖川有栖「濱地健三郎の霊なる事件簿」読了。心霊探偵・濱地健三郎には鋭い推理力と幽霊を視る能力がある。事件の加害者が同時刻に違う場所にいる謎、ホラー作家のもとを訪れる見知らぬ幽霊の謎、突然態度が豹変した恋人の謎……リアルと眩惑が絡み合う不可思議な七つの事件に心霊探偵が立ち向かう。

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posted at 14:28:34

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