麻里邑圭人
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- 現在地 涅槃
- 自己紹介 ミステリ初心者。非実在探偵小説研究会所属。 【好きな作家】飛鳥部勝則/梶龍雄/殊能将之/早坂吝/麻耶雄嵩 【好きな作品】「カルロッツァの翼」「殉教カテリナ車輪」「竹馬男の犯罪」「翼ある闇」「魍魎の匣」 【好きな映画】「キルビルVol.1」「サスペリア」「サンタ・サングレ/聖なる血」「ダークナイト」「リベリオン」
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» 2011年12月17日
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2011年12月17日(土)
順一は言う。幽霊はにおいである、と。だが、それに同意することは、すなわち読者自身の変態を認めることでもある。しかし、だからと言って躊躇する理由はどこにもない。変態であることを早々と認めてしまえば、本作を心ゆくまで楽しむことができるのだから。
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posted at 21:39:00
飛鳥部勝則「白い猫」読了。においに敏感な男・順一が少女の凄惨な自殺死体と出遭ってからの日々は、倒錯したエロスと怪異によって彩られていた……。これまでにも作者は何度か幽霊に関する一考察をテーマにした小説を書いているが本作はその中でもかなり強烈なインパクトのある作品に仕上がっている。
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posted at 21:38:18
実際、自分も読み始めた当初は同じ意見だった。だが読み終わってみると、これが飛鳥部流の変格探偵小説だったことに気付く。本作の哀れな主人公は、ある意味、麻耶雄嵩作品のワトソン役の一人・推理作家の美袋三条と通じるところがあるかもしれない。
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posted at 21:36:30
飛鳥部勝則「バグベア」読了。熊に食い殺された姉が体に取り憑いたと主張する少女と、そんな少女に想いを寄せる少年の話。それだけならば別にどうということはないのだけど、これが実は幻想探偵をテーマに書かれたものだと知れば、誰もが「どこが探偵物なんだ?」と首を傾げることだろう。
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posted at 21:36:01
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