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麻里邑圭人

@mysteryEQ

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  • 自己紹介 ミステリ初心者。非実在探偵小説研究会所属。 【好きな作家】飛鳥部勝則/梶龍雄/殊能将之/早坂吝/麻耶雄嵩 【好きな作品】「カルロッツァの翼」「殉教カテリナ車輪」「竹馬男の犯罪」「翼ある闇」「魍魎の匣」 【好きな映画】「キルビルVol.1」「サスペリア」「サンタ・サングレ/聖なる血」「ダークナイト」「リベリオン」
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2017年04月15日(土)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

17年4月15日

逆に言えば真っ当過ぎるのが物足りない点であり、第二の事件にしてもそれが起きる必然性こそなくはないが、差ほど意外な展開とは言えないのが難。もし続編があるなら、もう少し捻ったものを読ませてほしいと思う。

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posted at 14:48:10

麻里邑圭人 @mysteryEQ

17年4月15日

江戸時代を舞台にした倒叙ミステリ。時代小説としてのニーズに応えるためのキャラ描写が明らかに浮いているのが気になるものの、倒叙物としては真っ当な出来で、所々に時代小説らしい小道具を活かしているのは○。

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posted at 14:47:30

麻里邑圭人 @mysteryEQ

17年4月15日

誉田龍一「見破り同心 天霧三之助」読了。質屋の三浦屋六兵衛が離れで出刃包丁により惨殺された。遺体の不自然さに気付いた南町奉行所臨時廻り同心・天霧三之助は下手人像を絞り込み追い込んでいくが、そんな最中に六兵衛が死んだ同じ離れで第二の刺殺事件が起きて――。

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posted at 14:47:14

麻里邑圭人 @mysteryEQ

17年4月15日

幽霊事件シリーズの一作。あらすじからも分かるように本作は不可解な謎の連打が魅力的だが、基本的には何故やったのかという動機部分に力が入れられており、それを成立させるための計算も行き届いている。一部明らかに余計な謎もあるが、そこはこの手の作品のお約束として割り切りたいと思う。

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posted at 14:46:54

麻里邑圭人 @mysteryEQ

17年4月15日

風見潤「秋の十和田湖幽霊事件」読了。麻衣子たちが十和田湖で出会った記憶喪失の男はキリシタン信仰と北斗星信仰の残る奇妙な村の出身だった。その後、男を村に送り届けた麻衣子たちは不可解な事件に巻き込まれる。闇の中の殺人、消えた死体、蘇る死者、神社の消失……この村では何が起きているのか?

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posted at 14:46:27

2017年04月14日(金)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

17年4月14日

ただ事件の内容的にはそこまで面白いというわけではないので冗長さが完全に解消されているかどうかはやや疑問が残る(これに関しては物語のバランスを考えると難しいところかもしれないが)。あと麻耶雄嵩による解説が実に的確かつ、ちょっとした本作のパロディ作品になっているのが良かった。

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posted at 23:01:39

麻里邑圭人 @mysteryEQ

17年4月14日

早坂吝「○○○○○○○○殺人事件」(文庫版)読了。あとがきによるとノベルス版で多かった「タイトル当ての意味がない」「序盤が冗長」という批判に応えて序盤に殺人事件を新たに追加したとのことだが、確かにそれによってタイトル当ての意味が増したのは○。

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posted at 23:00:50

2017年04月13日(木)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

17年4月13日

幽霊事件シリーズの一作。序盤に提示される謎は魅力的だが、トリックや犯人の正体に関しては差ほど意外性はない。むしろ本作の見所は終盤で明かされるある意外な繋がりであり、その伏線を実に大胆な形で仕掛けている点が○。ありきたりなトリックでも演出や伏線の張り方で印象が変わる好例である。

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posted at 21:21:04

麻里邑圭人 @mysteryEQ

17年4月13日

風見潤「さくらの鎌倉幽霊事件」読了。鎌倉の旧家で、執事を務めていた老人が殺された。現場には何故か散りばめられた桜の花びらと買ってくるはずがない桜餅が残されていた。金沢へ桜を見に出掛けた老人に一体何が起きたのか? そして麻衣子と共に事件を追う日下千尋の周りでも不可解な出来事が……。

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posted at 21:20:14

2017年04月12日(水)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

17年4月12日

そしてメインの犯人当てに関しても、あとがきで簡単だったんじゃないかなあ……と言いつつも抜け目なく偽の手掛かりを仕込んでいるのがいい。意外性という点ではやや物足りないかもしれないが、詰め込まれた謎が無駄なくコンパクトに纏まった良作である。

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posted at 09:53:10

麻里邑圭人 @mysteryEQ

17年4月12日

幽霊事件シリーズの一作。あとがきによると今回のテーマは犯人当てということだが、犯人は誰かという点以外にも露天風呂で発見された不動産会社社長の不可解な死体やもう一つの事件との関連性など、読者の興味を惹き付ける要素が盛り込まれているのは○。

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posted at 09:52:48

麻里邑圭人 @mysteryEQ

17年4月12日

風見潤「雪おんな幽霊事件」読了。不動産会社社長の死体が南紀白浜にある保養所の露天風呂で発見された。最初は足を滑らせて頭を打った事故だと思われたが、死体には何故か凍傷が……。そしてほぼ同時刻、遠く離れた雪の別荘地ではもう一つの殺人事件が起きていた――。

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posted at 09:52:18

麻里邑圭人 @mysteryEQ

17年4月12日

しかしながら犯人を絞り込む過程で出てくるダイイング・メッセージの使い方は、それまでのロジックの丁寧さに比べるとどうしても雑な印象が否めない。もう少ししっかりと作り込めばコンパクトに纏まった良作になっただけに、何とも惜しい作品である。

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posted at 00:11:27

麻里邑圭人 @mysteryEQ

17年4月12日

幽霊事件シリーズの一作。誘拐から始まり雪の山荘を舞台にした殺人事件へと繋がっていく展開はサスペンスタッチで読ませるし、更に今は亡き劇作家が遺した暗号まで盛り込んでくる作者のサービス精神ぶりは実に好印象。

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posted at 00:11:07

麻里邑圭人 @mysteryEQ

17年4月12日

風見潤「鬼の里幽霊事件」読了。日下千尋を誘拐された。彼を助けたかったら鬼無里へ来いという犯人の指示に従い単身鬼無里へ向かった麻衣子が辿り着いたのは今は亡き劇作家の山荘。そこでは青山大学の演劇部員たちが稽古合宿をしていた。そして麻衣子に挑戦するかのように殺人事件が発生して――。

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posted at 00:10:44

2017年04月11日(火)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

17年4月11日

とはいえ中には小粒ながらも巧く盲点をついているものもあり、その最たる例が二話目における本読みなら頷くであろう、ある小道具の使い方だろう。またミステリ部分以外でもシリーズの分岐点とも言える展開が用意されている、シリーズ読者には見逃せない作品である。

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posted at 23:57:42

麻里邑圭人 @mysteryEQ

17年4月11日

魔法使いマリィと変態刑事・小山田のコンビが活躍するシリーズの三作目。今回の収録作は日常で目にする何気ないネタや些細なトリビアから話を膨らませたものが多く、その方向性は良くも悪くも有栖川有栖の火村短編に近い印象を受ける。

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posted at 23:57:11

麻里邑圭人 @mysteryEQ

17年4月11日

東川篤哉「さらば愛しき魔法使い」読了。替え玉でアリバイ工作する弁護士、ストーカーに罪を擦り付ける映画評論家、ダイイング・メッセージを捏造するバー経営者、他人の吸殻を残し捜査の撹乱を図る喫茶店オーナー……四人の殺人者の犯罪を家政婦魔法使いと変態刑事のコンビが暴く連作倒叙ミステリ。

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posted at 23:56:29

2017年04月08日(土)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

17年4月8日

それでいて、この設定ならではの挫折を経た後、今度は逆に現実が虚構の物語へと収束していく構成が実に巧く決まっている。「――だから、わたしの初恋はエピローグのあとにはじまるのです」という帯の謎めいた台詞が読了後に胸に沁みてくる、メタ要素を取り込んだ恋愛小説の秀作である。

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posted at 19:18:58

麻里邑圭人 @mysteryEQ

17年4月8日

愛読する小説の中のヒロインが目の前に現れたことから始まる恋愛物語。ヒロイン・トキコこと柊時子の童貞キラーな魅力(?)もさることながら(一番好きな小説は尾崎翠『第七官界彷徨』という不器用な文学少女)虚構の物語によって灰色の毎日だった主人公の現実が徐々に変化していく過程が素晴らしい。

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posted at 19:18:13

麻里邑圭人 @mysteryEQ

17年4月8日

岬鷺宮「読者(ぼく)と主人公(かのじょ)と二人のこれから」読了。灰色の毎日になるはずだった。新学年のホームルーム。黒板の前に立った彼女こそは俺が偏愛する小説『十四歳』の主人公「トキコ」だった。出会うはずがなかった読者(ぼく)と主人公(かのじょ)の物語。その結末にあるものは――。

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posted at 19:17:40

麻里邑圭人 @mysteryEQ

17年4月8日

密室状況下のダンジョンで起きた魔法使い殺しというシチェーションもさることながら人間が絶対に使うことができない魔法の十戒が事件の不可能興味を掻き立ててくれるが生憎本作の眼目はそこではない。全ては物語のテーマと密接に関わる構図を際立たせるために用意されているのがなかなか興味深かった。

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posted at 17:11:37

麻里邑圭人 @mysteryEQ

17年4月8日

ファンタジー世界を舞台にした裁判物。といっても基本的にはなんちゃってファンタジーであり所々に見られるあからさまなパロディーは人によって好みが分かれるかもしれない。主人公が悪徳弁護士ということでいかに真相をでっち上げるかが本作の見所になるが一番の見所はやはり第三章の殺人事件だろう。

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posted at 17:10:55

麻里邑圭人 @mysteryEQ

17年4月8日

蘇之一行「剣と魔法と裁判所」読了。満員ダンジョン内での痴漢、武器をSM道具と偽った脱税疑惑、腕利き冒険者によるパワハラ……そんな事件の数々を弁護士のキールは捏造や詭弁を駆使して勝訴に導いてきた。ある日、彼の許に密室殺人の容疑者になった恩師を救いたいという少女アイリが現れて……。

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posted at 17:10:25

麻里邑圭人 @mysteryEQ

17年4月8日

「ゴースト・イン・ザ・シェル」観了。そこまで悪い出来ではないし所々に押井攻殻や神山攻殻へのリスペクトが感じられるものの何故かロボ・コップやアウトレイジ、君の名は。等の成分が盛り込まれたせいで自分の知る攻殻とは別物の作品になっている。唯一攻殻らしさを感じたのはエンドロールくらいか。

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posted at 16:46:41

2017年04月05日(水)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

17年4月5日

そして何より凄いのは全ての設定がその真相を成立させるために用意されていることであり一見ギャグのように思われる気付きの部分でさえも完全に計算されたものだったのには思わず脱帽。正直この真相には怒る人もいるかもしれないが個人的には駕籠真太郎系(?)バカミスの傑作として大いに評価したい。

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posted at 22:02:08

麻里邑圭人 @mysteryEQ

17年4月5日

尤も最初に語られる真相の方はトリビア的側面が強いため肩透かし感を覚える人もいるかもしれない。しかしながら本作の一番の見所はそれがある一つの矛盾(この矛盾の仕込み方も何気に巧い)によってひっくり返されてからであり、そこから語られる真相は早坂作品史上最も衝撃的と言っても過言ではない。

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posted at 22:02:01

麻里邑圭人 @mysteryEQ

17年4月5日

援交探偵・上木らいちシリーズの四作目。前作「誰も僕を裁けない」はエロミスと社会派を融合させた画期的な作品だったが、本作では初心に戻ったというべきか再びデビュー作「○○○○○○○○殺人事件」のような凄まじいバカミス的真相で読者を唖然とさせてみせる。

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posted at 22:01:37

麻里邑圭人 @mysteryEQ

17年4月5日

早坂吝「双蛇密室」読了。援交探偵・上木らいちの常連客である藍川刑事は二匹の蛇の夢を見続けていた。藍川自身は一歳の頃に自宅で二匹の蛇に襲われたのが由来だと信じていたが、らいちに矛盾点を指摘され両親に尋ねてみることに。だがそこで語られたのは過去に起きた蛇に纏わる二つの密室事件だった。

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posted at 22:01:16

2017年04月02日(日)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

17年4月2日

次点は移動した首吊り死体と消えたすき焼きの材料という不可解な組み合わせが目を惹く「スーパーは嫌い」で、謎を錯綜させ過ぎたせいか一部苦しいところも見受けられるものの、短編でこれだけやってくれれば申し分ない。その他の短編も奇妙な謎で魅せてくれる作品集である。

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posted at 22:02:01

麻里邑圭人 @mysteryEQ

17年4月2日

三人の名探偵が登場する五編を収録した本格ミステリ短編集。ベストは呪師霊太郎物の表題作で、フェアであることが前提の本格ミステリで「まちがった事実から正しい推理が導かれる」逆説的な事件を扱っているのが面白い。

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posted at 22:01:36

麻里邑圭人 @mysteryEQ

17年4月2日

山田正紀「見えない風景」読了。新築であるにも拘わらず一年で三回も改築する家、ゴミ箱に捨てられた大量のケーキ、移動した首吊り死体と消えたすき焼きの材料の謎……神出鬼没の路上探偵が活躍する三編の他、映画探偵・根司卓間、放浪探偵・呪師霊太郎がそれぞれ探偵役を務める二編収録。

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posted at 22:01:10

麻里邑圭人 @mysteryEQ

17年4月2日

そして何より秀逸なのは前作同様第三話で、タイトルにもなっている不可解な質問を機に明らかになるシビアな現実もさることながら、予想外のところからくる前作を踏まえたある事実が実に衝撃的。それでいてきっちり救いも用意している計算された構成に唸らされる連作ミステリの秀作である。

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posted at 22:00:55

麻里邑圭人 @mysteryEQ

17年4月2日

日常の謎に対し、こねくりまわされるロジックを楽しむシリーズの二作目。ロジックの切れ味は前作よりも増しており、第一話は状況が示す意外な犯人の正体が、第二話は落ちていたリボンのロジックから導き出される心の機微がそれぞれ秀逸。

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posted at 22:00:25

麻里邑圭人 @mysteryEQ

17年4月2日

十階堂一系「赤村崎葵子の分析はデタラメ 続」読了。メイド服とすり替えられたユニフォーム、消えた迷子の少女、見舞いで立ち寄った病院で持ちかけられる奇妙な勝負……日常の中で起きたあらゆる事象を分析部部長・赤村崎葵子が勝手に分析し、驚愕と脱力の結論を導き出す、全四話構成の連作短編集。

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posted at 21:59:34

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