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麻里邑圭人

@mysteryEQ

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  • 自己紹介 ミステリ初心者。非実在探偵小説研究会所属。 【好きな作家】飛鳥部勝則/梶龍雄/殊能将之/早坂吝/麻耶雄嵩 【好きな作品】「カルロッツァの翼」「殉教カテリナ車輪」「竹馬男の犯罪」「翼ある闇」「魍魎の匣」 【好きな映画】「キルビルVol.1」「サスペリア」「サンタ・サングレ/聖なる血」「ダークナイト」「リベリオン」
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2016年04月28日(木)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

16年4月28日

その他では「お届け先には不思議を添えて」が、どうやって箱の中身をすり替えたのかという謎に挑むことが強力なミスディレクションにもなっている点が素晴らしい。本作は作者が久々に放った変化球であると共に「いわゆる天使の文化祭」以来の衝撃が味わえる秀作である。

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posted at 13:50:56

麻里邑圭人 @mysteryEQ

16年4月28日

特に凄いのは「優しくないし健気でもない」で不可解な引ったくり事件を扱った普通の犯人当てかと思いきや予想外の所からくる仕掛けに唖然。シリーズ物でこれをやったことにまず驚かされるが同時にシリーズ物だからこそできるものであり、ある意味「アルバトロスは羽ばたかない」に通じるものがある。

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posted at 13:50:24

麻里邑圭人 @mysteryEQ

16年4月28日

市立高校シリーズの六作目にして「まもなく電車が出現します」以来の短編集。正直いうと一編目の「不正指令電磁的なんとか」を読んだ時は全く期待しなかったのだけど、最終的にはその認識を大いに改めさせられた。

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posted at 13:50:10

麻里邑圭人 @mysteryEQ

16年4月28日

似鳥鶏「家庭用事件」読了。葉山君の自宅マンションで電気をあまり使ってないのにも拘わらず何故かブレーカーが落ちる怪事件が起きる表題作を始め、葉山君の妹・亜理紗の学校の友人が遭遇した不可解な引ったくり事件から葉山家の秘密が垣間見られる「優しくないし健気でもない」など五編収録。

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posted at 13:49:58

2016年04月27日(水)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

16年4月27日

ただその反面、御手洗長編の特徴の一つであるケレン味のきいた演出が一切ないせいか全体的に登場人物の行動に無理やり感が否めず、事件的にもいまいちスケール感が小さいように見えてしまうのが残念。どちらかといえば長編というよりも少し長い(?)短編という感覚で読んだ方が楽しめるかもしれない。

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posted at 10:34:49

麻里邑圭人 @mysteryEQ

16年4月27日

「読者への挑戦」が組み込まれた御手洗潔シリーズ50作目にあたる長編。真相はびっくりするほど単純で、正直シリーズを読み慣れている人であればすぐに気付くのではないかと思われるが、やはりその光景を想像すると笑ってしまうものがある。

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posted at 10:34:37

麻里邑圭人 @mysteryEQ

16年4月27日

島田荘司「屋上の道化たち」読了。全く自殺する気がないのにその銀行ビルの屋上に上がった男女は次々と飛びおりて死んでしまう。一体何故なのか? この「屋上の呪い」を巡る不可思議な謎に名探偵・御手洗潔が挑む。

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posted at 10:34:22

2016年04月24日(日)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

16年4月24日

ガチのミステリではないものの、近いテーマ性と作品としての繋がりという点で「黒野葉月~」にハマった読者であれば見逃せない作品である。

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posted at 23:55:56

麻里邑圭人 @mysteryEQ

16年4月24日

その中でも特に第四話「獣と目撃者」は夫を殺した犯人の弁護を依頼する妻という奇妙な謎もさることながら、その構成から「黒野葉月は鳥籠で眠らない」の原型としてみることもできるだろう(ちなみに語り手は「黒野葉月~」にも登場する高塚弁護士)。

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posted at 23:55:25

麻里邑圭人 @mysteryEQ

16年4月24日

先進的な試みが多くなされている民営刑務所を舞台に、様々な想いを抱えた囚人たちとそれを取り巻く人々の姿を描いた全五話からなる連作小説。基本的には罪とどう向き合うかという人間ドラマがメインの作品だが、第一話「鉄格子と空」など収録作の中にはミステリ的センスが感じられるものもある。

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posted at 23:54:49

麻里邑圭人 @mysteryEQ

16年4月24日

織守きょうや「SHELTER/CAGE」読了。消えたドライバーと不穏な動き。見ず知らずの囚人の面会にくる女。罪を悔い償いの日々を送る若者。夫を殺した凶暴な男の弁護を依頼する妻……ここは檻か、避難所か? 新人女性刑務官が見た、塀の中の群像劇。

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posted at 23:54:33

2016年04月21日(木)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

16年4月21日

本作の真相には間違いなく怒る人もいるだろうが、青春小説としてみれば本格ミステリに擬態したことで却って苦みが増す構造になっている点が実に秀逸。青春小説と取るか本格ミステリと取るかで評価が変わってくる、なかなかクセの強い作品である。

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posted at 00:08:42

麻里邑圭人 @mysteryEQ

16年4月21日

一言でいえば本格ミステリに擬態した青春小説。途中までの展開だけみればこれまで捻くれた作品ばかり書いてきた作者にしては珍しいくらい真っ当な本格ミステリだが、だからといってそこに期待すると大きく裏切られることになる。

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posted at 00:08:25

麻里邑圭人 @mysteryEQ

16年4月21日

菅原和也「ブラッド・アンド・チョコレート」読了。19歳のフリーターのぼくはフリージャーナリストである従兄のダイ兄ちゃんと共に幼馴染みの未来が奇跡の象徴として祭り上げられている能力研究団体《知性の窓》の研究所に乗り込むことになる。だがそこで待っていたのは、密室内の首切り殺人だった。

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posted at 00:06:38

2016年04月19日(火)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

16年4月19日

終盤に出てくるある人物の思想についていけなかったり、トリックの一部が定番すぎたりと微妙な点もあるものの、個人的には悪魔的とも言えるラストのバカミスっぷりを評価したい力作である。

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posted at 22:47:45

麻里邑圭人 @mysteryEQ

16年4月19日

ミステリとしてみるとハウダニット(どうやってやったか?)よりもむしろホワイダニット(何故そうしなければならなかったか?)に見るべきところがあり、特にドームでの事件の処理が秀逸。だがそれ以上にラストで明らかになる真相が衝撃的で、正直それが全部持っていってしまった感すらある(爆)。

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posted at 22:47:35

麻里邑圭人 @mysteryEQ

16年4月19日

タイトルにある通りダンテの「神曲」をテーマにした本格ミステリにして名探偵小説。卓越した推理力を駆使する探偵役を指して「神の如き名探偵」と言うことがあるが、本作はそれを正に地でいく展開――名探偵とは神がかり的なものであるとしたところがまずもって興味深い。

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posted at 22:47:05

麻里邑圭人 @mysteryEQ

16年4月19日

山田正紀「神曲法廷」読了。29人の死傷者を出した神宮ドーム事件の公判直前、東京地裁の密室で担当弁護士と判事が殺害された。「正義は果たされなければならない」――ある日、突然神の声を聴いた検事・佐伯が事件を追う。

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posted at 22:45:29

2016年04月18日(月)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

16年4月18日

恐らく帯の文句から察するに従来の本格ミステリではできないものを求めた結果、自由度の高い舞台設定にしたのだろうが、それで説得力がないとあっては本末転倒もいいところである。もし続編が出るのであれば、その辺のルールをもっときっちり定めてほしいと思う。

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posted at 23:12:39

麻里邑圭人 @mysteryEQ

16年4月18日

基本的に異世界本格は最初にその世界のルール――何ができて何ができないのかを厳密に定めるものだが、本作はそこがもの凄く曖昧なままファンタジーとしか言いようがない真相を提示するため、いくら伏線が張ってあってもイマイチ納得できず非常にモヤモヤする。

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posted at 23:12:11

麻里邑圭人 @mysteryEQ

16年4月18日

探偵と怪盗の学校が存在する不思議な島を舞台に「何が盗まれたのか?」をテーマにした三つの事件を描く連作異世界ミステリ。本作は一応本格ミステリと銘打たれているが、自分の見解では残念ながら本格ミステリとは言えない。何故なら本作は悪い意味で自由度が高すぎるからだ。

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posted at 23:11:45

麻里邑圭人 @mysteryEQ

16年4月18日

北山猛邦「先生、大事なものが盗まれました」読了。愛や勇気など形のないものまで盗む伝説の怪盗・フェレス。その怪盗の仕業とされる事件が凪島のあちこちで起こったため、女子高生の雪子は探偵高校と怪盗高校に通う幼馴染み二人と共に調査に乗り出す。一体何が盗まれたのか?

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posted at 23:11:23

2016年04月17日(日)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

16年4月17日

個々のエピソードとしては、決まった時間に深夜のコンビニを訪れる女の幽霊の幽歴に迫る一話「真夜中に聞く」が与えられた手がかりから隠された真実を導き出す手腕が目新しさはないが収録作の中では出色の出来。また四話「古竜が棲む湖」が設定を活かしたロマンある場面を作り出していて○。

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posted at 22:47:28

麻里邑圭人 @mysteryEQ

16年4月17日

幽霊が視える能力を持つ探偵役が幽歴――どのような理由で幽霊になったのかを探っていく連作ミステリ。連作としての落としどころに関しては残念ながら伏線があからさま過ぎるために早い段階で分かってしまうのが難だが、某映画のオチにもう一捻り入れようとした点は評価できるかもしれない。

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posted at 22:47:16

麻里邑圭人 @mysteryEQ

16年4月17日

明利英司「幽歴探偵アカイバラ」読了。幼い頃から幽霊が視える赤茨耕一は彼らの死に様に異常なほど強い関心を寄せていた。耕一は「幽歴探偵」と名乗り、コンビニや病院跡、元ホテルの廃墟などで遭遇した幽霊の来歴を探っていく。

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posted at 22:47:04

2016年04月15日(金)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

16年4月15日

ただそれ故に提示されるミステリとしての真相が些か野暮に感じられてしまうのが難だが、その真相を踏まえたエピローグの『終わらない物語』的イメージは○。真相よりもむしろ過程の酩酊感が魅力の作品である。

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posted at 23:07:18

麻里邑圭人 @mysteryEQ

16年4月15日

作者が得意とする現実と虚構が入り交じる展開はそのままに、ミステリから幻想小説、果てはギロチンを使ったデスゲームへと転換していく、何とも掴み所のない風変わりな作品。本作で作者が目指したものが何なのかは作中に出てくる「ちゃかぽこ」という言葉からおおよそ察しがつくだろう。

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posted at 23:07:02

麻里邑圭人 @mysteryEQ

16年4月15日

折原一「死仮面」読了。秋月雅代の急死した内縁の夫・十津根麻里夫は名前も身元も偽りのものだった。夫の正体は何者なのか? それを解く手がかりは夫が大学ノートに残した『マリオネット』と題された小説のみ。そこには連続少年失踪事件とマリオネットの仮面の男が住む館に纏わる物語が綴られていた。

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posted at 23:06:34

2016年04月14日(木)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

16年4月14日

動機とアリバイトリックのあまりにも大胆な伏線に脱力せざるを得ない怪作。「え、あれが伏線だったの?」というのが読み終わった時の正直な感想で、これを凄いと取るか下らないと取るかでかなり評価が分かれると思う。ただ少なくとも自分は笑ってしまったので、隠れたバカミスの良作として評価したい。

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posted at 21:40:29

麻里邑圭人 @mysteryEQ

16年4月14日

高森真士「割れた虚像」読了。銀座に本店を持つエメロード靴店の社長・無垣の溺死体が多摩川で発見され橋から無垣を突き落とした男が目撃されたことから警察は殺人とみて捜査を始める。トップ屋の黒部はあることから銀幕のトップスター・桜木陽に疑いを持つが彼には事件当夜、鉄壁のアリバイがあった。

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posted at 21:40:05

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