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麻里邑圭人

@mysteryEQ

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  • 現在地 涅槃
  • 自己紹介 ミステリ初心者。非実在探偵小説研究会所属。 【好きな作家】飛鳥部勝則/梶龍雄/殊能将之/早坂吝/麻耶雄嵩 【好きな作品】「カルロッツァの翼」「殉教カテリナ車輪」「竹馬男の犯罪」「翼ある闇」「魍魎の匣」 【好きな映画】「キルビルVol.1」「サスペリア」「サンタ・サングレ/聖なる血」「ダークナイト」「リベリオン」
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2013年01月24日(木)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年1月24日

そして本作の一番の見所は何と言っても連作としての纏め方で、各話に張られた伏線の場所こそあからさまながら、それを回収していく様は実にそつがなく、前作以上にこなれている。ただのキャラ物ミステリと敬遠することなく読んでほしい、連作本格ミステリの良作である。

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posted at 22:15:38

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年1月24日

その片鱗を最初に感じたのは第三話「選挙」で、選挙戦の最中に発覚したスパイを三人の容疑者から見付け出すこの短編は正統派のフーダニットをやりつつも巧みなミスディレクションを配して一筋縄ではいかない内容となっている。真相は某クイズを知っていると苦笑ものだが、盲点を巧く突いていると思う。

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posted at 22:14:50

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年1月24日

前作「葬式組曲」で異世界ミステリという新境地に挑んだ作者の新作は、政治の世界を舞台にした連作ユーモアミステリ。タイトルからはあまり想像がつかないかもしれないが、本作は意外にも本格ミステリとしてもきっちり作り込まれている。

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posted at 22:14:07

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年1月24日

天祢涼「セシューズ・ハイ 議員探偵・漆原翔太郎」読了。甘いマスクと巧みな弁舌を兼ね備えながらも度重なる問題発言、問題行動でお騒がせ議員として知られている漆原翔太郎。そんな翔太郎に頭を痛める真面目一辺倒の秘書・雲井進。そんな二人が遭遇した五つの事件を収録したユーモアミステリ短編集。

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posted at 22:12:58

2013年01月23日(水)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年1月23日

あとの二編は同じ探偵が活躍する話ながら、騙し合いと奇妙な謎に端を発する宝探しと、それぞれ毛色が異なるのが面白い。子供向けに書かれた作品ではあるものの、大人が読んでも充分楽しめる、丁寧な仕上がりの短編集である。

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posted at 17:57:37

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年1月23日

「双眼鏡は知っている」は双眼鏡で目撃した殺人の光景が一瞬のうちに消えてしまった謎を巡る話で、真相を成立させる状況設定は巧みだが、他作品のネタバレを前提とした謎解きのため注意が必要。

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posted at 17:55:54

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年1月23日

本作に収録された四編のうち、最もミステリ度が高いのは表題作だろう。捜査線上に浮かび上がった三人の容疑者から犯人を特定するオーソドックスなフーダニットで、事件が起こる前の何気ない行動が思わぬ繋がりを見せる点が実に秀逸。

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posted at 17:54:54

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年1月23日

高原弘吉「アトリエ殺人事件」読了。アトリエで美術教師が殺された事件の犯人探し「アトリエ殺人事件」、双眼鏡で目撃した殺人の光景は幻か現実か「双眼鏡は知っていた」、奪われた書類を巡る駆け引き「かくしマイクのわな」、雨の中で木を切る男の謎と宝探し「古屋敷ののろい」の全四編収録。

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posted at 17:54:39

2013年01月22日(火)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年1月22日

しかもそれだけでは終わらず、前述の設定に対してきちんと必然性を用意している点は好印象。それとカバー裏で紹介されている著者の近況が、まさかあんな形で活用されているとは思わなかった……。本作は「赤い靴少女殺人事件」に並ぶ、ハードボイルド風本格ミステリの良作である。

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posted at 19:55:16

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年1月22日

本作は粗筋からも分かるように極めてトリッキーな設定だがミステリとしては意外にも(?)真っ当なフーダニット物に仕上がっている。二転三転する推理の中には結構驚かされるものもあるが作者はそれを惜しげもなく手掛かりの一つとして投入し単純ながらも盲点といえるロジックで犯人を特定してみせる。

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posted at 19:54:59

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年1月22日

梶龍雄「女たちの復讐」読了。気が付くと探偵兼殺し屋の真藤は全裸で椅子に縛り付けられていた。目の前にはこちらに銃口を向けた女がいる。これは私の父を殺した復讐なのだと女は言った。だが真藤は彼女の父親を手にかけていない。刻一刻と迫る命の危機に真藤は必死の安楽椅子探偵を試みることになる。

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posted at 19:54:14

2013年01月21日(月)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年1月21日

アリバイトリックはこの設定ならではのものであり、なかなか大がかりで見応えがある。そして幾重にもわたるどんでん返しの果てに待つ結末は意外性よりもどこか哀愁漂うゴシック小説の匂いを感じさせる。本格ミステリとしては勿論のこと、芸術美やゴシック・ロマンスに惹かれる読者向けの作品である。

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posted at 23:50:40

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年1月21日

「古典の甦りを告げる英米風本格推理」と謳った本作だが、確かに肉食植物やピラニアなどの猛魚に彩られたビクトリア様式の豪邸で起こる密室殺人という内容はいかにもそれっぽい。とはいえ本作は密室にはそれほど重きは置かれておらず、むしろアリバイトリックと多重どんでん返しがメインとなる。

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posted at 23:50:16

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年1月21日

余志宏「蒔く如く穫りとらん」読了。アメリカ中部の湖畔に建つビクトリア様式の豪邸の密室で変死した大富豪。その事件の背後には死を呼ぶ呪われた飛鳥仏の存在があった。捜査陣は「内的啓示」によって真相を見抜く日本人留学生・白水万里を招聘するが、その一方で関係者たちが次々と怪死を遂げていく。

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posted at 23:49:50

2013年01月20日(日)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年1月20日

そして、いつもならサイボーグ女将・リリー様が最後に美味しい部分を全て持っていくところだが、今回に限っては珍しく最後まで花咲か爺さんが大活躍する。言うなれば本作は変態スペオペと日本昔ばなしの夢の共演(狂演?)ともいうべき怪作なのである(意味不明。けど読めば分かります)。

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posted at 19:23:01

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年1月20日

「ブラック・ホールも平手で叩き落とす」が売り文句のプレッジ・スミスさんの活躍はお預け状態だし、シリーズ二作目「恐怖の暗黒魔王」に引き続き魔王の忠実なる側近であり四天王の一人・竜神童子が再び登場するも、残念ながら今回も見せ場一切なし(涙)。

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posted at 19:22:35

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年1月20日

……と粗筋はえらく仰仰しいが読み終わってみれば花咲か爺さんしか覚えていない(爆)。というか何でスペオペに花咲か爺さんが出てくるのか意味不明だが、それこそが友成クオリティ。ぶっちゃけヴァニスで花咲か爺さんが終始大暴れして、その合間にバカ同士のバトルがちょこちょこあった印象しかない。

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posted at 19:22:14

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年1月20日

友成純一「戦闘娼妓伝」読了。反世界主義分子を統率し銀河連邦に反旗を翻す、民主主義の魔王ことプレッジ・スミス。その魔王の所在を探るべく、銀河の辺境ヴラド星域へやってきた密偵娼妓船ヴァニス。宇宙の命運を賭けた魔王軍団と戦闘娼妓たちの戦いの火蓋が今、切って落とされようとしていた――。

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posted at 19:21:59

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年1月20日

個人的に感心したのは伏線をキャラ描写に巧く溶け込ませている点で、事件の構図も定番ではあるが、非常に効果的。ボトルネックとは全く違った物語ではあるが、この作者らしい苦味の混じった本格ミステリの秀作だと思う。

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posted at 16:37:12

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年1月20日

本作は帯を見ると版元が同じためか「ボトルネックの感動ふたたび」とあるが、意外にも(?)真っ当な本格ミステリだったことに驚いた。これがボトルネック系なら超自然現象&突き放した結末で終わるところだが、謎にはきちんと合理的な解決が与えられ、結末も仄かな希望が存在する。

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posted at 16:36:48

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年1月20日

米澤穂信「リカーシブル」読了。父が失踪したのを機に母の故郷に引っ越してきた姉ハルカと弟サトル。だがそれから間もなく弟は予知能力を発揮し始め姉は「タマナヒメ」なる町の伝説とそれに纏わる奇怪な死の数々を知ることになる。この町はどこかおかしい――。

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posted at 16:36:29

2013年01月19日(土)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年1月19日

本作は、いかにも友成作品らしいエログロ展開と愛溢れるラストのギャップが凄まじい怪作である。

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posted at 23:42:04

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年1月19日

また本作は黄泉の国に見立てた電脳世界の表現が斬新で、そこでのロリっ娘とのエロシーンはどことなくエロゲっぽくて友成作品においては非常に新鮮。そして何よりもラストの、愛は地球を救う(?)的なオチに愕然とした。まさか友成作品で愛なんて言葉を目にする日がこようとは……。

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posted at 23:41:45

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年1月19日

しかもそんな阿鼻叫喚な地獄絵図にも拘わらず「エクソシスト!」やら「お前はもう、死んでいる」といった単語が飛び出してきて、もう何と言うか友成先生遊びすぎです(笑)。そしてそんな内容の作品を作者はサイバーパンクと予告していたのだから凄い(その後、あとがきの「嘘です」宣言を見て脱力)。

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posted at 23:40:47

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年1月19日

……という粗筋だけでも本作のトンデモぶりは充分に伝わったかと思う(爆)。そんな地球に宇宙娼妓船ヴァニスが久々に帰ってきたらどうなるかは友成作品の読者であればだいたい察しがつくだろう。まあ早い話「血飛沫電脳世界」というタイトル通りのひどい展開(誉め言葉)が繰り広げられるわけである。

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posted at 23:40:26

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年1月19日

友成純一「血飛沫電脳世界」読了。地球統合政府のラオ大頭領が歳のせいで頭がプッツンしてしまった。これに慌てた側近たちはラオの記憶が無に帰す前にラオの大脳を機械化、地球全土にネットワークを持つマザーコンビューターに連結する。だが今度はマザーコンビューターまでプッツンして大惨事に……。

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posted at 23:40:06

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年1月19日

とりあえず本作で分かったのはヒューマニストなんて糞くらえという作者の主張と結局美味しいところを持っていくのはサイボーグ女将ことリリー様なのね、ということだろうか。無駄にカッコよすぎる表紙と脱力感半端ない中身のギャップを楽しんで読むのが吉な作品である。

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posted at 16:38:20

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年1月19日

敵キャラ三人のうち、見せ場があったのは戦闘サイボーグことマッド・マシンくらいであとの二人は……エロ要員とギャグ要員?(爆)特に竜神童子にいたってはカッコよかったのは初登場シーンくらいであとは最後までただのヘタレで終わった感が強い。

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posted at 16:38:00

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年1月19日

作者曰く、今回は前作に比べて大きくスケールを拡げているとのことだが、確かに始まりはシリアスな戦闘シーンだし、末弥純描く表紙の今回の敵キャラ三人(戦闘サイボーグにナイスガイ×2)は無駄にカッコイイし、まさか今回はガチのスペオペなのか……と思いきや、そこは安心の(?)友成クオリティ。

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posted at 16:37:25

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年1月19日

友成純一「恐怖の暗黒魔王」読了。銀河連邦の辺境をさまよい、女日照りの開拓移民に春をひさぐ宇宙娼妓船ヴァニス。そのヴァニスが属する銀河連邦に牙を剥く暗黒魔王プレッジ・スミスはヴァニスをハイ・ジャックするべく四天王の一人である竜神童子を送り込んでくる。果たしてヴァニスの運命は……?

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posted at 16:37:00

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