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麻里邑圭人

@mysteryEQ

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  • 自己紹介 ミステリ初心者。非実在探偵小説研究会所属。 【好きな作家】飛鳥部勝則/梶龍雄/殊能将之/早坂吝/麻耶雄嵩 【好きな作品】「カルロッツァの翼」「殉教カテリナ車輪」「竹馬男の犯罪」「翼ある闇」「魍魎の匣」 【好きな映画】「キルビルVol.1」「サスペリア」「サンタ・サングレ/聖なる血」「ダークナイト」「リベリオン」
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2017年06月30日(金)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

17年6月30日

幽霊事件シリーズの一作。全体の七割以上を占める四谷怪談の物語は読み応えがあるが、それに比重を置き過ぎたせいか現代で起きる事件が完全なオマケ扱いになってしまっているのが難。加えてその事件の内容もそれほど四谷怪談と似ているように思えず、総じて巧い「合体」とは言いがたい作品である。

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posted at 18:52:41

麻里邑圭人 @mysteryEQ

17年6月30日

風見潤「四谷怪談幽霊事件 」読了。軽井沢の別荘で半年前に起きた、ある演出家の事故死の謎を追うことになった麻衣子たち。そして、誰もがよく知る四谷怪談にどんどん近づいていく事件には驚愕の真相が……。『幽霊事件』と『四谷怪談』が合体。名探偵・水谷麻衣子が恐怖に挑む夏のホラー特別編。

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posted at 18:52:12

麻里邑圭人 @mysteryEQ

17年6月30日

尤も伏線の張り方はあからさまなので密室トリックに途中で気付く人は結構いるだろうし、最後の仕掛けにしても分かりやすい方だと思う。とはいえB級ホラー映画好きとしては仕掛けが某ホラー映画とゾンビ物の融合というだけでかなり熱いものがある。意外性よりもむしろ趣向を評価したい作品である。

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posted at 00:50:06

麻里邑圭人 @mysteryEQ

17年6月30日

B級ホラー映画好きの人間が喜びそうな異世界本格の快作。本作は密室殺人(?)から始まるにも拘わらず途中の展開はアクションあり、スプラッターありと一見寄り道しまくっているように思えるが、それらは全て本作の仕掛けを成立させるために必要な要素であり、意外と無駄がないことに驚かされる。

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posted at 00:49:46

麻里邑圭人 @mysteryEQ

17年6月30日

小林泰三「わざわざゾンビを殺す人間なんていない。」読了。死ねば誰もがゾンビになる世界でゾンビウイルス研究者が密室の中で突然ゾンビ化してしまう。彼はいつ死んだのか? どうやってゾンビになったのか? 騒然とする現場に現れたのは謎の探偵・八つ頭瑠璃。事件を追う彼女に犯人の魔の手が迫る。

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posted at 00:49:31

2017年06月29日(木)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

17年6月29日

しかもそれだけではなくエピローグでは探偵役が邪馬壹国の場所をも特定してみせる趣向もあり(但しかなり駆け足気味なのであくまでオマケ的な扱いではあるが)全体的に至れり尽くせりな秀作である。

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posted at 20:14:52

麻里邑圭人 @mysteryEQ

17年6月29日

最終的に容疑者の数が三百人以上(!)にも膨れ上がるも、そこから探偵役がこれまでの展開の中に巧みに隠された手掛かりを拾いながら綱渡りのようなロジックで犯人を一人に絞り込む過程は正に圧巻の一言。しかも二度にわたる読者への挑戦が見方によっては犯人のミスリードとしても機能する点がいい。

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posted at 20:14:20

麻里邑圭人 @mysteryEQ

17年6月29日

幽霊事件シリーズの一作。このシリーズではこれまでにも何作かロジカルな犯人当てに挑んだ作品が存在するが、本作はその中でも一、二位を争う内容に仕上がっており、加えて状況により変化する(読めば分かります)特殊なクローズド・サークルが舞台ということもあり、どこか学生アリスを彷彿とさせる。

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posted at 20:13:56

麻里邑圭人 @mysteryEQ

17年6月29日

風見潤「ヤマタイ国幽霊事件 」読了。古墳の発掘調査に参加することになった美奈子と麻衣子。ようやく奈良の山奥まで辿り着いたのも束の間、村との唯一の通行手段である吊り橋が落ちてしまう。そして陸の孤島となった発掘現場で遂に殺人事件が……。しかも被害者は何故か奇妙なお面を被せられていた。

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posted at 20:13:35

麻里邑圭人 @mysteryEQ

17年6月29日

書き下ろしの三編の中ではナイスうっかり(?)なシチュエーションコメディの「特急富士」が良かった。

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posted at 04:41:57

麻里邑圭人 @mysteryEQ

17年6月29日

その二編――表題作は本格ミステリの基本である魅力的な謎と意外な解決をシンプルかつ鮮やかに演出した佳品で、真相もまた謎に負けず劣らず悪夢めいている点が○。一方「九人病」は表題作に見られたダークな雰囲気を更に推し進めた作品で突拍子もない設定にリアリティーを与える構成と語り口が見事。

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posted at 04:41:07

麻里邑圭人 @mysteryEQ

17年6月29日

光文社の公募企画「新・本格推理」の常連だった作者によるミステリ短編集にして再デビュー作。収録作はかつて「新・本格推理」に投じられた二編と書き下ろしの三編で構成されているが、個人的にはやはり前者の方が優れているような印象を受けた。

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posted at 04:40:47

麻里邑圭人 @mysteryEQ

17年6月29日

青木知己「Y駅発深夜バス」読了。運行しているはずのない深夜バスに乗った男が悪夢のような光景に遭遇する表題作を始め、怪奇小説と謎解きを融合させた「九人病」、アリバイトリックを用意して殺人を行ったミステリ作家の涙ぐましい奮闘劇を描く「特急富士」など五編収録。

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posted at 04:40:02

2017年06月28日(水)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

17年6月28日

しかしながら改めて書き直された本作を読んでみるとメイントリックがいかにギリギリのバランスで成立していたのか良く分かる。それでいてプロローグにさらりとミスディレクションが盛り込まれている点が実に心憎い。本作はエピローグの意外性を最大限に活かすよう構成されたプロットが光る良作である。

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posted at 20:14:30

麻里邑圭人 @mysteryEQ

17年6月28日

幽霊事件シリーズの一作。あとがきによると本作は作者が過去に発表した「東京トワイライトクロス」を全面的に書き直したものとのことだが、違いと言えば登場人物の一部が幽霊事件シリーズのキャラに変わっているくらいで、トリックや展開に関してはほとんど同じと言っていいだろう。

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posted at 20:14:24

麻里邑圭人 @mysteryEQ

17年6月28日

風見潤「原宿幽霊事件 」読了。同級生・浩子の行方を追っていた麻衣子はその途中で男が胸を刺されて転落する現場に遭遇した。麻衣子が男を抱き起こした瞬間、光るストロボ。誰かが麻衣子を殺人犯に仕立てようとしている! おまけに警察に通報した麻衣子が再び現場に戻ると何故か死体は消えていた。

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posted at 20:14:12

2017年06月27日(火)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

17年6月27日

また本作で追加されたもう一つの事件――美奈子の誘拐に関しては動機はバレバレだが、これが盛り込まれたことにより元の作品に比べてサスペンス性が増した点は評価したい。

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posted at 20:52:30

麻里邑圭人 @mysteryEQ

17年6月27日

幽霊事件シリーズの一作。本作は作者が過去に発表した「津軽神話殺人事件」を元にしているが、メインのアリバイトリックに関しては元の作品同様、ただのトリビアでしかないのが難。但し本作で新たに追加された雪の密室によって犯人がその人物しかいない理由が強化されているのは○。

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posted at 20:52:15

麻里邑圭人 @mysteryEQ

17年6月27日

風見潤「恐山幽霊事件 」読了。従姉妹の結婚式に出席するため青森県へ向かった美奈子が行方不明になった。更に同じ披露宴に出席したイタコの老婆が雪の密室で亡くなり、老婆と同じ村の出身である男が謎の転落死を遂げる。もしかして美奈子もまた何らかの事件に巻き込まれてしまったのだろうか?

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posted at 20:51:19

2017年06月26日(月)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

17年6月26日

幽霊事件シリーズの一作。犯人当てのロジックはシンプルながら舞台設定を巧く活かしているし、それにもう一つのフーダニットとアリバイトリックを絡めることで真相を見えにくくしている点は○。目新しさこそないものの、病院に渦巻く様々な思惑を綺麗に解きほぐす手腕にセンスを感じさせる良作である。

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posted at 23:04:32

麻里邑圭人 @mysteryEQ

17年6月26日

風見潤「ひだ高山幽霊事件 」読了。麻衣子は骨折で入院した徒姉妹の真智を見舞うために岐阜県の伝統の街・飛騨へ。ところがその病院では不思議な出来事が続発していた。入院をひた隠す人物は誰なのか? 夜な夜な聞こえるすすり泣きは? 病室の前に佇む人影は何者? そして、遂に殺人事件が……。

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posted at 23:03:55

2017年06月25日(日)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

17年6月25日

もっともトリック的にはミステリではお馴染みのあるネタを使っているので、人によっては分かりやすいかもしれない。だが事件の全体像を見通すには更に二重三重のアリバイトリックを見破る必要がある。総じて一筋縄ではいかない良作と言っていいだろう。

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posted at 23:42:02

麻里邑圭人 @mysteryEQ

17年6月25日

幽霊事件シリーズの一作。幻の女ならぬ幻の男探しがテーマの本作はまず証人や事件に巻き込まれた当事者である依頼人が嘘をついていないという前提条件を示している時点でなかなか謎としてはハイレベル。加えてそれに迫るヒントとして日記がまるまる挿入されている点も不可能興味に拍車をかけていて○。

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posted at 23:41:37

麻里邑圭人 @mysteryEQ

17年6月25日

風見潤「レインボーブリッジ幽霊事件 」読了。あなたに恋人がいるとするでしょう? その恋人とデートをしてレストランで食事して……ところが殺人事件が起きたのを機に恋人は姿を消したばかりか誰もが恋人なんていなかった、あなた一人だったと証言する。果たして恋人はいたのか、いなかったのか。

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posted at 23:40:47

2017年06月23日(金)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

17年6月23日

ただその反面、事件の全体像が見えてくるにつれて犯人の見当がつけやすくなっているのは難だが、ギリギリの犯行計画を成立させるための工夫が所々凝らされている点には好感が持てる作品である。

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posted at 13:01:50

麻里邑圭人 @mysteryEQ

17年6月23日

幽霊事件シリーズの一作。マリー・セレスト号を再現したような事件が起こるミステリは幾つか前例があるが、本作はそれを海ではなくびわ湖で再現してみせた点がまず新鮮。また次々と事件が起こるので、最後まで飽きることなく読めるのも○。

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posted at 13:01:28

麻里邑圭人 @mysteryEQ

17年6月23日

風見潤「びわ湖幽霊事件 」読了。かのマリー・セレスト号さながらに嵐の琵琶湖に乗り出したクルーザーから三人の若者が忽然と消えた。日下百合子が先輩から相談された「九月十一日に恐ろしいことが起こるかもしれない」というのはこのことだったのか? 名探偵・水谷麻衣子が消えた三人の行方を追う。

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posted at 13:01:15

2017年06月22日(木)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

17年6月22日

一応犯人以外の人物には犯行が不可能である理由をきちんと提示している点は好感が持てるが、だからといって前述した欠点を補うほどかと言われると正直首を傾げざるを得ない。真相以外の部分が良かっただけに返す返すも勿体ない作品である。

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posted at 20:31:36

麻里邑圭人 @mysteryEQ

17年6月22日

幽霊事件シリーズの一作。浦島太郎に桃太郎、天女の羽衣といったお伽噺に見立てた連続殺人、それを防ごうと奔走する名探偵という筋立ては非常に面白いものの、肝心の真相がいただけない。犯人の正体がバレバレなのはまだいいとしても、見立ての理由に関してはさすがに怒る人もいるだろう。

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posted at 20:31:28

麻里邑圭人 @mysteryEQ

17年6月22日

風見潤「うらしま幽霊事件 」読了。五十年前にブラジルに渡り、コーヒー園の事業で億万長者になった浦島次郎。その彼の遺言状を巡り、次々と相続人たちの周りで怪事件が起こる。そして遂に始まるお伽噺に見立てた連続殺人事件――浦島伝説ゆかりの地で、名探偵・水谷麻衣子が謎に挑む。

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posted at 20:31:19

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