麻里邑圭人
- いいね数 9,797/10,375
- フォロー 1,028 フォロワー 1,647 ツイート 91,937
- 現在地 涅槃
- 自己紹介 ミステリ初心者。非実在探偵小説研究会所属。 【好きな作家】飛鳥部勝則/梶龍雄/殊能将之/早坂吝/麻耶雄嵩 【好きな作品】「カルロッツァの翼」「殉教カテリナ車輪」「竹馬男の犯罪」「翼ある闇」「魍魎の匣」 【好きな映画】「キルビルVol.1」「サスペリア」「サンタ・サングレ/聖なる血」「ダークナイト」「リベリオン」
2013年10月07日(月)
一方、見立ての理由は犯人側の心情によるところが大きいため、ミステリとしては微妙なところだが、それさえ目を瞑れば充分納得するものに仕上がっている。そして何よりも三十年以上前に書かれたにも拘わらず、今でも通用する社会的内容に驚かされる作品である。
タグ:
posted at 20:13:23
原子力発電所で起こる連続密室殺人と「サルカニ合戦」の見立ての謎。密室に関して言えば、それぞれ異なるシチュエーションを用意しつつ、原発という特殊状況下ならではの盲点を活かした仕掛けを使っているのが好印象。
タグ:
posted at 20:13:12
長井彬「原子炉の蟹」読了。中央新聞の記者・原田は原子炉で多量の放射能を被爆した死体が汚染廃棄物としてドラム缶詰めで処分されたという事実を関東電力の藤平総務部長から言質を取り特ダネ記事を書くが関東電力側は全てを否認。それから間もなく密室状況の原発設備内で藤平の他殺体が発見される。
タグ:
posted at 20:13:00
2013年10月04日(金)
どちらかというと本格ミステリというより名犯人対名探偵的な側面が強いように思うが、その名犯人にしてもほとんど描写されないためイマイチ魅力に欠けるのが難。とはいえ様々なエピソードを纏め上げる豪腕ぶりは健在なので、その点に関しては大いに期待していい作品である。
タグ:
posted at 21:49:52
作者の得意とする奇想に関して言えば、ある政治的キーワードを出した時点で容易に分かってしまうものだし、一番本格ミステリしていた誘拐事件のネタは今年度に出た某作品と被ってしまっている。勿論ネタの見せ方に違いはあるものの、個人的には某作品の方が優れているように感じた。
タグ:
posted at 21:49:16
久々の御手洗シリーズの新作は近年の作品――「ゴーグル男の怪」「写楽 閉じた国の幻」「傘を折る女」等をミックスしたような内容に仕上がっている。上下巻にもわたる大作にも拘わらず一気に読ませてしまうリーダビリティは相変わらず流石だが、本格ミステリとして傑作かというと些か疑問が残る。
タグ:
posted at 21:48:48
島田荘司「星籠の海」読了。瀬戸内海、松山沖・興居島の湾に流れ着く複数の死体。かつて信長を打ち破り、対黒船の切り札として福山藩主が用意していた秘密兵器、瀬戸内海で目撃される怪物、謎の新興宗教、連続する不審死、奇妙な赤子誘拐事件――怪事件の続く「時計仕掛けの海」に御手洗潔が挑む。
タグ:
posted at 21:48:35
2013年10月02日(水)
ちなみにこのトリック、普通なら思い付いたとしてもあまりのバカバカしさに真っ先に却下する類いのものだが、それを成立させるためにここまできっちりフォローしてくれればもはや言うことはない。キャラ物探偵小説好きで、かつバカミス好きな読者には是非お勧めしたい作品である。
タグ:
posted at 22:23:12
前半は軽いミステリ要素を盛り込みつつもドタバタ劇をメインに展開するが、後半になると一転、それまでの人物描写を効果的に活かしながら事件を通してキチンと探偵としての成長を描いているのがいい。
タグ:
posted at 22:22:01
死去した祖父の跡を継いで探偵になったのはいいものの、推理はからっきしのちっちゃな少女探偵・リディア・ホームズ(CV:阿澄佳奈)と、頭脳明晰の毒舌ワトスンによる掛け合いが楽しい本格ミステリ。
タグ:
posted at 22:21:36
城島大「ちっちゃいホームズといじわるなワトスン 緋色の血統」読了。シャーロック・ホームズの孫にあたる少女、リディア・ホームズは伯爵家の未亡人の依頼で毒舌の美青年、ジェームズ・ワトスンと共に『歩く死体事件』を調査することになる。だが一行が伯爵邸に着いた翌日、不可解な殺人事件が――。
タグ:
posted at 22:21:10