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麻里邑圭人

@mysteryEQ

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  • 現在地 涅槃
  • 自己紹介 ミステリ初心者。非実在探偵小説研究会所属。 【好きな作家】飛鳥部勝則/梶龍雄/殊能将之/早坂吝/麻耶雄嵩 【好きな作品】「カルロッツァの翼」「殉教カテリナ車輪」「竹馬男の犯罪」「翼ある闇」「魍魎の匣」 【好きな映画】「キルビルVol.1」「サスペリア」「サンタ・サングレ/聖なる血」「ダークナイト」「リベリオン」
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2016年10月09日(日)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

16年10月9日

ツイスト博士に『怪物的な犯罪』とまでいわしめたその動機は、犯人の凝りに凝った計画に説得力を与えるだけではなく、最後の一言にも絶妙な効果を齎している。加えて次々と出てくる意外な事実も実に楽しく、展開の一つ一つにまで気が配られた佳作と言っていいだろう。

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posted at 12:06:55

麻里邑圭人 @mysteryEQ

16年10月9日

ツイスト博士シリーズの一作。訳者あとがきによれば今回の趣向は「人間消失」とのことだが、確かに最初の下宿屋の消失劇ははったりが効いていてなかなか面白いものがある。だがどちらかというと一番の見所は「動機」の方にあるように思う。

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posted at 12:06:39

麻里邑圭人 @mysteryEQ

16年10月9日

ポール・アルテ「七番目の仮説」読了。とある下宿屋で起きたペスト騒動の最中、忽然と姿を消した青年は数刻後、他殺体となって路地裏のゴミ缶の中から有り得ない状況で発見された。事件の鍵を握るのは現場周辺で目撃された中世のペスト医師の格好をした三人の人物なのか。そして更に第二の事件が……。

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posted at 12:06:23

2016年10月08日(土)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

16年10月8日

全体的に既存のトリックを巧く組み合わせている印象だが、真相を踏まえてみると一部明らかに苦しい部分もある。とはいえ近年の鮎川賞受賞作の中では当たりと言っていい作品である。

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posted at 23:58:10

麻里邑圭人 @mysteryEQ

16年10月8日

第26回鮎川哲也賞受賞作。帯には「21世紀の『そして誰もいなくなった』登場」とあるが個人的には「十角館の殺人」の影響の方が色濃いように感じた。艇内と地上が交互に進行する構成もさることながら特に力が入っているのは真犯人の演出でありアンフェアぎりぎりの意外性を出すことに成功している。

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posted at 23:57:35

麻里邑圭人 @mysteryEQ

16年10月8日

市川憂人「ジェリーフィッシュは凍らない」読了。航空機の歴史を変えた小型飛行船ジェリーフィッシュの航行試験中に六人いた技術開発メンバーの一人が艇内で死体となって発見された。更に自動航行システムが暴走し彼らは試験機ごと雪山に閉じ込められてしまう。脱出する術もない中次々と犠牲者が……。

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posted at 23:57:16

2016年10月05日(水)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

16年10月5日

一方、後者は綺麗に纏めてはいるものの、前例のあるトリックと構図が目についてしまい、前者と比べると正直物足りなさが否めない。とはいえ本作が全五巻くらいの面白い漫画を読んだ時と同じ満足感が得られる良作であるのは間違いない。

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posted at 23:54:19

麻里邑圭人 @mysteryEQ

16年10月5日

その物語は主にアイドル時代に巻き込まれた事件と捜査一課配属後に担当した事件の二つに分けられるが、ミステリとしてみると前者の方がキレがある。独創的な毒殺方法とそこからスマートに犯人に辿り着いてみせる手腕は紛れもなく「Q.E.D.」の作者ならではのものだ。

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posted at 23:53:46

麻里邑圭人 @mysteryEQ

16年10月5日

「Q.E.D. 証明終了」などで知られるミステリ漫画家の作者が初めて手掛けた長編ミステリ小説。特筆すべきはやはり立ちまくった菊乃のキャラであり、作者が得意とする運動神経抜群の負けん気の強いヒロインがぐいぐいと物語を引っ張ってくれる。

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posted at 23:53:28

麻里邑圭人 @mysteryEQ

16年10月5日

加藤元浩「捕まえたもん勝ち! 七夕菊乃の捜査報告書」読了。元アイドルの新人刑事・七夕菊乃は配属された捜査一課ではお飾り扱い、その上二人の犯罪捜査の天才が繰り広げる頭脳戦に巻き込まれることに。そして彼女が初めて挑む密室殺人事件の捜査は一体どうなってしまうのか?

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posted at 23:53:14

2016年10月02日(日)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

16年10月2日

ベストは被害者が死んだ状況からベートーヴェンに殺人の嫌疑がかかる「ピアニストは台所に入れるな」で、探偵役に纏わる捻くれた構図とブラックユーモアが効いたオチが面白い一編である。

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posted at 22:07:40

麻里邑圭人 @mysteryEQ

16年10月2日

「モーツァルトは子守唄を歌わない」で探偵役を務めたベートーヴェンが再登場する連作ミステリ。全四編の収録作のうち前半二編はミステリ色が強く、後半二編は冒険色が強い傾向にあるほか、ベートーヴェンが徐々に年をとっていくにつれて変化していく登場人物たちの関係性が何とも言えない余韻を残す。

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posted at 22:07:28

麻里邑圭人 @mysteryEQ

16年10月2日

森雅裕「ベートーヴェンな憂鬱症」読了。ある時は殺人容疑で追われ、またある時は涙を流すマリアの謎を解き、囚われの王女も救出すれば、自分の子だと名乗る音楽家の出現に頭を悩ませる……図らずも探偵として活躍することになる楽聖ベートーヴェンが巻き込まれた四つの事件を収録。

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posted at 22:07:14

麻里邑圭人 @mysteryEQ

16年10月2日

但しミステリとしてみるとこれといって際立ったものはなく、一番魅力的な焼死体が劇場の貴賓席に座っていた謎の真相は理解はできるが些か拍子抜けと言わざるを得ないし、楽譜の暗号や毒殺の真相も意外性は特に感じられない。あくまでシチュエーションとキャラのやり取りを楽しむのが吉な作品である。

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posted at 22:06:59

麻里邑圭人 @mysteryEQ

16年10月2日

第31回江戸川乱歩賞受賞作。モーツァルトの毒殺説という有名なテーマにあのベートーヴェンが挑むという趣向もさることながら、何よりベートーヴェンと弟子のツェルニーのコミカルなやり取りが楽しい。

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posted at 22:06:35

麻里邑圭人 @mysteryEQ

16年10月2日

森雅裕「モーツァルトは子守唄を歌わない」読了。「モーツァルトの子守唄」を出版した楽譜屋が焼け焦げた死体となって、劇場の貴賓席に座っていた。子守唄の楽譜にはモーツァルト毒殺説の謎を解く鍵が隠されているに違いないと確信したベートーヴェンは弟子のツェルニーと共に探偵行を始める。

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posted at 22:06:24

2016年10月01日(土)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

16年10月1日

そしてトドメの大胆な伏線と共に明かされる、あの真相……本作はエログロナンセンスな世界観でバカトリックと緻密な離れ業が展開する、奇跡的バランスで成立した作者の最高傑作である。

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posted at 15:54:12

麻里邑圭人 @mysteryEQ

16年10月1日

そのうちの一つは作者が同人誌で発表した某作を彷彿とさせるものの、どれもこの特殊設定だからこそできる気が狂った(誉め言葉)仕掛けでバカミス好きのハートをがっちり掴んでくれる。しかも作者はそれだけに留まらず、エピローグでウルトラC級の離れ業まで見せてくれるのだから堪らない。

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posted at 15:53:18

麻里邑圭人 @mysteryEQ

16年10月1日

その物語は一言でいえばTHE平山夢明的変態ホラーでありミステリらしい事件が起きるのはかなり後になってからであるにも拘わらず、その間一切退屈しないのが素晴らしい。そして人面瘡による(!)多重推理というトンデモ趣向の後に待ち受ける門前典之「屍の命題」級のバカトリックの連打は爆笑必至。

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posted at 15:50:36

麻里邑圭人 @mysteryEQ

16年10月1日

傑作にして怪作。元々この作者の特殊設定はミステリ的仕掛けを成立させるためのものであり、故に前作までは時折その設定が物語から浮いているように感じられたものだが、本作に関しては物語と設定の融合にだいぶ力が入れられていて、そういった違和感をほとんど覚えないのは好印象。

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posted at 15:50:06

麻里邑圭人 @mysteryEQ

16年10月1日

白井智之「おやすみ人面瘡」読了。全身に脳瘤と呼ばれる顔が現れる人瘤病が蔓延した日本で起きた殺人事件。墓地の管理施設で人瘤病患者の顔が潰され、地下室で少女が全身を殴打され殺されたのだ。更に事件の真相を見抜いた男が不慮の事故で死んだかと思いきや男の体にある顔たちが推理を語り始め……。

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posted at 15:49:33

2016年09月30日(金)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

16年9月30日

個人的に興味深かったのは、巫弓彦物の「ビスケット」作中で語り手が行うネット検索に対して作者が「キーワードさえ貰えば普通の人間にも名探偵の頭の中を覗くことが出来る」との見方を示している点で、成る程、そういう見方もあるのかと目から鱗が落ちる思いだった。

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posted at 09:46:08

麻里邑圭人 @mysteryEQ

16年9月30日

謎と解明の物語を中心に纏められた短編集。中でも特に暗号物が多いのはそれだけ暗号に秘められた人の想いというものに作者が関心があるということだろう。加えて本作は作者が巻末の付記で語っている「論理というより常人の持たないひらめきにときめく」という持論が全体的によく表れているように思う。

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posted at 09:45:45

麻里邑圭人 @mysteryEQ

16年9月30日

北村薫「遠い唇」読了。コーヒーの香りと共に蘇る学生時代の思い出とほろ苦い暗号。今は亡き夫が俳句と和菓子に隠した想い。同棲中の彼氏の、いつも通りではない行動、名探偵・巫弓彦が解き明かす、殺された大学教授が遺したダイイング・メッセージ……全七編の、一筋縄ではいかない人の心と暗号たち。

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posted at 09:45:21

2016年09月29日(木)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

16年9月29日

ミステリを読み慣れている人には全くお勧めできないが、逆にミステリ初心者であれば純粋に楽しめる(かもしれない)作品である。

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posted at 00:58:05

麻里邑圭人 @mysteryEQ

16年9月29日

作者の初長編にして代表作。二人の探偵役がそれぞれの視点から辿り着いた別々の容疑者のアリバイ崩しをするという展開自体はなかなか面白いが、そのアリバイトリックは今となっては古びてしまっているし、、何より構成とある人物のせいで作者が何をやりたいのかほとんど分かってしまうのが辛い。

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posted at 00:57:47

麻里邑圭人 @mysteryEQ

16年9月29日

中町信「新人文学賞殺人事件」読了。かつて推理新人賞を受賞した男が服毒して転落死した事件は創作上の行き詰まりが原因の自殺と思われた。しかし彼の恋人と同人誌仲間のライターがその死に疑惑を抱きそれぞれ別々に調べ始めるとやがて未解決の誘拐事件と盗作騒動、そして二人の容疑者が浮かび上がる。

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posted at 00:57:07

2016年09月28日(水)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

16年9月28日

その反面、三つ目のトリックと終章の展開が悪い意味で二時間サスペンス的なのが気になるが、それを差し引いても充分佳作と言っていい作品である。

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posted at 00:13:29

麻里邑圭人 @mysteryEQ

16年9月28日

一方、後者はトリックを三つも詰め込む堅牢ぶりが圧巻だが、一番優れているのは手掛かりの出し方も含めてやはり二つ目のトリックだろう。また一つ目のトリックも一部に作者お馴染みの仕掛けを彷彿とさせる点があるのが興味深い。

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posted at 00:13:15

麻里邑圭人 @mysteryEQ

16年9月28日

作者お馴染みの仕掛けではなく、密室とアリバイで読者に挑んだ作品。前者はちょっと特殊なシチュエーションではあるものの、それ故に導き出される論理とシンプルかつ盲点をついたトリックが光っている。

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posted at 00:12:57

麻里邑圭人 @mysteryEQ

16年9月28日

中町信「自動車教習所殺人事件」読了。埼玉県岩槻市にある武蔵自動車教習所の配車係が川土手に倒れているのが発見され間もなく絶命した。警察が教習所に乗り込み捜査を開始した直後、今度は指導員の一人が密室で殺害され、更に数日前から行方不明だった指導員もまた車の中で他殺体となって発見される。

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posted at 00:12:38

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