麻里邑圭人

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  • 自己紹介 ミステリ初心者。非実在探偵小説研究会所属。 【好きな作家】飛鳥部勝則/梶龍雄/殊能将之/早坂吝/麻耶雄嵩 【好きな作品】「カルロッツァの翼」「殉教カテリナ車輪」「竹馬男の犯罪」「翼ある闇」「魍魎の匣」 【好きな映画】「キルビルVol.1」「サスペリア」「サンタ・サングレ/聖なる血」「ダークナイト」「リベリオン」
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2020年09月30日(水)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

9月30日

収録作の中で個人的に良かったのは無口な少年が描く絵が凶事を暗示する「予告画」と、とある旧家の法事に訪れたのを機に何かを呼び寄せてしまう「よびにくるもの」で、前者はさりげないミステリ的伏線が怪異に説得力を与えている点が、後者は「ついてくるもの」にも通じる怪異の執念深さが○。

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posted at 22:52:10

麻里邑圭人 @mysteryEQ

9月30日

全五編の連作怪談集。帯には「怪異と謎解きの美しき融合」とあるが、正直謎解き要素はそれほど高くはない。とはいえ収録作の一部にはミステリらしい伏線でおっと思わせてくれるものもあるが、基本的にはミステリとしてはあまり期待しないで読むのが吉だろう。

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posted at 22:51:54

麻里邑圭人 @mysteryEQ

9月30日

三津田信三「逢魔宿り」読了。ホラー作家の「僕」に、デザイナーの松尾は昔ある四阿で出会った奇妙な一家の話を語る。山小屋での恐怖体験、障子に映る異常な影絵、宿直中の学校での異変。一家が怪異譚を語るたび、近隣で不可解な事件が起き……。表題作含む五編の怪異譚。

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posted at 22:51:07

麻里邑圭人 @mysteryEQ

9月30日

とはいえやはり物語が長過ぎるという印象は否めず、シリーズファン以外にはお勧めしづらい作品だが、逆を言えばシリーズファンなら楽しめる要素がそこかしこに盛り込まれた作品である。

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posted at 01:16:01

麻里邑圭人 @mysteryEQ

9月30日

故に途中まではホラーミステリという売り文句に疑問を持つ人もいるかもしれないが、かなり後半になってある謎が浮上するに至りようやくホラーミステリとしての顔が立ち現れる。尤もこの謎に対する解答にあまり意外性はないものの、それを証明する一部の手掛かりには見るべきところがあるだろう。

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posted at 01:15:15

麻里邑圭人 @mysteryEQ

9月30日

Anotherシリーズの三作目は一作目同様に〈死者〉がクラスに紛れ込んだことで続発する死の連鎖を食い止めようとする話。一作目は〈死者〉を探すフーダニットでもあったのに対し、本作はシリーズ読者であれば最初から誰が〈死者〉なのか分かっている状態のため正直謎解き要素はないに等しい。

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posted at 01:14:48

麻里邑圭人 @mysteryEQ

9月30日

綾辻行人「Another 2001」読了。多くの犠牲者が出た1998年度の〈災厄〉から三年。〈死者〉がクラスに紛れ込む〈現象〉に備えて今年は特別な〈対策〉を講じる想たちだったがある出来事をきっかけに惨劇が始まってしまう。相次ぐ理不尽な死に直面した想は見崎鳴の力を借りて事態の収拾を図るが……。

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posted at 01:14:10

2020年09月27日(日)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

9月27日

尤も本作の結末に関しては明らかにシリーズ化前提で書かれているため賛否が分かれるところかもしれない。しかしながらそれを差し引いても最後まで予断を許さないジェットコースターのような本作の物語は間違いなく一読の価値があるだろう。

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posted at 20:14:47

麻里邑圭人 @mysteryEQ

9月27日

そうして迎えた三部以降の展開は満を持して結成された意外なコンビによる緊迫感に満ちた捜査行もさることながら、随所に挿入されていた謎めいたシーンの意味が明かされたことによるノスタルジーが加速していく物語に運命の悪戯という絶妙なアクセントを与えているのがいい。

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posted at 20:14:34

麻里邑圭人 @mysteryEQ

9月27日

スウェーデン国内で起きた三件の連続少女失踪事件を追う長編犯罪サスペンス。四部構成の本作は逆転に次ぐ逆転が特徴で、特に一部、二部における類例がない目まぐるしいほどの逆転の連続には大半の読者がこれでもかとばかりに翻弄されるに違いない。

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posted at 20:14:19

麻里邑圭人 @mysteryEQ

9月27日

アルネ・ダール「時計仕掛けの歪んだ罠」読了。三件の十五歳の少女失踪事件を追うストックホルム警察犯罪捜査課のベリエル。目撃の通報を受けて急行するも三度とも現場はもぬけの殻で彼は苛立ちを募らせていた。捜査に執念を見せるベリエルはやがてそれぞれの現場写真に映る不審な女に目をつける。

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posted at 20:13:51

2020年09月25日(金)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

9月25日

また本作は事件を通して2015年の香港とそこに住む人間を見事に描き出しており、「13・67」とはまた違う形で社会派と本格を融合させた傑作と言っていいだろう。

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posted at 20:02:41

麻里邑圭人 @mysteryEQ

9月25日

加えてその捜査と平行して挿入される犯人パートが徐々に復讐の魔の手が迫っていく緊迫感を描いているが、それは同時に終盤におけるある大仕掛けの強烈なミスディレクションとなっており、読者はそこに作者の策士ぶりもさることながら、探偵役のルパンたる所以をこれ以上ない形で見るに違いない。

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posted at 20:02:26

麻里邑圭人 @mysteryEQ

9月25日

そして捜査が進むにつれて犯人の正体だけではなく妹の本当の姿も浮かび上がってくる点が秀逸で、それと復讐パートを絡ませることでより切実に取り返しのつかない事実を突き付けると共に姉のある選択に説得力を与えているのが素晴らしい。

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posted at 20:02:13

麻里邑圭人 @mysteryEQ

9月25日

本作の構成は主に前半の捜査パートと後半の復讐パートの二つに分けられるが、その捜査パートに関してサイバーミステリらしくネットの技術を駆使する一方で、聞き込みから得られた情報を元にロジカルに犯人を絞り込んでいく課程からは本格ミステリとしての手法を見ることができるだろう。

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posted at 20:01:59

麻里邑圭人 @mysteryEQ

9月25日

「13・67」の作者の邦訳長編第二弾は広大なネットに隠れた犯人を突き止め復讐するサイバーミステリ大作。本作の探偵役アニエは作者が大好きというルパンを反映しただけあって善悪を併せ持つ魅力的なキャラに仕上がっており、探偵と復讐請負人という二つの顔を持つ設定もこのキャラらしさを感じる。

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posted at 20:01:44

麻里邑圭人 @mysteryEQ

9月25日

陳浩基「網内人」読了。痴漢事件の被害者となった中学生の妹は冤罪を訴える犯人の甥を名乗る人物の書き込みを機にネット上で謂れのない誹謗中傷を受け、飛び降り自殺した。だが犯人として捕まった男に甥はいなかった。姉のアイはネット専門の凄腕探偵・アニエの力を借りて事件の真相解明に乗り出す。

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posted at 20:01:26

麻里邑圭人 @mysteryEQ

9月25日

見えてなかっただけだったと後に主人公が語るその真相は盲点をついた大胆さと舞台の必然性を兼ね備えており、それだけでも充分評価できるにも拘わらず作者は更にある捻りを用意して読者をあっと言わせてみせる。本作は読者を翻弄するプロットとロジカルで緻密な真相が魅力の傑作である。

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posted at 20:01:05

麻里邑圭人 @mysteryEQ

9月25日

この未解決事件の猟奇的かつ不可解な内容もさることながら特筆すべきは事件に関与していると思われる三兄弟の不気味さでその存在感たるや「悪魔のいけにえ」の一家にも通じるものがある。その三兄弟と主人公の対決も実にスリリングだが、それ以上に驚かされるのは本格としても秀逸な真相だろう。

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posted at 20:00:48

麻里邑圭人 @mysteryEQ

9月25日

ちなみにタイトルにもなっている「死んだレモン」とは人生の落伍者という意味であり、生きる希望を失った「死んだレモン」である主人公が新天地で出会った人々と触れ合うことで徐々に立ち直っていく姿が描かれる一方で、引っ越し先のコテージに纏わる未解決事件に巻き込まれていく。

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posted at 20:00:29

麻里邑圭人 @mysteryEQ

9月25日

ナイオ・マーシュ賞新人賞を受賞した作者のデビュー作。冒頭から主人公が絶体絶命のピンチに陥っている本作はなぜ主人公がこのような状況になったのかを順を追って説明するべく、まず主人公が舞台となるニュージーランド最南端の町に引っ越してきた五ヶ月前に遡る構成となっている。

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posted at 20:00:08

麻里邑圭人 @mysteryEQ

9月25日

フィン・ベル「死んだレモン」読了。車いす生活者のフィンはニュージーランドの南の果てで崖に宙吊りになっていた。隣家の不気味な三兄弟の長男に殺されかけたのだ。フィンは引っ越し先のコテージに住んでいた少女が失踪した26年前の未解決事件を調べており、三兄弟の関与を疑っていたのだが……。

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posted at 20:00:01

2020年09月23日(水)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

9月23日

そして何より秀逸なのは「ブリキ」の物語で明かされるある事実であり、それによって一連の物語の見え方がガラリと変わる点はミステリ的と言ってもいいかもしれない。そこからタイトルを踏まえた熱い展開もさることながら最後まで一貫したオズの魔法使いらしさが何とも心地いい青春小説の良作である。

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posted at 20:05:31

麻里邑圭人 @mysteryEQ

9月23日

第5回小学館ライトノベル大賞・ガガガ大賞受賞作。本作は現代の高校を舞台にしつつも『オズの魔法使い』になぞらえた三人のキャラを登場させることでどこか現実離れした雰囲気を醸し出しており、それが後に彼ら一人一人が直面しているリアルな問題を際立たせるのに一役買っている点がまず秀逸。

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posted at 20:05:00

麻里邑圭人 @mysteryEQ

9月23日

カミツキレイニー「こうして彼は屋上を燃やすことにした 」読了。彼氏にフラれ、身を投げるために学校の屋上へと向かった私はそこで「ライオン」「ブリキ」「カカシ」と『オズの魔法使い』になぞらえて呼び合う奇妙な三人と出会う。彼らは言う。「復讐してから死ぬんだ、あなたもそうしませんか」と。

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posted at 20:01:31

2020年09月22日(火)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

9月22日

そうしてミケーレに感情移入させることで連続殺人の動機を際立たせつつ、もう一つの警察官コンビの物語で墓掘り男の正体の意外性と狂気をきっちり描いている点が素晴らしい。ラストもこれ以上ない形で美しく決まっており、暴力の中に煌めく詩美性が忘れ難い佳品である。

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posted at 18:29:37

麻里邑圭人 @mysteryEQ

9月22日

彼の物語は基本的に血と硝煙にまみれ、目を背けたくなるような暴力に満ち溢れているが、時折彼が見せるどうしようもない人間臭さや回想シーンに漂う哀愁感に何となく惹かれて読み進むうち、いつしか読者はミケーレという男に親しみを覚えていることに気が付くだろう。

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posted at 18:29:24

麻里邑圭人 @mysteryEQ

9月22日

謎の連続殺人と暴力に満ちた物語が交錯するクライムサスペンス。本作は偽の墓に刻んだ人物を次々と殺害する正体不明の連続殺人犯・墓掘り男を追う警察官コンビと、墓掘り男に命を狙われる刑務所を出所したばかりの男・ミケーレの二つの物語で構成されているが特筆すべきはやはりミケーレパートだろう。

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posted at 18:28:57

麻里邑圭人 @mysteryEQ

9月22日

イーゴル・デ・アミーチス「七つの墓碑」読了。カモッラ・ファミリーのボスが自身の名が刻まれた墓碑の前で惨殺された。だが墓碑は一つではなかった。全部で七つの墓碑がこれからの殺害を予告するかのように残されていた。一方、七番目の墓碑に名を刻まれた男・ミケーレが刑務所を出所するが……。

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posted at 18:28:37

2020年09月19日(土)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

9月19日

「TENET テネット」観了。世界の滅亡を阻止するために時間を逆行するスパイの話。ノーランが得意とする大迫力の映像と時間パズルの構成が秀逸で、特に後半の逆行を取り入れた映像表現と共に回収されていく伏線は圧巻の一言。また適度に見所を用意して150分という長尺をあまり感じさせなかったのも○。

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posted at 21:45:32

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