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麻里邑圭人

@mysteryEQ

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  • 自己紹介 ミステリ初心者。非実在探偵小説研究会所属。 【好きな作家】飛鳥部勝則/梶龍雄/殊能将之/早坂吝/麻耶雄嵩 【好きな作品】「カルロッツァの翼」「殉教カテリナ車輪」「竹馬男の犯罪」「翼ある闇」「魍魎の匣」 【好きな映画】「キルビルVol.1」「サスペリア」「サンタ・サングレ/聖なる血」「ダークナイト」「リベリオン」
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2013年08月16日(金)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年8月16日

特にそれが顕著なのが「ゴミだらけの部屋」で、些かやり過ぎの感もなくはないが、裏を返せばこれくらいやらなければあっさり真相に到達されてしまいかねない、この探偵の厄介さがよく分かる。本作は痛快さの裏にそれを支える作者の技巧が窺える、ユーモア本格ミステリの良作である。

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posted at 22:21:03

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年8月16日

それはまるで榎木津礼二郎を更に悪ノリ(!)させたような感じで正に向かうところ敵なしだが、その一方で毎回事件が単調なものにならないよう構成に幾つもの捻りが加えられている。

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posted at 22:20:32

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年8月16日

探偵の活躍がとにかく痛快な作品。ドアを蹴破って真っ二つに割ったかと思えば、キェェェェ!という謎の掛け声でどんな不可能なことも可能にしてしまう。更に刃物は拳で粉砕、麻酔スプレーやスタンガンにもびくともせず、彼と対峙した敵はあまりの恐怖に「ひぃぃぃぃ、化け物……」としか言えなくなる。

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posted at 22:19:50

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年8月16日

大倉崇裕「問題物件」読了。家具もソファもない部屋に居座り続ける男、借りると必ず死ぬ部屋、ゴミ屋敷に隠された秘密、ポルターガイストが起こる部屋、住人が次々と失踪を遂げる部屋……問題物件に纏わる五つの怪事件を名探偵・犬頭光太郎が人間離れした能力で無理やり(?)解決する連作ミステリ。

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posted at 22:18:12

2013年08月15日(木)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年8月15日

特にタイトルにもなっている最終章「百鬼譚の夜」に至っては俳句にマラソン、そしてとあるシリーズのエピソード0とも言うべきオチに終始ニヤニヤしっぱなしだった。とはいえホラーとしてもよくできており、ベストを挙げるならミステリ的意外性を用いてラスト一行の恐怖を演出した「赤い羽根の記憶」。

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posted at 19:32:52

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年8月15日

作者の記念すべき最初の長編作品。自分が思うに本作は作者に対し何の予備知識も持ってない人間が読めば、普通に怖いホラー小説として成立するのだろう。だが作者のことをよく知っている人間が読むと途端に微笑ましい(?)ホラー小説に変わる。

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posted at 19:29:30

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年8月15日

倉阪鬼一郎「百鬼譚の夜」読了。怪奇実話作家の許に持ち込まれた一冊の日記帳。そこには赤い羽根を極端に恐れる男の話が綴られていた――。「赤い羽根の記憶」を始め、呪われた小説を手に入れた人間を襲う怪異「底無し沼」、出版されない詩集と幽霊屋敷「黒い家」など四つのエピソードから成る怪異譚。

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posted at 19:28:52

2013年08月14日(水)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年8月14日

一方「半分になった男」は犯行方法にある特殊知識を使った目新しさはあるものの、一番の見所である死体の装飾が結局のところ、犯人が仕組んだ狂人の論理以外に理由がないのが残念。そこはもう少し捻ってほしかった。

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posted at 19:50:13

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年8月14日

表題作はミステリ部分だけ取り出せばよくある倒叙物だが、中学生の頃に夕暮れの教室で教師に竹久夢二の話をされながら弄ばれる女の回想や、ポルノビデオ収集が趣味で妻が他の男と話しているのを見付ける度に嫉妬しつつも性的興奮が抑えられない夫の話など、そこかしこに作者の変態趣味が窺えるのが○。

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posted at 19:49:55

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年8月14日

土屋隆夫「深夜の法廷」読了。竹久夢二の描く少女に似た女が、自分を裏切った夫とその愛人に復讐するため、完全犯罪を計画する表題作と、体の左半分を墨汁で真っ黒に塗り潰した状態で首を吊って死んだ男の事件を巡る「半分になった男」の二編収録。

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posted at 19:49:04

2013年08月10日(土)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年8月10日

更に最後に明かされる動機にしても奇をてらったのが完全に裏目に出てしまっており、結果的には前作よりも良くなった点と悪くなった点が半々といった印象。ただミステリとしてお勧めするなら前作よりも本作の方を推したい。

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posted at 17:24:28

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年8月10日

思うに練習試合のパートを削ってその分を舞台や人物紹介に当てた方が良かったのではないだろうか。一方、売りであるロジックに関しては前作よりも強度が増しているのは○だが、犯人を追い詰める決め手となるものを知ってしまうと、別にここまでねちっこくやらなくても……と思ってしまう。

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posted at 17:24:09

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年8月10日

「体育館の殺人」で鮎川哲也賞を受賞した作者の二作目。舞台設定に難ありだった前作に対し、本作ではきちんと舞台設定を効果的に活かしており、そこは好感が持てる反面、展開が苦しいプロローグと登場人物を一気に出しすぎてさっぱり頭に入ってこない第一章は大いに検討の余地あり。

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posted at 17:23:39

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年8月10日

青崎有吾「水族館の殺人」読了。夏休み、風ケ丘高校新聞部の面々は取材で訪れた水族館で、巨大水槽の中のサメが飼育員に喰いつくというショッキングなシーンを目撃する。後の調べで飼育員はサメに喰いつかれる前に何者かに殺害されていたことが判明。更に容疑者全員にアリバイがあることが分かり……。

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posted at 17:23:17

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年8月10日

少々気が早いが、次回作も是非このクオリティのものを読ませてほしいと思う。

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posted at 13:51:19

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年8月10日

特に感心したのは恋人探しのフーダニットを扱った「夏の終わりの日」で、ミスディレクションの巧さもさることながらキャラの特徴を活かした気付きからの構図の反転が綺麗に決まっている。その他の短編もネタ自体読めるものでも伏線の張り方で見るべき所があるのが○。

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posted at 13:51:08

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年8月10日

恋愛小説と日常の謎を融合させたシリーズの二作目。構成的には前作とほとんど変わらないものの、前作が途中で恋愛小説にシフトしてしまったのに対し、本作は最後まできっちりとミステリをやっているのに加え、全体的に前作よりもミステリ度が上がっているのが好印象。

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posted at 13:50:47

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年8月10日

岬鷺宮「失恋探偵ももせ2」読了。ミステリ研の部室を根城に、恋に破れた人のために失恋の真実を調べる学校非公認の探偵活動――失恋探偵。両想いとしか思えない状況で振られた女生徒、想い人が十五年前の日誌に残した暗号、恋人探しのフーダニット、スタジオに隠された好意の痕跡の四つの謎に挑む。

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posted at 13:50:17

2013年08月09日(金)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年8月9日

個人的なベストは「淫らな骨」で、日記という形式を活かしたさりげない伏線の張り方が巧い。次点はある現象の矛盾から反転する構図が鮮やかな「情事の背景」。

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posted at 22:09:51

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年8月9日

本格ミステリだけではなく、サスペンス、倒叙物、非ミステリなどを収録した短編集。とはいえ扱っている題材自体は土屋作品ではお馴染みのものが多く、そういう意味ではジャンルは違えど、どの短編にも「らしさ」を見出だすことができる。

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posted at 22:09:41

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年8月9日

土屋隆夫「青い帽子の物語」読了。江戸川乱歩がそのロマンチシズムを絶賛したという表題作を始め、密室に絵の構図を絡めた処女作「「罪ふかき死」の構図」、人妻の自殺に隠された真相「情事の背景」、高校の教頭が失踪した事件を追う刑事の日記という体裁で書かれた物語「淫らな骨」など七編収録。

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posted at 22:09:17

2013年08月08日(木)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年8月8日

収録作は全体的に手堅く例えネタがありふれていても見せ方や伏線でおっと思わせてくれる。個人的に良かったのは占い師のアリバイ崩しの四話と目張り密室の謎を扱った五話で前者は奇跡を演出したトリックがそのままアリバイ崩しになっている点が、後者は大胆な仕掛けとドタバタ劇を織り混ぜた手法が○。

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posted at 23:11:49

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年8月8日

美しき女探偵と天然ボケ助手が難事件に挑む連作ミステリ。タイトルからも分かるように本作は新シリーズ一作目なのだけど、不思議とあまり新シリーズという感じがしない。その理由は多分、本作が作者が書き慣れている私立探偵物であることと、探偵役がどこか霧ヶ峰涼っぽいからだろう。

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posted at 23:11:29

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年8月8日

東川篤哉「ライオンの棲む街 ~平塚おんな探偵の事件簿1~」読了。東京でのOL生活に破れ、地元・平塚市に帰ってきた美伽に高校時代の友人である「ライオン」ことエルザから「ウチの仕事を手伝え」との誘いが。なんと十年ぶりに再会した旧友は女私立探偵として活躍していたのだった。

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posted at 23:10:36

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年8月8日

収録作の中で一番ミステリっぽいのは、いつ殺されてもおかしくないくらい多くの人間から恨まれている大富豪の老人が不審死を遂げる「殺されてもいい人」で、相変わらず推理が後付けであることと舞台設定からドンデン返しに至るまでテンプレであることを除けば意外と纏まっている方ではないだろうか。

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posted at 23:10:20

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年8月8日

作者がミステリを書き慣れていないのがあからさまに分かってしまう(但し一部収録作に関してはミステリ以前の問題という気もするが)前作に比べると、本作は作者がようやく自分の身の丈に合った話をやっている感があり、意外性は全くないがその代わりに前作よりも破綻は少なくなったように思う。

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posted at 23:10:08

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年8月8日

太田紫織「櫻子さんの足下には死体が埋まっている 骨と石榴の夏休み」読了。骨を偏愛するお嬢様・櫻子さんが遭遇した事件を描く連作ミステリの二作目。「夏に眠る骨」「あなたのおうちはどこですか」「殺されてもいい人」の三編収録。

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posted at 23:09:31

2013年08月07日(水)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年8月7日

メフィスト賞に馴染みのある読者であれば、本作を読んで積木鏡介を思い出すかもしれない。一部ミステリ的技法を使ってアレな世界観をさりげなく演出してみせる点などはミステリ読みにもアピールできるものの、基本的にはキワモノ好きにこそお勧めしたい作品である。

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posted at 21:56:15

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年8月7日

第3回福ミス新人賞優秀作「キョウダイ」でデビューした作者の二作目。前作がスケールの小さなグロミスだったのに対し、本作はスケールの大きなグロSFであり、そこにあえて名探偵などのミステリ的ガジェットを放り込むことにより、更に闇鍋のような(!)キワモノっぷりに拍車をかけている。

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posted at 21:55:55

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年8月7日

嶋戸悠祐「セカンドタウン」読了。高い堀に囲まれた町、セカンドタウン。その郊外にある井戸の底に閉じ込められた高校教師の中山が遭遇したという糞尿を喰らう鼻無男。町の治安を管理する『自治体』と飛び回る羽虫。人喰いの物語を遺して姿を消した友人。やがて明らかになるセカンドタウンの真実とは?

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posted at 21:55:41

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