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麻里邑圭人

@mysteryEQ

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  • 自己紹介 ミステリ初心者。非実在探偵小説研究会所属。 【好きな作家】飛鳥部勝則/梶龍雄/殊能将之/早坂吝/麻耶雄嵩 【好きな作品】「カルロッツァの翼」「殉教カテリナ車輪」「竹馬男の犯罪」「翼ある闇」「魍魎の匣」 【好きな映画】「キルビルVol.1」「サスペリア」「サンタ・サングレ/聖なる血」「ダークナイト」「リベリオン」
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2015年04月07日(火)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

15年4月7日

とはいえミステリとして全く見所がないわけでもなく、例えば「言葉なき告白」は作者が得意とする人物描写とエロジック(!)の結び付きが秀逸で、情事の最中に真相が閃くというシチュエーションにもちゃんと必然性があるのが素晴らしい。言うなれば石持浅海「相互確証破壊」の先駆的作品である。

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posted at 23:00:48

麻里邑圭人 @mysteryEQ

15年4月7日

作者本人がある時は名探偵として、ある時は単なる脇役として登場する異色短編集。全編男女の色事中心でミステリとしてみるとかなり小粒だが(中にはミステリでないものもある)、相変わらずのリーダビリティで読ませてくれるのはさすが。

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posted at 23:00:40

麻里邑圭人 @mysteryEQ

15年4月7日

笹沢左保「死を流す青い河」読了。旅行先での事故と殺人を扱った表題作を始め、雑踏の中の再会が呼んだ悲劇「招かざる沈黙」、行きずりの男女に隠された秘密「奇妙な贈り物」、殺人の嫌疑をかけられた男が情事の最中に閃いた意外な真相「言葉なき告白」など作家・笹沢左保が関わった六つの事件を収録。

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posted at 23:00:12

2015年04月05日(日)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

15年4月5日

しかしながら全編とも状況を巧く活かして犯人を追い詰めているのが好印象で、特に「白い影」がタイトルの意味も含め、出色の出来。目新しさはないが、堅実な作品である。

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posted at 13:45:42

麻里邑圭人 @mysteryEQ

15年4月5日

女検事・霞夕子シリーズの一作目。作者が『刑事コロンボ』に触発されて書いただけあって構成はまんまコロンボだが、コロンボに比べると夕子のキャラはそれほど立ってないし、犯人との対決もあっさり気味なのが気になる。

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posted at 13:45:31

麻里邑圭人 @mysteryEQ

15年4月5日

夏樹静子「螺旋階段をおりる男」読了。経済的に恵まれた主婦、二重人格の有能な弁護士、宗教法人と繋がる女性国会議員……シャープなイメージからは程遠い女検事・霞夕子が様々な事情で殺人に手を染めた三人の犯罪者を鋭く追い詰める連作倒叙ミステリ。

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posted at 13:45:21

2015年04月04日(土)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

15年4月4日

但しミステリとしてみると決して出来がいいわけでもなく最後の趣向も今となっては驚きは薄いが、その一方でこの主人公だからこそできた物語という点では興味深い作品である。

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posted at 18:30:15

麻里邑圭人 @mysteryEQ

15年4月4日

本作は医師が落合から聞いた話と警察の捜査を追う新聞記者の話が平行して進んでいくが、それに作中で語られる作者の犯罪観、推理小説観が反映されているのが面白い。

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posted at 18:30:01

麻里邑圭人 @mysteryEQ

15年4月4日

日影丈吉「多角形」読了。無名の作家・月野が投稿した未完の推理小説に惹かれ舞台となった南伊豆蘭生にやって来た月刊誌編集長の落合はそこで起きている状況が原稿の筋にそっくりであることに気付く。やがて地元の医師が崖から車ごと転落死し、事件は原稿の未完の部分を埋めるかのように展開していく。

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posted at 18:29:30

2015年03月31日(火)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

15年3月31日

微妙。作者は懐かしの探偵小説を目指したとのことだが、その割りにはただガジェットを並べるだけなので雰囲気も何もあったものではないし、ミステリとしても事件部分の作り込みが浅いので悉く盛り上がりに欠ける。正直ガジェットだけで満足という読者以外はお勧めしかねる作品である。

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posted at 21:47:03

麻里邑圭人 @mysteryEQ

15年3月31日

辻真先「幻影城で死にませう」読了。とある富豪が建てた別荘を改造し、小さなホテルとしてオープンした建物・幻影城。様々な仕掛けが凝らされたこの建物に夕刊サンの記者・可能克郎が取材で訪れた直後、客の一人が自動人形の放った矢で殺される。更に何者の策略により、幻影城は孤立することに……。

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posted at 21:46:43

2015年03月29日(日)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

15年3月29日

とはいえ章ごとに描く人物を変えることで思い込み、すれ違いを浮き彫りにしていくプロットは秀逸の一言であり、加えてサスペンス性に拍車をかけるバッジという小道具の使い方も実に巧み。プロローグにどう繋がっていくのか、最後まで予断を許さないサスペンス小説の傑作である。

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posted at 15:23:54

麻里邑圭人 @mysteryEQ

15年3月29日

作者の代表作とされる作品。本作はまず冒頭で謎めいた密室での男女の死を取り上げ読者の興味を惹き付けてはいるものの、どちらかといえばそこに至るまでの過程――会社内での人間関係による軋轢が見所となっている。

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posted at 15:23:21

麻里邑圭人 @mysteryEQ

15年3月29日

樹下太郎「銀と青銅の差」読了。密室の一軒家で男女の死体が発見された。現場の状況から無理心中と思われたが、荒川刑事は庭の隅に投げ捨てられていた銀のバッジなど幾つか不審な点があることに気付く。死んだ男女は何者なのか? そして投げ捨てられていたバッジの意味は?

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posted at 15:22:37

2015年03月28日(土)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

15年3月28日

また構成も凝っていて、同じネタを使った密室殺人を基本問題と応用問題に分けて見せているのが面白い。ただ衝撃度でいえば基本問題の方が上なのが難だが、その代わり応用問題は伏線や動機などのミステリ的技巧が楽しめる作りになっている。風変わりな軽本格を読みたい読者には打ってつけの作品である。

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posted at 15:37:05

麻里邑圭人 @mysteryEQ

15年3月28日

ミステリ評論家・大森滋樹が大森葉音名義で書いた小説二作目。あらすじからも分かるように本作はピーター・アントニイ「衣装戸棚の女」を意識しているが、もう一つ某ホラー映画を元ネタにしているため、物語のとぼけた雰囲気と相俟ってなかなかの異世界バカミスに仕上がっている。

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posted at 15:36:42

麻里邑圭人 @mysteryEQ

15年3月28日

大森葉音「プランタンの優雅な退屈」読了。潤沢な資源のおかげで平和で穏やかな毎日の「退屈王国」で起きた「衣装戸棚の女」密室殺人事件。王女プランタンは持ち前の好奇心から事件に顔を突っ込むが、推理は堂々巡り。「空間と空間のあいだ、ってなに?」

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posted at 15:36:17

麻里邑圭人 @mysteryEQ

15年3月28日

個人的には時の流れを感じさせる場面ほど描写が秀逸であり、特に正ちゃんが《私》に「女生徒」を手渡す際の台詞に最も胸を打たれた。ある程度年をとっているシリーズ読者ほど沁みる作品である。あと何気に新潮文庫の販促になっている点が凄い(爆)。

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posted at 15:36:05

麻里邑圭人 @mysteryEQ

15年3月28日

《円紫さんと私》シリーズ待望の新作は、「六の宮の姫君」の芥川に引き続き、太宰にスポットを当てた文学ミステリ。本格かどうかは微妙なところだが、少なくとも文学に興味のある読者の知的探求心を満足させる作品には仕上がっている。

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posted at 15:35:15

麻里邑圭人 @mysteryEQ

15年3月28日

北村薫「太宰治の辞書」読了。編集者の《私》は友人の正ちゃんから手渡された太宰治の「女生徒」を読むうちにある謎に出会う。太宰は〝ロココ料理〟で何を伝えようとしたのか? 《円紫さん》の言葉に導かれて、《私》は創作の謎を探る旅に出る――。

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posted at 15:35:05

2015年03月27日(金)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

15年3月27日

良くも悪くも同人誌的な悪ノリぶりは人を選ぶが、ミステリとしてはなかなか面白いこともやっていて、中でも倒叙形式を活かした第二章が秀逸。現段階ではタイトルにピンとこないものの、残された伏線を見る限り恐らくシリーズ化されていくと思うので今後に期待したい。

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posted at 22:14:03

麻里邑圭人 @mysteryEQ

15年3月27日

三話構成の連作ミステリ。前作「クローバーリーフをもう一杯」よりもルヴォワールシリーズのノリに近い(特に一章と三章)が、全体的にどこか少年漫画を読んでいるような印象を受ける。あとネーミングセンスが色々とひどく、作中に鬼貫と丹那が出てきたのには唖然としてしまった。

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posted at 22:13:31

麻里邑圭人 @mysteryEQ

15年3月27日

円居挽「シャーロック・ノート 学園裁判と密室の謎」読了。探偵養成学校・鷹司高校に入学した剣峰成は大和撫子然とした少女・太刀杜からんとの出会いをきっかけに様々な事件に巻き込まれていく。論理と論理をぶつけ合う学園裁判、殺人と暗号、そして連続爆弾魔との対決の果てに待つものは?

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posted at 22:12:30

2015年03月26日(木)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

15年3月26日

平行して語られる二つの事件がやがて一つになる構成自体は珍しくないが本作の場合その構成を採用したことがありふれたトリックの意外な見せ方になっている点が巧い。また状況を活かしたダイイング・メッセージの真相もなかなかよく考えられており短い作品ながら仕掛けが小気味良く決まった良作である。

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posted at 00:29:49

麻里邑圭人 @mysteryEQ

15年3月26日

風見潤「東京トワイライトクロス」読了。失踪した娘の浩子を探しに鹿児島から上京した老夫婦。乃木坂の裏道で空から降ってきた男が残したダイイング・メッセージの謎を追う女子大生の絵里子。やがて二つの事件は表参道でクロスし、意外な真相が明らかになる――。

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posted at 00:29:08

2015年03月24日(火)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

15年3月24日

とはいえバカトリックの方もなかなかのインパクトがあり、特に死体を使ったアレには爆笑w 一部の登場人物に纏わる事件が余計に感じるなど気になるところもなくはないが、とりあえず作者が最もやりたかったことは成功していると言っていいだろう。

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posted at 23:11:52

麻里邑圭人 @mysteryEQ

15年3月24日

作者らしい豪腕バカトリックと作者らしからぬ(?)緻密な仕掛けが同時に楽しめる快作。これまでの作者はバカトリックでねじ伏せる豪腕作家という印象があったが本作に関してはまず構成を活かした緻密な仕掛けありきであり、いつものバカトリックはそれに付随するサブとして扱われているのが結構新鮮。

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posted at 23:11:28

麻里邑圭人 @mysteryEQ

15年3月24日

門前典之「首なし男と踊る生首」読了。何者かが書き残した「殺人計画書」通りに行われる殺人。密室と化した倉庫で大斧を振る首なし男と生首。古井戸から発見された折り重なる不可解な死体。全ては伝説の首切り侍の祟りなのか? 嵐の夜に起こった悪夢のような猟奇事件に名探偵・蜘蛛手が挑む。

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posted at 23:10:54

2015年03月23日(月)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

15年3月23日

ただ物語としての伏線はちゃんと張ってあるので(むしろそっちは丁寧に張りすぎて先が読めてしまうくらい)、端からミステリ風ファンタジーと思って読めば楽しめる作品である。

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posted at 23:05:18

麻里邑圭人 @mysteryEQ

15年3月23日

内容紹介によれば本作は「魔法と論理が織りなすゴシック・ミステリー」とのことだが、ミステリとしてみると伏線もなしに推理する部分が幾つかあるのも気になるが、それ以上に魔法が何でもあり状態になってしまっているのがかなりアレ。

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posted at 23:04:51

麻里邑圭人 @mysteryEQ

15年3月23日

黒川裕子「イロニーの魔術師」読了。人類の脅威である蟲の天敵・合成有機獣「狩人」の世話を任されていた孤児のパル。だが彼女が持ち場を離れた隙に爆発が起き、狩人は全滅。パルはその犯人として捕らえられ危うく死刑になりかけるが、それを救ったのは変人魔術師ザラツシュトラの名推理だった。

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posted at 23:04:41

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