麻里邑圭人

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  • 自己紹介 ミステリ初心者。非実在探偵小説研究会所属。 【好きな作家】飛鳥部勝則/梶龍雄/殊能将之/早坂吝/麻耶雄嵩 【好きな作品】「カルロッツァの翼」「殉教カテリナ車輪」「竹馬男の犯罪」「翼ある闇」「魍魎の匣」 【好きな映画】「キルビルVol.1」「サスペリア」「サンタ・サングレ/聖なる血」「ダークナイト」「リベリオン」
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2018年08月03日(金)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

18年8月3日

マツキタツヤ/宇佐崎しろ「アクタージュ act-age」3巻読了。デスアイランド編完結。今回は何といってもこれまでの物語の積み重ねが生きている嵐の中の撮影シーンが秀逸で特に仮面の崩れた天使の「ありがとう」は圧巻の一言に尽きる。あと何気にカバー下の子供時代の千世子や夜凪が良かったw

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posted at 09:14:27

2018年08月09日(木)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

18年8月9日

光文社文庫編集部編「忍者大戦 黒ノ巻」読了。伊賀、甲賀、軒猿……時に密命を受け、時に自らの意思で死地へと飛びこんでゆく忍者たちが繰り広げる秘術を尽くした死闘や仁義なき騙し合いの数々を天祢涼、安萬純一、霞流一、二階堂黎人、山田彩人の五人の本格ミステリ作家が描く。

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posted at 21:07:46

麻里邑圭人 @mysteryEQ

18年8月9日

本格ミステリ作家による全編書下ろしの忍者小説アンソロジー。帯には「忍者活劇×本格推理」とあるが、あくまでそれは本格ミステリ作家が書いた忍者活劇という意味であり、本格推理がメインと思って読むと些か肩透かしを覚えるかもしれない。

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posted at 21:08:05

麻里邑圭人 @mysteryEQ

18年8月9日

しかしながら忍者小説として読むとなかなかの良作、秀作揃いであり、例えば安萬純一や山田彩人はぶっちゃけ本業の本格ミステリより出来が良かったりするのが面白い。霞流一なんかは「落日のコンドル」や「夕陽はかえる」から殺し屋バトルだけを抜き出したような内容で好きな人には堪らないだろう。

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posted at 21:08:19

麻里邑圭人 @mysteryEQ

18年8月9日

とはいえ最後に用意されている仕掛けに収録作中最もミステリ作家らしいセンスを感じさせる。また天祢涼もこの作家らしい伏線の妙を史実を活かした物語に巧く溶け込ませており、完成度は非常に高い。繰り返しになるが、本作は本格推理部分に過剰な期待をしなければ楽しめる作品である。

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posted at 21:09:47

2018年08月17日(金)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

18年8月17日

酒井田寛太郎「ジャナ研の憂鬱な事件簿4」読了。写真部から盗まれた被写体の金魚 、介護施設で立て続けに壊されるラジオと空き巣事件、空き教室で目撃された幽霊……三つの奇妙な事件の真相に迫る一方で、これまで多くの謎を解いてきた啓介はとある事件をきっかけに先輩の真冬と対立することに――。

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posted at 22:32:27

麻里邑圭人 @mysteryEQ

18年8月17日

海新高校ジャーナリズム研究会――通称ジャナ研に所属する工藤啓介が日常の謎を解き明かす連作ミステリシリーズの四作目。今回収録された三編のうち二編は丁寧なロジックの積み重ねもさることながら、何より複数の謎を重ね合わせることで物語に深みを与える構成が実に秀逸。

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posted at 22:32:45

麻里邑圭人 @mysteryEQ

18年8月17日

特に介護施設で起きる事件を扱った「スウィート・マイ・ホーム」はそれに加えて、作者がこれまで好んで用いてきた御伽噺の使い方と舞台設定の組み合わせが見事で、ミステリの年鑑にとられてもおかしくない完成度と言っていいだろう。

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posted at 22:33:30

麻里邑圭人 @mysteryEQ

18年8月17日

また空き教室の幽霊の謎を扱った「ジュリエットの亡霊」は事件のコミカルさと真相の苦味のギャップが絶妙で、国内作家Nの某短編を思わせる部分はあるもののシリーズ読者であれば強烈な印象を残す物語として巧く成立している。シリーズとしてもターニングポイントを迎え、ますます目が離せない。

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posted at 22:33:42

2018年08月18日(土)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

18年8月18日

小島正樹「誘拐の免罪符 浜中刑事の奔走」読了。5歳の女の子が自宅から誘拐された。だが犯人の要求は警察を家に呼べという不可解なものだった。指示に従い被害者宅に訪れた群馬県警刑事の浜中と夏木のもとに城址公園駐車場の桜の木の近くを掘れという第二の要求が届く。犯人の意図はどこにあるのか?

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posted at 16:32:22

麻里邑圭人 @mysteryEQ

18年8月18日

強運の持ち主・浜中刑事が活躍するシリーズの三作目は誘拐物。但しその誘拐パートは結構早い段階で終わってしまうため、誘拐物の醍醐味である犯人と警察の緻密な駆け引きを求めると些か物足りないかもしれない。とはいえ、そこから過去の殺人事件に繋がっていく展開はなかなか面白いものがある。

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posted at 16:33:06

麻里邑圭人 @mysteryEQ

18年8月18日

またこのシリーズの特徴である一筋縄ではいかない倒叙要素も健在で、それに加えある不可能状況が読者を楽しませてくれる。その不可能状況のトリックはシンプルながら盲点をついているし、誘拐事件の随所に仕掛けられた奸計にしても小ワザながら巧く機能していると思う。

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posted at 16:33:20

麻里邑圭人 @mysteryEQ

18年8月18日

しかしながら最後に明かされる事件の真相に関しては捻りすぎというか、キャラの掘り下げが甘いせいもあってそこまでやるものだろうかという思いがどうしても否めず、釈然としないものが残ってしまった。構成に注力した点は悪くないものの、別の意味でやり過ぎ感を覚えてしまう作品である。

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posted at 16:33:58

2018年08月20日(月)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

18年8月20日

霞流一「パズラクション」読了。この物語は謀り屋(Faker)ホームズ&殺し屋(Killer)ワトソンによる謎解き仕掛けの冒険譚、あるいは逆本格ミステリ、あるいは転倒倒叙探偵小説、あるいはメイクパズラー、そして殺しと推理のキルージョン(Kill Illusion)。

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posted at 01:24:42

麻里邑圭人 @mysteryEQ

18年8月20日

一言でいえばロジックによる必殺仕事人、あるいは霞版虚構推理。殺し屋ワトソンが悪人を成敗しようとすると何者かに先を越されたり偶然の悪戯で現場が不可能犯罪化したりとハプニングが続発、その状況を打開すべく謀り屋ホームズが偽の手掛かりとロジックを駆使して説得力のある解決をでっちあげる。

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posted at 01:25:10

麻里邑圭人 @mysteryEQ

18年8月20日

そこには極めて現代本格らしいテーマとこの作者らしいセンスが感じられるが、その一方で幾つか欠点も孕んでいる。例えば事件によってロジックの出来にばらつきが見られる(結局ロジックが一番きれいなのがでっちあげではない最初の事件の真相というのがどこか皮肉的ではあるが)、

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posted at 01:26:00

麻里邑圭人 @mysteryEQ

18年8月20日

見取り図なしだと分かりづらい場面が多々ある、見立てが都合よく使われすぎなきらいがある、エピローグがやや蛇足、ギャグとはいえ本格において奇跡的な偶然が多すぎるのも気になる。とはいえ本作が多重解決や偽の手掛かり問題など現代本格らしいテーマに挑んだ労作なのは間違いない。

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posted at 01:26:24

麻里邑圭人 @mysteryEQ

18年8月20日

「パズラクション」、個人的には第四の事件の謎解きにおける、警部とホームズのあるやり取りに不覚にも笑ってしまったw

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posted at 01:30:56

麻里邑圭人 @mysteryEQ

18年8月20日

ポール・アルテ「あやかしの裏通り」読了。ロンドンのどこかにある霧の中から不意に現れ、そして忽然と消えてしまう「あやかしの裏通り」。ある晩、名探偵オーウェンの許に駆け込んできた旧友のラルフはその「あやかしの裏通り」から逃げ帰ってきたばかりか、そこで奇妙な殺人を目撃したと言い……。

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posted at 21:51:10

麻里邑圭人 @mysteryEQ

18年8月20日

ツイスト博士と並ぶ作者の看板探偵・オーウェン・バーンズシリーズの翻訳第一弾。シリーズの四作目にあたる本作は神出鬼没の通りとそこで目撃される過去や未来の殺人風景という何とも幻想的な謎を扱っているが、その謎解きに期待すると些か肩透かしを覚える所はいつも通り(?)のアルテ作品と言える。

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posted at 21:51:34

麻里邑圭人 @mysteryEQ

18年8月20日

むしろ本作の見所は魅力的な謎がある構図の絶妙な目眩ましになっている点であり、加えてクリスティを思わせる人間ドラマの技巧を盛り込むことで更にそれを強固なものにしている。もっとも探偵役の魅力としてはツイスト博士に劣るものの、アルテといえばプロットというのが再確認できる良作である。

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posted at 21:52:07

2018年08月22日(水)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

18年8月22日

織守きょうや「ただし、無音に限り」読了。推理小説の名探偵に憧れて探偵事務所を開いたけれど、依頼は大抵浮気調査。そんな天野春近の特技は、霊の記憶を読み取ること。疑いを差し挟む余地のない資産家の老人の死。自殺した夫の死体探し――探偵・天野春近、二つの難事件に挑む。

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posted at 15:39:37

麻里邑圭人 @mysteryEQ

18年8月22日

霊の記憶を読み取ることができる探偵の調査と推理を描く中編集。本作が面白いのは探偵役の設定であり、特殊能力を持っていること以外はそこら辺の素人と変わらず、その頭脳レベルは名探偵というよりワトソン役に近い。

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posted at 15:40:15

麻里邑圭人 @mysteryEQ

18年8月22日

そのためしばしば推理を誤り、結果的に読者をミスリードする役割を担っているのが興味深い。ミステリとしては疑いを差し挟む余地のない資産家の老人の死の真相を探る第一話「執行人の手」がありがちな真相を巧く捻って、ある人物の心情を浮き彫りにした点が○。

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posted at 15:40:28

2018年08月23日(木)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

18年8月23日

辻真先「深夜の博覧会 昭和12年の探偵小説」読了。昭和12年5月、帝国新報の名古屋汎太平洋平和博覧会の取材に同行していた那珂一兵に齎された殺人事件の報せ。名古屋にいた女性の足だけが東京で発見され、更に被害者の妹も何者かに誘拐されたというのだ。名古屋と東京にまたがる謎の真相とは?

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posted at 01:13:06

麻里邑圭人 @mysteryEQ

18年8月23日

辻作品ではお馴染みの探偵役の一人・那珂一兵が少年時代に遭遇した事件の顛末を描いた長編ミステリ。「探偵小説」とタイトルに銘打っていることからも分かるように本作は探偵小説特有のエログロナンセンスを取り入れつつも、戦争という灰色の季節を冷静な視点で描いているのが興味深い。

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posted at 01:13:22

麻里邑圭人 @mysteryEQ

18年8月23日

ミステリとしてみると事件が本格的に動き出すのが二百頁過ぎてからとかなり偏っているものの、その欠点を帳消しにする勢いでそれまでに張り巡らされた伏線の数々が怒濤のように回収されていく点はさすがといったところだろう。

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posted at 01:13:50

麻里邑圭人 @mysteryEQ

18年8月23日

トリックの一部からは作者の某作のセルフパロディ的要素が感じられるものの、全体的な真相にも物語と同じく探偵小説と戦争もとい社会派の融合が試みられており、特に動機と構図面が作者らしい容赦のなさと相俟って強烈な印象を残す。言うなれば本作はその時代を知る作者だからこそ書けた力作である。

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posted at 01:14:04

2018年08月24日(金)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

18年8月24日

葉真中顕「凍てつく太陽」読了。昭和二十年、終戦間際の北海道で軍需工場の関係者が次々と毒殺される。アイヌ出身の特高刑事・日崎八尋は捜査に加わるが「拷問王」の異名を持つ先輩刑事の三影に濡れ衣を着せられ網走刑務所に投獄されてしまう。八尋は「己の使命」を全うするために脱獄を決意する――。

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posted at 01:07:23

麻里邑圭人 @mysteryEQ

18年8月24日

終戦間際の北海道を舞台にした「特高」警察小説。五百頁を超えるその長さからするといかにも大作という印象だが、作者にはお馴染みの民族や国家とは何かというテーマを軸に、ミステリや冒険活劇の要素をふんだんに盛り込んでテンポよく読ませてくれるので、いい意味で大作という感があまりしない。

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posted at 01:08:01

麻里邑圭人 @mysteryEQ

18年8月24日

ミステリとしては二度にわたる脱獄の手段や第二章におけるある人物の正体も見所だが、それ以上に終盤の全く予想外のところからくるサプライズが秀逸で、読み返してみるとそれを成立させるために設定や構成を実に巧く使っていたことがよく分かる。

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posted at 01:08:15

麻里邑圭人 @mysteryEQ

18年8月24日

本作もまた作者らしい社会派エンタメとミステリ的仕掛けが高いレベルで融合した秀作である。

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posted at 01:08:36

麻里邑圭人 @mysteryEQ

18年8月24日

円居挽「京都なぞとき四季報 古書と誤解と銀河鉄道」読了。街歩きサークルの遠近倫人は幻の古書を探すため、古本市でバイトを始めるが、不可解な万引き騒動に巻き込まれてしまう。そんな中、恋い焦がれる謎好き女子・青河幸の態度が急によそよそしくなり……。

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posted at 20:22:24

麻里邑圭人 @mysteryEQ

18年8月24日

「クローバーリーフをもう一杯」改め「京都なぞとき四季報」シリーズの二作目。前作を読んだ時、個人的に○ディアワークス文庫っぽい印象を受けたものだが、本作ではよりミステリ部分が慎ましくなり、代わりに恋愛成分をマシマシにしたせいか、一層メディ○ワークス文庫っぽい仕上がりになっている。

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posted at 20:22:45

麻里邑圭人 @mysteryEQ

18年8月24日

とはいえミステリとしてみると慎ましくはなったものの相変わらずそつのない作りで、時には四編目のように恋愛と絡めてちょっとした意外性を盛り込んだりもしている。しかしながら全体的にみれば、やはり前作に比べて物足りなさが残ってしまった。

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posted at 20:22:54

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