麻里邑圭人
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- 現在地 涅槃
- 自己紹介 ミステリ初心者。非実在探偵小説研究会所属。 【好きな作家】飛鳥部勝則/梶龍雄/殊能将之/早坂吝/麻耶雄嵩 【好きな作品】「カルロッツァの翼」「殉教カテリナ車輪」「竹馬男の犯罪」「翼ある闇」「魍魎の匣」 【好きな映画】「キルビルVol.1」「サスペリア」「サンタ・サングレ/聖なる血」「ダークナイト」「リベリオン」
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» 2022年05月26日
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2022年05月26日(木)
とはいえそうやって判明したそれらの事実を有機的に繋げて因縁めいた構図を浮かび上がらせてみせた手腕はさすがだし、謎解きに入る前の意外なところにさりげなくサプライズを仕掛けているのもいい。何より最後に明かされるある趣向にミステリファンであればニヤリとすること請け合いの佳作である。
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posted at 22:23:30
また「異界」というタイトルに相応しく、秘境・熊野を舞台に次々と起こる伝説になぞらえたような事件の数々が、学者らしい生物観察によって解き明かされる点も面白い。ただ惜しむらくは幾つかの謎に関しては謎解きに入る前に現代人の視点からだいたい見当がついてしまうのが難。
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posted at 22:23:03
博物学者として知られる南方熊楠を探偵役にした伝奇色の強い長編ミステリ。南方熊楠は実在の人物であるものの、その行動パターンは作者が手掛けるシリーズ探偵の一人である〈観察者〉こと鳶山久志と色々被るところが多いのがまず興味深い。
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posted at 22:22:20
鳥飼否宇「異界」読了。明治三十六年春、那智勝浦で狐憑きの奇怪な少年の姿が相次いで目撃される中とある病院で乳児が攫われる事件が発生。博物学者・南方熊楠は弟子と共に事件解決に乗り出すが、やがて事態は殺人へと発展して――。日本の風土に根づいた神秘を繙きながら明かされる驚天動地の真相とは?
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posted at 22:21:54
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