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麻里邑圭人

@mysteryEQ

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  • 自己紹介 ミステリ初心者。非実在探偵小説研究会所属。 【好きな作家】飛鳥部勝則/梶龍雄/殊能将之/早坂吝/麻耶雄嵩 【好きな作品】「カルロッツァの翼」「殉教カテリナ車輪」「竹馬男の犯罪」「翼ある闇」「魍魎の匣」 【好きな映画】「キルビルVol.1」「サスペリア」「サンタ・サングレ/聖なる血」「ダークナイト」「リベリオン」
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2020年12月30日(水)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

20年12月30日

リレー小説としては色々と問題があるものの(そもそも担当作家が自分の作品のキャラクターを必ず登場させなければいけないという縛りもキツい)、とりあえず第5話の凄さだけでも読んでほしい作品である。

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posted at 17:53:40

麻里邑圭人 @mysteryEQ

20年12月30日

正直田代裕彦がいなかったらこのリレー小説は空中分解していたといっても過言ではなく、間違いなくMVPクラスのファインプレーである。だがそこまでやったにも拘わらずオチは寒いまでのただの内輪ネタであり、それを見て個人的には富士見ミステリー文庫が没落したのもさもありなんと思ってしまった。

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posted at 17:53:27

麻里邑圭人 @mysteryEQ

20年12月30日

しかしながら第5話担当の田代裕彦で状況は一変。それまで誰もまともに活用しようとしなかった(!)ノートのルールと物語の展開を論理的に整理し、矛盾点からリレー小説の方向性を決定づけるある事実を導き出すという本格ミステリの書き手らしい離れ業をやってのけて、読者を唖然とさせてくれる。

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posted at 17:53:05

麻里邑圭人 @mysteryEQ

20年12月30日

今はなき富士見ミステリー文庫の作家陣・新井輝、築地俊彦、水城正太郎、師走トオル、田代裕彦、吉田茄矢、あざの耕平によって執筆されたリレー小説。リレー小説といっても第4話までは担当作家がかなり好き勝手に書いており、その纏める気が一切ない内容に読んでいる方としては不安になることだろう。

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posted at 17:52:04

麻里邑圭人 @mysteryEQ

20年12月30日

田代裕彦他「ネコのおと リレーノベル・ラブバージョン」読了。幾つかのルールが書かれた「クラスのみんなのための学級日誌」と題されたノートが引き起こす不思議な現象の数々。一方「ネコノート(仮)」と仮称されるリレー小説の執筆に関わった作家陣は現実と虚構が交錯した事件に巻き込まれていく。

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posted at 17:51:18

麻里邑圭人 @mysteryEQ

20年12月30日

前述した「ラウンドアバウト」というキーワードが最終話「失恋覚悟のラウンドアバウト」で回収されるという構成は残念ながら改題のせいで些か損なわれてしまった感はあるものの、それを差し引いても作者が張り巡らせた伏線が最終話でどう繋がっていくのか、その回収劇は見るべき価値があるだろう。

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posted at 16:30:15

麻里邑圭人 @mysteryEQ

20年12月30日

とはいえ各話はよく練られたドタバタ喜劇として楽しいし「伏線の狙撃手」という作者の異名(帯ではなぜか「伏線の魔法使い」に変わっていたけれど)に相応しく、ここぞというポイントで伏線が効果を発揮し、登場人物たちの隠された関係性が浮かび上がる点は○。

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posted at 16:29:42

麻里邑圭人 @mysteryEQ

20年12月30日

更に言えば本作は冒頭で「ラウンドアバウト」というキーワードを出し、それを最終話「失恋覚悟のラウンドアバウト」で回収するという構成となっているため、正直この改題は分かっていないと言わざるを得ないのが難。

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posted at 16:29:22

麻里邑圭人 @mysteryEQ

20年12月30日

「失恋覚悟のラウンドアバウト」を文庫化&改題した恋愛群像劇連作。恋愛を題材にしていると言っても恋愛小説のようなロマンチックな内容ではなくどちらかと言えば○ャグマンガ日和のような不条理ギャグ物のノリであり、もしこのタイトルに惹かれて本作を手に取ったとしたらかなり困惑するに違いない。

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posted at 16:28:57

麻里邑圭人 @mysteryEQ

20年12月30日

浅倉秋成「失恋の準備をお願いします」読了。告白を断るため魔法使いだと嘘をついてしまった女子高生。フリたい私とめげない彼。モテすぎて困る男子高生。盗み癖のある女の子に恋する小学生。ブラック企業を辞めたいサラリーマン……一つの町で繰り広げられる五つの恋と嘘はやがて大事件を引き起こす。

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posted at 16:28:32

2020年12月27日(日)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

20年12月27日

そして、そうした積み重ねの結果、主人公の物語だけでなく主人公を支えていた妹の物語にもきちんと決着をつけた点も○で、いかにもありがちなタイトルとは裏腹に、なかなかどうしてよく練られた構成に唸らされること請け合いの秀作である。

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posted at 13:21:15

麻里邑圭人 @mysteryEQ

20年12月27日

加えて探偵役が状況により変わっていくのも見逃せない点であり、前半は頭脳明晰な妹が何気ない気付きから論理的に謎を解き明かしていたのに対し後半では一転主人公の立場だからこそ解ける謎にシフトすることでそれまで妹に助けられてばかりいた主人公の兄らしさ、男らしさを際立たせてみせる所も巧い。

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posted at 13:20:47

麻里邑圭人 @mysteryEQ

20年12月27日

電撃小説大賞金賞受賞作家による、初恋の人探しをテーマにした青春恋愛ミステリ。本作でまず目を惹くのは初恋の人を探す過程で様々な日常の謎に遭遇する点であり、それを解き明かし隠されていた心情を浮き彫りにすることで本筋の物語にも影響を与え、次の展開へと繋がっていく流れが実に技巧的。

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posted at 13:19:34

麻里邑圭人 @mysteryEQ

20年12月27日

小川晴央「終わった恋、はじめました」読了。意地を通し会社を退職した俺は久々に会った妹と共に、難病を抱えた高校時代の恋人を捜しに旅に出た。忘れられない初恋を捨てるため彼女の足跡を辿りながら妹と俺が出会うのは切なく優しい恋と謎。旅の終着地で俺が目にした終わった恋の結末とは?

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posted at 13:19:13

2020年12月25日(金)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

20年12月25日

惜しむらくはお手伝いのおばさんキャラの存在意義があまり感じられない点だが、それを差し引いても本作がこれまで作者が発表した三作中最も青春小説とミステリの融合に磨きがかかった作品であるのは間違いない。

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posted at 20:56:31

麻里邑圭人 @mysteryEQ

20年12月25日

本作がミステリとして浮かび上がらせるのは千尋の正体だけではなく、彼女が寺にやって来るに至った心の軌跡であり、それがゆかりの葛藤や度々作中で語られた説法と結び付くことで最終的にメインの三人が救われる構成となっている点が実に秀逸。

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posted at 20:56:16

麻里邑圭人 @mysteryEQ

20年12月25日

尤もミステリ展開となるのはかなり後半になってからでそれまでは進路に悩みつつも兄妹の生活に突然割り込んできた千尋に苛立ちを隠せないゆかりの様子が丹念に描かれることになる。そうして不意に千尋がいなくなるに至り、思わぬボーイミーツガールと共にミステリとしての顔がようやく立ち現れるのだ。

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posted at 20:55:50

麻里邑圭人 @mysteryEQ

20年12月25日

突然寺に押しかけてきた謎の美女の正体に迫る青春ミステリ。「そよかぜキャットナップ」で講談社BOX新人賞を受賞した作者が気付いたらお坊さんになっていたのにはビックリしたが、本作にはちゃんと(?)その経験が活かされており、更に終盤では野球小説にもなるという至れり尽くせりぶりが面白い。

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posted at 20:55:33

麻里邑圭人 @mysteryEQ

20年12月25日

靖子靖史「空色カンバス 瑞空寺凸凹縁起」読了。三十間近な日比野隆道和尚と高校三年生の妹・ゆかりと暮らす寺に美女・千尋が逃げ込んできた。着の身着のまま「夫から逃げてきた」という彼女を日比野兄妹は一時的に匿うことになるが……。果たして謎の美女との共同生活の行方は?

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posted at 20:55:12

麻里邑圭人 @mysteryEQ

20年12月25日

突出したものこそないが、無難に纏められてはいるので過度な期待さえしなければ楽しめる作品である。

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posted at 19:27:32

麻里邑圭人 @mysteryEQ

20年12月25日

伝奇ホラーとしては割りとベタな内容ながら、ここぞというツボはしっかりと押さえられており、ライトノベル的ボーイミーツガールを思わせる片翼の天女・妃沙子との出会いから一転、おぞましい村の秘密が明らかになり大破局へと雪崩れ込んでいくまでの過程を一気に読ませてくれる。

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posted at 19:27:21

麻里邑圭人 @mysteryEQ

20年12月25日

天津人(天女)伝説が残る村が舞台の伝奇ホラー。作者はこれまで二作品のミステリを書いているが一作目の「ファイナリスト/M」では清涼院流水の影響を、二作目の「ジャッジメント/Q」では京極夏彦の影響を感じると思っていたら三作目である本作では民俗学をベースにした伝奇ホラーなのが興味深い。

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posted at 19:27:05

麻里邑圭人 @mysteryEQ

20年12月25日

天原聖海「翼姫 -closed summer closed sky-」読了。民俗学研究会の調査旅行で天津人(天女)伝説が残る静岡県中部の田舎町・比良賀町を訪れた堤裕司はそこで片翼の天女・妃沙子に出会う。彼女は不思議な力で再起不能だった裕司の脚を元通りに治し彼を喜ばせるが一行が町を去る朝、事件は起こった。

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posted at 19:26:24

2020年12月24日(木)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

20年12月24日

かなりやりたい放題なので人を選ぶ作品ではあるものの、逆を言えば変なミステリを読みたい人には打ってつけの怪作である。

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posted at 22:57:25

麻里邑圭人 @mysteryEQ

20年12月24日

最後まで読んでみると本作がミステリであることは紛れもない事実であり、しかも犯人を当てるためにはまず物語の構造を理解する必要があるという実にひねくれたフーダニット物になっている。加えて終盤にはちょっとしたコンゲーム要素もあり、更に名探偵パロディ小説でもあったりするのが面白い。

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posted at 22:57:12

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20年12月24日

しかしそこはダンゲロスシリーズ、真っ当なミステリであるはずもなく、物語の大半が上空500メートルに浮かぶ学園というクローズド・サークル(!)で展開される異能力者たちによる虐殺とバトルに費やされることとなる。……では冒頭の宣言は嘘なのかと言えば、さにあらず。

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posted at 22:56:50

麻里邑圭人 @mysteryEQ

20年12月24日

魔人と呼ばれる異能力者たちが学園で繰り広げるバトル&スプラッターが特徴のダンゲロスシリーズ二作目。まず冒頭の「はじめに」で作者は本作が『殺人事件』『被害者』『犯人』『クローズド・サークル』『名探偵』に彩られたミステリであることを宣言しておりそれに胸踊らせる読者も少なくないだろう。

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posted at 22:56:36

麻里邑圭人 @mysteryEQ

20年12月24日

架神恭介「飛行迷宮学園ダンゲロス―『蠍座の名探偵』―」読了。魔人と呼ばれる異能力者たちが集う私立希望崎学園の番長グループが仲間を殺した犯人の引渡しを求めて天道高校に乗り込んできた挙げ句、虐殺を開始する。予想外のクローズド・サークルと化した学園で惨劇と混乱の果てに待ち受ける真実とは?

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posted at 22:56:18

2020年12月20日(日)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

20年12月20日

ただ終盤、ちょっと意外な事実が明かされるものの、折角のサプライズも何のルールもなしにやったのでは意味がない。あとがきによると担当編集には「この作品はミステリです」と言われたとのことだが編集は勿論、作者もミステリというものを根本的に勘違いしていると言わざるを得ない作品である。

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posted at 16:05:55

麻里邑圭人 @mysteryEQ

20年12月20日

しかもタチが悪いのは何の前触れもなしに次々とドラえもんの秘密道具並みのお手軽さで“超理具が出てくる点であり、ミステリを期待して読んだ読者は正直興醒めもいいところである。更にヒロインも何でもありの超人設定とあっては端からミステリをやる気がないと言われても仕方がないだろう。

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posted at 16:05:43

麻里邑圭人 @mysteryEQ

20年12月20日

帯によると本作は「多趣味すぎる天才少女と作家を目指す凡才少年の奇妙な学園青春ミステリー」とのことだが、結論からいうと本作はミステリーではない。というのも本作で出てくる謎のほとんどは全て“超理具”と呼ばれる不思議な道具の仕業で終わってしまうからだ。

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posted at 16:05:18

麻里邑圭人 @mysteryEQ

20年12月20日

辻室翔「ナゾトキ女とモノカキ男。 未来を写すカメラと人体消失」読了。趣味であらゆる道を極めるところから史上最強のアマチュアという異名を持つ変人少女・未十士早來。そして今は謎解きが趣味の彼女は「未来を写すカメラ」と作家を夢見る僕をお供に巷を騒がす都市伝説「人体消失事件」の謎に挑む。

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posted at 16:05:00

麻里邑圭人 @mysteryEQ

20年12月20日

作者がシリーズを今後どう展開させていくのかは不明だが、本作に限って言えば前作の延長線上ではなく、あくまで主人公が抱えた問題に決着をつけるためにあえて青春ミステリという枠組みを用いたと捉えるべきかもしれない。

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posted at 13:22:44

麻里邑圭人 @mysteryEQ

20年12月20日

(但しそこまでやっておいて過去の事件の犯人の動機に踏み込まなかったのは釈然としないものがあるが)その相性の悪さを作者自身も理解しているのか、物語終盤には倉阪鬼一郎を思わせる仕掛けを盛り込むなど、この探偵役ならではのケレン味ある見せ場を用意したりしてフォローしている。

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posted at 13:22:19

麻里邑圭人 @mysteryEQ

20年12月20日

正直に言えば「迷宮落としの魔女」の設定と青春ミステリという組み合わせはかなり相性が悪く、加えて詰め込みすぎて余裕のない展開はややもすると読者に悪印象を与えかねないだろう。しかしながら、そこまでして作者がやりたかったものは分からなくはないし

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posted at 13:21:46

麻里邑圭人 @mysteryEQ

20年12月20日

前作では「迷宮落としの魔女」の設定にメフィスト賞作品を思わせる本格ミステリの多様性を窺わせつつ探偵と魔女の知恵比べを中心に描いていたのに対し本作では一転して粗筋からも分かる通り「クドリャフカの順番」のような青春ミステリメインで描いているので人によっては戸惑いを覚えるかもしれない。

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posted at 13:21:18

麻里邑圭人 @mysteryEQ

20年12月20日

謎の神秘性を守るために探偵よりも先に真相に辿り着き、それを基にした工作によって探偵の推理を潰す「迷宮落としの魔女」の活躍を描く「シュレディンガーの猫探し」シリーズの二作目。しかしながら物語としては前作と完全に繋がっているため、必ず前作から先に読むことをお勧めしたい。

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posted at 13:20:57

麻里邑圭人 @mysteryEQ

20年12月20日

小林一星「シュレディンガーの猫探し2」読了。東高の文化祭・七夕祭の直前、空から光と共に届いたのは暗号文で書かれた「東高五十面相」からの予告状。それは死んだ飛鳥姉さんが過去に起こした事件の模倣だった。七夕祭を舞台に続発する謎の盗難事件を巡り、新たな探偵と魔女の知恵比べが始まる。

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posted at 13:20:22

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