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麻里邑圭人

@mysteryEQ

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  • 自己紹介 ミステリ初心者。非実在探偵小説研究会所属。 【好きな作家】飛鳥部勝則/梶龍雄/殊能将之/早坂吝/麻耶雄嵩 【好きな作品】「カルロッツァの翼」「殉教カテリナ車輪」「竹馬男の犯罪」「翼ある闇」「魍魎の匣」 【好きな映画】「キルビルVol.1」「サスペリア」「サンタ・サングレ/聖なる血」「ダークナイト」「リベリオン」
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2016年08月10日(水)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

16年8月10日

しかしながら読者を物語に引き込む力はあるので、新しいかどうかさえ気にしなければ問題なく楽しめる作品である。

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posted at 20:36:54

麻里邑圭人 @mysteryEQ

16年8月10日

故に狭義のミステリを端から期待するものではないが、話の展開にしてもラノベなどでよくある自分探し物の域を出ておらず、乱歩賞としては新しいかもしれないが、物語としてみるなら決して新しいとは言えない(そしてそれは選考委員の辻村深月も選評で指摘している)。

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posted at 20:36:44

麻里邑圭人 @mysteryEQ

16年8月10日

第62回江戸川乱歩賞受賞作。選考委員の有栖川有栖は本作を指して「これは平成の『ドグラ・マグラ』である」と称したとのことだが、個人的には『ドグラ・マグラ』というより『多重人格探偵サイコ』に近いように感じた。

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posted at 20:36:30

麻里邑圭人 @mysteryEQ

16年8月10日

佐藤究「QJKJQ」読了。猟奇殺人鬼一家の長女として育った17歳の亜李亜はある日、自宅で兄の惨殺死体を発見してしまう。直後に母も姿を消し、亜李亜は父と共に取り残される。何が起こったのか探るうちに、亜李亜は自身の周りに違和感を覚え始め――。

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posted at 20:36:17

麻里邑圭人 @mysteryEQ

16年8月10日

まあ作者の狙いが読者をおちょくることにあるというなら、それは成功しているのかもしれない。

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posted at 08:22:36

麻里邑圭人 @mysteryEQ

16年8月10日

想像で事件を解けと言っている時点でもはや「推理」小説でも何でもない。

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posted at 08:20:15

麻里邑圭人 @mysteryEQ

16年8月10日

市川哲也「名探偵の証明 蜜柑花子の栄光」は前作で現実の事件はちゃちいものものと作者が開き直ってしまったためにどう頑張っても事件が面白くならない上に、最後の仕掛けにしても登場人物の一人が「推理よりも想像」が必要と言ってしまっている時点でどうしようもない。

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posted at 08:16:37

麻里邑圭人 @mysteryEQ

16年8月10日

これを作者が狙ってやっているのかどうかは定かではないが、どちらにしろミステリとしては前二作同様(というかそれ以上に)全くお勧めできない作品である。あとどうでもいいことだが、登場人物の一人が使う偽名(戦場ヶ原、暁美、間桐)は寒いだけなのでやめた方がいいと思う。←

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posted at 00:30:15

麻里邑圭人 @mysteryEQ

16年8月10日

以降、人間消失、ダイイングメッセージ、アリバイ物と事件が続くが、そこで行われる推理はどれも杜撰の一言に尽きる。それは四つの事件の裏に隠されたどんでん返しすらも例外ではなく、挙げ句の果てには杜撰だからこそ探偵が助かる流れに呆れを通り越して思わず笑ってしまった。

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posted at 00:30:00

麻里邑圭人 @mysteryEQ

16年8月10日

「名探偵の証明」三部作の完結編。粗筋だけ見ると「ダンガンロンパ霧切」の3巻以降の話を彷彿とさせるが、残念ながら「ダンガンロンパ霧切」のような展開をこの作者に期待するのは酷というものだろう。それはシリーズ読者でなくても最初の人体発火事件を読めば否応なしに思い知らされることになる。

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posted at 00:29:33

麻里邑圭人 @mysteryEQ

16年8月10日

市川哲也「名探偵の証明 蜜柑花子の栄光」読了。奇妙なグループに母親を人質にとられた。蜜柑が四つの未解決事件を解き明かさなければ母親の命はない――祇園寺恋から助けを求められた名探偵・蜜柑花子は大阪、熊本、埼玉、高知の順にたった六日間で全国に散らばった四つの難事件に挑むことになる。

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posted at 00:29:24

2016年08月07日(日)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

16年8月7日

「一九四一年のモーゼル」を読むついでに米澤穂信「Do you love me?」と獅子宮敏彦「諏訪堕天使宮」も読んだけど、前者はまんま過ぎるネタとそれに至った心理が描かれてなくて微妙。後者は定番のネタではあるものの、舞台を活かした隠蔽方法と史実との絡ませ方が良かった。

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posted at 11:44:11

麻里邑圭人 @mysteryEQ

16年8月7日

北山猛邦「一九四一年のモーゼル」読了。第二次大戦下のソ連で起きた館消失の謎を扱った安楽椅子探偵物。大掛かりなトリック以上に状況によって役割が変化するペンダントの使い方が巧い。ややできすぎなきらいはあるが、作者らしいロマン溢れる結末が印象深い、短編ミステリの見本のような作品である。

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posted at 11:34:34

2016年08月06日(土)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

16年8月6日

ちなみに「シン・ゴジラ」、冒頭の場面で「サンゲリア」を思い出した(爆)。あと一部の展開を見て、ミステリだって言ってた。←

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posted at 23:04:28

麻里邑圭人 @mysteryEQ

16年8月6日

「シン・ゴジラ」観了。怪獣映画特有の破壊の美学を求めると些か物足りない部分もあるが、災害パニック物としてテンポ良く見せることにより万人受けする良質なエンタメ作品に仕上げている。所々窺える庵野テイストも○で、個人的には「巨神兵東京に現わる」を彷彿とさせる夜の場面が良かった。

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posted at 22:59:10

麻里邑圭人 @mysteryEQ

16年8月6日

むしろ本作の見所はある事件における犯人の動機であり、大胆この上ないこのネタだけで元がとれると言っても決して過言ではないだろう。加えて捻りのきいたプロットと余韻が絶妙な結末が素晴らしく、たとえトリックが微妙でもそれ以外の部分で充分カバーできることを教えてくれる(?)佳作である。

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posted at 13:01:35

麻里邑圭人 @mysteryEQ

16年8月6日

犯罪学者ツイスト博士が探偵役を務めるシリーズの一作目。稀代のマジシャン・フーディーニに纏わるエピソードと怪奇趣味に彩られた不可解な謎の連打は魅力的だが、その真相自体はどれも大したものではない(というかアルテ作品でトリックに唸らされるものは一部を除き、あまりないような気がする)。

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posted at 13:01:15

麻里邑圭人 @mysteryEQ

16年8月6日

ポール・アルテ「第四の扉」読了。数年前に密室状態の屋根裏部屋で全身を切り刻まれて死んだ夫人の幽霊が出ると噂されるダーンリー家の屋敷に霊能力を持つと称する夫婦が越してきて以来、不可解な事件が続発する。そして、遂には呪われた屋根裏部屋での交霊実験の最中、またもや密室殺人が……。

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posted at 13:01:04

2016年07月29日(金)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

16年7月29日

但しミステリとしてみると推理の一つ一つは論理的とは言い難いし、最終的な真相にしてもいまいち決定打に欠ける。故にミステリ部分よりもそういうシチュエーション目当てに読んだ方が楽しめる作品である。

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posted at 23:06:20

麻里邑圭人 @mysteryEQ

16年7月29日

かの「源氏物語」の後に紫式部が書いた探偵小説という設定の歴史ミステリ。探偵小説というだけあって、謎の連続殺人、降霊会、清少納言との(!)推理対決といかにもな展開が多く盛り込まれており、加えて男女の色恋を始めとした源氏物語らしい要素もきちんと活かされているのが実に技巧的。

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posted at 23:06:03

麻里邑圭人 @mysteryEQ

16年7月29日

岡田鯱彦「薫大将と匂の宮」読了。時は平安。宮中の人気を二分する二人の貴公子・薫大将と匂の宮が中君、浮舟の姉妹を巡って争奪戦を繰り広げるが両者の想いを受けた浮舟は宇治の橋から投身し変死体となって見付かる。それから間もなく中君も同じ状況で死んだことで事件は連続殺人の様相を示し始める。

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posted at 23:05:38

2016年07月24日(日)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

16年7月24日

またミスディレクションのためとはいえ一部の事件が明らかに余計なのも気になるところ。どちらかといえばミステリ部分よりも愛憎を描いた物語の方を楽しむのが吉な作品である。

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posted at 18:15:12

麻里邑圭人 @mysteryEQ

16年7月24日

富士の大自然の中で起きる謎の連続殺人を描いた長編ミステリ。メインのトリックはこの舞台でなければ成立し得ない計算が働いていて好感が持てる反面、犯人と動機に関しては伏線があからさま過ぎてすぐに分かってしまうのが難。

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posted at 18:14:58

麻里邑圭人 @mysteryEQ

16年7月24日

岡田鯱彦「樹海の殺人」読了。富士山麓にある坂巻久の研究所で、二十年ぶりに再会した旧友で物理学者の田島亮が爆死した。事故か他殺か? 決め手がないまま幾日が過ぎた頃、続いて他殺の証拠を握るらしい研究助手の須藤洋が殺害され、更に坂巻の娘の久美子もまた何者かに殺されそうになる――。

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posted at 18:14:37

2016年07月23日(土)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

16年7月23日

次点はバイトでやってきたお屋敷で女子大生が怪異に巻き込まれる「留守番の夜」で、これまた三津田作品ではお馴染みの、得体の知れないモノに追われる恐怖が好きな人(?)には是非お勧めしたい一編である。

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posted at 17:22:35

麻里邑圭人 @mysteryEQ

16年7月23日

ただそれさえ目を瞑れば、収録作の怪談としてのクオリティは相変わらず高いと言えるだろう。個人的なベストは病院で遭遇した老人の不気味な昔話を扱った「屍と寝るな」で、作者がよく使うネタではあるものの、ミステリ的手法がホラー部分を巧く際立たせていて○。

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posted at 17:22:25

麻里邑圭人 @mysteryEQ

16年7月23日

作者お得意の実話怪談風連作ホラー。終盤で一連の怪異に対する作者の解釈が語られる構成は「どこの家にも怖いものはいる」や「のぞきめ」を思わせるが、前二作とは異なり、本作での解釈はいまいち切れ味に欠ける印象を受ける。

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posted at 17:22:09

麻里邑圭人 @mysteryEQ

16年7月23日

三津田信三「怪談のテープ起こし」読了。自殺する間際にカセットテープにメッセージを吹き込む人がたまにいる。それを集めて原稿に起こしたい――そんな企画を提案したライターが失踪し、三人分のテープ起こし原稿が編集者の三津田の許に郵送で届く「死人のテープ起こし」他、全六編収録。

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posted at 17:21:58

2016年07月21日(木)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

16年7月21日

一方、シリーズでお馴染みの歴史の新解釈に関しては意外性こそないものの、根拠の提示が相変わらずこなれており、特にある名称に隠された意味には感心した。また物語としても静香と宮田の知られざる一面や恋愛模様が描かれているので、シリーズ読者であれば見逃せない作品である。

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posted at 20:30:25

麻里邑圭人 @mysteryEQ

16年7月21日

「邪馬台国はどこですか?」から始まるシリーズの初長編。今回は長編ともあってシリーズで初めて殺人事件を扱っているが(静香がゲストで出てくる「すべての美人は名探偵である」という例外はあるが)、殺人事件で使われるトリックの難易度はそれほど高くない。

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posted at 20:29:08

麻里邑圭人 @mysteryEQ

16年7月21日

鯨統一郎「崇徳院を追いかけて」読了。歴史学者の早乙女静香は行きつけのバーの常連・宮田六郎と共に崇徳院ゆかりの京都を訪れるが、その矢先に宮田の知人のジャーナリストが失踪、静香を監視していた歴史学者も他殺体となって見付かる。そして知り合ったばかりの社長令嬢も……。

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posted at 20:28:23

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