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麻里邑圭人

@mysteryEQ

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  • 自己紹介 ミステリ初心者。非実在探偵小説研究会所属。 【好きな作家】飛鳥部勝則/梶龍雄/殊能将之/早坂吝/麻耶雄嵩 【好きな作品】「カルロッツァの翼」「殉教カテリナ車輪」「竹馬男の犯罪」「翼ある闇」「魍魎の匣」 【好きな映画】「キルビルVol.1」「サスペリア」「サンタ・サングレ/聖なる血」「ダークナイト」「リベリオン」
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2012年03月23日(金)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

12年3月23日

またホラーとしてみても中途半端で、どちらかというとファンタジー要素のあるブラックユーモア小説として読んだ方が楽しめるかもしれない。しかし「騙された!!との声、続々!」「二度読み必至」と派手に謳った作品のほとんどが大したことがないのは何故なんだろう……。

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posted at 21:55:43

麻里邑圭人 @mysteryEQ

12年3月23日

うーん……前作「バイロケーション」同様リーダビリティが高いのはいいのだけど、どうもいまいちスッキリしないのは徹頭徹尾予測の範囲内で終わってしまったからだろう。丁寧に作られてはいるものの、ここまで予想通りだとミステリとしては正直厳しいと言わざるを得ない。

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posted at 21:55:10

麻里邑圭人 @mysteryEQ

12年3月23日

法条遥「地獄の門」読了。何者かによって殺され地獄に落ちた良太は、悪魔を騙して現世に転生し自分を殺した犯人に復讐することを決意する。一方、現世では良太の恋人で刑事の愛が良太を殺した犯人への憎悪をたぎらせていた。地獄と現世、二つの世界が織り成す物語が行き着く先に待つものは……?

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posted at 21:54:53

麻里邑圭人 @mysteryEQ

12年3月23日

密室というとまずトリックを期待する人もいるかもしれないが、生憎本作はそういった作品ではない。本作の見所はむしろ「何故密室だったのか?」であり、そこから導き出される、ある重大な証拠の隠し場所が実に秀逸。些か小粒感は否めないものの、さりげなく張られた伏線の巧さが堪能できる作品である。

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posted at 17:55:13

麻里邑圭人 @mysteryEQ

12年3月23日

井上ほのか「そんなあなたに首ったけ」読了。アイドル探偵コンビの真名子と克樹が今回巻き込まれたのはコンテスト「マーメイド・プライス」絡みの殺人事件。新人アイドルの一人が密室で死んでいるのが発見されたのを皮切りに次々と関係者を襲う事件、事故の数々。そして現場には必ずバラの花束が――。

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posted at 17:54:38

2012年03月22日(木)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

12年3月22日

個人的にこの作者のベストだと思っている「少女たちの羅針盤」に比べると破壊力こそ劣るものの、ミステリとして技巧面では間違いなく本作の方が上だろう。ここ最近は色々なタイプの作品を手掛けている作者だが、本作のような少女漫画的ミステリこそがこの作者の本領だと思う。

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posted at 23:06:57

麻里邑圭人 @mysteryEQ

12年3月22日

とはいえ伏線の中には隠し方があからさますぎるものもあり、謎として出てきた段階で解答が分かってしまうのが難だが、それでもこれだけの謎を用意し全て綺麗に回収してみせた手腕は充分評価できる。その一方でそこかしこに窺えるイヤ感が、自分のようなイヤミス好きには堪らないものがある。

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posted at 23:05:38

麻里邑圭人 @mysteryEQ

12年3月22日

死体探しというキーワードからスタンドバイミー的(?)青春小説なのかと思う人もいるかもしれないが、本作の見所はズバリ「何が起こっているのか」である。錯綜した幾つもの謎が、中盤で起こる誘拐事件をきっかけに徐々に加速しながら解き明かされていく様は実に圧巻。

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posted at 23:04:15

麻里邑圭人 @mysteryEQ

12年3月22日

水生大海「転校クラブ 人魚のいた夏」読了。パパの仕事の関係で転校ばかりしているあたしの新たな転校先は人魚伝説の残る海沿いの町だった。そこでクラスメイトから人魚と陰口をたたかれ、避けられている美佐姫と知り合ったあたしは、いつしか美佐姫の「死体探し」に協力することになる。

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posted at 23:03:46

麻里邑圭人 @mysteryEQ

12年3月22日

ただ一つ、気になる点を挙げるとするなら、お嬢様アイドルの扱いについてだろうか。正直ここまでキャラを立てるくらいなら、もう少し他に使いようがあったように思う。

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posted at 16:45:11

麻里邑圭人 @mysteryEQ

12年3月22日

斬新な毒殺トリックであっと言わせた前作に比べるとネタ的には目新しいとは言えないが、その代わり本作はプロットの方に力が入っている。構成には無駄がなく、思わせ振りなシーンにはちゃんと意味があり、更に一度終わったと見せかけてひっくり返してみたりと一作目とは見違えるように巧くなっている。

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posted at 16:44:33

麻里邑圭人 @mysteryEQ

12年3月22日

井上ほのか「いつまでもそばにいて」読了。アイドル探偵コンビの真名子と克樹が共演する映画「心霊探偵・雨京慎策」には限界美男のプレイボーイ俳優、令嬢アイドル、伝説の大女優など一癖あるメンバーが顔を揃えていた。ところが撮影を開始するや否や幽霊騒動が続発。遂には人死にまで出る事態に――。

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posted at 16:44:01

2012年03月21日(水)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

12年3月21日

だが一番の目玉は何と言っても、あの榎木津のサイドストーリーである「目競」だろう。「百器徒然袋」のような破天荒ぶりとはまた違った榎木津像が描かれるのが非常に興味深い。前作「陰」が楽しめた読者なら本作も問題なく楽しめると思う。

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posted at 17:35:27

麻里邑圭人 @mysteryEQ

12年3月21日

京極夏彦「百鬼夜行 陽」読了。「百鬼夜行 陰」に続く、百鬼夜行長編シリーズのサイドストーリー集。収録作全十編のうち個人的には「鬼童」「蛇帯」のようなオチがはっきりとついているものの方が好みだが、一方で「大首」のような官能的な話も嫌いではない。

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posted at 17:34:39

2012年03月20日(火)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

12年3月20日

とはいえパズルストーリーとしても本作の詰め込み具合は半端ではなく一読しただけではピンとこない人も多いかもしれない。だがよく読み返してみれば作者が本作でやろうとしたことが相当アクロバティックであることに気付く筈だ。この逆説に満ちた作者の執念を体験するだけでも一読の価値アリだと思う。

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posted at 15:29:05

麻里邑圭人 @mysteryEQ

12年3月20日

まず最初に断っておくと本作は物語的には全く面白くない(爆)。しかしながらミステリとしてはかなり凄いことをやってのけている作品である。本格ミステリはつまらなくて当たり前と昔誰かが言っていたけれどパズルストーリーと割り切ってしまった感のある本作は正にそれを体現した作品と言えるだろう。

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posted at 15:28:32

麻里邑圭人 @mysteryEQ

12年3月20日

梶龍雄「葉山宝石館の惨劇」読了。主のコレクションが展示された「宝石館」で警備に当たっていた私立探偵が何者かに殺された。現場は密室状態で、死体の胸には宝石を散りばめたトプカプの短刀が突き立てられていた。しかし、この殺人はこれから起こる連続密室殺人のほんの序章に過ぎなかった――。

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posted at 15:28:02

2012年03月19日(月)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

12年3月19日

何というかトリックだけ思い付いて力尽きた感がしないでもないが(爆)大がかりなトリックであることには変わりないので、それ系が好きな人にはお勧めしてもいいかもしれない。

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posted at 23:03:46

麻里邑圭人 @mysteryEQ

12年3月19日

密室殺人に死体消失といかにも本格ミステリ的な謎を扱っている本作は、犯人当てよりもトリック当てに重点が置かれた内容になっている。とはいえ、そのトリックにしても伏線の張り方が丁寧過ぎるのか、容易に読めてしまうのが少々難か。

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posted at 23:03:23

麻里邑圭人 @mysteryEQ

12年3月19日

志茂田景樹「月光の大死角」読了。高原に建てられた23メートル余りの大観音の内部で建立者の岩本大作が秘書の目の前で刺殺された。だが奇怪なのはそれからだった。何とか逃げ延びた秘書の通報で警察が現場に駆け付けるが、死体はおろか血痕一つ見付からない。しかも大観音は完璧な密室だったのだ。

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posted at 23:02:58

2012年03月18日(日)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

12年3月18日

強いてダメミス度が高いものを選ぶなら関連性が全くない話をオチで強引に纏めた「窃盗犯」になるが、全体的には無難な仕上がりなので、従来の突き抜けたダメさを求めると物足りないかもしれない。

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posted at 19:11:07

麻里邑圭人 @mysteryEQ

12年3月18日

というのも真相がどれも落としどころとしてそれしかないというものに着地するからなのだが、裏を返せばそれは意外性のない凡庸な話ばかりということでもある。なので雪に囲まれた密室からの人間消失など本格ミステリ的な魅力的な謎が出てくるからといって期待するとやはりがっかり感は否めないだろう。

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posted at 19:10:31

麻里邑圭人 @mysteryEQ

12年3月18日

遠藤武文「炎上 警察庁情報分析支援第二室《裏店》」読了。「トリック・シアター」で登場した切れ者変人安孫子警視正が探偵役を務める連作短編集。本作もまた「東京の地図を持ってるから上京したて」のような推理という名の決め付けが展開されるが「トリック・シアター」よりは大分マシになっている。

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posted at 19:09:47

2012年03月16日(金)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

12年3月16日

一方、表題作はタイトル通りのストレートな犯人当て。難易度は差ほど高くはないものの、犯人を限定する手掛かりの撒き方が丁寧で好印象。個人的には非ミステリの「ミステリ夢十夜」を入れない方がスッキリした構成になったと思うが、それを抜きにしても火村物の中では高水準な作品集と言えるだろう。

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posted at 17:05:42

麻里邑圭人 @mysteryEQ

12年3月16日

「オノコロ島ラプソディー」は一言で言えば叙述トリック(風なもの)に有栖川有栖が挑んだ珍しいタイプの作品。厳密には叙述物ではないが、アプローチの仕方が実にこの作者らしい。加えて「マジックミラー」からアリバイトリックの分類を引用している点に思わずニヤリとさせられる。

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posted at 17:04:49

麻里邑圭人 @mysteryEQ

12年3月16日

有栖川有栖「高原のフーダニット」読了。双子の弟を殺したと火村に電話をかけてきた男。だが男は自首をしようとした矢先に何者かに殺されてしまう――本作には表題作含む三つの中編が収録されているが、このうちミステリと言えるのは表題作と「オノコロ島ラプソディー」の二編になる。

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posted at 17:03:54

2012年03月15日(木)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

12年3月15日

本作の見所は登場人物たちが「どこで選択を誤ったか」であり、決してワンパターンに陥っていないところに作者のミステリ的技巧を見ることができる。話によっては伏線の不備が気になるものの、それを差し引いても本作の実験的試みは一読の価値があると思う。

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posted at 21:21:18

麻里邑圭人 @mysteryEQ

12年3月15日

柴田錬三郎「幽霊紳士」読了。事件に巻き込まれ、選択を誤った人々の前にどこからともなく現れては「……仕損じたね」という言葉と共に正しい解答を提示する謎の灰色の紳士――全十二話から成る本作は、探偵役を完全に謎を解明するシステムとして割り切った、ある意味究極の名探偵物である。

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posted at 21:20:52

2012年03月14日(水)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

12年3月14日

あとがきで作者は反則探偵を出したことについて謝っているが、謝るならむしろ設定だけで終わらせたことを謝ってほしいと思う。というか、今日日のミステリ読みが、この設定で怒るとは到底思えないが……。

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posted at 21:10:31

麻里邑圭人 @mysteryEQ

12年3月14日

正直本作で扱っている事件はその設定を上手く活かしているとはお世辞にも言い難い。またミステリとしてみてもほとんどが後出し、話もよくある鬼畜系ラノベの域を出ておらず、結局作者が何がしたかったのかよくわからないことになっている。

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posted at 21:09:59

麻里邑圭人 @mysteryEQ

12年3月14日

村田治「名探偵は推理しない」読了。名探偵とは謎を解明するシステムであり、故に初めから犯人を知っているという考えから、推理しない探偵役を登場させた点は面白いと思うが、惜しむらくはそれが完全に設定だけで終わってしまっていることだろう。

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posted at 21:09:31

麻里邑圭人 @mysteryEQ

12年3月14日

更に社会派ミステリ作家が本格ミステリをバカにするシーンに関しては、わざわざ入れる必要があったのかどうか、かなり疑問。読んでいて何だか見えない敵と戦っている人を目の当たりにしたような不快感を覚えてしまった。作品の出来としては決して悪くないだけに、個人的には残念でならない。

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posted at 20:42:02

麻里邑圭人 @mysteryEQ

12年3月14日

しかしながら作中で絶えず繰り返される「本格ミステリとはこうあるべき」という主張は、トリックに説得力を与えるためにある程度必要だったとはいえ、明らかにやり過ぎ。正直ここまでくると作者の独りよがりと捉えられても仕方ないと思う。

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posted at 20:40:57

麻里邑圭人 @mysteryEQ

12年3月14日

自分は、本格ミステリには色々なタイプのものがあるからこそ面白いと思っている。なので、本作のような怪奇な雰囲気と残虐美に彩られたオーソドックスな本格ミステリも否定する気は全くないし、実際、乱歩をテーマにした密室のトリックに関してはかなり楽しませてもらった。

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posted at 20:40:27

麻里邑圭人 @mysteryEQ

12年3月14日

獅子宮敏彦「君の館で惨劇を」読了。秘密裏に依頼を受け、難解な事件を解き明かすダーク探偵。そのダーク探偵からワトソン役の指名を受けたミステリ作家・三神はミステリマニアとして知られる大富豪・天綬在正の館へ招かれる。そこで彼を待っていたのは乱歩と正史の作品に纏わる奇怪な密室殺人だった。

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posted at 20:39:45

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