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麻里邑圭人

@mysteryEQ

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  • 現在地 涅槃
  • 自己紹介 ミステリ初心者。非実在探偵小説研究会所属。 【好きな作家】飛鳥部勝則/梶龍雄/殊能将之/早坂吝/麻耶雄嵩 【好きな作品】「カルロッツァの翼」「殉教カテリナ車輪」「竹馬男の犯罪」「翼ある闇」「魍魎の匣」 【好きな映画】「キルビルVol.1」「サスペリア」「サンタ・サングレ/聖なる血」「ダークナイト」「リベリオン」
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2020年05月05日(火)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

20年5月5日

一応動機の伏線は辛うじて張ってあるものの、読者がそれを推理するのはほぼ不可能と言っていいだろう。尤も本作はサスペンス推理と謳っているのでフェアプレイを求めるのがそもそも筋違いなのかもしれないが、それを差し引いても身勝手すぎる主人公に対し好みが大きく分かれそうな作品である。

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posted at 16:47:41

麻里邑圭人 @mysteryEQ

20年5月5日

この作者にしては珍しい雪の山荘物。次々とテンポ良く起こる不可解な出来事は面白いが、肝心の真相がいただけない。最後に実は◯◯ネタの作品だったことが明かされるものの、それをやる必然性もさることながら、根本的に犯人の計画そのものに疑問を感じる点が多々あるのが難。

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posted at 16:47:10

麻里邑圭人 @mysteryEQ

20年5月5日

皆川博子「殺意の軽井沢・冬」読了。推理作家の日崎萌子は同業者の木谷梨世に招かれて軽井沢の山荘にやってきた。その直後、度重なるアクシデントと吹雪により山荘は外部との連絡が取れぬ密室と化する。そして遂に起こる殺人事件。状況的に萌子に疑いがかかる中、彼女の目の前で第二の殺人が……。

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posted at 16:46:40

2020年05月02日(土)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

20年5月2日

ミステリとしてというよりも、むしろ小説としての良さが感じられる作品集である。

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posted at 17:37:30

麻里邑圭人 @mysteryEQ

20年5月2日

結末といえば三編目の「長崎から来た女」もまた最後に唐突に知らされる事実が物語に何とも言えない深みを与えているし、トリを飾る表題作においてはそれぞれの思いを胸に山を目指す男たちの姿に「風よ、緑よ、故郷よ」でも見られた爽やかさを見出だすことができるだろう。

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posted at 17:37:11

麻里邑圭人 @mysteryEQ

20年5月2日

ミステリとして見るべきものがあるのは二編目の「ぼくの愛した少女」で、何気ない場面や性的描写が奇抜なトリックや動機と繋がる点もさることながら、何より青春の苦さが結末の絶妙な余韻を生んでいるのがいい。

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posted at 17:36:03

麻里邑圭人 @mysteryEQ

20年5月2日

四編の小説とエッセイで構成された作品集。四編中ミステリと言えるのは前半の二編のみで、後半二編はどちらかというとミステリアスと読んだ方がいいかもしれない。その一方で四編中三編が何らかの青春要素を含んでおり、そういう意味では実に作者らしい作品集と言えるだろう。

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posted at 17:35:29

麻里邑圭人 @mysteryEQ

20年5月2日

岩崎正吾「風の記憶」読了。列車に首を切断された死体の謎、溺死した野球部のエースと幼なじみの少女の関係、チケット販売のノルマを押し付けられて困っているぼくが出会ったミステリアスな女、少年時代に山中で見た幻の村と失踪した親友……表題作含む四編を収録した著者初の短編集。

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posted at 17:35:07

2020年05月01日(金)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

20年5月1日

唯一収録作でミステリ要素が見出だせるとするなら失踪した依頼人の姉を探す「姉は何処」で、怪異から何が起きたのかを推理し罠をかけるところは最も前作のテイストに近いと言えるだろう。正直前作のようなものを求めると物足りなさはあるが、その点に特に拘りがない読者であれば楽しめる作品である。

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posted at 18:16:24

麻里邑圭人 @mysteryEQ

20年5月1日

心霊探偵・濱地健三郎が探偵役を務める連作ホラーミステリシリーズの二作目。前作は怪異を気付きとして巧く活かしたミステリだったのに対し、本作では一転してミステリ要素はだいぶ薄くなり、怪談寄りのものが大半を占めている印象がある。

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posted at 18:16:00

麻里邑圭人 @mysteryEQ

20年5月1日

有栖川有栖「濱地健三郎の幽たる事件簿」読了。猫と二人暮らしをしていた姉の失踪、溺死した資産家の弟に憑いているものの正体、ミステリー研究会の部室で起きる怪異……年齢不詳の探偵・濱地健三郎は助手のユリエと共に幽霊を視る能力と、類まれな推理力で七つの奇怪な事件を解き明かしていく。

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posted at 18:15:33

2020年04月30日(木)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

20年4月30日

但し本歌取りがミステリ的仕掛けとして巧く結び付いていた前作に比べると本作はそれほど効果的とは言い難いし、個々の事件にしても脱力感が否めず悪い意味でトホミスになってしまっている。率直に言って前作よりも数段劣る、残念な作品である。

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posted at 17:39:04

麻里邑圭人 @mysteryEQ

20年4月30日

「探偵の夏あるいは悪魔の子守唄」から始まる古典ミステリの本歌取りシリーズ《探偵の四季》の三作目。前作とは打って代わって連作形式となった本作はタイトル通りホームズ物を元ネタにしているが人によっては舞台が横浜ということもあり、御手洗潔シリーズを思い出すかもしれない。

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posted at 17:38:48

麻里邑圭人 @mysteryEQ

20年4月30日

岩崎正吾「探偵の冬あるいはシャーロック・ホームズの絶望」読了。事件は二つある。禿頭とイヌにまつわる事件なんだ――。落馬事故後の意識喪失状態からシャーロック・ホームズとして蘇生した男の許へ舞い込んだ不可解な謎はやがて宿敵であるあの男との対決へと繋がっていく。

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posted at 17:37:58

2020年04月29日(水)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

20年4月29日

その一方で興味深いのは最後に明らかになる「猥の悲劇」を体現した事件の構図で、ある意味前作の横溝とクイーンのハイブリッドと言えるかもしれない。本作は元ネタを知っている人ほど楽しめる秀作である。

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posted at 17:36:43

麻里邑圭人 @mysteryEQ

20年4月29日

とはいえクイーン作品とは異なり本作ではロジックを特に意識していないため、そちらを期待すると些か物足りないかもしれない。しかしながら本作ではあるクイーン作品の要素を巧く仕掛けとして盛り込んでおり、最後まで読むと「成る程、そうきたか」と思わずニヤリとなるに違いない。

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posted at 17:36:12

麻里邑圭人 @mysteryEQ

20年4月29日

「探偵の夏あるいは悪魔の子守唄」に続く古典ミステリの本歌取りシリーズ《探偵の四季》の二作目。今回はタイトルにある通り「猥(わい)の悲劇」もとい「Yの悲劇」を元にしているが、読んでいるとクイーンの他の作品の要素もちらほらと見受けられる。

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posted at 17:35:44

麻里邑圭人 @mysteryEQ

20年4月29日

岩崎正吾「探偵の秋あるいは猥の悲劇」読了。自殺した甲府有数の名士・八田家の当主の一周忌が間近に迫り、遺族によって追善興行が計画された。耳の遠い老優が八田家を訪れて間もなく、連続殺人の幕が切って落とされる。当主が遺した「死のノート」に操られるようにして次々と起こる事件の行方は?

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posted at 17:35:00

2020年04月28日(火)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

20年4月28日

その一方で本作は「風よ、緑よ、故郷よ」の姉妹編とも言うべき側面を持ち合わせている。「風よ、緑よ、故郷よ」を読んでいると主人公の立ち位置から真相に至るまで、見事なまでに対になっていることに気付かされるだろう。本作は「風よ、緑よ、故郷よ」と比較して読むとより一層楽しめる良作である。

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posted at 18:19:53

麻里邑圭人 @mysteryEQ

20年4月28日

祖母の謎めいた遺言に従い孤島を訪れた青年が連続殺人に巻き込まれる長編ミステリ。「風よ、緑よ、故郷よ」と同様、本作もまた主人公は勿論のこと、島に住む人々が生き生きと描かれており、それが事件の悲劇性に拍車をかけているのがいい。加えて時代設定が事件の真相に説得力を与えているのも◯。

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posted at 18:19:30

麻里邑圭人 @mysteryEQ

20年4月28日

岩崎正吾「闇かがやく島へ」読了。「島に行け」という祖母の遺言に従い、主人公の青年・大地は島へ渡ることにした。しかし彼が到着するやいなや、島の人間が何者かに次々と殺され始め、彼の許に謎の脅迫文が届く。自分と一連の事件の間に関わりを感じた彼は犯人を探し出すべく立ち上がる。

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posted at 18:18:49

2020年04月27日(月)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

20年4月27日

本作はあくまでミステリでなくてもいいからシリーズの続きが読みたいんだという読者にしかお勧めできない、かなり人を選ぶ作品である。

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posted at 18:38:06

麻里邑圭人 @mysteryEQ

20年4月27日

一応物語として楽しめなくはないが、正直なところ、どうしてこうなった感は否めない。しかもそれは作者も同じらしく「この人々(『風よ、緑よ、故郷よ』の主要登場人物三人)がどこまで行こうとしているのか、それは作者の私にもわかりません」と作者の言葉で語っているのだから始末が悪い。

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posted at 18:37:41

麻里邑圭人 @mysteryEQ

20年4月27日

「風よ、緑よ、故郷よ」から始まる、椿屋敷の跡取り・刈谷正雄を主人公とするシリーズの三作目。前作「恋の森殺人事件」も一作目とはだいぶ毛色が異なる作品だったが、三作目の本作ではあろうことかミステリですらなくなって西村寿行的山岳冒険ロマン(!)になってしまったのにはさすがに驚いた。

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posted at 18:37:13

麻里邑圭人 @mysteryEQ

20年4月27日

岩崎正吾「夜叉神山狐伝説」読了。信玄隠し湯から源じいが突然、消えた。椿屋敷の跡取り・刈谷正雄は源じいの足跡を追って富士山麓に潜入するが、粉雪舞う山中で何者かに襲われ、危うく命を落としそうになる。そして、それをきっかけに彼は謎の集団「山の衆」と妖狐の死闘に巻き込まれていく。

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posted at 18:36:55

2020年04月26日(日)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

20年4月26日

「HOUSE」観了。オーソドックスなお化け屋敷物ながら前衛的かつ演劇風な見せ方とやりたいことを詰め込んだと言わんばかりのジャンルミックス要素によって今見てもかなり独自性の高い作品に仕上がっている。ただ見た目に反してスプラッターシーン多めの内容とあんまりな結末にはちょっと驚いた。

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posted at 20:14:04

麻里邑圭人 @mysteryEQ

20年4月26日

勿論その真相がただ奇をてらっただけではないことは読めば一目瞭然なのだが、人によってどう捉えるかは大きく分かれるに違いない。少なくとも前作のようなものを期待すると呆気に取られること請け合いの問題作である(個人的には好き)。

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posted at 13:36:02

麻里邑圭人 @mysteryEQ

20年4月26日

本作について作者は「数あるミステリの中で、この小説の結末があまり例のないものであることには自信があります」と語っているが、その言葉通り本作には唖然とするような真相が待っている。見ようによってはとんでもないバカミスであり、それはタイトルの意味が分かるとより強調されることだろう。

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posted at 13:35:44

麻里邑圭人 @mysteryEQ

20年4月26日

「風よ、緑よ、故郷よ」に続いて、椿屋敷の跡取り・刈谷正雄が探偵役を務める田園ミステリシリーズの二作目。といっても本作には前作のようなのどかな田園感(?)はあまりなく、どちらかというと山を舞台に内容紹介に書かれている「人間と自然」というテーマを描いているように思う。

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posted at 13:35:28

麻里邑圭人 @mysteryEQ

20年4月26日

岩崎正吾「恋の森殺人事件」読了。早春の山里を襲った白昼の銃撃事件。一度目は野猿公園にやってきた女子高生たちが、二度目は祭りの最中に太鼓叩きの老人が相次いで狙撃されたのだ。事件の解明に乗り出した椿屋敷の跡取り・刈谷正雄は、やがて奇妙な片腕の男が事件の鍵を握っていると睨むがーー。

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posted at 13:34:43

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