麻里邑圭人
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- 現在地 涅槃
- 自己紹介 ミステリ初心者。非実在探偵小説研究会所属。 【好きな作家】飛鳥部勝則/梶龍雄/殊能将之/早坂吝/麻耶雄嵩 【好きな作品】「カルロッツァの翼」「殉教カテリナ車輪」「竹馬男の犯罪」「翼ある闇」「魍魎の匣」 【好きな映画】「キルビルVol.1」「サスペリア」「サンタ・サングレ/聖なる血」「ダークナイト」「リベリオン」
2013年06月07日(金)
密室トリックにしても犯人の特徴を活かしたと言えば聞こえはいいが、必然性に乏しい上に、読者が解けるように書かれていないのが気になる。どちらかといえば本作はミステリ部分より、キャラメインで読んだ方が楽しめるかもしれない。
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posted at 11:52:50
「午後からはワニ日和」に続く、楓ヶ丘動物園シリーズの二作目。次々と不可解な事件が起こるのは面白いが、その一方でメインとなる動機に関してはヒントを出しすぎて早いうちに見当がついてしまうのが難。
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posted at 11:52:29
似鳥鶏「ダチョウは軽車両に該当します」読了。県民マラソン大会に突如乱入したダチョウを捕獲して以降、獣医の鴇先生は何者かに付け狙われることになる。その挙げ句に拉致され、監禁されていた密室状態のプレハブ小屋からは謎の焼死体が――。捕獲したダチョウと被害者を繋ぐものとは?
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posted at 11:52:00
2013年06月06日(木)
しかしながらこの作品でしか成立しない密室作製動機はなかなか面白く、作中でさらりとやられてしまっているのが非常に勿体ない。個人的には古代史の新解釈なんてどうでもいいので(爆)この辺をもっとじっくりやってほしかった。
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posted at 16:22:19
宝探し人(トレジャー・ハンター)永源寺峻シリーズの二作目。「ヒミコは殺された」という謎の言葉から始まる殺人事件に古代史の新解釈を絡めた構成は同じ作者の「義経はここにいる」とよく似ているが、その辺の匙加減が絶妙だった「義経」に比べると本作のミステリ部分は完全にオマケ扱いなのがアレ。
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posted at 16:21:30
井沢元彦「卑弥呼伝説」読了。宝探し人(トレジャー・ハンター)永源寺峻の友人である古代史研究家・日向が「ヒミコは殺された」という謎の言葉を残して密室で殺された。奇妙なことに事件当時、現場周辺では踊り狂う五人の男女の姿が目撃されていた。峻は事件の鍵となる邪馬台国と卑弥呼を調べ始める。
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posted at 16:21:06
2013年06月05日(水)
宝探し人(トレジャー・ハンター)永源寺峻が活躍するシリーズの三作目。先の読めないストーリー展開でぐいぐい読ませてくれる反面、トリックや犯人当てを期待すると些か肩透かしを覚えるかもしれない。むしろ本作のメインは事件の構図の方であり、その点に関しては作者らしい大胆な着想が楽しめる。
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posted at 17:50:51
井沢元彦「魔鏡の女王」読了。森原考古学研究所の所員が自宅で殺されているのが発見された。発見時、死体は銅鏡を抱いていたが、第一発見者が現場を離れた僅かな隙に奪い去られていた。それから数日後、所長の森原に轢き逃げの嫌疑がかかるが同時刻、森原は何百キロも離れた別の場所で目撃されていた。
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posted at 17:50:14
2013年06月03日(月)
この作者がよくやる手法ではあるが、二編とも逆転の発想が実に巧く決まっている。その他、最初の短編「幻の蘭奢待」で登場以降、峻のワトソン役を務める香道家元代理の真実子とのやり取りが楽しい短編集である。
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posted at 18:22:34
宝探し人(トレジャー・ハンター)永源寺峻が様々な宝物に纏わる事件を解決する連作ミステリ。永源寺峻のキャラに関しては南条圭をアクティブにした感じという印象を受けた。基本的にどの短編も宝物に関する蘊蓄が興味深いが、ミステリとしては表題作と徳川の埋蔵金を巡る「沈船の秘宝」を推したい。
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posted at 18:22:13
井沢元彦「マダム・ロスタンの伝言」読了。留守番電話に残されたメッセージを聞いて駆け付けた宝探し人・永源寺峻を待っていたのは人生の先輩・楽田の無残な刺殺体だった。それから間もなく峻は楽田の娘・ユリから紛失した名画の捜索を依頼され、残された暗号を推理することになる。表題作他六編収録。
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posted at 18:21:43
2013年06月01日(土)
とはいえ、その批判が物語と解離することなく巧く溶け込んでいる点はさすがであり、それがラストの悲劇的なシーンをより際立たせている。個々のトリックは必ずしも優れているわけではないが、何よりテーマを見事に描き切ったところは評価したい作品である。
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posted at 16:24:32
古美術商で名探偵の南条圭が活躍するシリーズの一作目。毒殺トリックにダイイング・メッセージ、密室とミステリ的に目を惹く要素は多々あるものの、それ以上に印象的なのは利権に塗れた宗教団体に対する作者の痛烈な批判だろう。
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posted at 16:23:15
井沢元彦「本廟寺焼亡」読了。京都にある親鸞聖人直系の浄土真宗黒谷派総本山・本廟寺では次期教王の座を巡り骨肉の争いが繰り広げられていた。そんな中、現教王夫妻溺愛の四男が毒殺され、続いてその葬儀の席で第二の事件が発生。古寺を舞台にした連続殺人事件の謎に古美術商で名探偵の南条圭が迫る。
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posted at 16:21:18