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麻里邑圭人

@mysteryEQ

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  • 自己紹介 ミステリ初心者。非実在探偵小説研究会所属。 【好きな作家】飛鳥部勝則/梶龍雄/殊能将之/早坂吝/麻耶雄嵩 【好きな作品】「カルロッツァの翼」「殉教カテリナ車輪」「竹馬男の犯罪」「翼ある闇」「魍魎の匣」 【好きな映画】「キルビルVol.1」「サスペリア」「サンタ・サングレ/聖なる血」「ダークナイト」「リベリオン」
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2013年01月07日(月)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年1月7日

その他、第一の殺人トリックの豪快さや終盤の捻りからこの作者らしさが窺えるのは○。本作は、本格ミステリのお約束を知っている読者であればニヤリとできる快作である。

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posted at 22:14:48

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年1月7日

この構成は石持浅海「君の望む死に方」に通じるものがあるが、「君の望む死に方」の探偵役と比べると悪戦苦闘ぶりが目立つ本作の探偵役は少々グレードが落ちる(?)かもしれない。とはいえ、その真摯な姿勢こそ猫柳十一弦という探偵の良さとも言える。

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posted at 22:09:57

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年1月7日

目次を見てピンときた人もいるかもしれないが、本作は「大団円」に始まり「魅力的な謎」に終わるという、本来のミステリとは逆の構成になっている。つまり序盤に犯人とその動機が明かされた上で、探偵が事件を未然に防ぐべく犯人によって仕掛けられた殺人トリックを推理していくのだ。

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posted at 22:09:16

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年1月7日

北山猛邦「猫柳十一弦の失敗 探偵助手五箇条」読了。成人するまでに嫁がねば一族を追放する――山奥にある村の名家・後鑑家の娘に届いた脅迫状に対し探偵助手学部の君橋と月々はある意外な方法で解決してみせる。だがまだ事件が終わってないことに気付いた探偵・猫柳十一弦は君橋と共に村へと向かう。

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posted at 22:07:34

2013年01月06日(日)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年1月6日

具体的には終盤の野球対決がそれであり、そこで作者は今まで描いてきた異世界設定を使ったコンゲームを見せてくれる。その中でさりげなく消えたボールの謎を巧く活かしている点も実に好印象。本作はツンデレ魔王とヤンデレ幼馴染み(巨乳でボクっ娘)とのラブコメとミステリで二度美味しい作品である。

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posted at 17:30:03

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年1月6日

「トリック・ソルヴァーズ」や「アリシアの三姉妹」でラノベミステリの書き手として知られる作者の新作はツンデレ魔王と始める学園MMOラブコメ……と書くと「何だ、ミステリじゃないのか」と思う人もいるかもしれないが、その点はご安心を。ちゃんとミステリ要素も用意されている。

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posted at 17:27:26

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年1月6日

夏寿司「マ・オー ―魔王、日本が舞台のオンラインゲームを始める―」読了。ひょんなことから高校生の孝助は魔王を名乗る異世界の少女と共に日本が舞台のオンラインゲームをやる羽目になる。ゲームの名は『ガクエン』――孝助は少女の執事として女子高に通うがそこで幼馴染みの比奈と偶然再会し……。

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posted at 17:26:30

2013年01月05日(土)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年1月5日

その一方で、本作はアニメ業界における問題を扱っているが、それが今日に至っても全く解決されていないのには何とも言えない気分になった。

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posted at 17:31:26

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年1月5日

第三の事件における犯人特定のロジックも秀逸だが、何より本作で優れているのは事件背景の作り込みだろう。尤も第一の事件のトリックについては丁寧に伏線を張りすぎて途中で気付いてしまいがちだが、個人的には三百頁に満たない分量でこれだけの伏線を張った作者のフェアプレイ精神に敬意を表したい。

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posted at 17:31:07

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年1月5日

本作はまずプロローグで「読者が犯人で探偵で被害者」という趣向が明かされるが、それに関してはあくまでオマケと割り切ってほしい。しかし、だからといって本作が微妙ということは決してなく、むしろミステリとしてはかなり練り込まれた秀作と言っていいだろう。

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posted at 17:30:19

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年1月5日

辻真先「宇宙戦艦富嶽殺人事件」読了。「読者が犯人で探偵で被害者」という推理小説の書き下ろしを依頼された新進作家の牧薩次は、六甲大学アニメ研究会が製作したアニメ「宇宙戦艦富嶽」の試写会を取材するため、神戸を訪れる。だが会場となった学生ホールで研究会メンバーの一人が変死を遂げて――。

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posted at 17:29:59

2013年01月04日(金)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年1月4日

かなり捻くれてはいるが、確かにこれも見方によっては「名犯人もの」と言ってもいいだろう。些か書き込み不足の感は否めないものの、趣向自体は面白いと思う。

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posted at 18:50:15

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年1月4日

作者曰く本作は名犯人ものに挑戦したとのことだが、それにしては事件はパッとしないし、怪盗もイマイチ魅力に欠ける……と思いながら読み進めていたのだが、ラストに至りようやく「そういうことか」と納得がいった。

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posted at 18:49:59

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年1月4日

辻真先「怪盗フラクタル 最初の挨拶」読了。失踪した映画監督が最後に手掛けたオープンセットが今も残る瀬戸内の孤島に届いた怪盗フラクタルからの犯行予告。名探偵・安西英作は怪盗の犯行を阻止すべく娘の日香里と共に島に渡るがそれから間もなく娘が誘拐されたのを皮切りに不可解な事件が続発する。

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posted at 18:49:11

2013年01月03日(木)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年1月3日

ただ個人的には五段昇が活躍する二編に関しては語り口が全く合わず辟易させられたものの、残りの二編の方は問題なく楽しませてもらった。特に「榧の木」は泡坂妻夫の職人物にも通じる味わい深さがあり、その前の都会派サスペンス「ブティック」と比べると、その落差がなかなか面白かったw

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posted at 00:06:59

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年1月3日

一編一編作風から語り口までガラリと変えた、バリエーション豊かな作品集。この作者の作品はハードボイルド調の「シャワールームの女」しか読んだことがなかったが、本作を読んで予想以上に引き出しが多い作家だったことが分かり、認識を改めた次第である。

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posted at 00:05:41

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年1月3日

荒木一郎「さよならがいいたくて」読了。いいかげんな私設管理人を職業としている昇ちゃんこと五段昇が活躍する二編他、カフェテラスで見知らぬ男に拾われ赤坂にあるブティック経営を任された女の顛末を描いた「ブティック」、将棋盤作りとカヤの木を巡る百年前の殺人事件の謎を解く「榧の木」を収録。

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posted at 00:04:57

2012年12月30日(日)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

12年12月30日

とはいえ、その真相は昨今では差ほど意外には感じないかもしれないが、皮肉たっぷりなオチは個人的には嫌いではない。近年の「密室殺人ゲーム」などの先駆けとも言える、アンモラル感溢れるミステリの良作である。

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posted at 17:01:37

麻里邑圭人 @mysteryEQ

12年12月30日

本作の謎はズバリ「研究室が作られた目的は何か?」であり、それが物語の合間合間に挿入される謎の人物の行動や意味不明のモノローグと結び付いて次第に明らかにされていく過程は緻密の一言に尽きる。

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posted at 17:01:15

麻里邑圭人 @mysteryEQ

12年12月30日

佐野洋「第六実験室」読了。南関東の私鉄、観光事業の約三分の一を支配する鳥羽コンツェルンのビルの地下に「完全犯罪研究室」――別名「第六実験室」が設立された。早速研究員が募集され、厳密な試験の結果『犯罪遂行に適した』四人が採用される。研究室が作られた目的は? そして、その活動とは?

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posted at 17:00:27

2012年12月29日(土)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

12年12月29日

ミステリとしては謎の演出の巧さに対し真相は思いのほか単純。しかしその真相に説得力を与えるために○○○○まで持ってきたのには脱帽と言わざるを得ない。定番のメタ要素に関してはかなり強引な印象が否めないもののそれを差し引いても恋愛小説と本格ミステリの融合という点では成功していると思う。

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posted at 18:53:08

麻里邑圭人 @mysteryEQ

12年12月29日

「アリスの国の殺人」から始まる「おとぎ話ものミステリ」三部作の二作目。本作は時代背景やシチュエーションが近年の作者の代表作である「完全恋愛」を彷彿とさせるが、こちらは「完全恋愛」と違い、ひたすら運命の悪戯としか言い様のない皮肉な内容となっている。

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posted at 18:52:36

麻里邑圭人 @mysteryEQ

12年12月29日

辻真先「ピーター・パンの殺人」読了。二人の少年が一人の少女を愛してしまったのが悲劇の始まりだった。男子浴場のサウナで死んでいた全裸の女。現代の映画館と戦時中の電停という時空を越えた二つの場所で目撃されたドッペルゲンガー。二度死んだ男。そして鉄壁のアリバイ……続発する事件の真相は?

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posted at 18:52:17

2012年12月28日(金)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

12年12月28日

特にそれが際立っているのは「ごく平凡な殺人」であり、探偵の推理と真相のギャップには苦笑すら覚えるだろう。ミステリというより、名探偵を通して人間の様々な面を描いたミステリ風味の短編集として読むと楽しめるかもしれない。

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posted at 17:22:16

麻里邑圭人 @mysteryEQ

12年12月28日

「というか――ぼくは何にでも興味があるんだけれどね。人間のすることにはね」(「顔のない街」より抜粋)……本作の内容を一言で言い表すなら、大介のこの言葉に集約されるだろう。あくまで作者が描きたいのは事件の裏に隠された人間心理であり、それは時として論理を超越する。

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posted at 17:21:52

麻里邑圭人 @mysteryEQ

12年12月28日

栗本薫「伊集院大介の新冒険」読了。海辺の新興住宅地で殺人事件が起こった。帰宅した夫が玄関先で見知らぬ男が殺されているのを発見したのだ。更に家の奥では寝たきりの夫の母親が窒息死しており、妻と娘は姿を消していた(「顔のない街」)。若き日の名探偵・伊集院大介の推理が冴える七編収録。

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posted at 17:21:27

2012年12月27日(木)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

12年12月27日

つまり、森カオルの推理=一女子高生ができることには限界があり、それを思い知らせるのがアンフェアな真相とのギャップなのだ。そして、そのギャップ感は本作のタイトルからも窺い知ることができる。どちらかと言うと本作はミステリというよりミステリ風味の青春小説として読んだ方が吉かもしれない。

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posted at 19:26:09

麻里邑圭人 @mysteryEQ

12年12月27日

名探偵・伊集院大介と当時、女子高生だったワトソン役・森カオルが邂逅する本作は、ミステリとしてみると正直手掛かりが不充分過ぎてアンフェアと言わざるを得ないだろう。だが一方で、そのアンフェアぶりは作者があえてそうしているという見方もできなくはない。

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posted at 19:25:46

麻里邑圭人 @mysteryEQ

12年12月27日

栗本薫「優しい密室」読了。名門桜花女子高校の校内に大量の血痕が残されているのが見付かり、続いて用具室からチンピラの他殺死体が発見された。だがチンピラの死因は絞殺で、怪我らしきものは一切ない。しかも発見当時、現場は密室だった……。

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posted at 19:25:15

2012年12月24日(月)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

12年12月24日

他にも一見どうでもいい描写と思われたある人物のこだわりが実は重要な手掛かりになっているなど、全体的に何気ない描写の積み重ねがやがて事件の突破口になる過程が秀逸。個人的には「私立医大殺人事件」よりもこちらの方が好みかもしれない。

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posted at 20:11:13

麻里邑圭人 @mysteryEQ

12年12月24日

推理マニアの同好会「推理実験室」が活躍するシリーズの一作目。本作の見所はなんと言っても自慰から発展するエロジック(!)だろう。最初はただの作者の趣味(失礼)かと思いきや、それが最終的には真犯人を割り出す極め手の一つになってしまったのにはさすがに愕然とした。

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posted at 20:10:43

麻里邑圭人 @mysteryEQ

12年12月24日

幾瀬勝彬「声優密室殺人事件」読了。アパートの一室で劇団「十人の会」の女優・松本三七子がガス中毒死した。警察は現場が密室だったことから事故死と断定。だがその死に疑問を抱いた「推理実験室」の面々は彼女の死体が北枕だったこと、死体に自慰の痕跡があったことに着目、事件の真相に迫っていく。

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posted at 20:10:15

麻里邑圭人 @mysteryEQ

12年12月24日

その構図はミステリ好きであればあるほど盲点になるものであり、これを思い付いた時点で本作の成功はある程度約束されていたと言っても過言ではないだろう。一部トリックに前例があるものの、それを差し引いても本作がクローズドサークル物の秀作であるのは間違いない。

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posted at 20:09:49

麻里邑圭人 @mysteryEQ

12年12月24日

嵐の山荘、ダイイング・メッセージ、見立て殺人、殺人予告、首のない死体、そして読者への挑戦――と、これでもかと言わんばかりに詰め込まれたガジェットが実に魅力的。だが、それ以上にこの設定を逆手にとったような事件の構図に大いに唸らされた。

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posted at 20:09:27

麻里邑圭人 @mysteryEQ

12年12月24日

栗本薫「鬼面の研究」読了。鬼の子孫を自称し、伝説と因習に生きる人々が住む九州の山奥の秘境・鬼家荘。その鬼家荘を取材で訪れたロケ隊を待っていたのは村の伝承に見立てたかのような残虐な連続殺人だった。村と外界を繋ぐ吊り橋が落とされ、嵐の山荘と化した中で、名探偵・伊集院大介はどう挑む?

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posted at 20:09:00

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