麻里邑圭人
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- 現在地 涅槃
- 自己紹介 ミステリ初心者。非実在探偵小説研究会所属。 【好きな作家】飛鳥部勝則/梶龍雄/殊能将之/早坂吝/麻耶雄嵩 【好きな作品】「カルロッツァの翼」「殉教カテリナ車輪」「竹馬男の犯罪」「翼ある闇」「魍魎の匣」 【好きな映画】「キルビルVol.1」「サスペリア」「サンタ・サングレ/聖なる血」「ダークナイト」「リベリオン」
2014年04月09日(水)
そして何より凄いのはそれら全てに必然性がある点で、パズルのピースが嵌まっていくようにあらゆるものが有機的に繋がり浮かび上がる構図は正に圧巻の一言に尽きる。キャラクター設定一つとっても無駄というものが一切なく、読んでいて空恐ろしくなるくらい完成度の高い作品である。
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posted at 00:26:17
傑作。身代金目的ではなくあくまで復讐としての誘拐、その誤解を解くために自殺として処理された事件を他殺であると証明しなくてはならないという一風変わった趣向もさることながら、五日間というタイムリミットを設けることでサスペンス性に拍車をかけているのが○。
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posted at 00:25:54
笹沢左保「他殺岬」読了。ルポライター・天知昌二郎の一人息子・春彦が誘拐された。犯人は天知の記事が原因で足摺岬から投身自殺した環ユキヨの夫・日出夫。彼は復讐として誘拐した春彦を五日後に殺害すると宣言する。天知は息子を取り戻すため、ユキヨの死が他殺であることを証明しようとするが……。
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posted at 00:25:29
そこから読者の目を逸らさせる技巧には感心させられるものの、それ以外の要素が微妙過ぎて評価を完全に落としてしまっているのが残念。いっそのこと、その部分だけで短編として纏めてしまった方がまだ面白かったのではないだろうか。
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posted at 00:25:17
参加者が何人殺されようが絶対に中止にならない恐怖の殺人ツアー(!)という本作の展開はまんま二時間サスペンスだが、いかんせん事件が地味過ぎるのと致命的なまでに盛り上がりに欠けるために全く面白くない(爆)。とはいえミステリとしては、ある構図の反転に見るべきところがある。
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posted at 00:25:05
中町信「下北の殺人者」読了。親睦旅行の幹事だったOLが何者かに殺害され、グループ買いで得た宝くじの三千万円が奪われた。それから数日後、被害者の追悼旅行という形で下北を訪れた一行を待っていたのは謎の連続殺人だった。
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posted at 00:24:45