麻里邑圭人

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  • 自己紹介 ミステリ初心者。非実在探偵小説研究会所属。 【好きな作家】飛鳥部勝則/梶龍雄/殊能将之/早坂吝/麻耶雄嵩 【好きな作品】「カルロッツァの翼」「殉教カテリナ車輪」「竹馬男の犯罪」「翼ある闇」「魍魎の匣」 【好きな映画】「キルビルVol.1」「サスペリア」「サンタ・サングレ/聖なる血」「ダークナイト」「リベリオン」
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2011年09月01日(木)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

11年9月1日

石崎幸二「あなたがいない島」読了。心理学研究のため、無人島に五日間滞在することになった石崎とミリア&ユリコンビ。持ち込めるものは一つだけという奇妙な条件に従い、参加者は思い思いの品を持ち込むが、何故かそれらは次々と紛失。遂には参加者の一人までもが消えてしまう――。

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posted at 23:37:57

麻里邑圭人 @mysteryEQ

11年9月1日

孤島シリーズと名付けたくなる位ほぼ毎回孤島で事件に巻き込まれているこのシリーズの記念すべき最初の孤島物(?)である。但し個人的には微妙。構成上仕方ないとはいえ、本格的に事件が起きて盛り上がってくるのが全体の四分の三を過ぎてからというのはさすがに遅すぎると思う。

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posted at 23:38:33

麻里邑圭人 @mysteryEQ

11年9月1日

勿論、作者がやりたかったことは分からなくはない。だが、どれもいまいちパンチが弱いため、散々引っ張った割にこれ?という印象が否めない。こういう構成にするのであれば、それに見合う大技を一つくらいは入れてほしかった。

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posted at 23:39:18

2011年09月02日(金)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

11年9月2日

石崎幸二「日曜日の沈黙」再読了。お金では買えない究極のトリックを見つけたと言い遺して密室で死んだ推理作家・来木来人。それから二年後、その来木が企画するミステリーイベント『ミステリィの館』が開催される。見事正解した参加者に与えられる賞品は来木の未発表資料、もとい究極のトリック――。

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posted at 00:15:29

麻里邑圭人 @mysteryEQ

11年9月2日

実を言うと昔本作を読んだ時は差ほど評価していなかったのだけど今回再読してみて大分評価を改めた。とはいえ当時感じた欠点は殆ど変わっていない。登場人物が無駄に多過ぎる。描写が希薄で事件に魅了が一切感じられない。『ミステリィの館』で出される問題の真相も取り立てて優れているとは思えない。

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posted at 00:16:07

麻里邑圭人 @mysteryEQ

11年9月2日

ではどこで評価を改めたのか? ……それは究極のトリックの正体に他ならない。これに関しては面白いと感じるか呆れるかの二者択一だと思うが、今の自分はそこに面白さと共に、ある種の心地いい余韻を感じた。こういう余韻を与えてくれるタイプは石崎作品の中ではかなり珍しいと思う。

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posted at 00:17:05

2011年09月03日(土)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

11年9月3日

池田雄一「21時間02分の密室」読了。寝台特急トワイライトエクスプレスの車内で殺人事件が発生した。被害者の男性は背中にナイフを突き立てられて即死。現場となった個室は密室だった。間もなく警察による捜査が始まるが、それも束の間、突如謎の男たちの襲撃に遭い列車はジャックされてしまう。

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posted at 17:15:03

麻里邑圭人 @mysteryEQ

11年9月3日

面白い。走行中の寝台特急で密室殺人が起こったと思ったら、謎の男たちにより列車がジャックされ、次の瞬間にはまさかの法廷物へと変貌する――その先の読めない目まぐるしい展開はさながらジェットコースターのよう。ノベルスで約230頁という短い頁数で良くこれだけのものを詰め込んだと思う。

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posted at 17:15:40

麻里邑圭人 @mysteryEQ

11年9月3日

但し真相自体は目新しいものではない。しかしながらトラベルミステリー物でコレを使った例は珍しいのではないだろうか。「わたし、その列車を舞台にしてミステリーを書いてみよう思いますの」という意味深な冒頭も今思えば作者から読者への宣戦布告だったのだろう。本作は企みに満ちた意欲作である。

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posted at 17:16:15

麻里邑圭人 @mysteryEQ

11年9月3日

石崎幸二「長く短い呪文」読了。わたしには呪いがかけられています――そう言い残し、少女は自分にかけられた「呪い」を解くため、そして妹の双子を助けるため一族が住む孤島へと帰っていった。少女を連れ戻すよう依頼された石崎と女子高生コンビは早速、少女を追って島へと向かうが……。

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posted at 21:50:41

麻里邑圭人 @mysteryEQ

11年9月3日

前作「あなたがいない島」に続く孤島シリーズ第二弾(?)である本作の一番の笑いどころは何と言ってもミリアとユリのキャラがかぶっていると作者自身が突っ込んでいることだろう。キャラのかき分けができていないことをまさか作者自身がネタにしてしまうとは思ってもみなかった。

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posted at 21:51:39

麻里邑圭人 @mysteryEQ

11年9月3日

ただ肝心のミステリとしてはかなり微妙。例えば粗筋にもある「呪い」の正体だが、正直これは無理がある。そのため幾ら伏線を張ったところでご苦労様以外の感想が出てこない。加えて前作以上にダルい展開、孤島である必然性のなさ、バレバレの一族の秘密と個人的には不満点ばかりが目についてしまった。

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posted at 21:52:05

2011年09月04日(日)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

11年9月4日

水野泰治「芦の湖殺人1/3秒の逆転」読了。箱根のアルバイト先でアイスクリームを売っていた大学生の星夫。そこへ通りあわせた美女のスカートがめくれ、星夫の目がそちらに釘付けになった次の瞬間、たった今アイスクリームを買った客が、ひと舐めするなり胸をかきむしって悶死してしまう。

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posted at 23:37:09

麻里邑圭人 @mysteryEQ

11年9月4日

アイスクリーム事件を皮切りに新興宗教「大地母神教」で続発する怪事件に巻き込まれる主人公、星夫。しかしながらこの主人公、かなりオメデタイ頭の持ち主で読んでいて何度ひっぱたきたくなったか分からない。というか星夫に限らず登場人物の殆どがアレなのは、この作者の作品ではもはやデフォである。

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posted at 23:38:11

麻里邑圭人 @mysteryEQ

11年9月4日

だが、そんな気を抜くとすぐ○ックスに雪崩れ込みそうな登場人物ばかりの話なのに思いの外(?)ミステリとしてちゃんと伏線が張られていることにまず驚かされる。しかも最後に用意されたトンでもないシチュエーションのどんでん返しには、タイトルの意味と相俟って妙に感心してしまった。

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posted at 23:38:49

麻里邑圭人 @mysteryEQ

11年9月4日

あらすじや目次(あまりにも卑猥過ぎてここには書けない……)からは全く想像もつかないが、意外にも作り込まれたキワモノエロミスである。

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posted at 23:39:10

2011年09月06日(火)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

11年9月6日

今邑彩「繭の密室」読了。元教師の日比野功一の許にくぐもった若い男の声で妹を誘拐したという電話があった同時期、中野にあるマンションで、密室状態の七階の部屋から男が転落死した事件が発生。捜査にあたった貴島刑事は六年前に起こったある事件に辿り着く。

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posted at 15:28:59

麻里邑圭人 @mysteryEQ

11年9月6日

前に読んだ「『裏窓』殺人事件」同様、今回も大胆なミスディレクションが冴え渡っている。読者が「この辺が怪しいかな」と警戒し出した頃にはもう作者の仕掛けた罠に嵌まっているのである。だが一方で相変わらずの作者の欠点である丁寧過ぎる伏線のおかげで途中で真相が読めてしまうが何とも惜しい。

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posted at 15:29:24

麻里邑圭人 @mysteryEQ

11年9月6日

またシリーズの他の作品に比べると、どんでん返しという点でも少々物足りない。ただ、その代わり「i(アイ) 鏡に消えた殺人者」でコンビを組んだ倉田刑事や意外なあのキャラが登場するなど、ファンには嬉しい作品である。

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posted at 15:30:23

麻里邑圭人 @mysteryEQ

11年9月6日

歌野晶午「密室殺人ゲーム・マニアックス」読了。奇妙なハンドルネームを持つ五人の人物がネット上で、思い付いたトリックを実際に使った殺人事件に関する問題を出し合って日夜推理バトルを行う、鬼畜系本格シリーズの第三弾。作者によると、どうやら本作はシリーズの外伝的位置付けらしい。

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posted at 21:27:51

麻里邑圭人 @mysteryEQ

11年9月6日

それもあってか本作は前二作よりも社会的テーマ性が強いように思われる。勿論これまでと同様本格ミステリとして優れた部分(個人的にはQ1「六人目の探偵士」における荒唐無稽な殺人トリックと、このシリーズならではの動機はかなり好み)もあるものの、それ以上に何かしら考えさせられるものがある。

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posted at 21:28:31

麻里邑圭人 @mysteryEQ

11年9月6日

仮にこれを完結編とした場合、前二作に比べて物足りない印象は否めないが、問題提起という意味での外伝的位置付けであれば、こういう方向性もアリだとは思う。

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posted at 21:29:09

2011年09月07日(水)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

11年9月7日

倉阪鬼一郎「五色沼黄緑館藍紫館多重殺人」読了。某県・五色沼の近くに建てられた、唐草模様で彩られた面妖な館――黄緑館・藍紫館。深い霧と降りしきる雪の中、館のお披露目パーティーが開催されるが、招待された四人の客が一人、また一人と謎の死を遂げていく……。

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posted at 00:59:07

麻里邑圭人 @mysteryEQ

11年9月7日

毎年恒例と化してきた感のあるバカミスシリーズ(?)の最新作。全体の半分以上を謎解きパートが占めるという構成に否が応でも期待が高まるがその結果はというと……確かにいつも通り「お疲れ様」と言いたくなる凝りようではある。だが個人的にはこれまでの作品ほどはっちゃけているとは思えなかった。

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posted at 00:59:56

麻里邑圭人 @mysteryEQ

11年9月7日

それは多分、事件と真相にそれほどギャップ感がなかったからだろう(倉阪バカミスの醍醐味は事件と真相の落差にあると思っている)。とはいえ最後の謎解きに関してはさすがに苦笑w このノリ自体は大好きなので次回はもっと激しい落差で脱力させてほしいと思う。

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posted at 01:00:26

麻里邑圭人 @mysteryEQ

11年9月7日

鳥飼否宇「物の怪」読了。河童、天狗、鬼をテーマにした三編からなる〈観察者〉シリーズの最新作。本作には推理作家協会賞候補作になった「天の狗」が収録されているが、むしろ個人的には書き下ろしの「洞の鬼」の方を推したい。

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posted at 22:40:37

麻里邑圭人 @mysteryEQ

11年9月7日

鬼払いの秘祭を取材するために訪れた島で若い女が宝物の刀で斬殺される事件に巻き込まれるこの中編は、事件が発生するまで結構かかるものの、いざ事件が起こると怒涛の展開で魅せてくれる。ちなみに謎解き前に発覚するある事実には吃驚させられたが、このネタだけでも短編が一本書けそうな気がする。

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posted at 22:41:42

麻里邑圭人 @mysteryEQ

11年9月7日

真相はある意味定番ネタではあるものの、鬼というテーマと非常にマッチしていると思う。本作は「論理の刃が物の怪を斬る」という文句に偽りなしの、良質な本格ミステリ作品集である。

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posted at 22:42:29

2011年09月09日(金)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

11年9月9日

芦辺拓「黄金夢幻城殺人事件」読了。「黄金夢幻城」を目指す少年探偵の冒険譚から戯曲、ショートショートまで収録されたバラエティー豊かな作品集。本格要素もなくはないが、どちらかというと芦辺拓という作家を構成するものが何かを知ることができる内容に仕上がっている。

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posted at 00:07:27

麻里邑圭人 @mysteryEQ

11年9月9日

個人的なベストを挙げるとするならユニークなアリバイ物の「ドアの向こうに殺人が」だが、むしろ本作の場合、一編ずつ取り出してどうこう言うよりも全部ひっくるめた何でもアリのごった煮感を楽しむものなのだと思う。何が飛び出すか分からない、いい意味でヤミ鍋のような作品である。

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posted at 00:07:58

麻里邑圭人 @mysteryEQ

11年9月9日

東野圭吾「マスカレード・ホテル」読了。都内で発生した不可解な連続殺人事件。現場に残された数字の印刷された奇妙なメモから次の犯行現場が超一流ホテルであることを知った捜査陣は、連続殺人犯の新たな凶行を防ぐべく、ホテルに一人の男を送り込む。

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posted at 18:34:26

麻里邑圭人 @mysteryEQ

11年9月9日

一言でいえば東野圭吾版「HOTEL」。超一流ホテルに送り込まれた刑事・新田浩介の目を通してホテルで起こる様々な人間模様が描かれる……とこう書くと、本作が単にミステリの形式を借りただけの作品のように思えるが、そこは東野圭吾。最後の最後でミステリとしてもきっちり纏め上げている。

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posted at 18:35:03

麻里邑圭人 @mysteryEQ

11年9月9日

正直言うと自分は途中までミステリとしては全く期待していなかったのだけど(爆)終盤、犯人の名前が明かされた時は少なからず吃驚してしまった。一見、事件とは何の関係もなさそうな場面にさりげなく重要な伏線を隠しているのが何とも心憎い。

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posted at 18:35:43

麻里邑圭人 @mysteryEQ

11年9月9日

個人的には今年刊行された東野長編(「麒麟の翼」「真夏の方程式」)の中では一番ミステリらしい作品だと思う。あと新田浩介というキャラに関して、悪いキャラではないが、ニューヒーローと言われると、あまりぴんとこない印象。

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posted at 18:36:09

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