Twitter APIの仕様変更のため、「いいね」の新規取得を終了いたしました

麻里邑圭人

@mysteryEQ

  • いいね数 9,797/10,375
  • フォロー 1,028 フォロワー 1,647 ツイート 91,937
  • 現在地 涅槃
  • 自己紹介 ミステリ初心者。非実在探偵小説研究会所属。 【好きな作家】飛鳥部勝則/梶龍雄/殊能将之/早坂吝/麻耶雄嵩 【好きな作品】「カルロッツァの翼」「殉教カテリナ車輪」「竹馬男の犯罪」「翼ある闇」「魍魎の匣」 【好きな映画】「キルビルVol.1」「サスペリア」「サンタ・サングレ/聖なる血」「ダークナイト」「リベリオン」
並び順 : 新→古 | 古→新

2016年03月15日(火)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

16年3月15日

一番バランスがいいのは私立探偵の三影潤がダイイング・メッセージの謎に挑む「くれないの文字」で、ダイイング・メッセージの意味こそ脱力物だが、何故現場にしばらく残っていた犯人がダイイング・メッセージを放置したのか? という謎は面白いし、様々な思惑が絡む真相も作者らしさを感じて○。

タグ:

posted at 10:40:56

麻里邑圭人 @mysteryEQ

16年3月15日

収録作は仁木兄妹物、三影物、悦子ママ物の三編にノンシリーズ物が三編。意外性で言えば表題作と「うす紫の午後」が突出しているが、前者は些か取って付けたような感が、後者はフェアな作者にしては珍しく肝心な伏線がないので釈然としないものがある。

タグ:

posted at 10:40:43

麻里邑圭人 @mysteryEQ

16年3月15日

仁木悦子「暗い日曜日」読了。日曜日の朝、私は偶然通りかかった八幡様の境内で老文学博士の死体を見付けた。死因や被害者の手帖に残された「紫式部」という言葉に引っ掛かるものを感じた私は単身事件を調べ始める――表題作を始め、万引きと殺人がリンクする「うす紫の午後」など六編収録。

タグ:

posted at 10:39:56

麻里邑圭人 @mysteryEQ

16年3月15日

次点は母が殺された事件と幼い頃に亡くなった父の遺した詩がリンクする「あかねを歌う」で、事件を通して描かれる主人公・あかねの心の変化がいい。その他、推理作家が滞在先で殺人事件に遭遇する「山峡の娘」がミステリ部分とは違うところで用意された意外性が印象的だった。

タグ:

posted at 06:46:51

麻里邑圭人 @mysteryEQ

16年3月15日

収録作は悦子ママが活躍する「二人の昌江」を除くと全てノンシリーズ物。ベストは何と言っても表題作で、主人公が田舎に遊びにきた小学生であることを活かした仕掛けが実に秀逸。人によってはアンフェアと捉えるかもしれないが、自分はギリギリありだと思う。

タグ:

posted at 06:46:41

麻里邑圭人 @mysteryEQ

16年3月15日

仁木悦子「銅の魚」読了。おばあちゃんちの倉の中で見付けた歪んだ矢立にぼく以外で興味を示したのは金貸しをしているおかつさんだった。そのおかつさんが何者かに殺され、死の間際に遺した言葉からぼくが秘かに想いを寄せていたアヤちゃんのお父さんが逮捕されてしまう――表題作含む六編収録。

タグ:

posted at 06:46:23

2016年03月13日(日)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

16年3月13日

ちなみに自分が読んだのは角川文庫版だが、解説で別作品に収録されている某短編の内容が余すところなくネタバレされているので要注意。

タグ:

posted at 20:18:55

麻里邑圭人 @mysteryEQ

16年3月13日

強いてベストを挙げるなら「サンタクロースと握手しよう」で、トリックこそ大したものではないが、それを成立させるための設定を違和感なく物語に組み込んでいるのは○。あと個人的には「青じろい季節」が好きだっただけに、その後日談が読めた点が良かった。

タグ:

posted at 20:18:42

麻里邑圭人 @mysteryEQ

16年3月13日

仁木作品ではお馴染みの素人探偵たちが活躍する三編とノンシリーズ物の二編で構成された短編集。これといって際立った出来のものはないが、ジュブナイルミステリに誘拐、サスペンス物と全体的にバラエティに富んだ短編が揃っている。

タグ:

posted at 20:18:24

麻里邑圭人 @mysteryEQ

16年3月13日

仁木悦子「一匹や二匹」読了。小学生の櫟究介が子猫を拾ったことで殺人事件に巻き込まれる表題作を始め、幼稚園で行われたクリスマスの演し物の最中、男女の他殺体が発見される「サンタクロースと握手しよう」、長編「青じろい季節」の後日談的短編「縞模様のある手紙」など五編収録。

タグ:

posted at 20:17:53

麻里邑圭人 @mysteryEQ

16年3月13日

その他「うさぎと豚と人間と」が舞台設定の特殊性に面白さがあるが、些か捻りすぎたせいか最終的にはその特殊性が薄れてしまった感が否めない。むしろ最初に明かされる動機をメインにした方が切れ味鋭い短編に仕上がったような気がする。

タグ:

posted at 09:23:59

麻里邑圭人 @mysteryEQ

16年3月13日

ミステリとしてみるなら本作は「幽霊と月夜」のためにあると言っても過言ではないだろう。一つ一つのネタはシンプルながらこれだけのネタを短い枚数の中で破綻なく詰め込んでいる点は驚愕に値する。

タグ:

posted at 09:23:48

麻里邑圭人 @mysteryEQ

16年3月13日

仁木悦子「穴」読了。深夜、隣人の不審な行動を目撃した少年の恐怖体験を描いた表題作を始め、幽霊が出るという別荘で起きた連続殺人事件の謎を扱った「幽霊と月夜」、精神薄弱児を収用する私立養護施設で殺人事件が起こる「うさぎと豚と人間と」など六編収録。

タグ:

posted at 09:23:38

2016年03月11日(金)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

16年3月11日

そしてそのことを作者も分かっているからこそ途中で倒叙パートに切り替えたのかもしれないが、それが却って真相の脱力感に拍車をかけてしまっているのが難。唯一面白かったのは短時間で9の文字を完成させたトリックで、最初からこれだけをメインに書いた方がまだ良かったような気がする。

タグ:

posted at 22:26:06

麻里邑圭人 @mysteryEQ

16年3月11日

実際起きた事件をヒントに書かれた長編ミステリ。次々と起きる不可解な事件は面白いが、肝心の真相がかなり微妙。というか、これを推理してみろというのはさすがに無理があると思う。

タグ:

posted at 22:25:54

麻里邑圭人 @mysteryEQ

16年3月11日

大谷羊太郎「その夜の三人」読了。かつて強盗犯が盗んだ大金を埋めた雑木林に中学校が新設されたのが全ての始まりだった。夜の校庭に忽然と現れた机で描かれた9の文字、その机に刻まれた怨の鏡文字、同じく怨の文字が記された脅迫状、そして穴に埋められた男の他殺体……これらは何を意味するのか?

タグ:

posted at 22:25:31

2016年03月10日(木)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

16年3月10日

ただその反面、伏線以外にミステリとして語るところがあまりないのが難だが、逆を言えば奇抜なトリックがなくても伏線だけで優れた本格が書けることを証明した良作である。

タグ:

posted at 22:19:14

麻里邑圭人 @mysteryEQ

16年3月10日

お人好しの若き無名詩人という、いかにもそんな行動をとりそうなキャラを主人公にすることで物語にきちんと説得力を与えている。それだけでなくパズラーとしての伏線も物語の中に巧みに織り混ぜており、後になって読み返してみてそのフェアさに唸らされる。

タグ:

posted at 22:18:50

麻里邑圭人 @mysteryEQ

16年3月10日

作者が「若い女性に向く推理小説を」という注文に応えて書いた作品。スリに押し付けられた財布の持ち主探しをしていたら、偶然殺人事件に遭遇……という本作の展開は、下手をすればリアリティの欠片もないと叩かれそうだが、そこはキャラクター作りに定評がある作者のこと。

タグ:

posted at 22:18:34

麻里邑圭人 @mysteryEQ

16年3月10日

仁木悦子「枯葉色の街で」読了。気のいい若き詩人・江見次郎はスリに押し付けられた財布を持ち主に返そうと、中に入っていた八枚の名刺の主を訪ねて歩く。だがその途中で彼は画家・的村の変死体を発見。更に的村の幼い娘・ミチルを預かったのがきっかけで、その死の謎を追うことになる。

タグ:

posted at 22:18:00

2016年03月09日(水)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

16年3月9日

また犯人にしてもさりげなく読者の盲点をついているのが心憎い。その他「ただ一つの物語」は童話に隠された宝探しと回想の殺人がリンクするのが面白いし好きな女の子のために少年が誘拐犯を出し抜こうとする「恋人とその弟」も他愛ないトリックながら使い方に巧さがある。全体的に安定した良作である。

タグ:

posted at 22:43:39

麻里邑圭人 @mysteryEQ

16年3月9日

加えて事件に挑む牧師父娘とチンピラトリオのやり取りが実に楽しく、これがシリーズ物として書き継がれなかったことがつくづく残念でならない傑作である。次点は「虹色の犬」で、タイトルに象徴される謎もさることながら、何気に「死期の近い人間を何故殺したのか?」という謎も絡んでくる点が○。

タグ:

posted at 22:43:30

麻里邑圭人 @mysteryEQ

16年3月9日

収録作六編中五編に何かしらミステリ的読みどころのある短編集。ベストは何といっても「罪なき者まず石をなげうて」で仮装パーティーという特殊な状況ならではの謎と意外なところからくる単純明快なロジックがとにかく素晴らしい。

タグ:

posted at 22:43:06

麻里邑圭人 @mysteryEQ

16年3月9日

仁木悦子「三日間の悪夢」読了。孫が逮捕された強盗殺人事件の謎をボケていたはずの祖母が鮮やかに解き明かす表題作の他、仮装パーティーの最中に起きた殺人事件の真相を牧師探偵が看破する「罪なき者まず石をなげうて」、母親が死んだ日に目撃された虹色の犬の正体に迫る「虹色の犬」など六編収録。

タグ:

posted at 22:42:50

2016年03月08日(火)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

16年3月8日

但しその手の話を期待すると真相に些か肩透かしを覚えるかもしれないが、三影物らしからぬハッタリがきいた展開はなかなか新鮮。その他の短編になるとミステリ度はぐっと落ちるものの、表題作の現代の寓話的味わいは嫌いではない。

タグ:

posted at 22:57:47

麻里邑圭人 @mysteryEQ

16年3月8日

作者が亡くなった後に刊行された最後の短編集。収録作の中でベストを挙げるなら作者の看板探偵の一人、私立探偵の三影潤が活躍する「数列と人魚」だろう。何といっても失踪した妻探しというありふれた事件がいつしか謎めいたタイトルに象徴されるスパイ疑惑に発展していく流れがまず面白い。

タグ:

posted at 22:57:38

麻里邑圭人 @mysteryEQ

16年3月8日

仁木悦子「聖い夜の中で」読了。父母のいない淋しい聖夜を過ごすひろむはサンタクロースと街で出会った。だが、その正体は看守を撲殺して脱獄した凶悪犯だった。人質にとられた幼児とサンタに扮した凶悪犯の逃走劇の結末は? 表題作含む五編収録。

タグ:

posted at 22:57:29

2016年03月07日(月)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

16年3月7日

不死身の真相に関してはあまり新鮮味がないが、仮説を積み重ねて真相に至る点は好印象だし、何よりも最後に用意されるフーダニット趣向にそれまでの設定が巧く活かされているのが良かった。本作はミステリ要素がファンタジーの王道展開を程よく引き立てた快作である。

タグ:

posted at 15:23:06

麻里邑圭人 @mysteryEQ

16年3月7日

魔王退治というファンタジーの定番にハウダニット興味を加えた作品。キャラの掘り下げなどに物足りない部分があるものの、その分ストーリー展開がテンポよく、加えて畳み掛けるように戦闘シーンが盛り込まれているので終始退屈することなく読ませてくれる。

タグ:

posted at 15:22:33

麻里邑圭人 @mysteryEQ

16年3月7日

三国陣「不死王殺し」読了。傷つかず、猛毒と龍の咆哮を操り、闇を見通し、更には宙を飛び、透明化し、あまつさえ読心能力を持ち、たとえ殺されても蘇るという不死身の悪王を斃すことは果たして可能なのか? ドーンとシメオンは、不退転の覚悟を胸に〝不死の謎〟を追う。

タグ:

posted at 15:22:23

@mysteryEQホーム
スポンサーリンク
▲ページの先頭に戻る
ツイート  タグ  ユーザー

User

» More...

Tag

Recent

Archive

» More...

タグの編集

※タグはスペースで区切ってください

送信中

送信に失敗しました

タグを編集しました