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麻里邑圭人

@mysteryEQ

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  • 自己紹介 ミステリ初心者。非実在探偵小説研究会所属。 【好きな作家】飛鳥部勝則/梶龍雄/殊能将之/早坂吝/麻耶雄嵩 【好きな作品】「カルロッツァの翼」「殉教カテリナ車輪」「竹馬男の犯罪」「翼ある闇」「魍魎の匣」 【好きな映画】「キルビルVol.1」「サスペリア」「サンタ・サングレ/聖なる血」「ダークナイト」「リベリオン」
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2011年04月02日(土)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

11年4月2日

正直ラノベミステリでここまで完成度の高い本格ミステリに出会えるとは思わなかった。というか、これほどの作品が埋もれていることが不思議でならない。本作はシリーズの掉尾を飾るに相応しい作品であると共にラノベ本格の最高峰と言っても差し支えのない作品である。

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posted at 21:08:58

麻里邑圭人 @mysteryEQ

11年4月2日

二人の探偵役の口から語られる、それぞれの事件の真相。そして、その二つの事件が一つに繋がる時、読者が目にするのは論理のアクロバットとそれを支える伏線の妙だ。その構成はあたかも有栖川有栖「双頭の悪魔」を彷彿とさせる。

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posted at 21:07:39

麻里邑圭人 @mysteryEQ

11年4月2日

田代裕彦「平井骸惚此中ニ有リ 其伍」読了。傑作。年間ベスト級と言ってもいいだろう。二つの離れた場所で発生した二件の首斬り殺人事件。それに挑む二人の探偵役。以前、自分はこの作家のことを伏線とロジックの人であると書いたが、本作はその完成形である。

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posted at 21:07:00

2011年04月01日(金)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

11年4月1日

それまでの展開は助走だったとばかりに急加速する物語にいやがおうでも盛り上がっていく。加えて、ある意味コンゲーム的とも言える要素アリ、そして終盤にはミステリ作家らしいサプライズも用意されている本作は至れり尽くせりの傑作エンターテイメントである。

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posted at 19:05:17

麻里邑圭人 @mysteryEQ

11年4月1日

一見、無関係と思われた二つの物語が繋がる時、驚愕のラストが……というのは割とよくある構成だが、本作の場合、そこからが本番となる。真実が明らかになった瞬間、「13階段」や「グレイヴディッガー」などで作者が得意としてきたタイムリミットサスペンス(それもスケールの大きな)が幕を開ける。

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posted at 19:03:41

麻里邑圭人 @mysteryEQ

11年4月1日

高野和明「ジェノサイド」読了。創薬化学を専攻する大学院生・研人の許に死んだ父からのメールが届く。一方、傭兵・イエーガーは不治の病に苦しむ息子の治療費を得るため、コンゴ潜入の任務を引き受ける。二人の人生が交錯する時、人類の存亡に関わる驚愕の真実が明らかになる――。

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posted at 19:00:35

2011年03月31日(木)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

11年3月31日

特にこの時代ならではと言うべき犯人特定のロジックが素晴らしい。犯人に意外性がないのが少々物足りないが、ラストに明かされる○○モノという趣向がそれを補って余りあると思う。今のところ読んだシリーズ四作中では本作がベストかもしれない。

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posted at 08:54:50

麻里邑圭人 @mysteryEQ

11年3月31日

震災により、精神的なクローズド・サークルとなった場所で起こった連続殺人事件。何故犯人はこんな状況下で殺人を犯したのか。その謎の構築はある意味、異世界本格に通じるものがある。個人的には本作を読んで改めてこの作家が伏線とロジックの人であることを実感した。

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posted at 08:53:52

麻里邑圭人 @mysteryEQ

11年3月31日

田代裕彦「平井骸惚此中ニ有リ 其四」読了。探偵作家・平井骸惚が夫人を伴い帰郷している間二人の令嬢と共に留守を預かる事になった弟子の太一。だが骸惚らを送り出して間もなく帝都を関東大震災が襲う。令嬢たちを連れて命からがら逃げ延びた太一だったが今度は避難先で殺人事件に巻き込まれて――。

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posted at 08:52:30

2011年03月30日(水)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

11年3月30日

事件の構図的には前作より一歩劣るものの伏線、構成は間違いなく本作の方が上。個人的に面白かったのは平面図を付けたその理由で、もしかしたら推理の過程で引っ掛かる人もいるかもしれない。作品を出す毎に確実にミステリとしての完成度が増していくこのシリーズ、次巻を読むのが楽しみで仕方がない。

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posted at 20:03:04

麻里邑圭人 @mysteryEQ

11年3月30日

一作目の密室、二作目の嵐の山荘ときて今回は誘拐である。しかも舞台となる屋敷の平面図付きときては否応なしに期待が高まるというものである。そして、その期待に応えてくれる内容だったのかと問われたら、自分はイエスと答えるだろう。

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posted at 20:01:53

麻里邑圭人 @mysteryEQ

11年3月30日

田代裕彦「平井骸惚此中ニ有リ 其参」読了。探偵作家・平井骸惚の弟子である河上太一の許にやってきた郷里の幼なじみである翠子。彼女は子供の頃した結婚の約束を果たしてもらいにきたと言い暫くの間、平井宅に居座ることになる。そんな彼女がある日、貿易商宅で起こった誘拐事件に巻き込まれて――。

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posted at 19:59:10

麻里邑圭人 @mysteryEQ

11年3月30日

そんな中で唯一「壁紙」は、鉄砲玉を務めることになったあるヤクザの選択が実に涙を誘う。またこの短編は、小川ファンにはお馴染みのある人物の名前がさりげなく登場する点も見逃せない。個人的なベストは表題作で、ラスト一行の救いのなさが堪らない一編である。

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posted at 15:50:01

麻里邑圭人 @mysteryEQ

11年3月30日

小川勝己「あなたまにあ」読了。本作の帯には「傑作怪奇小説集」とあるが、怪奇小説と言えるのは最初の短編「蝦蟆蛙」くらいで、あとはブラックユーモアや狂気溢れる黒い話で占められている。雰囲気的には作者の第一短編集である「ぼくらはみんな閉じている」に近いのではないだろうか。

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posted at 15:49:01

2011年03月29日(火)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

11年3月29日

事件の構図としては別段珍しいものではないが、それを最後まで隠し通した手腕は大いに評価したい。個人的には探偵役の存在も視野に入れたある趣向が○。前作に物足りなさを覚えた人も本作であれば問題なく楽しめるのではないだろうか。

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posted at 19:46:54

麻里邑圭人 @mysteryEQ

11年3月29日

密室を扱っていたとはいえ一人しか死ななかった前作から一転、本作はクローズド・サークル物ということもあって死者数一気に四倍増という大盤振る舞い(?)である。とはいえアップしたのは死者数だけではない。ミステリ的にも見違えるくらい完成度が上がっている。

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posted at 19:45:43

麻里邑圭人 @mysteryEQ

11年3月29日

田代裕彦「平井骸惚此中ニ有リ 其貮」読了。担当編集者・緋音の誘いにより那須の一等地にある山深い洋館のホテルに避暑にやって来た探偵作家・平井骸惚一行はそこで華族・日下家の跡目争いに端を発する連続殺人事件に巻き込まれる。折からの嵐により孤立した洋館で一人、また一人と消されていく――。

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posted at 19:44:48

麻里邑圭人 @mysteryEQ

11年3月29日

また探偵役の設定の関係もあってこの時代の探偵小説事情がふんだんに語られるのもミステリ好きには嬉しい限り。ただミステリとして見た場合、トリックが小粒過ぎて非常に物足りない。あくまで探偵小説の雰囲気とキャラを楽しむのみに留めたい。

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posted at 19:43:11

麻里邑圭人 @mysteryEQ

11年3月29日

今は無き富士見ヤングミステリー大賞の第三回大賞受賞作である本作は、ラノベでは珍しい講談調の文体を採用した探偵小説である。勿論この文体を採用したのは大正という時代の雰囲気を出すためだと思われるが、この手の作品にありがちな読みにくさがほとんどないのは個人的に好印象。

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posted at 19:42:00

麻里邑圭人 @mysteryEQ

11年3月29日

田代裕彦「平井骸惚此中ニ有リ」読了。時は大正十二年。探偵小説家、平井骸惚の許に帝大生の河上太一が弟子入りしてしばらく経ったある日、骸惚の知人・池谷是人が密室状態の庭で首吊り死体となって発見される。一見それは自殺に思えたが、骸惚は「池谷先生は自殺などしていない」と断言する。

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posted at 19:40:42

2011年03月28日(月)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

11年3月28日

最終章に至ってはこれぞ小川勝己と言わんばかりの弾けっぷりで破滅へ向かった怒涛の展開もさることながらミステリとしての着地も素晴らしい。その他にも作者が偏愛する横溝正史や梶芽衣子の小ネタがそこかしこに盛り込まれておりファンは勿論のことコン・ゲーム好きも見逃せない作品に仕上がっている。

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posted at 21:27:08

麻里邑圭人 @mysteryEQ

11年3月28日

全五章からなる本作は、一介の大学生たちがいかにして相手から金を騙し取るかという過程を描いたコン・ゲーム小説である。そして同時にこれは作者のデビュー作である「葬列」の変奏曲であると感じた。舞台や設定こそ違えど、本作は「葬列」と構成が非常によく似ている。

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posted at 21:22:44

麻里邑圭人 @mysteryEQ

11年3月28日

小川勝己「この指とまれ」読了。「だから、犯罪をやるんだよ」大学生の博貴はある事情からサークルの先輩である歩らが始めた詐欺の片棒を担ぐことになる。彼らが詐欺を成功させる毎にどんどん敵の数も増えてゆく。詐欺師。ヤクザ。そして今度は警察か。「……破滅に向かって一直線ってやつじゃねえか」

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posted at 21:21:48

2011年03月26日(土)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

11年3月26日

だが、それ以上にインパクトがあるのが後編の三編で、これがあることにより本作に対する評価を何とも複雑なものにしている。ただ単純にこの作品が好きか否かの話をするのであれば個人的には好きである。そしてこういうオチにしたことで本作が忘れ難い特異な作品になったのは間違いない。

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posted at 16:56:09

麻里邑圭人 @mysteryEQ

11年3月26日

……が、正直本作をどう評価していいものやら迷っている。本作に収録された全七編のうち前半の四編は真っ当な本格と言っていいだろう。いずれも「日常の謎」と真相のギャップが魅力的で、特に絨毯盗難事件を扱った「空飛ぶ絨毯」の真相はなかなか凄まじいものがある。

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posted at 16:55:05

麻里邑圭人 @mysteryEQ

11年3月26日

沢村浩輔「インディアン・サマー騒動記」読了。何故か夜中に営業する無人駅の床屋、寝ている間に盗まれた室内の絨毯、ドッペルゲンガーがいる廃工場での冒険、そして奇妙な遺言に端を発した宝探し……本作は第四回ミステリーズ!新人賞受賞作「夜の床屋」を含む全七編の連作ミステリ短編集である。

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posted at 16:54:06

2011年03月25日(金)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

11年3月25日

とはいえ、そんな本作にもミステリ要素が全くないわけではない。これが計算なのかどうなのか判別できないが、最後の最後で本作は「真犯人は殺人鬼の群れの中に隠せ」と言わんばかりの真相をやってのけている。決して人には勧められない作品だが、個人的にはこういった作品は嫌いではない。

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posted at 23:21:45

麻里邑圭人 @mysteryEQ

11年3月25日

だが、生憎本作には推理要素なんてものはカケラも存在しない、ただひたすら厨二病的ラノベキャラによる壊れた物語が展開する。言うなれば本作は「行く先々で人間が死ぬという」という名探偵の条件を拡大解釈し、暴走されたような物語なのだ。

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posted at 23:20:42

麻里邑圭人 @mysteryEQ

11年3月25日

オヤジギショウ「病ミノ中ニ佇ンデ」読了。「探偵小説は、好きですか?」という台詞と共に語られる「行く先々で人間が死ぬ」という名探偵に欠かせない条件(?)。そして、その後に幕を開ける地方都市を舞台にしたバラバラ殺人事件。それはミステリファンならば誰しも心躍る導入部だろう。

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posted at 23:19:44

麻里邑圭人 @mysteryEQ

11年3月25日

ベストは第三話「ヴィノグラードフ・クジミン『論理学入門』(青木文庫)」。作者があとがきで古書についての話を書きたかったと語るだけあって、収録作はいずれも古書との結び付きが強く、そういう意味では古書好きの人にもお勧めの作品と言えるかもしれない。

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posted at 19:31:56

麻里邑圭人 @mysteryEQ

11年3月25日

良質な日常の謎もの短編集。本格と思って読むと若干詰めの甘さが気になるものの、普通のミステリとしては充分許容範囲だと思う。ちなみに第一話はミステリと言うより主人公のキャラを立たせるためのエピソードという意味合いが強く、ミステリとしての本番は二話目からと考えた方がいいだろう。

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posted at 19:30:59

麻里邑圭人 @mysteryEQ

11年3月25日

三上延「ビブリア古書堂の事件手帖」読了。鎌倉の片隅にある古本屋「ビブリア古書堂」。そこの店主は人見知りが激しいけれど、古書に関する知識は目を見張るものがある若く美しい女性だ。彼女はその膨大な知識と優れた洞察力を活かして、店に持ち込まれた様々な謎を解き明かしていく。

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posted at 19:29:56

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