麻里邑圭人
- いいね数 9,797/10,375
- フォロー 1,028 フォロワー 1,647 ツイート 91,937
- 現在地 涅槃
- 自己紹介 ミステリ初心者。非実在探偵小説研究会所属。 【好きな作家】飛鳥部勝則/梶龍雄/殊能将之/早坂吝/麻耶雄嵩 【好きな作品】「カルロッツァの翼」「殉教カテリナ車輪」「竹馬男の犯罪」「翼ある闇」「魍魎の匣」 【好きな映画】「キルビルVol.1」「サスペリア」「サンタ・サングレ/聖なる血」「ダークナイト」「リベリオン」
2014年04月10日(木)
ちなみに「失恋探偵」で培ったミステリ要素に関しては、墜落乙女と敵対する存在である「活キ人形」のボス「人形座座長」の正体と、墜落乙女自身の謎に迫る時に見ることができる。あくまで添え物程度なので意外性には欠けるものの、一部の伏線にはさりげない巧さがある。
タグ:
posted at 23:12:14
「失恋探偵」の作者の新作は、大正時代を舞台にした、怪人対名探偵ならぬ、怪人対魔法少女物。昨今の流行(?)を取り入れ多少の血腥さはあれど、その展開は徹頭徹尾王道なので、魔法少女物が好きな人には違和感なく受け入れられることだろう。
タグ:
posted at 23:12:01
岬鷺宮「大正空想魔術夜話 墜落乙女ジヱノサヰド」読了。時は大正。帝都・東京に悪夢を齎す螺子巻き仕掛けの異形の化け物「活キ人形」と、謎の魔術によってそれを悉く凄惨に屠る異端の少女・墜落乙女。彼女を追う少年記者・乱歩が追跡の先に見るのは血染めの美少女が隠していた真実か、それとも……。
タグ:
posted at 23:11:18
だが一方でその推理のプロセスが犯人の絶妙な隠れ蓑にもなっており、なかなか一筋縄ではいかない面も持ち合わせている。また前作同様、主人公の設定が謎の解明に巧く活かされている点も○。本作は数ある作者の作品の中でも珍しい、コード型本格の佳作である。
タグ:
posted at 00:07:05
ルポライター・天知昌二郎シリーズの二作目にして作者が初めて密室テーマに真っ向から挑んだ作品。事実、本作は密室トリックの解明がそのまま犯人の正体に直結するシンプルな構造となっており、加えて物語の四分の三が事件の推理に費やされているのだから作者の意気込みの程が窺えるというものだろう。
タグ:
posted at 00:06:36
笹沢左保「求婚の密室」読了。女子学生とのスキャンダル疑惑を機に引退を決意した西城豊士教授が身の潔白の証明と養女の婿選びを兼ねて関係者を軽井沢の別荘に呼び集めた。だが翌朝、教授は夫人と共に離れの鍵がかかった地下室で服毒死体となって発見される。床に「WS」という謎の文字を遺して。
タグ:
posted at 00:06:12