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麻里邑圭人

@mysteryEQ

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  • 自己紹介 ミステリ初心者。非実在探偵小説研究会所属。 【好きな作家】飛鳥部勝則/梶龍雄/殊能将之/早坂吝/麻耶雄嵩 【好きな作品】「カルロッツァの翼」「殉教カテリナ車輪」「竹馬男の犯罪」「翼ある闇」「魍魎の匣」 【好きな映画】「キルビルVol.1」「サスペリア」「サンタ・サングレ/聖なる血」「ダークナイト」「リベリオン」
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2021年07月24日(土)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

21年7月24日

「竜とそばかすの姫」観了。一言で言えばサマーウォーズの世界観でやった美女と野獣……なのだけどちゃんとそれだけに留まらない作品になっているのは○。但しシーン優先で説得力に欠ける部分が多々あり特に後半はそれが気持ち悪い領域にまでなってしまっているのが難(とはいえ楽曲は凄く良かった)

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posted at 13:46:05

麻里邑圭人 @mysteryEQ

21年7月24日

あと後半の展開で急にミステリになったのは笑ったw

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posted at 13:47:55

麻里邑圭人 @mysteryEQ

21年7月24日

「劇場版ガンダム Gのレコンギスタ Ⅲ 宇宙からの遺産」観了。ベルリ失恋回。一応葛藤も描かれてはいたがやはり立ち直りが早すぎると思う。あと今回は戦闘というより小競り合い感が強いが一触即発の雰囲気から一転、ガレキ掃除の流れは笑ったw しかしご時世的に仕方ないとはいえ次回予告なしって……。

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posted at 19:10:47

麻里邑圭人 @mysteryEQ

21年7月24日

「Abrakadabra」観了。かつてステージ上で事故死した父と同じマジシャンになった主人公の周囲で続発する猟奇殺人の謎。2018年の映画とは思えない70年代ジャーロを意識した絵作りもいいが、事件の真相にしても定番のネタながら大胆な伏線と捻った展開でサプライズを際立たせている点が秀逸。

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posted at 23:54:04

2021年07月25日(日)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

21年7月25日

「The Bloodstained Butterfly」観了。森の中で惨殺された少女を巡るジャーロ。蝶の形に切り取られた映像で見せるプロローグから始まり法廷シーン、徹底した証言や証拠の検証などジャーロとしては異色の展開が目を惹く。加えてそれらがミスディレクションになって後半の展開を引き立てているのも○。

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posted at 11:02:00

2021年07月27日(火)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

21年7月27日

平石貴樹「葛登志岬の雁よ、雁たちよ」読了。函館近郊のある家で主婦が殺された。奇妙なことに死体の額は十字に傷つけられていた。加えてその近所では少し前に白骨死体が発見されているという。犯人に繋がる糸口が見えてこない中、やがて新たな殺人が起きるが、死体の額にはまたしても十字の傷が――。

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posted at 02:17:52

麻里邑圭人 @mysteryEQ

21年7月27日

函館で起きた殺人事件の謎をフランス人の青年・ジャン・ピエールが解き明かすシリーズの三作目。本作もまたこれまでのシリーズ同様、警察の地道な捜査をメインに描いているが、それにも拘わらず殺人事件が次々と起きていく過程はややもすると読者に警察の無能ぶりを印象付けてしまうかもしれない。

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posted at 02:18:30

麻里邑圭人 @mysteryEQ

21年7月27日

本作では目次からも窺える通り合計四つの事件が起きているが、特筆すべきは第一の事件の真相及び第二の事件を引き起こすに至った理由であり、ある人物の設定を巧みに活かしたミスディレクションはさすがの一言に尽きる。

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posted at 02:19:13

麻里邑圭人 @mysteryEQ

21年7月27日

また過去の事件にしてもある人物の行動が後に警察の捜査を裏付けていく点にはさりげない巧さが感じられるだろう。ただその一方で現代が舞台の話とは思えない、登場人物たちの昭和的価値観がやや気になるが、それに目を瞑りさえすれば充分良作と言える出来である。

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posted at 02:20:27

麻里邑圭人 @mysteryEQ

21年7月27日

犬飼ねこそぎ「密室は御手の中」読了。深山の奥深くにある新興宗教『こころの宇宙』の総本山・心在院では百年前、瞑想中の修験者が施錠された堂から消え、山中で発見されたという逸話があった。ある事情からその心在院にやってきた探偵が巻き込まれる凄惨な連続密室殺人は神の起こした奇跡なのか?

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posted at 21:00:15

麻里邑圭人 @mysteryEQ

21年7月27日

光文社による本格ミステリ限定の新人発掘プロジェクト〈カッパ・ツー〉第二弾作品。冒頭から「獄門島」や「夏と冬の奏鳴曲」を彷彿とさせる設定ややり取りが出てきて本格ミステリ好きをその気にさせるが読み終わってみると良くも悪くも普通の本格ミステリの粋を出ない点は好みが分かれるところだろう。

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posted at 21:01:59

麻里邑圭人 @mysteryEQ

21年7月27日

加えて事件の背景の描き込みが足りないためにせっかくのどんでん返しや動機にいまいち説得力がなく、むしろどんでん返しをしなかった方が良かったのではないかと思ってしまう部分が散見されるのが難。とはいえ人を人とも思わないトリックには光るところもあるので、次回作に期待したい。

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posted at 21:02:51

2021年07月28日(水)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

21年7月28日

月原渉「炎舞館の殺人」読了。体の一部が欠落した者たちが陶芸で身を立てる山奥の函型の館で師匠が行方不明となり程なくして窯の中から弟子の一人のバラバラ死体が発見された。奇妙なことに死体からはなぜか胴体だけが持ち去られていた。やがて館が嵐で孤立する中、今度は首がない死体が発見されて――。

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posted at 00:20:22

麻里邑圭人 @mysteryEQ

21年7月28日

謎めいた使用人・栗花落静(ツユリシズカ)が探偵役を務めるシリーズの五作目。本作はこれまでのシリーズの中では最も設定とミステリ的仕掛けが巧くかみ合っており、シンプルながらも盲点をついたトリックもさることながら犯人の動機とその最期にもきちんと説得力があるのは○。

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posted at 00:21:04

麻里邑圭人 @mysteryEQ

21年7月28日

その一方で本作にはシリーズならではのちょっとした仕掛けもあり、それとメインの事件の間に直接的繋がりがない点はやや残念ではあるものの、メインの事件の謎解きに入る前のツイストとしては悪くない。あくまでシリーズ読者向けの内容ではあるが、出来としては久々の良作と言っていいだろう。

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posted at 00:21:31

麻里邑圭人 @mysteryEQ

21年7月28日

三津田信三「忌名の如き贄るもの」読了。「この忌名は、決して他人に教えてはならん……もしも何処かで、何者かに、この忌名で呼ばれても、決して振り向いてはならん」――生名鳴(いななぎ)地方の虫くびり村に伝わる「忌名の儀礼」の最中に起きた不可解な殺人事件。なぜ犯人は儀式の最中に殺したのか?

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posted at 20:50:22

麻里邑圭人 @mysteryEQ

21年7月28日

刀城言耶シリーズの長編八作目。冒頭でシリーズお馴染みの怪異が描かれるものの、本作の大半は「忌名の儀礼」という儀式の最中に起きた一件の殺人事件と儀式及びそれを取り巻く状況の説明に費やされており、その丹念すぎる描写はともすると退屈に感じる読者もいるかもしれない。

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posted at 20:51:30

麻里邑圭人 @mysteryEQ

21年7月28日

しかしながらそれも終盤の謎解きに入ると一変、これまたこのシリーズの読者にはお馴染みの刀城言耶による多重推理もといトンデモ推理の連打が始まり「一体この人は何を言い出すんだ?」といい意味で唖然とさせられること請け合いだが何よりも凄いのはそのトンデモ推理すらも超越する驚愕の真相だろう。

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posted at 20:52:21

麻里邑圭人 @mysteryEQ

21年7月28日

そこで語られる動機の衝撃はある意味前作「碆霊の如き祀るもの」以上であり、その動機から組み立てられた狂気の構図は正にホラーミステリに相応しいものであると同時に、かなり早い段階からミスディレクションが仕掛けられていたことに驚かされることだろう。

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posted at 20:53:14

麻里邑圭人 @mysteryEQ

21年7月28日

本作は展開にやや難があるものの、それに堪え忍んだ分の衝撃は確実に味わえる傑作である。

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posted at 20:53:47

2021年07月29日(木)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

21年7月29日

紺野天龍「シンデレラ城の殺人」読了。幼い頃に父親を亡くし継母や義理の姉たちと共に暮らすシンデレラは怪しい魔法使いにガラスの靴を渡され言葉巧みに王城で開かれる舞踏会へと誘われるがそこで王子殺しに巻き込まれ容疑者にされてしまう。自身の無実を証明するためシンデレラは法廷に立つことに――。

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posted at 02:57:11

麻里邑圭人 @mysteryEQ

21年7月29日

シンデレラを題材にしたファンタジーミステリ。しかしながら事件が起きて以降、法廷劇が始まってからの展開はキャラのやり取りから真犯人のパターンまでまんま逆転裁判であり、正直シンデレラをやりたいのか逆転裁判のパロディーをやりたいのか読んでいて判断に困る(爆)。

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posted at 02:58:02

麻里邑圭人 @mysteryEQ

21年7月29日

そのシンデレラ部分にしても途中からオリジナル要素がどんどん追加されていくので、最終的にはシンデレラと言っていいのかもかなり怪しいだろう。どちらかというとシンデレラオマージュとしてではなく逆転裁判パロディーの変わり種として読んだ方が楽しめる作品である。

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posted at 02:58:30

麻里邑圭人 @mysteryEQ

21年7月29日

今村昌弘「兇人邸の殺人」読了。廃墟テーマパークに聳える兇人邸。班目機関の研究資料を探し求めるグループと共に兇人邸に侵入した葉村譲と剣崎比留子を待ち構えていたのは無慈悲に首を斬り落とす怪物だった。同行者が次々と首のない死体となる中、比留子が行方不明に。更にもう一人殺人者の影が――。

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posted at 18:15:07

麻里邑圭人 @mysteryEQ

21年7月29日

「屍人荘の殺人」から始まる特殊設定ミステリシリーズ第三弾。今回はモンスターパニックホラー×本格ミステリというべき内容で大分「屍人荘」に寄った印象だが同じクローズドサークルでも今回は探偵役曰く「私たち自身が留まることを選ばざるを得ないクローズドサークル」を作り出しているのが面白い。

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posted at 18:15:22

麻里邑圭人 @mysteryEQ

21年7月29日

加えて今回は倒叙ミステリや安楽椅子探偵の趣向も盛り込んでおり、それによって探偵役の凄みを見せ付けると共に碓氷優佳ばり(!)の策を弄して犯人は勿論読者をも唖然とさせてみせる。だが本作が凄いのはむしろその先の展開だろう。

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posted at 18:16:03

麻里邑圭人 @mysteryEQ

21年7月29日

推理の積み重ねの果てに待つこの特殊設定でしか成立しないトリックと動機、更に探偵と犯人の新たな関係を提示することで恐怖の物語を哀切極まりない物語へと反転させてみせた技巧には正直脱帽と言わざるを得ない。本作は特殊設定ならではの仕掛けを使い物語を美しく演出することに成功した傑作である。

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posted at 18:16:24

麻里邑圭人 @mysteryEQ

21年7月29日

織守きょうや「花束は毒」読了。「結婚をやめろ」との手紙に怯える元医学生の真壁。彼には脅迫者を追及できない理由があった。そんな真壁を助けたい木瀬は探偵に調査を依頼しようと考える。奇しくも木瀬が依頼した探偵は中学時代、探偵見習いを自称して生徒たちの依頼を請け負っていた北見理花だった。

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posted at 23:26:45

麻里邑圭人 @mysteryEQ

21年7月29日

結婚を目前に控えた男・真壁に脅迫状を送りつけた人物を女探偵が突き止める長編ミステリ。なぜ脅迫されているかを掘り下げていく過程で明らかになる真壁の過去や弁護士である作者の経験を活かした探偵の調査も読み応えはあるが、一番の見所は何と言ってもタイトルに象徴されるどす黒い真相だろう。

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posted at 23:27:08

麻里邑圭人 @mysteryEQ

21年7月29日

真壁の過去に関してあえてどっちとも取れる描き方をしていたところにある事実を明かすことで読者を疑心暗鬼にさせてからぶちこまれる真相の破壊力はなかなかのもので、その上で読者の想像に委ねる結末にしているのがまたイヤ感に拍車をかけている。

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posted at 23:27:29

麻里邑圭人 @mysteryEQ

21年7月29日

本作は脅迫犯を突き止めるだけの今時珍しいシンプルな構成ゆえにラストのサプライズが印象深い良作である。

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posted at 23:28:13

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