麻里邑圭人

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  • 自己紹介 ミステリ初心者。非実在探偵小説研究会所属。 【好きな作家】飛鳥部勝則/梶龍雄/殊能将之/早坂吝/麻耶雄嵩 【好きな作品】「カルロッツァの翼」「殉教カテリナ車輪」「竹馬男の犯罪」「翼ある闇」「魍魎の匣」 【好きな映画】「キルビルVol.1」「サスペリア」「サンタ・サングレ/聖なる血」「ダークナイト」「リベリオン」
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2013年10月02日(水)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年10月2日

城島大「ちっちゃいホームズといじわるなワトスン 緋色の血統」読了。シャーロック・ホームズの孫にあたる少女、リディア・ホームズは伯爵家の未亡人の依頼で毒舌の美青年、ジェームズ・ワトスンと共に『歩く死体事件』を調査することになる。だが一行が伯爵邸に着いた翌日、不可解な殺人事件が――。

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posted at 22:21:10

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年10月2日

死去した祖父の跡を継いで探偵になったのはいいものの、推理はからっきしのちっちゃな少女探偵・リディア・ホームズ(CV:阿澄佳奈)と、頭脳明晰の毒舌ワトスンによる掛け合いが楽しい本格ミステリ。

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posted at 22:21:36

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年10月2日

前半は軽いミステリ要素を盛り込みつつもドタバタ劇をメインに展開するが、後半になると一転、それまでの人物描写を効果的に活かしながら事件を通してキチンと探偵としての成長を描いているのがいい。

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posted at 22:22:01

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年10月2日

ミステリとしてみると、これといった推理もなく犯人が判明してしまうのは残念だが、その代わりトリックの方でとんでもないバカミスぶりを発揮してくれる。

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posted at 22:22:47

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年10月2日

ちなみにこのトリック、普通なら思い付いたとしてもあまりのバカバカしさに真っ先に却下する類いのものだが、それを成立させるためにここまできっちりフォローしてくれればもはや言うことはない。キャラ物探偵小説好きで、かつバカミス好きな読者には是非お勧めしたい作品である。

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posted at 22:23:12

2013年10月04日(金)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年10月4日

島田荘司「星籠の海」読了。瀬戸内海、松山沖・興居島の湾に流れ着く複数の死体。かつて信長を打ち破り、対黒船の切り札として福山藩主が用意していた秘密兵器、瀬戸内海で目撃される怪物、謎の新興宗教、連続する不審死、奇妙な赤子誘拐事件――怪事件の続く「時計仕掛けの海」に御手洗潔が挑む。

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posted at 21:48:35

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年10月4日

久々の御手洗シリーズの新作は近年の作品――「ゴーグル男の怪」「写楽 閉じた国の幻」「傘を折る女」等をミックスしたような内容に仕上がっている。上下巻にもわたる大作にも拘わらず一気に読ませてしまうリーダビリティは相変わらず流石だが、本格ミステリとして傑作かというと些か疑問が残る。

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posted at 21:48:48

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年10月4日

作者の得意とする奇想に関して言えば、ある政治的キーワードを出した時点で容易に分かってしまうものだし、一番本格ミステリしていた誘拐事件のネタは今年度に出た某作品と被ってしまっている。勿論ネタの見せ方に違いはあるものの、個人的には某作品の方が優れているように感じた。

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posted at 21:49:16

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年10月4日

どちらかというと本格ミステリというより名犯人対名探偵的な側面が強いように思うが、その名犯人にしてもほとんど描写されないためイマイチ魅力に欠けるのが難。とはいえ様々なエピソードを纏め上げる豪腕ぶりは健在なので、その点に関しては大いに期待していい作品である。

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posted at 21:49:52

2013年10月07日(月)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年10月7日

長井彬「原子炉の蟹」読了。中央新聞の記者・原田は原子炉で多量の放射能を被爆した死体が汚染廃棄物としてドラム缶詰めで処分されたという事実を関東電力の藤平総務部長から言質を取り特ダネ記事を書くが関東電力側は全てを否認。それから間もなく密室状況の原発設備内で藤平の他殺体が発見される。

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posted at 20:13:00

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年10月7日

原子力発電所で起こる連続密室殺人と「サルカニ合戦」の見立ての謎。密室に関して言えば、それぞれ異なるシチュエーションを用意しつつ、原発という特殊状況下ならではの盲点を活かした仕掛けを使っているのが好印象。

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posted at 20:13:12

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年10月7日

一方、見立ての理由は犯人側の心情によるところが大きいため、ミステリとしては微妙なところだが、それさえ目を瞑れば充分納得するものに仕上がっている。そして何よりも三十年以上前に書かれたにも拘わらず、今でも通用する社会的内容に驚かされる作品である。

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posted at 20:13:23

2013年10月08日(火)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年10月8日

倉知淳「シュークリーム・パニック 生チョコレート」読了。何も盗むことなく現地解散(?)した奇妙な銀行強盗の真相「現金強奪作戦!(但し現地集合)」、謎の紳士との賭けに勝ち続けた男の運命「強運の男」、自主映画の撮影終了直後に主演女優が消えた謎「夏の終わりと僕らの影と」の三編収録。

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posted at 20:33:36

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年10月8日

二作連続刊行の第一弾。収録作三編のうち、本格ミステリなのは「現金強奪作戦!(但し現地集合)」と「夏の終わりと僕らの影と」で、前者はこの作者らしい逆転の発想と当事者視点だからこそ陥る盲点を活かした構成が秀逸。

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posted at 20:34:30

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年10月8日

一方、後者は甘酸っぱい青春ミステリだが、見かけによらずかなり細かいところまで伏線が張られていたことに驚かされる。また唯一の非ミステリ作品である「強運の男」はこの作者にしては珍しい怪しげな魅力に満ちた一編で、リドルストーリーめいた結末もそれに一役買っている。

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posted at 20:35:00

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年10月8日

切れ味鋭い本格ミステリ短編集を期待すると少々肩透かしではあるものの、様々な趣向で楽しませてくれる、味わい深い作品集と言えるだろう。

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posted at 20:36:54

2013年10月10日(木)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年10月10日

市川哲也「名探偵の証明」読了。再起をかけるかつての名探偵・屋敷啓次郎に元相棒が持ちかけたのは資産家一家に届いた脅迫状の謎を巡る、今を時めくアイドル探偵・蜜柑花子との対決だった。脅迫事件はやがて人里離れた別荘での密室殺人に発展、果たして屋敷はもう一度輝きを取り戻すことができるのか?

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posted at 22:30:52

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13年10月10日

第二十三回鮎川哲也賞受賞作。タイトルにもある通り「名探偵とは何か?」というテーマに真っ向から挑んだ作品なのはいいが、肝心のミステリ部分が「今時これはちょっと……」と苦言を呈したくなる陳腐なネタのオンパレードなのが気になる。

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posted at 22:31:19

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年10月10日

事件の大半が名探偵という存在を引き立てるためのものでしかないのはまだいいとしても、折角名探偵を描くのだから事件の方もきちんとそれに相応しいものを用意してほしかった。ストーリー展開は悪くないだけに、そこが非常に残念でならない。

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posted at 22:31:41

2013年10月12日(土)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年10月12日

秋吉理香子「暗黒女子」読了。嵐の夜に闇鍋を囲みながら行われた聖母女子高等学院文学サークルの定例朗読会。テーマは『誰が一週間前に前会長・白石いつみをテラスから突き落として殺したのか?』――メンバーがそれぞれ持ち寄った告発小説を朗読し終わったその先に待つ、驚くべき真相とは?

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posted at 17:28:20

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年10月12日

創作小説の朗読会の形を借りた告発劇という内容は魅力的だがそれと闇鍋の組み合わせはいくらなんでもミスマッチ過ぎるだろうというのが読み始めて最初に浮かんだ感想だった。勿論あえてそうしているのには理由があるのだが、もう少し何とかならなかったのかという思いが最後まで拭いきれないのも事実。

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posted at 17:28:48

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年10月12日

それはさておき、全ての小説が発表された後に明らかになる黒い構図は面白いとは思うものの、それを支える肝心の伏線が全くないのはミステリとしては大きなマイナス。しかしながら落差を狙った構成的には成功しているので、そこは痛し痒しといったところだろう。

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posted at 17:29:11

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年10月12日

本格ミステリとしての作り込みを期待すると些か物足りないが、その代わり構成の妙で唸らされる作品である。

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posted at 17:30:33

2013年10月14日(月)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年10月14日

土屋隆夫「粋理学入門」読了。「俺の女房は浮気しているんじゃないか?」若い妻の愛を疑い始めた中年男が別な男を装って恋文を書き、彼女の心を試そうとする表題作を始め、独創的なトリックを案出する才能のある男がトリックのネタを売る会社を興す「経営学入門」など「~入門」で統一された八編収録。

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posted at 17:09:28

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13年10月14日

本格ミステリというよりブラックユーモア色の強い短編を集めた作品集。ミステリ読み的にはやはりプロの推理作家や推理作家志望者にトリックを売る会社を立ち上げた男を描いた「経営学入門」と最後の密室をテーマにした「密室学入門」に興味を覚えるかもしれないが、後者は些か肩透かし感あり。

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posted at 17:10:24

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年10月14日

これだったらまだ同じネタを扱った折原一の某短編の方が捻りがきいているように思う。全体的にオチが読めてしまうのが難だが、どちらかというと語りの妙を楽しむのが吉な作品である。

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posted at 17:11:34

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年10月14日

とよたかゆき「ギャルゲー探偵と事件ちゃん」読了。一瞬にして消失したネックレス、人気声優を脅かす犯人の意外な盗聴法、拳銃自殺したバーチャルアイドル、将棋のタイトル戦で行われた大胆な不正、テーマバークで消えた五人の子供――五つの事件に事件の擬人化能力を持つギャルゲー大好き探偵が挑む。

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posted at 17:11:48

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年10月14日

本作で特筆すべきはやはり探偵の持つ、事件現場で「事件の象徴」となる女の子(通称・事件ちゃん)を呼び出し、話をすることができるという特殊能力だろう。これは見方によっては実に画期的であり、煩わしい捜査パートを全て省略できるばかりか、後期クィーン問題すらもクリアできる可能性すらある。

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posted at 17:12:22

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年10月14日

勿論それを作者が意識して設定したかどうかは定かではないが、少なくとも作者のミステリセンスは本作から十二分に感じることができる。例えば人気声優の脅迫事件を扱った第二話は、さりげない伏線とミスディレクションを効果的に使い、意外性を引き出すことに成功している。

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posted at 17:17:30

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年10月14日

また第三話でのアリバイトリックは国内作家Hの某作品で使われた毒殺トリックの変形と見ることができるだろう。何となく本作は文体やネーミングセンスからミステリ者が頑張ってラノベを書いてみた感があるが、その真相はさておき見た目に反して(?)きっちりミステリをやっている真っ当な作品である。

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posted at 17:22:11

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