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麻里邑圭人

@mysteryEQ

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  • 自己紹介 ミステリ初心者。非実在探偵小説研究会所属。 【好きな作家】飛鳥部勝則/梶龍雄/殊能将之/早坂吝/麻耶雄嵩 【好きな作品】「カルロッツァの翼」「殉教カテリナ車輪」「竹馬男の犯罪」「翼ある闇」「魍魎の匣」 【好きな映画】「キルビルVol.1」「サスペリア」「サンタ・サングレ/聖なる血」「ダークナイト」「リベリオン」
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2020年06月22日(月)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

20年6月22日

加えて展開にしても良く言えばテンポがいいが、悪く言えばいまいち緩急がなく、しかもずっと同じ調子で続くので物語の深みがほとんど感じられないのも難。できれば、どれか一つでも突出したものがほしかった。

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posted at 23:25:29

麻里邑圭人 @mysteryEQ

20年6月22日

あとがきで作者は本作についてジャンル全部載せのエンタメ小説と語っているが、確かに本作を読むとだいぶ色々な要素を詰め込んだなとは思う。しかしながらそれが結果としてどっち付かずの中途半端なものになってしまっているのが残念。

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posted at 23:25:18

麻里邑圭人 @mysteryEQ

20年6月22日

第15回MF文庫Jライトノベル新人賞《最優秀賞》受賞作。まず最初に断っておくと本作は名探偵が出てくると言ってもミステリではない。どちらかというと某漫画を彷彿とさせる設定を使った冒険活劇+特撮ヒーロー物のノリに近いだろう。

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posted at 23:25:06

麻里邑圭人 @mysteryEQ

20年6月22日

二語十「探偵はもう、死んでいる。」読了。高校三年生の俺・君塚君彦は、かつて名探偵の助手だった。三年にもわたる目も眩むような冒険劇を繰り広げた後、名探偵は死に一人生き残った俺は日常という名のぬるま湯に浸っていた。だがある時、夏凪渚と名乗る少女が俺に人探しの依頼をしてきて――。

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posted at 23:24:51

2020年06月18日(木)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

20年6月18日

それを作者が意図的にやっているのかどうかは定かではないが少なくとも本作は本格ミステリというより本格ミステリ的構造を楽しむ作品とみるべきだろう。なお本作は最後の最後でちゃぶ台返し的展開を用意しており、それが続編でどう活かされるか次第で本作に対する評価はまた変わる可能性を秘めている。

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posted at 21:43:21

麻里邑圭人 @mysteryEQ

20年6月18日

その魅力的な設定もさることながら「平成最多の密室構築」「令和最短のアリバイ崩し」といった目次に並ぶ章題にはワクワクさせられるが、その反面、肝心の真相(と思われる仮説)は悪い意味でこじんまりとしており、そこに期待するとかなり肩透かしを覚えるかもしれない。

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posted at 21:41:36

麻里邑圭人 @mysteryEQ

20年6月18日

第14回小学館ライトノベル大賞審査員特別賞受賞作。謎は解かれない方が美しい――とは時折見かける主張だが、その謎の神秘性を守るために探偵よりも先に真相に辿り着き、それを基にした工作によって探偵の推理を潰すという本作の設定はある意味現代本格の多様性が生み出した一つの形と言えるだろう。

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posted at 21:40:32

麻里邑圭人 @mysteryEQ

20年6月18日

小林一星「シュレーディンガーの猫探し」読了。とある事件をきっかけに訪れた洋館。そこで探偵嫌いの僕は迷宮落としの魔女と出会った。三十六重密室事件。瞬間移動と同時存在。有り得ない盗難事件――世界を神秘で埋め尽くしたいと語る魔女は事件を迷宮入りにすべく探偵たちと対決することになる。

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posted at 21:36:52

2020年06月17日(水)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

20年6月17日

尤も犯人の動機に関しては専門知識がないと解けないものではあるが「C.M.B.」らしいものに仕上がっているのは◯。長編ならではの読み応えとトリックの面白さが両立した佳作である。

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posted at 12:26:38

麻里邑圭人 @mysteryEQ

20年6月17日

シリーズ完結直前を盛り上げる久々の長編作品。次々と起こる不可能犯罪と主人公が容疑者として疑われるシチュエーションも魅力的だが、肝心のトリックの方もシンプルながら意外性があり、特に最初の密室トリックがその設定でしかできない独創性のあるものになっているのがいい。

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posted at 12:26:17

麻里邑圭人 @mysteryEQ

20年6月17日

加藤元浩「C.M.B.森羅博物館の事件目録」44巻読了。大英博物館の発議によって「榊森羅から三つの指輪を剥奪する」という話が浮上し、森羅と共に新たな指輪の継承候補者となる五人の研究者たちが集められる。だが彼らの一人が密室で殺され、森羅に殺人の嫌疑が――。「C.M.B.殺人事件」完全収録。

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posted at 12:25:56

麻里邑圭人 @mysteryEQ

20年6月17日

一方「マドモアゼル・クルーソー」は「時計塔」とは打って変わってコミカルな一編で、事件の真相自体はうっすら読めるものの(とはいえ不可能状況の演出やプロットの転がし方はいつもながら巧みだが)それ以上にタイトルにもなっているクルーゾー警部の活躍を引き立てる構成が秀逸の一言に尽きる。

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posted at 09:13:06

麻里邑圭人 @mysteryEQ

20年6月17日

事件の内容からラストの一言まで見事なまでに好対照な二編が揃った。次々と人が消える時計塔の謎に迫る「時計塔」はホラーじみた導入部から大風呂敷な謎の演出で読者の関心を惹きつつ盲点を突いたシンプルなトリックと何とも言えない人間の業を浮き彫りにした完璧なラストで唸らせてくれる傑作である。

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posted at 09:12:28

麻里邑圭人 @mysteryEQ

20年6月17日

加藤元浩「Q.E.D.iff」16巻読了。テナントが不自然なほど頻繁に変わる時計塔。そこでは過去に幾度も殺人や失踪事件が起きていた「時計塔」、パリの小さな美術館で起きた絵画盗難事件に、おっちょこちょいな女性警部が挑む「マドモアゼル・クルーゾー」の二編収録。

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posted at 09:12:09

2020年06月16日(火)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

20年6月16日

とはいえシリーズの完結編としては綺麗に纏まっているため、ここまでシリーズを追いかけてきた読者であれば安心して勧められる佳作と言っていいだろう。

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posted at 20:27:10

麻里邑圭人 @mysteryEQ

20年6月16日

そしてその大仕掛けを際立たせるための演出もよく練られており、それまで不可能状況として立ちはだかっていた事実が一転して大胆な推理を裏付ける証拠として機能する点が実に秀逸。但しフーダニットとしてみると物語の都合上、一部の手掛かりが後出し気味に感じてしまうかもしれない。

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posted at 20:26:44

麻里邑圭人 @mysteryEQ

20年6月16日

ゲーム「ダンガンロンパ」のスピンオフシリーズの完結編。シリーズ一作目と同じシリウス天文台を事件の舞台に持ってくるという熱いシチュエーションもさることながら、特筆すべきは何と言っても北山ファンであればニンマリすること請け合いの人工的かつ豪快な大仕掛けだろう。

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posted at 20:26:20

麻里邑圭人 @mysteryEQ

20年6月16日

北山猛邦「ダンガンロンパ霧切7」読了。宿敵「犯罪被害者救済委員会」最強の刺客、新仙帝が仕掛けた最後の事件。その舞台に選ばれたのは、かの組織と初めて対決したあのシリウス天文台だった。雪に閉ざされた星型の天文台で再び繰り広げられる連続密室殺人に、鎖に繋がれた探偵たちはどう挑む?

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posted at 20:25:50

2020年06月15日(月)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

20年6月15日

とはいえ一部の真相の開示に駆け足感が否めないのと真相に意外性があまり感じられないのが残念だが、それでも物語や事件が島へと収束していく過程とそこに託された人々の様々な想いは実に読み応えがある。本作は「展望塔のラプンツェル」や「熟れた月」が好きな読者なら安心して楽しめる良作である。

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posted at 23:57:35

麻里邑圭人 @mysteryEQ

20年6月15日

小笠原諸島にある一つの島を巡る三つの物語を描いた長編作品。粗筋を見る限りあまりミステリっぽく思えないかもしれないが、ある変死事件の真相をそれぞれの物語の異なる視点から浮かび上がらせていく手法は正しくミステリ以外の何物でもないだろう。

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posted at 23:56:57

麻里邑圭人 @mysteryEQ

20年6月15日

宇佐美まこと「ボニン浄土」読了。1840年、荒天の果てにある島に漂着した五百石船の乗員たち。そして現在。幼少期に祖父が大切にしていた木製の置物をふとしたことで手に入れた中年男とある事故をきっかけにチェロの音が聴こえなくなったチェロ弾きの少年の物語はやがて一つの島へと帰結する。

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posted at 23:56:31

2020年06月14日(日)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

20年6月14日

厳密なミステリとしてはお勧めできないが、クローズド・サークル物のBL小説という一風変わったものを読みたいという人には楽しめる作品である。

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posted at 13:28:41

麻里邑圭人 @mysteryEQ

20年6月14日

ミステリなのに主要人物以外は描かれないもどかしさやアリバイのぞんざいさもさることながら、それ以上にアレをトリックに持ち込んだことによる何でもあり感がいただけない。だがその反面、ややご都合主義ではあるもののBL小説というジャンルだからこその意外性が用意されているのは◯。

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posted at 13:28:15

麻里邑圭人 @mysteryEQ

20年6月14日

BL小説では珍しい、クローズド・サークル物。展開は思ったよりも(?)この手のミステリのお約束を押さえた真っ当なものなので、雰囲気だけ楽しむ分には問題ないかもしれないが、狭義のミステリとしてみるとやはりそこかしこに粗が見えてしまう。

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posted at 13:27:14

麻里邑圭人 @mysteryEQ

20年6月14日

楠田雅紀「海辺のリゾートで殺人を」読了。無人島での豪華リゾートホテル体験ツアーに当選した会社員の瑞樹はそこでフリーライターの阿久津と知り合う。それから間もなくツアー客の一人がプールで溺死した矢先に謎の通信トラブルが発生、外部との連絡手段が完全に断たれてしまう。そして更に事件が――。

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posted at 13:26:27

2020年06月10日(水)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

20年6月10日

同じく長編だった四巻が怪奇性を際立たせた館物だったのに対し、本作はある意味ミステリという物語が持つ幻想性を際立たせた、クリスマスに相応しい雪の山荘物と言えるだろう。

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posted at 08:22:21

麻里邑圭人 @mysteryEQ

20年6月10日

それは一種のミステリ論であり、前作の第二話でも扱われたテーマと結び付くことでより強固な説得力を与えてくれる。加えてそこにある登場人物の隠された想いを絡めることによりクリスマスらしい美しい物語に仕上げている点がいい。

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posted at 08:22:01

麻里邑圭人 @mysteryEQ

20年6月10日

「子ひつじは迷わない」シリーズの六作目は四巻に続く長編作品。五年前に起きた殺人事件の謎を解くため、雪の山荘を舞台に当時の事件関係者の行動を主人公たちが演じるという粗筋からしてまず魅力的だが、それ以上に印象に残るのは事件を通して見えてくるミステリという物語の扱い方だろう。

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posted at 08:20:24

麻里邑圭人 @mysteryEQ

20年6月10日

玩具堂「子ひつじは迷わない 贈るひつじが6ぴき」再読了。クリスマス直前に「迷わない子ひつじの会」に持ち込まれた一つの依頼。それはある殺人事件の謎を解くことだった。かくして雪の山荘を舞台に被害者が亡くなる最期の二日間を「子ひつじの会」の面々がリアルタイムで演じることに……。

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posted at 08:19:34

2020年06月08日(月)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

20年6月8日

とはいえ、その後日譚的内容ゆえにシリーズ未読者にはお勧めしづらいものの、逆にシリーズ読者であればファンディスクを思わせる楽しさが味わえる作品である。

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posted at 22:12:57

麻里邑圭人 @mysteryEQ

20年6月8日

ミステリとしてみるとベストは時代小説の作中で明かされない伝説の必殺剣の正体に迫る第一話で正体そのものよりも気付きの部分に見るべきものがある。また『々人事件』なる奇妙な小説の謎を扱った第二話は推理というより想像によるところが大きいものの真相自体はミステリ好きの妄想っぽくて興味深い。

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posted at 22:12:16

麻里邑圭人 @mysteryEQ

20年6月8日

「子ひつじは迷わない」シリーズの五作目。前作が長編にして異色の館ミステリだったのに対し、今回はまた従来の日常の謎系連作ミステリに戻ってはいるものの、あとがきでも作者が語っている通り1巻で扱った相談事の後日譚的側面が強く、そのため1巻未読だとネタバレだらけになるので、ご注意を。

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posted at 22:11:17

麻里邑圭人 @mysteryEQ

20年6月8日

玩具堂「子ひつじは迷わない 騒ぐひつじが5ひき」読了。文化祭が迫り「ひつじ」喫茶ならぬ「執事」喫茶の準備に追われる「迷わない子ひつじの会」の面々。そんな中、時代小説の作中で明かされない伝説の必殺剣の正体や『々人事件』なる奇妙な小説の謎など、お悩み相談も相変わらずの大忙しで……。

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posted at 22:10:45

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