麻里邑圭人
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- 現在地 涅槃
- 自己紹介 ミステリ初心者。非実在探偵小説研究会所属。 【好きな作家】飛鳥部勝則/梶龍雄/殊能将之/早坂吝/麻耶雄嵩 【好きな作品】「カルロッツァの翼」「殉教カテリナ車輪」「竹馬男の犯罪」「翼ある闇」「魍魎の匣」 【好きな映画】「キルビルVol.1」「サスペリア」「サンタ・サングレ/聖なる血」「ダークナイト」「リベリオン」
2022年05月27日(金)
それだけでなく元ネタのハードな要素を活かしつつ、まさかの伏線を用いて本来なら有り得ないオチを成立させてしまったところが素晴らしい。本作は唯一無二の昆虫ミステリと秀逸なミステリパロディーを両立させた良作である。
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posted at 21:31:41
とはいえ中にはきちんとミステリとしても巧く決まっているものもあり特に「ジョロウグモの拘」は異形の論理物としても楽しめる事だろう。また本作を読んでいくにつれて読者は本作のタイトルの一部に違和感を覚えるかもしれないがそれに関してはトリを飾る「ハチの悲劇」で綺麗に解消されるので無問題。
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posted at 21:30:59
恐らくミステリファンであれば「蝶々殺蛾事件」「吸血の池」「生けるアカハネの死」「ジョロウグモの拘」といった目次のタイトルを見ただけでピンとくるに違いない。ただその一方で特殊な昆虫の生態をミステリ仕立てで描いている側面もあるため謎に期待し過ぎるとやや肩透かしを覚えるかもしれない。
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posted at 21:30:32
昆虫界で起きた七つの不可解な事件をタイトル通り昆虫探偵が解き明かす連作ミステリ。登場人物(?)が全て昆虫である点、それ故に扱っている事件が全て昆虫ならではのものである点もユニークだが、特筆すべきはやはり全編国内ミステリの名作・傑作のパロディーになっている点だろう。
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posted at 21:30:07
鳥飼否宇「昆虫探偵 シロコパκ氏の華麗なる推理」読了。ある朝目覚めるとゴキブリになっていた元人間のペリプラ葉古。無類のミステリ好きだった葉古は昆虫界の名探偵・熊ん蜂シロコパκの助手となった。人の論理が通用しない異世界で巻き起こる難事件をクロオオアリの刑事の力も借りて解決していく。
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posted at 21:29:24